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	<title>脳科学辞典 - 利用者の投稿記録 [ja]</title>
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	<updated>2026-04-12T16:23:30Z</updated>
	<subtitle>利用者の投稿記録</subtitle>
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		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E4%BD%93%E6%80%A7%E6%84%9F%E8%A6%9A&amp;diff=16756</id>
		<title>体性感覚</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E4%BD%93%E6%80%A7%E6%84%9F%E8%A6%9A&amp;diff=16756"/>
		<updated>2012-12-26T01:23:45Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：somatosensation　独：Tastsinn　仏：somesthésie &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　体性感覚とは[[触覚]]、[[温度感覚]]、[[痛覚]]の[[皮膚感覚]]と、筋や腱、関節などに起こる[[深部感覚]]から成り、[[内臓感覚]]は含まない。皮膚感覚が皮膚表面における感覚であるのに対し、深部感覚とは身体内部の感覚を意味する。後者は[[固有感覚]]または[[自己受容感覚]]とも呼ばれ、[[筋受容器]]からの伸縮の情報により、身体部位の位置の情報が得られる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 皮膚感覚受容器  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
 触覚や振動覚に関わる受容細胞構造が明確なものと、主に温度感覚や痛覚に関わる自由神経終末がある。&amp;lt;br&amp;gt;適刺激による分類、順応による分類がある。皮膚感覚受容器の興奮を伝える末梢神経は後根神経節にある偽単極型神経細胞の軸索である。&amp;lt;br&amp;gt;末梢神経には有髄と無髄があり、有髄神経では太いほど伝導速度が速い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 機械受容器  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:Gray936.png|thumb|200px|&#039;&#039;&#039;図1．マイスナー小体&#039;&#039;&#039;]]&lt;br /&gt;
[[image:Gray935.png|thumb|200px|&#039;&#039;&#039;図2．パチニ小体&#039;&#039;&#039;]]&lt;br /&gt;
[[image:Gray937.png|thumb|200px|&#039;&#039;&#039;図3．ルフィニ終末&#039;&#039;&#039;]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
mechanoreceptor &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　体性感覚における機械受容器は、外部との接触または自己の運動や姿勢の変化によって起こる、圧迫・伸展などの皮膚、筋、腱、関節の変化を検出する細胞である。[[受容野]]の広さと刺激に対する応答のなれ(順応)の速さが異なる４種類の細胞がある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==== マイスナー小体  ====&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Meissner corpuscle&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　機械受容器の4割以上を占め、皮膚の表面近い真皮に存在し、受容野が狭く、順応が速い（RA1, rapidly adapting)。接触した対象の細部を検出し、体表面の限局した部分の触覚情報を処理する(図1）。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==== メルケル盤 ====&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Merkel cells&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　表皮の最深部にあり、受容野は狭いが、順応が遅い(SA1, slowly adapting)。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==== パチニ小体 ====&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Pacinian corpuscle&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　表皮の深部にあり、受容野が広く境界が不鮮明であり、順応が速い(RA2)(図2）。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==== ルフィニ終末 ====&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Ruffini endings&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　表皮の深部にあり、受容野が広いが順応が遅い(SA2)。広い受容野を持つ受容器は、たとえば掌への機械刺激と手の甲への機械刺激を区別しない(図3）。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 温度感覚器  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　身体部位によって密度が異なり、たとえば口唇は足裏の６倍の密度である。また刺激される範囲が広いほど温感が強くなることから、一定の面積に刺激があると温感が生じると考えられている。冷たいと感じる点である[[冷点]]は[[温点]]よりも圧倒的に多い（前腕の温点と冷点の密度はそれぞれ約0.24/cm2、7/cm2　&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;Strughold, H., &amp;amp; Porz, R.&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Density of cold spots on the skin of the human body.&amp;lt;br&amp;gt;Zeitschrift für Biologie, 91, 563-571:1931&amp;lt;/ref&amp;gt;）。24～30℃の間では0.5～1℃の弁別が可能であり、体表全体の温度変化ならば0.01℃の差を弁別できる。[[冷受容器]]（冷線維）と[[温受容器]]（温線維）があり、それぞれ15～33℃、33～45℃の刺激に反応する。これらの範囲外の温度には[[痛覚]]が生じる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 侵害受容器 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[末梢神経]]の自由終末であり、組織の侵害・損傷により遊離した発痛物質に反応する。痛みは[[Ａδ線維]]と[[Ｃ線維]]によって伝えられ、前者は機械受容器でもあり、後者は機械刺激に加え、化学的刺激、熱刺激にも反応する。Ａδ線維は温感、Ｃ線維は冷感も伝える。痛みには馴化がない。[[島皮質]]後部が痛みの中枢と見なされている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== かゆみ ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　痛覚と共通する点が多く、Ａδ線維とＣ線維によって伝えられ、化学刺激等で引き起こされる。ヒスタミンはかゆみを誘発する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==深部感覚受容器 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　筋（[[筋紡錘（錘内筋線維と感覚性・運動性神経）]]）、腱（[[ゴルジ腱器官（筋と腱の接合部と腱の中にある線維束）]]）、関節（関節受容器）にあり、それぞれの伸縮により刺激され、[[3a野]]に投射される。身体の運動や位置の変化についての情報を伝える。筋への振動刺激は、[[運動錯覚]]を引き起こすことができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==中枢機構==&lt;br /&gt;
=== 上行系 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　深部感覚器と機械受容器の信号は[[脊髄]]の[[後索]]から[[内側毛帯]]を通り[[視床]][[腹側後外側核]]に達する。温度・侵害および一部の機械受容器からの信号は[[脊髄後角]]から[[脊髄網様体路]]および[[脊髄視床路]]を通り、視床腹側後外側核や[[視床髄板内核群]]に到達する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===視床===&lt;br /&gt;
　末梢から脊髄を通して視床腹側後外側核や視床髄板内核群などに到達した体性感覚情報は、そこで中継された後、[[一次感覚野]]や島皮質へ伝えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[ファイル:Somatosensory cortex ja.png|thumb|right|200px|&#039;&#039;&#039;図4．ホムンクルス&#039;&#039;&#039;]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===体性感覚皮質===&lt;br /&gt;
　[[大脳皮質]]の[[頭頂葉]]に体性感覚野がある。第一[[体性感覚野]](primary somatosensory area, SI)は中心後回、[[ブロードマンの脳地図]]の[[3、1、2野]]にある。第二体性感覚野(secondary somatosensory area, SII)は頭頂弁蓋部に位置し、[[43野]]に当たる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　SI、SIIそれぞれに[[体部位再現]]がある。体部位再現（somatotopy)とは、脳の局所と各身体部位に点対点の対応関係があるこという。体性感覚と運動の体部位局在がある。よく使われる体部位ほど対応する脳の局所も広くなるとされる。ホムンクルスと呼ばれるヒトの体部位再現地図4においては、顔や手指の領域が広い。動物種により体部位再現地図は様々であり、ヒトでも個人差がある&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;Penfield, W., &amp;amp; Rasmussen, T.&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;The cerebral cortex of man: a clinical study of localization of function.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;New York: Macmillan&#039;&#039;:1950&amp;lt;/ref&amp;gt;。身体部位の切断等により体部位再現の再構築が起き、異なる身体部位への感覚が失った身体部位への感覚を生じさせるのが[[幻肢]]である&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 9762952 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　中心後回の後部に[[上頭頂小葉]]があり、前方に[[5野]]、後下方に[[7野]]がある。5野は[[体性感覚連合野]]と呼ばれることもあり、[[2野]]からの投射を受け、視覚と体性感覚の統合、特に到達運動等との関わりが大きい。7野は[[視覚]]が主であるが、[[聴覚]]、体性感覚、[[前庭感覚]]の連合野であり、[[空間知覚]]に関わる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 22805909 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　島皮質は痛覚の処理に関わっており、特に島前部が痛みの[[情動]]的側面&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12965300 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、後部が感覚的処理&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 22036962 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;に関わっていると考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目 ==&lt;br /&gt;
*[[体性感覚野]]&lt;br /&gt;
*[[バレル皮質]]&lt;br /&gt;
（他にございましたらご指摘ください。）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references /&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
(執筆者：橋本照男、入來篤史　担当編集委員：藤田一郎)&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E4%BD%93%E6%80%A7%E6%84%9F%E8%A6%9A&amp;diff=16755</id>
		<title>トーク:体性感覚</title>
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		<updated>2012-12-26T01:21:23Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;==編集　林　橋本先生へのメール==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
橋本照男先生&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　早速のご返事有り難うございました。藤田先生に査読を御願いする前に私の方で、拝見させて頂き、フォーマッティングを加えさせて頂きました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
http://bsd.neuroinf.jp/wiki/体性感覚&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　をご覧ください。以前御送りしたパスワードを御使いください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　全体的に、箇条書きとしました。それにあたり、文章の前後を入れ替えたりしたところがございます。ご確認いただければと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ホムンクルスの図は私の方で入れました。もし必要でしたら、図の説明などを御願いいたします。また、パチニ小体などの図もWikipediaに載っているようですので、私の方でコピーしておきます。皮膚にそれらの感覚器がどのように分布しているか示している図もあればと思うのですが、Wikipediaでは良いのがないようです。いずれももし良い図をお持ちでしたら御願いいたします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　抄録には深部感覚について載っておりますが、本文で触れられておりません。体性感覚の一つかと思いますので、皮膚感覚と同じように触れて頂けないでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　また、中枢経路についてはもし図があれば初学者に判りやすいかと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　お忙しい所大変恐縮ですが、よろしく御願いいたします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　先生には多数の項目を御記述いただき大変恐縮ですが、よろしく御願いいたします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月4日 (火) 09:50 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==編集　林　作業記録==&lt;br /&gt;
*パチニ小体、ルフィニ終末、マイスナー小体の図を挿入。&lt;br /&gt;
*筋紡錘、ゴルジ腱器官、中枢経路の図があればと思います。&lt;br /&gt;
*げっ歯類の体性感覚についてのご解説があればと思います。&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月6日 (木) 01:32 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==担当編集委員　藤田一郎　コメント==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１）皮膚感覚受容器の説明ですが、これらが自由神経終末であること、これら の細胞体が後根神経節や脳神経節に存在することなどの概要を、まず、冒頭で述 べていただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（２）RAI、SAIの略語のIは何を略したものでしょうか。rapid adapting, slow adaptingそれぞれの後ろにIの示す内容を記すことは可能でしょうか。また、 rapidly　adapting, slowly adaptingの方が正しいかもしれません。チェック&lt;br /&gt;
お願いできますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（３）ここで言う順応が何を意味するのかを説明に加えてくださいますよう&lt;br /&gt;
お願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（４）マイスナー小体、メルケル盤、パチニ小体、ルフィニ終末それぞれに英語 を加えてくださいますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（５）温度感覚器：「身体部位によって密度が異なり」とありますがどのように 異なるのでそうか。「また一定の面積に刺激がある温感が生じると考えられてい る」とはどういう意味でしょうか。前文との間に関係はありますでしょうか。冷 点は温点より圧倒的に多いとのことですが、定量的記述が可能でしょうか（どの 位の密度であるとか、冷点が温点の何倍の密度を持つとか）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（６）かゆみ：「痛覚と共通する点が多い」とありますが、何が共通であるかを ご記述ください。また、「化学刺激（ヒスタミン）等で引き起こされる」とありますが、外来の化学刺激と、内在性放出物質であるヒスタミンの記述をわけて、 記述いただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（７）深部感覚受容器：「筋紡錘」、「ゴルジ腱器官」の内容説明をお願いいた します。関節にある深部感覚器官は何と呼ばれるのでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（８）体性感覚皮質：第二段落、第三段落の最終文に、それぞれ引用文献をあげていただけますでしょうか。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==担当編集委員　藤田一郎　コメント続き==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
上記（１）ですが、三叉神経を介した痛みの受容経路についても記述を足していただけますか。前回、私のコメントで、後根神経節と「脳神経節」と書いたのは、この点を述べていました。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E4%BD%93%E6%80%A7%E6%84%9F%E8%A6%9A&amp;diff=16754</id>
		<title>トーク:体性感覚</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E4%BD%93%E6%80%A7%E6%84%9F%E8%A6%9A&amp;diff=16754"/>
		<updated>2012-12-26T01:20:41Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;==編集　林　橋本先生へのメール==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
橋本照男先生&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　早速のご返事有り難うございました。藤田先生に査読を御願いする前に私の方で、拝見させて頂き、フォーマッティングを加えさせて頂きました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
http://bsd.neuroinf.jp/wiki/体性感覚&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　をご覧ください。以前御送りしたパスワードを御使いください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　全体的に、箇条書きとしました。それにあたり、文章の前後を入れ替えたりしたところがございます。ご確認いただければと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ホムンクルスの図は私の方で入れました。もし必要でしたら、図の説明などを御願いいたします。また、パチニ小体などの図もWikipediaに載っているようですので、私の方でコピーしておきます。皮膚にそれらの感覚器がどのように分布しているか示している図もあればと思うのですが、Wikipediaでは良いのがないようです。いずれももし良い図をお持ちでしたら御願いいたします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　抄録には深部感覚について載っておりますが、本文で触れられておりません。体性感覚の一つかと思いますので、皮膚感覚と同じように触れて頂けないでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　また、中枢経路についてはもし図があれば初学者に判りやすいかと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　お忙しい所大変恐縮ですが、よろしく御願いいたします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　先生には多数の項目を御記述いただき大変恐縮ですが、よろしく御願いいたします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月4日 (火) 09:50 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==編集　林　作業記録==&lt;br /&gt;
*パチニ小体、ルフィニ終末、マイスナー小体の図を挿入。&lt;br /&gt;
*筋紡錘、ゴルジ腱器官、中枢経路の図があればと思います。&lt;br /&gt;
*げっ歯類の体性感覚についてのご解説があればと思います。&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月6日 (木) 01:32 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==担当編集委員　藤田一郎　コメント==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１）皮膚感覚受容器の説明ですが、これらが自由神経終末であること、これら の細胞体が後根神経節や脳神経節に存在することなどの概要を、まず、冒頭で述 べていただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（２）RAI、SAIの略語のIは何を略したものでしょうか。rapid adapting, slow adaptingそれぞれの後ろにIの示す内容を記すことは可能でしょうか。また、 rapidly　adapting, slowly adaptingの方が正しいかもしれません。チェック&lt;br /&gt;
お願いできますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（３）ここで言う順応が何を意味するのかを説明に加えてくださいますよう&lt;br /&gt;
お願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（４）マイスナー小体、メルケル盤、パチニ小体、ルフィニ終末それぞれに英語 を加えてくださいますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（５）温度感覚器：「身体部位によって密度が異なり」とありますがどのように 異なるのでそうか。「また一定の面積に刺激がある温感が生じると考えられてい る」とはどういう意味でしょうか。前文との間に関係はありますでしょうか。冷 点は温点より圧倒的に多いとのことですが、定量的記述が可能でしょうか（どの 位の密度であるとか、冷点が温点の何倍の密度を持つとか）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（６）かゆみ：「痛覚と共通する点が多い」とありますが、何が共通であるかを ご記述ください。また、「化学刺激（ヒスタミン）等で引き起こされる」とありますが、外来の化学刺激と、内在性放出物質であるヒスタミンの記述をわけて、 記述いただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（７）深部感覚受容器：「筋紡錘」、「ゴルジ腱器官」の内容説明をお願いいた します。関節にある深部感覚器官は何と呼ばれるのでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（８）体性感覚皮質：第二段落、第三段落の最終文に、それぞれ引用文献をあげていただけますでしょうか。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 著者　橋本　照男より返答　==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
webページ上で行った加筆・修正を「」に記載しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （１）皮膚感覚受容器の説明ですが、これらが自由神経終末であること、これら の細胞体が後根神経節や脳神経節に存在することなどの概要を、まず、冒頭で述 &amp;gt; べていただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「触覚や振動覚に関わる受容細胞構造が明確なものと、主に温度感覚や痛覚に関わる自由神経終末がある。適刺激による分類、順応による分類がある。皮膚感覚受容器の興奮を伝える末梢神経は後根神経節にある偽単極型神経細胞の軸索である。末梢神経には有髄と無髄があり、有髄神経では太いほど伝導速度が速い。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （２）RAI、SAIの略語のIは何を略したものでしょうか。rapid adapting, slow adaptingそれぞれの後ろにIの示す内容を記すことは可能でしょうか。また、 rapidly　adapting, slowly adaptingの方が正しいかもしれません。チェック&lt;br /&gt;
&amp;gt; お願いできますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Iを1、IIを2に変更しました。またrapidly, slowlyと修正しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （３）ここで言う順応が何を意味するのかを説明に加えてくださいますよう&lt;br /&gt;
&amp;gt; お願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「刺激に対する応答のなれ（順応）が速い」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （４）マイスナー小体、メルケル盤、パチニ小体、ルフィニ終末それぞれに英語 を加えてくださいますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
加えました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （５）温度感覚器：「身体部位によって密度が異なり」とありますがどのように 異なるのでそうか。「また一定の面積に刺激がある温感が生じると考えられてい る」とはどういう意味でしょうか。前文との間に関係はありますでしょうか。冷 点は温点より圧倒的に多いとのことですが、定量的記述が可能でしょうか（どの 位の密度であるとか、冷点が温点の何倍の密度を持つとか）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「身体部位によって密度が異なり、たとえば口唇は足裏の６倍の密度である。また刺激される範囲が広いほど温感が強くなることから、一定の面積に刺激があると温感が生じると考えられている。冷たいと感じる点である[[冷点]]は[[温点]]よりも圧倒的に多い（前腕の温点と冷点の密度はそれぞれ約0.24/cm2、7/cm2 &amp;lt;ref&amp;gt;）」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （６）かゆみ：「痛覚と共通する点が多い」とありますが、何が共通であるかを ご記述ください。また、「化学刺激（ヒスタミン）等で引き起こされる」とあり ますが、外来の化学刺激と、内在性放出物質であるヒスタミンの記述をわけて、 記述いただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「痛覚と共通する点が多く、Ａδ線維とＣ線維によって伝えられ、化学刺激等で引き起こされる。ヒスタミンはかゆみを誘発する。 」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （７）深部感覚受容器：「筋紡錘」、「ゴルジ腱器官」の内容説明をお願いいた します。関節にある深部感覚器官は何と呼ばれるのでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「筋（[[筋紡錘（錘内筋線維と感覚性・運動性神経）]]）、腱（[[ゴルジ腱器官（筋と腱の接合部と腱の中にある線維束）]]）、関節（関節受容器）にあり、それぞれの伸縮により刺激され」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （８）体性感覚皮質：第二段落、第三段落の最終文に、それぞれ引用文献をあげ ていただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
加えました。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==担当編集委員　藤田一郎　コメント続き==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
上記（１）ですが、三叉神経を介した痛みの受容経路についても記述を足していただけますか。前回、私のコメントで、後根神経節と「脳神経節」と書いたのは、この点を述べていました。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E4%BD%93%E6%80%A7%E6%84%9F%E8%A6%9A&amp;diff=16753</id>
		<title>トーク:体性感覚</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E4%BD%93%E6%80%A7%E6%84%9F%E8%A6%9A&amp;diff=16753"/>
		<updated>2012-12-26T01:20:01Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;==編集　林　橋本先生へのメール==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
橋本照男先生&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　早速のご返事有り難うございました。藤田先生に査読を御願いする前に私の方で、拝見させて頂き、フォーマッティングを加えさせて頂きました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
http://bsd.neuroinf.jp/wiki/体性感覚&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　をご覧ください。以前御送りしたパスワードを御使いください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　全体的に、箇条書きとしました。それにあたり、文章の前後を入れ替えたりしたところがございます。ご確認いただければと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ホムンクルスの図は私の方で入れました。もし必要でしたら、図の説明などを御願いいたします。また、パチニ小体などの図もWikipediaに載っているようですので、私の方でコピーしておきます。皮膚にそれらの感覚器がどのように分布しているか示している図もあればと思うのですが、Wikipediaでは良いのがないようです。いずれももし良い図をお持ちでしたら御願いいたします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　抄録には深部感覚について載っておりますが、本文で触れられておりません。体性感覚の一つかと思いますので、皮膚感覚と同じように触れて頂けないでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　また、中枢経路についてはもし図があれば初学者に判りやすいかと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　お忙しい所大変恐縮ですが、よろしく御願いいたします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　先生には多数の項目を御記述いただき大変恐縮ですが、よろしく御願いいたします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月4日 (火) 09:50 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==編集　林　作業記録==&lt;br /&gt;
*パチニ小体、ルフィニ終末、マイスナー小体の図を挿入。&lt;br /&gt;
*筋紡錘、ゴルジ腱器官、中枢経路の図があればと思います。&lt;br /&gt;
*げっ歯類の体性感覚についてのご解説があればと思います。&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月6日 (木) 01:32 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==担当編集委員　藤田一郎　コメント==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１）皮膚感覚受容器の説明ですが、これらが自由神経終末であること、これら の細胞体が後根神経節や脳神経節に存在することなどの概要を、まず、冒頭で述 べていただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（２）RAI、SAIの略語のIは何を略したものでしょうか。rapid adapting, slow adaptingそれぞれの後ろにIの示す内容を記すことは可能でしょうか。また、 rapidly　adapting, slowly adaptingの方が正しいかもしれません。チェック&lt;br /&gt;
お願いできますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（３）ここで言う順応が何を意味するのかを説明に加えてくださいますよう&lt;br /&gt;
お願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（４）マイスナー小体、メルケル盤、パチニ小体、ルフィニ終末それぞれに英語 を加えてくださいますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（５）温度感覚器：「身体部位によって密度が異なり」とありますがどのように 異なるのでそうか。「また一定の面積に刺激がある温感が生じると考えられてい る」とはどういう意味でしょうか。前文との間に関係はありますでしょうか。冷 点は温点より圧倒的に多いとのことですが、定量的記述が可能でしょうか（どの 位の密度であるとか、冷点が温点の何倍の密度を持つとか）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（６）かゆみ：「痛覚と共通する点が多い」とありますが、何が共通であるかを ご記述ください。また、「化学刺激（ヒスタミン）等で引き起こされる」とありますが、外来の化学刺激と、内在性放出物質であるヒスタミンの記述をわけて、 記述いただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（７）深部感覚受容器：「筋紡錘」、「ゴルジ腱器官」の内容説明をお願いいた します。関節にある深部感覚器官は何と呼ばれるのでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（８）体性感覚皮質：第二段落、第三段落の最終文に、それぞれ引用文献をあげていただけますでしょうか。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 著者　橋本　照男より返答　==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
webページ上で行った加筆・修正を「」に記載しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （１）皮膚感覚受容器の説明ですが、これらが自由神経終末であること、これら の細胞体が後根神経節や脳神経節に存在することなどの概要を、まず、冒頭で述 &amp;gt; べていただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「触覚や振動覚に関わる受容細胞構造が明確なものと、主に温度感覚や痛覚に関わる自由神経終末がある。適刺激による分類、順応による分類がある。皮膚感覚受容器の興奮を伝える末梢神経は後根神経節にある偽単極型神経細胞の軸索である。末梢神経には有髄と無髄があり、有髄神経では太いほど伝導速度が速い。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （２）RAI、SAIの略語のIは何を略したものでしょうか。rapid adapting, slow adaptingそれぞれの後ろにIの示す内容を記すことは可能でしょうか。また、 rapidly　adapting, slowly adaptingの方が正しいかもしれません。チェック&lt;br /&gt;
&amp;gt; お願いできますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Iを1、IIを2に変更しました。またrapidly, slowlyと修正しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （３）ここで言う順応が何を意味するのかを説明に加えてくださいますよう&lt;br /&gt;
&amp;gt; お願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「刺激に対する応答のなれ（順応）が速い」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （４）マイスナー小体、メルケル盤、パチニ小体、ルフィニ終末それぞれに英語 を加えてくださいますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
加えました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （５）温度感覚器：「身体部位によって密度が異なり」とありますがどのように 異なるのでそうか。「また一定の面積に刺激がある温感が生じると考えられてい る」とはどういう意味でしょうか。前文との間に関係はありますでしょうか。冷 点は温点より圧倒的に多いとのことですが、定量的記述が可能でしょうか（どの 位の密度であるとか、冷点が温点の何倍の密度を持つとか）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「身体部位によって密度が異なり、たとえば口唇は足裏の６倍の密度である。また刺激される範囲が広いほど温感が強くなることから、一定の面積に刺激があると温感が生じると考えられている。冷たいと感じる点である[[冷点]]は[[温点]]よりも圧倒的に多い（前腕の温点と冷点の密度はそれぞれ約0.24/cm2、7/cm2 &amp;lt;ref&amp;gt;）」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （６）かゆみ：「痛覚と共通する点が多い」とありますが、何が共通であるかを ご記述ください。また、「化学刺激（ヒスタミン）等で引き起こされる」とあり ますが、外来の化学刺激と、内在性放出物質であるヒスタミンの記述をわけて、 記述いただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「痛覚と共通する点が多く、Ａδ線維とＣ線維によって伝えられ、化学刺激等で引き起こされる。ヒスタミンはかゆみを誘発する。 」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （７）深部感覚受容器：「筋紡錘」、「ゴルジ腱器官」の内容説明をお願いいた します。関節にある深部感覚器官は何と呼ばれるのでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「筋（[[筋紡錘（錘内筋線維と感覚性・運動性神経）]]）、腱（[[ゴルジ腱器官（筋と腱の接合部と腱の中にある線維束）]]）、関節（関節受容器）にあり、それぞれの伸縮により刺激され」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （８）体性感覚皮質：第二段落、第三段落の最終文に、それぞれ引用文献をあげ ていただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
加えました。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 担当編集委員　藤田一郎　コメント続き ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
上記（１）ですが、三叉神経を介した痛みの受容経路についても記述を足していただけますか。前回、私のコメントで、後根神経節と「脳神経節」と書いたのは、この点を述べていました。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E4%BD%93%E6%80%A7%E6%84%9F%E8%A6%9A&amp;diff=16752</id>
		<title>トーク:体性感覚</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E4%BD%93%E6%80%A7%E6%84%9F%E8%A6%9A&amp;diff=16752"/>
		<updated>2012-12-26T01:19:44Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;==編集　林　橋本先生へのメール==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
橋本照男先生&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　早速のご返事有り難うございました。藤田先生に査読を御願いする前に私の方で、拝見させて頂き、フォーマッティングを加えさせて頂きました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
http://bsd.neuroinf.jp/wiki/体性感覚&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　をご覧ください。以前御送りしたパスワードを御使いください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　全体的に、箇条書きとしました。それにあたり、文章の前後を入れ替えたりしたところがございます。ご確認いただければと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ホムンクルスの図は私の方で入れました。もし必要でしたら、図の説明などを御願いいたします。また、パチニ小体などの図もWikipediaに載っているようですので、私の方でコピーしておきます。皮膚にそれらの感覚器がどのように分布しているか示している図もあればと思うのですが、Wikipediaでは良いのがないようです。いずれももし良い図をお持ちでしたら御願いいたします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　抄録には深部感覚について載っておりますが、本文で触れられておりません。体性感覚の一つかと思いますので、皮膚感覚と同じように触れて頂けないでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　また、中枢経路についてはもし図があれば初学者に判りやすいかと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　お忙しい所大変恐縮ですが、よろしく御願いいたします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　先生には多数の項目を御記述いただき大変恐縮ですが、よろしく御願いいたします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月4日 (火) 09:50 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==編集　林　作業記録==&lt;br /&gt;
*パチニ小体、ルフィニ終末、マイスナー小体の図を挿入。&lt;br /&gt;
*筋紡錘、ゴルジ腱器官、中枢経路の図があればと思います。&lt;br /&gt;
*げっ歯類の体性感覚についてのご解説があればと思います。&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月6日 (木) 01:32 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==担当編集委員　藤田一郎　コメント==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１）皮膚感覚受容器の説明ですが、これらが自由神経終末であること、これら の細胞体が後根神経節や脳神経節に存在することなどの概要を、まず、冒頭で述 べていただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（２）RAI、SAIの略語のIは何を略したものでしょうか。rapid adapting, slow adaptingそれぞれの後ろにIの示す内容を記すことは可能でしょうか。また、 rapidly　adapting, slowly adaptingの方が正しいかもしれません。チェック&lt;br /&gt;
お願いできますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（３）ここで言う順応が何を意味するのかを説明に加えてくださいますよう&lt;br /&gt;
お願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（４）マイスナー小体、メルケル盤、パチニ小体、ルフィニ終末それぞれに英語 を加えてくださいますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（５）温度感覚器：「身体部位によって密度が異なり」とありますがどのように 異なるのでそうか。「また一定の面積に刺激がある温感が生じると考えられてい る」とはどういう意味でしょうか。前文との間に関係はありますでしょうか。冷 点は温点より圧倒的に多いとのことですが、定量的記述が可能でしょうか（どの 位の密度であるとか、冷点が温点の何倍の密度を持つとか）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（６）かゆみ：「痛覚と共通する点が多い」とありますが、何が共通であるかを ご記述ください。また、「化学刺激（ヒスタミン）等で引き起こされる」とありますが、外来の化学刺激と、内在性放出物質であるヒスタミンの記述をわけて、 記述いただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（７）深部感覚受容器：「筋紡錘」、「ゴルジ腱器官」の内容説明をお願いいた します。関節にある深部感覚器官は何と呼ばれるのでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（８）体性感覚皮質：第二段落、第三段落の最終文に、それぞれ引用文献をあげていただけますでしょうか。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 著者　橋本　照男より返答　==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
webページ上で行った加筆・修正を「」に記載しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （１）皮膚感覚受容器の説明ですが、これらが自由神経終末であること、これら の細胞体が後根神経節や脳神経節に存在することなどの概要を、まず、冒頭で述 &amp;gt; べていただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「触覚や振動覚に関わる受容細胞構造が明確なものと、主に温度感覚や痛覚に関わる自由神経終末がある。適刺激による分類、順応による分類がある。皮膚感覚受容器の興奮を伝える末梢神経は後根神経節にある偽単極型神経細胞の軸索である。末梢神経には有髄と無髄があり、有髄神経では太いほど伝導速度が速い。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （２）RAI、SAIの略語のIは何を略したものでしょうか。rapid adapting, slow adaptingそれぞれの後ろにIの示す内容を記すことは可能でしょうか。また、 rapidly　adapting, slowly adaptingの方が正しいかもしれません。チェック&lt;br /&gt;
&amp;gt; お願いできますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Iを1、IIを2に変更しました。またrapidly, slowlyと修正しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （３）ここで言う順応が何を意味するのかを説明に加えてくださいますよう&lt;br /&gt;
&amp;gt; お願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「刺激に対する応答のなれ（順応）が速い」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （４）マイスナー小体、メルケル盤、パチニ小体、ルフィニ終末それぞれに英語 を加えてくださいますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
加えました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （５）温度感覚器：「身体部位によって密度が異なり」とありますがどのように 異なるのでそうか。「また一定の面積に刺激がある温感が生じると考えられてい る」とはどういう意味でしょうか。前文との間に関係はありますでしょうか。冷 点は温点より圧倒的に多いとのことですが、定量的記述が可能でしょうか（どの 位の密度であるとか、冷点が温点の何倍の密度を持つとか）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「身体部位によって密度が異なり、たとえば口唇は足裏の６倍の密度である。また刺激される範囲が広いほど温感が強くなることから、一定の面積に刺激があると温感が生じると考えられている。冷たいと感じる点である[[冷点]]は[[温点]]よりも圧倒的に多い（前腕の温点と冷点の密度はそれぞれ約0.24/cm2、7/cm2 &amp;lt;ref&amp;gt;）」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （６）かゆみ：「痛覚と共通する点が多い」とありますが、何が共通であるかを ご記述ください。また、「化学刺激（ヒスタミン）等で引き起こされる」とあり ますが、外来の化学刺激と、内在性放出物質であるヒスタミンの記述をわけて、 記述いただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「痛覚と共通する点が多く、Ａδ線維とＣ線維によって伝えられ、化学刺激等で引き起こされる。ヒスタミンはかゆみを誘発する。 」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （７）深部感覚受容器：「筋紡錘」、「ゴルジ腱器官」の内容説明をお願いいた します。関節にある深部感覚器官は何と呼ばれるのでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「筋（[[筋紡錘（錘内筋線維と感覚性・運動性神経）]]）、腱（[[ゴルジ腱器官（筋と腱の接合部と腱の中にある線維束）]]）、関節（関節受容器）にあり、それぞれの伸縮により刺激され」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;gt; （８）体性感覚皮質：第二段落、第三段落の最終文に、それぞれ引用文献をあげ ていただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
加えました。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 担当編集委員　藤田一郎　コメント続き ==&lt;br /&gt;
「&lt;br /&gt;
上記（１）ですが、三叉神経を介した痛みの受容経路についても記述を足していただけますか。前回、私のコメントで、後根神経節と「脳神経節」と書いたのは、この点を述べていました。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E5%BF%AB%E3%83%BB%E4%B8%8D%E5%BF%AB&amp;diff=16742</id>
		<title>トーク:快・不快</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E5%BF%AB%E3%83%BB%E4%B8%8D%E5%BF%AB&amp;diff=16742"/>
		<updated>2012-12-26T00:34:15Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集　林　作業記録 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;== 編集　林　作業記録 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク作成 &lt;br /&gt;
*参考文献の挿入位置をご指定ください。&lt;br /&gt;
*英語はPleasure and unpleasureでよいかご確認ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月20日 (木) 01:29 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 担当編集委員　藤田一郎　コメント ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１）快・不快という語を、端的に定義するような文を、冒頭の抄録と&lt;br /&gt;
　　　本文第一文に入れていただけますでしょうか。難しいことなのか&lt;br /&gt;
　　　も知れないのですが、心理学では、操作的定義がなされているこ&lt;br /&gt;
　　　とと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（２）抄録から、「概説する」「述べる」などの語をとりさり、内容だけ&lt;br /&gt;
　　　を言い切る形にご変更いただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（３）欲することと好きなことをつかさどる機構が別であるという説が&lt;br /&gt;
　　　なぜ、「恒常説」という名で呼ばれるのでしょうか。その点につい&lt;br /&gt;
　　　て解説を加えていただけないでしょうか。また、恒常説はだれが&lt;br /&gt;
　　　唱えている説でしょうか。引用文献をお願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（４）OldsのICSS実験の記述、およびドーパミン系神経細胞の破壊実験&lt;br /&gt;
　　　の記述にも文献の引用をお願いします。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E9%81%A0%E5%BF%83%E6%80%A7%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC&amp;diff=16741</id>
		<title>トーク:遠心性コピー</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E9%81%A0%E5%BF%83%E6%80%A7%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC&amp;diff=16741"/>
		<updated>2012-12-25T23:49:30Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 担当編集委員　藤田一郎　コメント */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;==編集　林　作業記録==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク作成&lt;br /&gt;
*抄録をお願いいたします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月8日 (土) 14:37 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==担当編集委員　藤田一郎　コメント==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１）遠心性コピーが機能している事例としての眼球運動（サッケードおよび追跡眼球運動）のトピックからいきなり記述が始まっていますが、まず、遠心性コピーとは何かについて、一般的な定義を記載してください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（２）上記の定義の際には、運動器官からの感覚フィードバック（reafference)との対比をお願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（３）遠心性コピーと随伴発射の概念的違いについては、文献に言及するのみでなく、その内容についての記述をお願いします。本文第一段落では、遠心性コピーと随伴反射には違いがあると記述していますが、第二段落では、随伴反射（遠心性コピー）と言い換えができるかのような記述となっています。続いて、サッケードのところでは一貫して、随伴反射という言葉が使われており、追跡眼球運動の項では遠心性コピーという言葉が使われています。記述に一貫性を持たせ、また、随伴反射と遠心性コピーを区別して使用している場合には、その意図を一言追加してくださるようにお願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（４）これらの記述の後に、その例として、眼球運動時における視野の安定性について言及ください。私の希望としては、その他の事例としてどのようなものが知られているかについて簡単に述べていただけないかと思います。Crapse and Sommer (2008)に多くの例が述べられております。モルミッドの例などは、もっとも美しい行動学的証拠が得られている例かと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（５）追跡眼球運動注における背景像の安定に、遠心性コピーが寄与しているという記述がありますが、その根拠について解説をお願いします。その部分には参考文献をお願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　以上、お忙しいところ恐縮ですが、ご検討いただけたらありがたく存じます。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E9%81%A0%E5%BF%83%E6%80%A7%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC&amp;diff=16740</id>
		<title>トーク:遠心性コピー</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E9%81%A0%E5%BF%83%E6%80%A7%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC&amp;diff=16740"/>
		<updated>2012-12-25T23:49:05Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集　林　作業記録 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;==編集　林　作業記録==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク作成&lt;br /&gt;
*抄録をお願いいたします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月8日 (土) 14:37 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==担当編集委員　藤田一郎　コメント==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１）遠心性コピーが機能している事例としての眼球運動（サッケードおよび追跡眼球運動）のトピックからいきなり記述が始まっていますが、まず、遠心性コピーとは何かについて、一般的な定義を記載してください。&lt;br /&gt;
（２）上記の定義の際には、運動器官からの感覚フィードバック（reafference)との対比をお願いします。&lt;br /&gt;
（３）遠心性コピーと随伴発射の概念的違いについては、文献に言及するのみでなく、その内容についての記述をお願いします。本文第一段落では、遠心性コピーと随伴反射には違いがあると記述していますが、第二段落では、随伴反射（遠心性コピー）と言い換えができるかのような記述となっています。続いて、サッケードのところでは一貫して、随伴反射という言葉が使われており、追跡眼球運動の項では遠心性コピーという言葉が使われています。記述に一貫性を持たせ、また、随伴反射と遠心性コピーを区別して使用している場合には、その意図を一言追加してくださるようにお願いします。&lt;br /&gt;
（４）これらの記述の後に、その例として、眼球運動時における視野の安定性について言及ください。私の希望としては、その他の事例としてどのようなものが知られているかについて簡単に述べていただけないかと思います。Crapse and Sommer (2008)に多くの例が述べられております。モルミッドの例などは、もっとも美しい行動学的証拠が得られている例かと思います。&lt;br /&gt;
（５）追跡眼球運動注における背景像の安定に、遠心性コピーが寄与しているという記述がありますが、その根拠について解説をお願いします。その部分には参考文献をお願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　以上、お忙しいところ恐縮ですが、ご検討いただけたらありがたく存じます。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E4%BD%93%E6%80%A7%E6%84%9F%E8%A6%9A&amp;diff=16697</id>
		<title>体性感覚</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E4%BD%93%E6%80%A7%E6%84%9F%E8%A6%9A&amp;diff=16697"/>
		<updated>2012-12-25T05:44:16Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：somatosensation　独：Tastsinn　仏：somesthésie &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　体性感覚とは[[触覚]]、[[温度感覚]]、[[痛覚]]の[[皮膚感覚]]と、筋や腱、関節などに起こる[[深部感覚]]から成り、[[内臓感覚]]は含まない。皮膚感覚が皮膚表面における感覚であるのに対し、深部感覚とは身体内部の感覚を意味し、[[固有感覚]]または[[自己受容感覚]]と呼ばれる。[[筋受容器]]からの伸縮の情報により、身体部位の位置感覚が得られる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 皮膚感覚受容器  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 機械受容器  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:Gray936.png|thumb|200px|&#039;&#039;&#039;図1．マイスナー小体&#039;&#039;&#039;]]&lt;br /&gt;
[[image:Gray935.png|thumb|200px|&#039;&#039;&#039;図2．パチニ小体&#039;&#039;&#039;]]&lt;br /&gt;
[[image:Gray937.png|thumb|200px|&#039;&#039;&#039;図3．ルフィニ終末&#039;&#039;&#039;]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
mechanoreceptor &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　体性感覚における機械受容器は、外部との接触または自己の運動や姿勢の変化によって起こる、圧迫・伸展などの皮膚、筋、腱、関節の変化を検出する細胞である。[[受容野]]の広さと刺激への順応の速さが異なる４種類の細胞がある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==== マイスナー小体  ====&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　機械受容器の4割以上を占め、皮膚の表面近い真皮に存在し、受容野が狭く、順応が速い（RAI, rapid adapting)。接触した対象の細部を検出し、体表面の限局した部分の触覚情報を処理する(図1）。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==== メルケル盤 ====&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　表皮の最深部にあり、受容野は狭いが、順応が遅い(SAI, slow adapting)。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==== パチニ小体 ====&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　表皮の深部にあり、受容野が広く境界が不鮮明であり、順応が速い(RAII)(図2）。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==== ルフィニ終末 ====&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　表皮の深部にあり、受容野が広いが順応が遅い(SAII)。広い受容野を持つ受容器は、たとえば掌への機械刺激と手の甲への機械刺激を区別しない(図3）。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 温度感覚器  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　身体部位によって密度が異なり、また一定の面積に刺激があると温感が生じると考えられている。冷たいと感じる点である[[冷点]]は[[温点]]よりも圧倒的に多い。24～30℃の間では0.5～1℃の弁別が可能であり、体表全体の温度変化ならば0.01℃の差を弁別できる。[[冷受容器]]（冷線維）と[[温受容器]]（温線維）があり、それぞれ15～33℃、33～45℃の刺激に反応する。これらの範囲外の温度には[[痛覚]]が生じる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 侵害受容器 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[末梢神経]]の自由終末であり、組織の侵害・損傷により遊離した発痛物質に反応する。痛みは[[Ａδ線維]]と[[Ｃ線維]]によって伝えられ、前者は機械受容器でもあり、後者は機械刺激に加え、化学的刺激、熱刺激にも反応する。Ａδ線維は温感、Ｃ線維は冷感も伝える。痛みには馴化がない。[[島皮質]]後部が痛みの中枢と見なされている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== かゆみ ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　痛覚と共通する点が多く、化学刺激（ヒスタミン）等で引き起こされる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==深部感覚受容器 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　筋（[[筋紡錘]]）、腱（[[ゴルジ腱器官]]）、関節にあり、それぞれの伸縮により刺激され、[[3a野]]に投射される。身体の運動や位置の変化についての情報を伝える。筋への振動刺激は、[[運動錯覚]]を引き起こすことができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==中枢機構==&lt;br /&gt;
=== 上行系 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　深部感覚器と機械受容器の信号は[[脊髄]]の[[後索]]から[[内側毛帯]]を通り[[視床]][[腹側後外側核]]に達する。温度・侵害および一部の機械受容器からの信号は[[脊髄後角]]から[[脊髄網様体路]]および[[脊髄視床路]]を通り、視床腹側後外側核や[[視床髄板内核群]]に到達する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===視床===&lt;br /&gt;
　末梢から脊髄を通して視床腹側後外側核や視床髄板内核群などに到達した体性感覚情報は、そこで中継された後、[[一次感覚野]]や島皮質へ伝えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[ファイル:Somatosensory cortex ja.png|thumb|right|200px|&#039;&#039;&#039;図4．ホムンクルス&#039;&#039;&#039;]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===体性感覚皮質===&lt;br /&gt;
　[[大脳皮質]]の[[頭頂葉]]に体性感覚野がある。第一[[体性感覚野]](primary somatosensory area, SI)は中心後回、[[ブロードマンの脳地図]]の[[3、1、2野]]にある。第二体性感覚野(secondary somatosensory area, SII)は頭頂弁蓋部に位置し、[[43野]]に当たる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　SI、SIIそれぞれに[[体部位再現]]がある。体部位再現（somatotopy)とは、脳の局所と各身体部位に点対点の対応関係があるこという。体性感覚と運動の体部位局在がある。よく使われる体部位ほど対応する脳の局所も広くなるとされる。ホムンクルスと呼ばれるヒトの体部位再現地図4においては、顔や手指の領域が広い。動物種により体部位再現地図は様々であり、ヒトでも個人差がある&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;Penfield, W., &amp;amp; Rasmussen, T.&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;The cerebral cortex of man: a clinical study of localization of function.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;New York: Macmillan&#039;&#039;:1950&amp;lt;/ref&amp;gt;。身体部位の切断等により体部位再現の再構築が起き、異なる身体部位への感覚が失った身体部位への感覚を生じさせるのが[[幻肢]]である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　中心後回の後部に[[上頭頂小葉]]があり、前方に[[5野]]、後下方に[[7野]]がある。5野は[[体性感覚連合野]]と呼ばれることもあり、[[2野]]からの投射を受け、視覚と体性感覚の統合、特に到達運動等との関わりが大きい。7野は[[視覚]]が主であるが、[[聴覚]]、体性感覚、[[前庭感覚]]の連合野であり、[[空間知覚]]に関わる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　島皮質は痛覚の処理に関わっており、特に島前部が痛みの[[情動]]的側面&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12965300 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、後部が感覚的処理&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 22036962 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;に関わっていると考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目 ==&lt;br /&gt;
*[[体性感覚野]]&lt;br /&gt;
*[[バレル皮質]]&lt;br /&gt;
（他にございましたらご指摘ください。）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references /&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
(執筆者：橋本照男、入來篤史　担当編集委員：藤田一郎)&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E6%B5%B7%E9%A6%AC&amp;diff=16695</id>
		<title>海馬</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E6%B5%B7%E9%A6%AC&amp;diff=16695"/>
		<updated>2012-12-25T05:18:52Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;[[file:hippocampus.gif|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図1．海馬（赤）&#039;&#039;&#039;]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
羅、英：hippocampus&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　海馬は[[大脳]][[側頭葉]]の内側部で[[側脳室]]下角底部に位置し、[[エピソード記憶]]等の[[顕在性記憶]]の形成に不可欠な[[皮質]]部位である（図1）。[[記憶]]形成に関与する側頭葉皮質部位には、[[嗅内野]]、[[傍海馬台]]、[[前海馬台]]、[[海馬台]]、[[海馬]]（[[アンモン角]]）、[[歯状回]]がある。また、海馬台、海馬、歯状回に、[[中隔]]側へ連続する[[脳梁]]上部の[[脳梁]]灰白層を加えて集合的に[[海馬体]] (hippocampal formation) と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 名称 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　側脳室下角底部に隆起する[[大脳皮質]]を両側合わせて肉眼的に見ると、[[wikipedia:ja:ギリシャ神話|ギリシャ神話]]に登場する海神[[wikipedia:ja:ポセイドン|ポセイドン]]がまたがる海馬の前肢の形に似ていることから[[wikipedia:ja:イタリア|イタリア]]・[[wikipedia:ja:ボロ−ニャ|ボロ−ニャ]]の解剖学者 [[wikipedia:Julius Caesar Aranzi|Giulio Cesare Arantio]] (1587) は&#039;&#039;Hippocampus&#039;&#039;（海馬）と命名した。側脳室下角前方へ膨らんだ部分を[[海馬足]]（&#039;&#039;pes hippocampi&#039;&#039;）とよぶ。魚類の[[wikipedia:ja:タツノオトシゴ|タツノオトシゴ]]も&#039;&#039;hippocampus&#039;&#039; と呼ばれるが、脳部位の海馬とは独立して神話の海馬から連想して命名されたという。海馬の別称として、Ram&#039;s Horn（羊の角、Winslow, 1732）、&#039;&#039;Cornu Ammonis&#039;&#039; （[[wikipedia:ja:エジプト|エジプト]]の太陽神[[wikipedia:ja:アモン|アモン]]神の角、de Garengeot, 1742）などがある。Arantio 自身、&#039;&#039;hippocampus&#039;&#039;とは別に&#039;&#039;vermis bombycinus&#039;&#039;（蚕）とも呼んだ。和名の海馬は、Zeepaard（蘭）、Seepferd（独）、sea-horse （英）からの訳である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　アンモン角の内側面は、まるで小児の歯のような隆起が一列に並んでおり、歯状回と呼ばれる。この構造を初めて図示・記載したのは[[wikipedia:Pierre Tarin|Tarin]] (1750)という。歯状回はもともとは海馬の付属物とされていたようで、[[wikipedia:Félix Vicq-d&#039;Azyr|Vicq d&#039;Azyr]] は「襞彫り様の、あるいは鋸歯状に凹みを成す内縁」と記述した。これを[[wikipedia:Ignaz Döllinger|Döllinger]] (1814) がgezähnte Leiste（歯状縁） と呼び、[[wikipedia:Johann Friedrich Meckel|Meckel]] (1817)が&#039;&#039;fascia dentata&#039;&#039;とラテン名に訳して使用した。歯状回は、古くは鋸歯状体、海馬歯状膜などとも呼ばれた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　海馬台は、歯状回内側から[[嗅脳溝]]方向へ続く皮質部分を言うが、人脳ではアンモン角を下方から支える土台を成すので、Unterlage des Ammonshorns（&#039;&#039;subiculum cornu ammonis&#039;&#039;）と命名された（[[wikipedia:Karl Friedrich Burdach|Burdach]]、1822）。和名では海馬台（あるいは海馬支脚）と呼ばれる。ちなみに、この皮質部分は、表層部に神経線維が多く、脳表面が白く見えるので[[白色皮質]]といわれる。表層部を[[白網状質]]（substantia reticularis alba Arnoldi）という。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 海馬体の内部構造 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　大脳皮質は神経細胞の細胞構築により、前頭領域、後頭領域など11の領域 (Area) に大別され、[[嗅脳溝]]より内側部分は海馬領域と呼ばれる&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Korbinian Brodmann&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt; Vergleichende Lokalisationslehre der Grosshirnrinde in ihren Prinzipien dargestellt auf Grund des Zellenbaues&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Johann Ambrosius Barth Verlag&#039;&#039;, Leipzig, 1909&amp;lt;/ref&amp;gt;。海馬領域中、海馬に連続する領域で[[海馬溝]]から嗅脳溝（後方では[[側副溝]]）との間は[[海馬傍回]]（gyrus parahippocampalis）と呼ばれ、[[海馬台前野]]、[[嗅内野]] (area entorhinalis)、[[嗅脳溝周囲野]]の三領野に区分される。ちなみに、この脳回は、以前は海馬回（gyrus hippocampalis）と呼ばれた。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 機能 ==&lt;br /&gt;
（編集　林　コメント：この節と次の節に若干の重複が見られます。統合して、かつ電気生理などの最新の知見を入れてはどうでしょうか。）&lt;br /&gt;
　海馬は[[大辺縁葉]]（le grand lobe linbique, [[wikipedia:ja:ピエール・ポール・ブローカ|Broca]]）&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Paul Broca&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Localisations des fonctions cérébrales. Siège de la faculté du langage articulé.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Bulletin de la Société d&amp;quot;Anthropologie&#039;&#039; 4: 200–208, 1863.&amp;lt;/ref&amp;gt;の一部を構成し、[[嗅脳]]に隣接するからか、20世紀中頃まで[[嗅覚]]機能に関与すると考えられていた。しかしBrodal（1942）（文献情報ございましたらご指示ください）は、これまでの神経結合の所見を検討して、海馬嗅覚皮質説に疑問を示した。[[嗅球]]から海馬への一ないし二シナプス性入力は、現在の解剖・生理実験でも否定的所見が多い。近年、嗅覚一次中枢は、[[前頭葉]]下面後部に推定されているようである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[wikipedia:James Papez|Papez]] (1937) は、[[情動]]発現を司る部位として[[視床下部]]を、[[情動]]経験の部位として大脳半球内側皮質（[[帯状回]]、海馬）と視床を推定した&amp;lt;ref name= Papez&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7711480 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。そして解剖的に知られていた、海馬—[[脳弓]]—[[乳頭体]]—[[乳頭体視床束]] ([[Vicq d&#039;Azyr束]]) —[[視床前核]]—帯状回—海馬と続く回路は情動に関与すると考えた。のちに[[パペッツの回路]]と呼ばれるが、実はこれが記憶に密接に関与する回路であることがわかってきた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　海馬が知的機能や記憶に関与するとの示唆は、Brown とSchäfer (1888)の実験に見られる。海馬を含む側頭葉内側部を両側性に傷害した[[wikipedia:ja:アカゲザル|アカゲザル]]では、凶暴だった性格がおとなしくなった。[[視覚|視]]・[[聴覚|聴]]・[[触覚|触]]・[[味覚|味]]・嗅覚の感覚それ自体には異常を認めないが、音や見える物の意味が理解できない。見慣れた物を与えても、はじめて接する物のごとく口にいれたり、嗅いだりして確かめ、しばらくして同じ物を与えてもやはり同様の行動を何回もくりかえした。Klüver とBucy (1939)はアカゲザルの海馬・[[鈎]]の両側切除術によって、[[思考脱線]]、[[精神盲]]（[[視覚失認]]）、[[易馴応性]]、[[性欲]]亢進などの症状が起こることを観察し&amp;lt;ref name= Klüver&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 9447506 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、Brown らの所見を追認した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[wikipedia:ja:ヒト|ヒト]]では、Bechterew (1899)、Grünthal (1947)&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Grünthal, E.&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Über das klinische Bild nach umschriebenen beiderseitigem Ausfall der Ammonshornrinde.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Monatsschr. Psychiat. Neurol.&#039;&#039;, 113, 1-16, 1947&amp;lt;/ref&amp;gt;、GleesとGriffith (1952)ら&amp;lt;ref name= Glees&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;14947832&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;が、近時記憶に著しい障害のあった患者の脳を死後剖検し、両側の海馬や海馬傍回に器質性病変のあることを報告した。そして、ScovilleとMilner (1957)が難治性[[てんかん]]患者の治療目的で、両側[[側頭葉]]内側部（[[扁桃体]]、海馬傍回、海馬前方2/3 ）の切除術を行ったところ、強度の順行性記憶障害を惹起したことを報告した&amp;lt;ref name= Scoville&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 13406589 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。患者らは知能指数にはまったく問題がみられないが、術後の事象の記憶が全然できない。人の顔や名前は全く記憶することができず、受けた指示の内容だけでなく指示されたことも覚えていない。また術前3年までぐらいの[[逆行性健忘]]も見られた。一方、数年より以前の事象は思い出すことが可能で、以来、海馬が[[近時記憶]]と[[長期記憶]]の形成（[[記銘]]）の部位として注目されるようになった。海馬の構造と機能についての詳細は文献&amp;lt;ref name=ref1&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Amaral DG, Insausti R.&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Hippocampal formation. In: Paxinos G, editor. The Human Nervous System. &amp;lt;br&amp;gt;San Diego: Academic Press. pp. 711-755. 1990.&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref2&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Amaral DG, Witter MP.&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Hippocampal formation. Paxinos G, ed. &amp;quot;The Rat Nervous System&amp;quot;. &amp;lt;br&amp;gt;San Diego: Academic Press. pp. 443-493. 1995.&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref3&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8915675&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref4&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Gloor P&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;The Temporal Lobe and Limbic System. &amp;lt;br&amp;gt;Oxford University Press, New York, 1997 &amp;lt;/ref&amp;gt;（英文）、文献&amp;lt;ref name=ref5&amp;gt;&#039;&#039;&#039;石塚典生&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;海馬の細胞構築と神経結合&amp;lt;br&amp;gt;神経進歩　38:5-22 (1994)&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref6&amp;gt;&#039;&#039;&#039;石塚典生&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;海馬の構造と線維連絡&amp;lt;br&amp;gt;脳と神経　50:881-892 (1998)&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref7&amp;gt;&#039;&#039;&#039;石塚典生&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;記憶のしくみ　解剖学的面から&amp;lt;br&amp;gt;CLINICAL NEUROSCIENCE　16:130-134 (1998)&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref8&amp;gt;&#039;&#039;&#039;石塚典生&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;大脳辺縁系の神経結合と細胞構築&amp;lt;br&amp;gt;神経進歩　50:7-17 (2006)&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref9&amp;gt;&#039;&#039;&#039;石塚典生&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;海馬領域における縦走性線維投射&amp;lt;br&amp;gt;BRAIN and NERVE　60:737-745 (2008)&amp;lt;/ref&amp;gt;（和文）、池谷による[http://gaya.jp/research/index.htm Website]を参照。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 海馬と記憶 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:海馬1.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図2．記憶回路の神経結合を示す概念図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;青は大脳皮質領域、ピンクは皮質下領域の出力先、橙色は皮質下領域からの入力路]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　大脳皮質側頭葉の内側部に位置する[[嗅周皮質]]、嗅内野、海馬体（海馬台、アンモン角、歯状回）、海馬の後方皮質（[[前海馬台]]、[[傍海馬台]]）および[[脳梁膨大後皮質]]は記憶の形成に関与する。大脳皮質[[連合野]]で分析された種々の情報は、嗅周皮質と嗅内野で混合され、嗅内野から[[貫通線維]]束として海馬体に入る（図2）。これらの情報は海馬体の内部回路により信号処理され、脳弓によって皮質下構造（[[視床前核]]、[[視床下部]]、乳頭体、中隔[[側坐核]]）へ出力されるとともに、複数の投射経路によって嗅内野へ帰還する。そして、嗅内野から大脳皮質へ信号が運ばれ、記憶として貯蔵されると考えられる。海馬の中に入ってきた信号は、すでに視覚、聴覚といった感覚種（modality）が曖昧な超感覚種の信号という。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　記憶機能には記銘（つくる）、[[貯蔵]]（しまう）、[[想起]]（とりだす）の過程がある。難治性てんかんの治療で両側海馬体を除去した症例（[[患者HM]]など）や一時的心停止後にCA1細胞が特異的に脱落した症例（[[患者RB]]）では、遠い過去の記憶の想起は可能だが、顕著な順行性健忘（[[記銘障害]]）が見られた。[[アルツハイマー病]]では早期に記銘障害が出現することが特徴で、まず嗅内野、海馬台、CA1に変性が見られる。他方、乳頭体変性をきたす[[コルサコフ症候群]]や[[間脳]]性の傷害では、[[順行性健忘]]に加えて逆行性健忘（想起障害）も見られる。さらに、大脳皮質の広範囲に変性が見られる[[老人性痴呆]]では、全般的な記憶の破壊が見られる。したがって、それぞれの記憶過程には、これを司る特異的脳部位があると考えられる。このうち海馬体を中心とする側頭葉内側部は、記憶の形成（[[暗号化]]：[[コーディング]]）に不可欠な部位とされる。また、エピソード形成（記憶事象の順序立て）や想起にはPapez 回路（海馬体、乳頭体、視床前核、帯状回）や前頭葉の関与が考えられている。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
== 海馬体の神経結合 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 海馬体の入力線維 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:海馬2.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図3．内側嗅内野からの貫通線維束の終止部位（焦茶色）&#039;&#039;&#039;]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　海馬体への入力路としては、1）嗅内野からの貫通線維束（図３）、2）[[内側中隔核]]、[[乳頭体上核]]、[[青斑核]]、[[縫線核]]から上行してくる脳弓、および3）反対側CA3と歯状回門からの[[交連線維]]が通る[[腹側海馬交連]]がある。貫通線維束は大脳皮質から記憶の源情報を運び、交連線維は海馬内情報処理回路の一部を担い、上行性入力は海馬体内部回路の活動を修飾する。皮質性の貫通線維束とCA3線維は[[グルタミン酸]]、内側中隔核線維は[[アセチルコリン]]と [[GABA]]、乳頭体上核線維は[[ドーパミン]]、青斑核線維は[[アドレナリン]]、縫線核線維は[[セロトニン]]、そして、反対側の歯状回[[多形細胞]]からの線維はGABAを伝達物質としている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　貫通線維束は海馬台[[錐体細胞]]層を貫いて分子層へ出て、海馬台（SUB）、アンモン角、歯状回（DG）の分子層に同時に投射する。内側嗅内野（MEA）へ白インゲン豆レクチンを注入し、取り込んだ細胞から海馬体各領域への[[軸索]]投射および終末分布を可視化した像を図3に示す。嗅内野II層からは歯状回とCA3 へ投射し、外側嗅内野（LEA）からの線維が分子層の表層部分に、内側嗅内野（MEA）からの線維がより深い部分に分布する。III 層からはCA1 と海馬台の分子層および海馬台の最深層に両側性に投射があり、MEAからの投射線維はCA1の近位部（CA3に近い側）と海馬台の遠位部（前海馬台Preに近い側）に終止し、LEAからの投射線維はCA1の遠位部と海馬台の近位部に終止する。したがって、歯状回顆粒細胞とCA3錐体細胞は一様にMEA、LEA両領域からの情報を受けるのに対し、CA1と海馬台錐体細胞は、近位部・遠位部によってMEAのみ、あるいはLEAのみの情報を受ける。他の皮質入力としては、[[wikipedia:ja:サル|サル]]では嗅周皮質や前頭葉からCA1への入力の報告もあるが、[[wikipedia:ja:ラット|ラット]]ではあまり見られない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 海馬体の内部回路=== &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:海馬3.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図4．海馬体各領域の連続する結合と出力先を示す図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;文献&amp;lt;ref name=ref8 /&amp;gt;より改変]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:海馬4.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図5．ラットCA1, CA3錐体細胞の樹状突起分布&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;文献&amp;lt;ref name=ref11&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8576427&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;より改変]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:海馬5.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図6．CA3領域への各種入力の分布勾配を示す図&#039;&#039;&#039;]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:海馬6.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図7．CA3からCA1へのシャッファー側枝の分布を示す図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;文献&amp;lt;ref name=ref7 /&amp;gt;より改変]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　他の皮質領域と同様に、海馬体にも興奮性の結合と抑制性の結合が存在する（図４）。興奮性ニューロンの概数は、SDラットで、歯状回顆粒細胞が100万、CA3錐体細胞が33万、CA1錐体細胞が42万、海馬台錐体細胞が13万という。[[wikipedia:ja:ヒト|ヒト]]では歯状回顆粒細胞が880万、CA3錐体細胞が232万、CA1錐体細胞が472万である。抑制性細胞の数はよくわかっていない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==== 歯状回====&lt;br /&gt;
　[[分子層]]、[[顆粒細胞層]]、[[多形細胞層]]よりなる。横断面では、顆粒細胞層がCA3錐体細胞層を挟むように「つ」の字形を示し、開いた部分を[[門]]（hilus）という。歯状回には興奮性細胞として顆粒細胞と苔状細胞があり、多形細胞層には多種の抑制性細胞がある。歯状回細胞の投射はすべて歯状回とCA3領域にとどまる。[[顆粒細胞]]は[[苔状線維]]によって苔状細胞とCA3錐体細胞に結合する。苔状線維終末は大きく、両種細胞の樹状突起基部にある[[棘状瘤]](thorny excresence) を包み囲むシナプスを作っている。苔状線維は、海馬長軸（中隔側頭葉軸）に直交する比較的幅の狭い（600 μm程度）領域内（ラメラ）を走行するが、CA3の遠位側に向かうほど長軸方向に広がる。歯状回門には歯状回を長軸方向に結合する抑制性と考えられる細胞があり、起始部位から長軸方向に約１mm以上離れたレベルの歯状回分子層へ投射する。他方、苔状細胞の軸索は、起始細胞より長軸方向に400 μm以内のレベルの歯状回門および分子層に分布し、歯状回顆粒細胞と結合する。つまり、あるレベルの歯状回顆粒細胞が興奮すると、長軸方向に400 μm以内のレベルは苔状細胞を介してポジティブフィードバックが、それより遠位は抑制がかかる結合構造になっている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==== 海馬（アンモン角）====&lt;br /&gt;
=====領域区分=====&lt;br /&gt;
　組織学的な領域区分としては、[[wikipedia:Santiago Ramón y Cajal|Cajal]]はアンモン角の上部（背側部）に位置する小錐体細胞群を&#039;&#039;regio superieur&#039;&#039;、下方の大錐体細胞群を&#039;&#039;regio inferieur&#039;&#039;と区分したが、現在ではLorente de Nó（1934）&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Lorente De Nó, R&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Studies on the structure of the cerebral cortex. Continuation of the study of the ammonic system.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039; J. Psychol. Neurol.&#039;&#039; 46: 113–177, (1934)&amp;lt;/ref&amp;gt;の区分CA1〜CA4領域（CAは&#039;&#039;Cornu Ammonis&#039;&#039; に由来する）が一般に用いられることが多い（図4）。CA1が小錐体細胞、CA2〜CA4が大錐体細胞にあたる。CA2は苔状線維を受ける棘状瘤を持たない大錐体細胞群をさす。CA4は歯状回に陥入した門 (hilus) と呼ばれる部分に位置する大錐体細胞群で、[[wikipedia:ja:霊長類|霊長類]]や[[wikipedia:ja:ネコ|ネコ]]で顕著だが、[[wikipedia:ja:齧歯類|齧歯類]]ではCA4の細胞塊は見られず、CA3錐体細胞に似た大型の細胞（[[苔状細胞]]）が散在するにとどまる。アンモン角には[[脳軟膜]]から[[脳室]]方向に[[分子層]]、[[放線層]]、[[透明層]]、[[錐体細胞層]]、[[上昇層]]が識別される。透明層は苔状線維の走行部位で、CA2、CA1ではこれを欠く。アンモン角の脳室面には、海馬領域への入出力線維からなる海馬白板があり、海馬上縁では海馬采となり上方で脳弓へ連続する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=====CA3=====&lt;br /&gt;
　CA3への入力は、分子層に貫通線維、透明層に苔状線維、上昇層に内側中隔核からの線維、放線層と上昇層にCA3の連合線維と交連線維が終止する。乳頭体上核からの線維はCA2、CA3a の上昇層に多く終止する。樹状突起の総長と各層へ分布する部分突起長は細胞体の位置によって連続的に異なる（図5、細胞A-F）。総長は約7.5mm（CA3c：歯状回側細胞F）から18.0mm（CA3a：CA1側細胞B）である。CA2錐体細胞は分子層への樹状突起分布量が多く、嗅内野入力を最大に受容しているが、透明層を欠くから顆粒細胞からの情報を受けない（図5、細胞A）。これの対極にあるCA3cでは嗅内野入力の受容が最小で、分子層に全く突起を分布しないCA3c細胞（図5、細胞F）もある。そして、歯状回顆粒細胞からの入力はCA3cが最大に受ける。基底樹状突起長は、海馬采付着部 の細胞で最大で、CA1と歯状回の双方向へ向け漸減する。上昇層へは内側中隔核入力と同時に同側・対側のCA3錐体細胞からの投射があり、基底樹状突起長と入力の関係が一意には定まらない。放線層では、樹状突起部分長に各亜区分間の顕著な差は見られない。これらの終止の濃淡を様相を模式的に図6に示す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　CA3 錐体細胞の出力は両側性で、[[Schaffer側枝]]によってCA1 放線層と上昇層へ投射するとともに、CA3 領域へも連合性側枝を分布する&amp;lt;ref name=ref10&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;2358523&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。 CA3cからは歯状回門へも少量の分布がある。さらに、両側性に外側中隔核に投射するが、海馬台や嗅内野には投射しない。Schaffer側枝は海馬長軸方向に5mm以上にわたり投射し（海馬の全長は約8mm）、CA3錐体細胞の細胞体の位置や投射レベルによってCA1 への終止部位が連続的・段階的に変化する（図7）。第一に、CA3cからは中隔方向へ投射が多く、軸索は主に放線層に分布して頂上樹状突起に終止する。反対に、CA3aからは側頭葉方向へ投射が多く、軸索は主に上昇層に分布し、基底樹状突起に終止する割合が多い。第二に、投射レベルが中隔側に行くほど終止部位がCA1近位部（CA3側）かつ海馬白板側に移行し、樹状突起の下方に終止するのに対し、投射レベルが側頭葉側ほどCA1遠位部（海馬台側）かつ放線層浅層へ終止する。CA3内の連合性軸索側枝は、CA3c錐体細胞ではCA3c域に限局して終止するのに対し、CA3a錐体細胞の軸索は横断面上でもCA3領域内に広く分布している。長軸方向の分布では、終止部位の頂上・基底方向への変移もCA1への投射様式と同様に見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=====CA1=====&lt;br /&gt;
　CA1錐体細胞の軸索側枝は、上昇層には若干の終末分布があるが、放線層へは投射しない。また長軸方向へはほとんど投射せず、CA1錐体細胞間には連合性結合がほとんどない。終末は、錐体細胞層下部に位置する抑制性の[[バスケット細胞|籠細胞]]への終止が考えられる。CA1錐体細胞の樹状突起長は平均13.4mmである。樹状突起にある[[棘]]（[[スパイン]]）の分布密度は部分によって異なり、太い突起ではシャフトに棘が隠れるため、棘の総数を正確に数えることは困難であるが、層毎の棘分布密度と樹状突起の部分長から棘の総数を推定すると、1個のCA1錐体細胞は少なくも約15,000の棘を持つ。そして、約10％が分子層にある。樹状突起のシャフトに終わる抑制性シナプスの数は未だ概算されていない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　CA1錐体細胞からは、海馬台錐体細胞層の浅層2/3と分子層に投射し、錐体細胞層深層へは終止しない。また、CA1近位部は海馬台遠位部へ、CA1遠位部は隣接する海馬台近位部へ投射する。CA1錐体細胞の軸索はCA3や歯状回へは投射しないが、抑制性細胞ではCA3や歯状回門に軸索を分布する細胞もあるという。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　CA1から海馬体以外への出力としては、同側の外側中隔核、嗅内野VI層、前頭前野への投射があるが、中隔側坐核には投射しない。嗅内野投射では、CA1遠位部からLEA、近位部からMEAという局所対応が見られる。（編集コメント：この文章は次の節の方が適当では？）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 海馬体の出力=== &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:海馬7.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図8．出力から見た海馬体の層構造と内部結合&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;文献&amp;lt;ref name=ref8 /&amp;gt;より改変]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　歯状回細胞、およびアンモン角錐体細胞の出力は皮質性投射であるのに対し、海馬台錐体細胞は皮質性投射に加えて皮質下（線条体、視床、視床下部、乳頭体）に投射する（図4，8）。海馬台錐体細胞層には、皮質下に投射する中隔側坐核（線条体）投射細胞、乳頭体内側核投射細胞、視床腹側前核投射細胞が、錐体細胞層の表層から深層へと層状に分布しており、大脳皮質V・VI層に見られる皮質下投射細胞の深浅配列順序と同じである&amp;lt;ref name=ref12&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11370013&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　海馬台からの皮質性投射は、ラットでは、嗅内野、嗅周皮質（近位部からのみ）、前海馬台、傍海馬台、顆粒性脳梁膨大後部皮質、前頭前野などへの投射がある。これらの投射は主に線条体投射細胞や乳頭体投射細胞から起こる。嗅内野へは、主にV, VI層に終止し、海馬台の近位部（CA1側）がLEAへ、遠位部がMEA内側部へ投射する。前海馬台、傍海馬台への投射にも局所対応結合が見られる。また、錐体細胞層の深部からはCA1へ戻る投射（再入線維：re-entrant fiber）がある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 海馬皮質の層構造=== &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　大脳皮質のそれぞれの領野は一般にVI層構造をとるとされ、各層は特異的な出力投射様式を示す&amp;lt;ref name=ref13&amp;gt; &#039;&#039;&#039;Ishizuka N&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Structural organization of the efferent channels of the subiculum.&amp;lt;br&amp;gt;In: Limbic and Association Cortical Systems – Basic, Clinical and Computational Aspects.&amp;lt;br&amp;gt;Eds by Ono T, Matsumoto G, Linas RR, Berthoz A, Norgrren R, Nishijo H and Tamura R.&amp;lt;br&amp;gt;Elsevier, Amsterdam p.121-129 (2003). International Congress Series 1250.&amp;lt;/ref&amp;gt;。II層は同側性に近位への皮質投射、III層は遠位への皮質投射で交連性投射を含む、IV層は視床特異核からの入力を受け[[顆粒上層]]（II、 III層）へ軸索を送る、V層は視床下部、[[脳幹]]、[[脊髄]]への下行性投射の起始部、VI層は主に視床への投射部位である。これに対して、海馬体に属する歯状回、アンモン角、海馬台は、それぞれが独立した皮質領域と考えられ、単純な層構造を示す皮質と考えられてきた。しかしながら、海馬体の各領域と大脳皮質各層の主に出力様式から見た神経結合を比較して見ると、歯状回は大脳皮質のII層、アンモン角（CA1~CA4）はIII層、海馬台はV-VI層に相当すると考える事ができる。したがって、海馬体全体で大脳皮質の一領野を構成しているといえる（図8）。IV層は[[体性感覚野]]、[[聴覚野]]、[[視覚野]]などの[[感覚皮質]]で特に発達しており、[[視床特異核]]からの入力を受ける顆粒細胞からなる層であり、もともと側頭葉ではほとんど発達しておらず、海馬体でもこれを欠く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[パペッツの情動回路]]&lt;br /&gt;
（編集コメント：他にございましたら、ご指摘ください）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==外部リンク==&lt;br /&gt;
*池谷による[http://gaya.jp/research/index.htm 海馬を究める]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references /&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
(執筆者：石塚典生　担当編集委員：藤田一郎)&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E6%B5%B7%E9%A6%AC&amp;diff=16692</id>
		<title>トーク:海馬</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E6%B5%B7%E9%A6%AC&amp;diff=16692"/>
		<updated>2012-12-25T05:13:47Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集担当委員　藤田一郎　よりコメント */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;==編集　林　作業記録==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク作成&lt;br /&gt;
*文献情報挿入（一部は見つからず）&lt;br /&gt;
*本文中、コメントございます。御対応いただければ幸いです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月4日 (火) 00:31 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==編集担当委員　藤田一郎　よりコメント==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*大変詳細でかつ図の豊富な、情報の多い項目を執筆いただきありがとうございました。以下、いくつか細かいことも含めコメントさせていただきます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１）冒頭６行目、「中隔側」とありますが、そのような解剖学的構造があるのでしょうか。それとも、「中隔の側へと連続する。。。」という意味でしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（２）図１：出典をご記載ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（３）名称の稿、５行目：「命名されたという」の次に引用文献をお願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（４）歯状回の記述の部分、勝手ながら改変しました。すこしくどいように書き直してあるのですが、これは、私自身が昨年、自分の目で人脳の歯状回を見るまで、この構造の名の由来を気にしたことがなかったからです。詳し目に書いた方がよいかと思い、改変しました。ご確認いただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（５）機能の部分。ここについては、林委員と同意見です。次項の「海馬と記憶」とまとめて一つにしていただくことと、最新の知見、概念について、&lt;br /&gt;
簡単にでも言及いただけないでしょうか。例えば、海馬細胞の電気生理学的可塑性（LTP）や場所細胞、グリッド細胞などについてです。ほんの一言、言及いただき、当該項目へリンクを貼るということでいかがでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（６）機能の１行目：併記されているフランス語から察して、大辺縁葉で合っていると思うのですが、大脳辺縁葉の誤りでないのかを念のため、お尋ねします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（７）機能の第一段落：「嗅覚の一次中枢は、前頭葉下面後部に推定されているようである」との記述がありますが、この前頭葉下面後部とは梨状葉皮質(pyriform cortex）のことでしょうか。そうであるならば、「嗅覚の一次中枢は、前頭葉下面後部にある梨状葉皮質(pyriform cortex）」とお書換えいただくことは可能でしょうか。また、「推定されているようである」と大変、慎重な言い回しになっていますが、これは理由がありますでしょうか。私の知る限りでは、ラット、ウサギの研究などで、嗅球の僧帽細胞の投射先皮質として確立しているように思うのですが。ご教示いただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（８）「海馬と記憶」の第一段落最終行：「超感覚種の信号という」の次に参考文献を引用ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（９）「海馬と記憶」の第に段落最終行：「エピソード記憶の形成や想起には。。。」の分に参考文献を引用ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１０）「海馬体の入力線維」の５行目：「記憶の源情報」という言葉の意味が不明瞭ですので、改稿・加筆をお願いいたします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１１）図１の引用元はどこでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１２）図３ですが、「終止」を「軸索終止の分布」とし、若干の説明を加えていただけますでしょうか。写真のどの部分が「軸索終止の分布」に相当するのかは初学者や分野外の人には不明と思いますので。これは、順行性軸索トレーサーの分布をみているものと思うのですが、そのような記述をお加えください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１３）図の引用部位や、若干の語句について、直接本文に訂正を加えてあります。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E6%B5%B7%E9%A6%AC&amp;diff=16691</id>
		<title>海馬</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E6%B5%B7%E9%A6%AC&amp;diff=16691"/>
		<updated>2012-12-25T05:10:32Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;[[file:hippocampus.gif|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図1．海馬（赤）&#039;&#039;&#039;]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
羅、英：hippocampus&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　海馬は[[大脳]][[側頭葉]]の内側部で[[側脳室]]下角底部に位置し、[[エピソード記憶]]等の[[顕在性記憶]]の形成に不可欠な[[皮質]]部位である（図1）。[[記憶]]形成に関与する側頭葉皮質部位には、[[嗅内野]]、[[傍海馬台]]、[[前海馬台]]、[[海馬台]]、[[海馬]]（[[アンモン角]]）、[[歯状回]]がある。また、海馬台、海馬、歯状回に、[[中隔]]側へ連続する[[脳梁]]上部の[[脳梁]]灰白層を加えて集合的に[[海馬体]] (hippocampal formation) と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 名称 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　側脳室下角底部に隆起する[[大脳皮質]]を両側合わせて肉眼的に見ると、[[wikipedia:ja:ギリシャ神話|ギリシャ神話]]に登場する海神[[wikipedia:ja:ポセイドン|ポセイドン]]がまたがる海馬の前肢の形に似ていることから[[wikipedia:ja:イタリア|イタリア]]・[[wikipedia:ja:ボロ−ニャ|ボロ−ニャ]]の解剖学者 [[wikipedia:Julius Caesar Aranzi|Giulio Cesare Arantio]] (1587) は&#039;&#039;Hippocampus&#039;&#039;（海馬）と命名した。側脳室下角前方へ膨らんだ部分を[[海馬足]]（&#039;&#039;pes hippocampi&#039;&#039;）とよぶ。魚類の[[wikipedia:ja:タツノオトシゴ|タツノオトシゴ]]も&#039;&#039;hippocampus&#039;&#039; と呼ばれるが、脳部位の海馬とは独立して神話の海馬から連想して命名されたという。海馬の別称として、Ram&#039;s Horn（羊の角、Winslow, 1732）、&#039;&#039;Cornu Ammonis&#039;&#039; （[[wikipedia:ja:エジプト|エジプト]]の太陽神[[wikipedia:ja:アモン|アモン]]神の角、de Garengeot, 1742）などがある。Arantio 自身、&#039;&#039;hippocampus&#039;&#039;とは別に&#039;&#039;vermis bombycinus&#039;&#039;（蚕）とも呼んだ。和名の海馬は、Zeepaard（蘭）、Seepferd（独）、sea-horse （英）からの訳である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　アンモン角の内側に歯列状に隆起する[[灰白質]]を初めて図示・記載したのは[[wikipedia:Pierre Tarin|Tarin]] (1750)という。歯状回はもともとは海馬の付属物とされていたようで、[[wikipedia:Félix Vicq-d&#039;Azyr|Vicq d&#039;Azyr]] は「襞彫り様の、あるいは鋸歯状に凹みを成す内縁」と記述した。これを[[wikipedia:Ignaz Döllinger|Döllinger]] (1814) がgezähnte Leiste（歯状縁） と呼び、[[wikipedia:Johann Friedrich Meckel|Meckel]] (1817)が&#039;&#039;fascia dentata&#039;&#039;とラテン名に訳して使用した。歯状回は、古くは鋸歯状体、海馬歯状膜などとも呼ばれた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　海馬台は、歯状回内側から[[嗅脳溝]]方向へ続く皮質部分を言うが、人脳ではアンモン角を下方から支える土台を成すので、Unterlage des Ammonshorns（&#039;&#039;subiculum cornu ammonis&#039;&#039;）と命名された（[[wikipedia:Karl Friedrich Burdach|Burdach]]、1822）。和名では海馬台（あるいは海馬支脚）と呼ばれる。ちなみに、この皮質部分は、表層部に神経線維が多く、脳表面が白く見えるので[[白色皮質]]といわれる。表層部を[[白網状質]]（substantia reticularis alba Arnoldi）という。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 海馬体の内部構造 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　大脳皮質は神経細胞の細胞構築により、前頭領域、後頭領域など11の領域 (Area) に大別され、[[嗅脳溝]]より内側部分は海馬領域と呼ばれる&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Korbinian Brodmann&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt; Vergleichende Lokalisationslehre der Grosshirnrinde in ihren Prinzipien dargestellt auf Grund des Zellenbaues&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Johann Ambrosius Barth Verlag&#039;&#039;, Leipzig, 1909&amp;lt;/ref&amp;gt;。海馬領域中、海馬に連続する領域で[[海馬溝]]から嗅脳溝（後方では[[側副溝]]）との間は[[海馬傍回]]（gyrus parahippocampalis）と呼ばれ、[[海馬台前野]]、[[嗅内野]] (area entorhinalis)、[[嗅脳溝周囲野]]の三領野に区分される。ちなみに、この脳回は、以前は海馬回（gyrus hippocampalis）と呼ばれた。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 機能 ==&lt;br /&gt;
（編集　林　コメント：この節と次の節に若干の重複が見られます。統合して、かつ電気生理などの最新の知見を入れてはどうでしょうか。）&lt;br /&gt;
　海馬は[[大辺縁葉]]（le grand lobe linbique, [[wikipedia:ja:ピエール・ポール・ブローカ|Broca]]）&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Paul Broca&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Localisations des fonctions cérébrales. Siège de la faculté du langage articulé.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Bulletin de la Société d&amp;quot;Anthropologie&#039;&#039; 4: 200–208, 1863.&amp;lt;/ref&amp;gt;の一部を構成し、[[嗅脳]]に隣接するからか、20世紀中頃まで[[嗅覚]]機能に関与すると考えられていた。しかしBrodal（1942）（文献情報ございましたらご指示ください）は、これまでの神経結合の所見を検討して、海馬嗅覚皮質説に疑問を示した。[[嗅球]]から海馬への一ないし二シナプス性入力は、現在の解剖・生理実験でも否定的所見が多い。近年、嗅覚一次中枢は、[[前頭葉]]下面後部に推定されているようである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[wikipedia:James Papez|Papez]] (1937) は、[[情動]]発現を司る部位として[[視床下部]]を、[[情動]]経験の部位として大脳半球内側皮質（[[帯状回]]、海馬）と視床を推定した&amp;lt;ref name= Papez&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7711480 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。そして解剖的に知られていた、海馬—[[脳弓]]—[[乳頭体]]—[[乳頭体視床束]] ([[Vicq d&#039;Azyr束]]) —[[視床前核]]—帯状回—海馬と続く回路は情動に関与すると考えた。のちに[[パペッツの回路]]と呼ばれるが、実はこれが記憶に密接に関与する回路であることがわかってきた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　海馬が知的機能や記憶に関与するとの示唆は、Brown とSchäfer (1888)の実験に見られる。海馬を含む側頭葉内側部を両側性に傷害した[[wikipedia:ja:アカゲザル|アカゲザル]]では、凶暴だった性格がおとなしくなった。[[視覚|視]]・[[聴覚|聴]]・[[触覚|触]]・[[味覚|味]]・嗅覚の感覚それ自体には異常を認めないが、音や見える物の意味が理解できない。見慣れた物を与えても、はじめて接する物のごとく口にいれたり、嗅いだりして確かめ、しばらくして同じ物を与えてもやはり同様の行動を何回もくりかえした。Klüver とBucy (1939)はアカゲザルの海馬・[[鈎]]の両側切除術によって、[[思考脱線]]、[[精神盲]]（[[視覚失認]]）、[[易馴応性]]、[[性欲]]亢進などの症状が起こることを観察し&amp;lt;ref name= Klüver&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 9447506 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、Brown らの所見を追認した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[wikipedia:ja:ヒト|ヒト]]では、Bechterew (1899)、Grünthal (1947)&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Grünthal, E.&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Über das klinische Bild nach umschriebenen beiderseitigem Ausfall der Ammonshornrinde.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Monatsschr. Psychiat. Neurol.&#039;&#039;, 113, 1-16, 1947&amp;lt;/ref&amp;gt;、GleesとGriffith (1952)ら&amp;lt;ref name= Glees&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;14947832&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;が、近時記憶に著しい障害のあった患者の脳を死後剖検し、両側の海馬や海馬傍回に器質性病変のあることを報告した。そして、ScovilleとMilner (1957)が難治性[[てんかん]]患者の治療目的で、両側[[側頭葉]]内側部（[[扁桃体]]、海馬傍回、海馬前方2/3 ）の切除術を行ったところ、強度の順行性記憶障害を惹起したことを報告した&amp;lt;ref name= Scoville&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 13406589 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。患者らは知能指数にはまったく問題がみられないが、術後の事象の記憶が全然できない。人の顔や名前は全く記憶することができず、受けた指示の内容だけでなく指示されたことも覚えていない。また術前3年までぐらいの[[逆行性健忘]]も見られた。一方、数年より以前の事象は思い出すことが可能で、以来、海馬が[[近時記憶]]と[[長期記憶]]の形成（[[記銘]]）の部位として注目されるようになった。海馬の構造と機能についての詳細は文献&amp;lt;ref name=ref1&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Amaral DG, Insausti R.&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Hippocampal formation. In: Paxinos G, editor. The Human Nervous System. &amp;lt;br&amp;gt;San Diego: Academic Press. pp. 711-755. 1990.&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref2&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Amaral DG, Witter MP.&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Hippocampal formation. Paxinos G, ed. &amp;quot;The Rat Nervous System&amp;quot;. &amp;lt;br&amp;gt;San Diego: Academic Press. pp. 443-493. 1995.&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref3&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8915675&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref4&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Gloor P&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;The Temporal Lobe and Limbic System. &amp;lt;br&amp;gt;Oxford University Press, New York, 1997 &amp;lt;/ref&amp;gt;（英文）、文献&amp;lt;ref name=ref5&amp;gt;&#039;&#039;&#039;石塚典生&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;海馬の細胞構築と神経結合&amp;lt;br&amp;gt;神経進歩　38:5-22 (1994)&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref6&amp;gt;&#039;&#039;&#039;石塚典生&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;海馬の構造と線維連絡&amp;lt;br&amp;gt;脳と神経　50:881-892 (1998)&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref7&amp;gt;&#039;&#039;&#039;石塚典生&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;記憶のしくみ　解剖学的面から&amp;lt;br&amp;gt;CLINICAL NEUROSCIENCE　16:130-134 (1998)&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref8&amp;gt;&#039;&#039;&#039;石塚典生&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;大脳辺縁系の神経結合と細胞構築&amp;lt;br&amp;gt;神経進歩　50:7-17 (2006)&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref9&amp;gt;&#039;&#039;&#039;石塚典生&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;海馬領域における縦走性線維投射&amp;lt;br&amp;gt;BRAIN and NERVE　60:737-745 (2008)&amp;lt;/ref&amp;gt;（和文）、池谷による[http://gaya.jp/research/index.htm Website]を参照。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 海馬と記憶 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:海馬1.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図2．記憶回路の神経結合を示す概念図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;青は大脳皮質領域、ピンクは皮質下領域の出力先、橙色は皮質下領域からの入力路]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　大脳皮質側頭葉の内側部に位置する[[嗅周皮質]]、嗅内野、海馬体（海馬台、アンモン角、歯状回）、海馬の後方皮質（[[前海馬台]]、[[傍海馬台]]）および[[脳梁膨大後皮質]]は記憶の形成に関与する。大脳皮質[[連合野]]で分析された種々の情報は、嗅周皮質と嗅内野で混合され、嗅内野から[[貫通線維]]束として海馬体に入る（図2）。これらの情報は海馬体の内部回路により信号処理され、脳弓によって皮質下構造（[[視床前核]]、[[視床下部]]、乳頭体、中隔[[側坐核]]）へ出力されるとともに、複数の投射経路によって嗅内野へ帰還する。そして、嗅内野から大脳皮質へ信号が運ばれ、記憶として貯蔵されると考えられる。海馬の中に入ってきた信号は、すでに視覚、聴覚といった感覚種（modality）が曖昧な超感覚種の信号という。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　記憶機能には記銘（つくる）、[[貯蔵]]（しまう）、[[想起]]（とりだす）の過程がある。難治性てんかんの治療で両側海馬体を除去した症例（[[患者HM]]など）や一時的心停止後にCA1細胞が特異的に脱落した症例（[[患者RB]]）では、遠い過去の記憶の想起は可能だが、顕著な順行性健忘（[[記銘障害]]）が見られた。[[アルツハイマー病]]では早期に記銘障害が出現することが特徴で、まず嗅内野、海馬台、CA1に変性が見られる。他方、乳頭体変性をきたす[[コルサコフ症候群]]や[[間脳]]性の傷害では、[[順行性健忘]]に加えて逆行性健忘（想起障害）も見られる。さらに、大脳皮質の広範囲に変性が見られる[[老人性痴呆]]では、全般的な記憶の破壊が見られる。したがって、それぞれの記憶過程には、これを司る特異的脳部位があると考えられる。このうち海馬体を中心とする側頭葉内側部は、記憶の形成（[[暗号化]]：[[コーディング]]）に不可欠な部位とされる。また、エピソード形成（記憶事象の順序立て）や想起にはPapez 回路（海馬体、乳頭体、視床前核、帯状回）や前頭葉の関与が考えられている。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
== 海馬体の神経結合 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 海馬体の入力線維 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:海馬2.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図3．内側嗅内野からの貫通線維束の終止部位（焦茶色）&#039;&#039;&#039;]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　海馬体への入力路としては、1）嗅内野からの貫通線維束（図３）、2）[[内側中隔核]]、[[乳頭体上核]]、[[青斑核]]、[[縫線核]]から上行してくる脳弓、および3）反対側CA3と歯状回門からの[[交連線維]]が通る[[腹側海馬交連]]がある。貫通線維束は大脳皮質から記憶の源情報を運び、交連線維は海馬内情報処理回路の一部を担い、上行性入力は海馬体内部回路の活動を修飾する。皮質性の貫通線維束とCA3線維は[[グルタミン酸]]、内側中隔核線維は[[アセチルコリン]]と [[GABA]]、乳頭体上核線維は[[ドーパミン]]、青斑核線維は[[アドレナリン]]、縫線核線維は[[セロトニン]]、そして、反対側の歯状回[[多形細胞]]からの線維はGABAを伝達物質としている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　貫通線維束は海馬台[[錐体細胞]]層を貫いて分子層へ出て、海馬台（SUB）、アンモン角、歯状回（DG）の分子層に同時に投射する。内側嗅内野（MEA）へ白インゲン豆レクチンを注入し、取り込んだ細胞から海馬体各領域への[[軸索]]投射および終末分布を可視化した像を図3に示す。嗅内野II層からは歯状回とCA3 へ投射し、外側嗅内野（LEA）からの線維が分子層の表層部分に、内側嗅内野（MEA）からの線維がより深い部分に分布する。III 層からはCA1 と海馬台の分子層および海馬台の最深層に両側性に投射があり、MEAからの投射線維はCA1の近位部（CA3に近い側）と海馬台の遠位部（前海馬台Preに近い側）に終止し、LEAからの投射線維はCA1の遠位部と海馬台の近位部に終止する。したがって、歯状回顆粒細胞とCA3錐体細胞は一様にMEA、LEA両領域からの情報を受けるのに対し、CA1と海馬台錐体細胞は、近位部・遠位部によってMEAのみ、あるいはLEAのみの情報を受ける。他の皮質入力としては、[[wikipedia:ja:サル|サル]]では嗅周皮質や前頭葉からCA1への入力の報告もあるが、[[wikipedia:ja:ラット|ラット]]ではあまり見られない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 海馬体の内部回路=== &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:海馬3.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図4．海馬体各領域の連続する結合と出力先を示す図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;文献&amp;lt;ref name=ref8 /&amp;gt;より改変]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:海馬4.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図5．ラットCA1, CA3錐体細胞の樹状突起分布&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;文献&amp;lt;ref name=ref11&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8576427&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;より改変]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:海馬5.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図6．CA3領域への各種入力の分布勾配を示す図&#039;&#039;&#039;]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:海馬6.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図7．CA3からCA1へのシャッファー側枝の分布を示す図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;文献&amp;lt;ref name=ref7 /&amp;gt;より改変]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　他の皮質領域と同様に、海馬体にも興奮性の結合と抑制性の結合が存在する（図４）。興奮性ニューロンの概数は、SDラットで、歯状回顆粒細胞が100万、CA3錐体細胞が33万、CA1錐体細胞が42万、海馬台錐体細胞が13万という。[[wikipedia:ja:ヒト|ヒト]]では歯状回顆粒細胞が880万、CA3錐体細胞が232万、CA1錐体細胞が472万である。抑制性細胞の数はよくわかっていない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==== 歯状回====&lt;br /&gt;
　[[分子層]]、[[顆粒細胞層]]、[[多形細胞層]]よりなる。横断面では、顆粒細胞層がCA3錐体細胞層を挟むように「つ」の字形を示し、開いた部分を[[門]]（hilus）という。歯状回には興奮性細胞として顆粒細胞と苔状細胞があり、多形細胞層には多種の抑制性細胞がある。歯状回細胞の投射はすべて歯状回とCA3領域にとどまる。[[顆粒細胞]]は[[苔状線維]]によって苔状細胞とCA3錐体細胞に結合する。苔状線維終末は大きく、両種細胞の樹状突起基部にある[[棘状瘤]](thorny excresence) を包み囲むシナプスを作っている。苔状線維は、海馬長軸（中隔側頭葉軸）に直交する比較的幅の狭い（600 μm程度）領域内（ラメラ）を走行するが、CA3の遠位側に向かうほど長軸方向に広がる。歯状回門には歯状回を長軸方向に結合する抑制性と考えられる細胞があり、起始部位から長軸方向に約１mm以上離れたレベルの歯状回分子層へ投射する。他方、苔状細胞の軸索は、起始細胞より長軸方向に400 μm以内のレベルの歯状回門および分子層に分布し、歯状回顆粒細胞と結合する。つまり、あるレベルの歯状回顆粒細胞が興奮すると、長軸方向に400 μm以内のレベルは苔状細胞を介してポジティブフィードバックが、それより遠位は抑制がかかる結合構造になっている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==== 海馬（アンモン角）====&lt;br /&gt;
=====領域区分=====&lt;br /&gt;
　組織学的な領域区分としては、[[wikipedia:Santiago Ramón y Cajal|Cajal]]はアンモン角の上部（背側部）に位置する小錐体細胞群を&#039;&#039;regio superieur&#039;&#039;、下方の大錐体細胞群を&#039;&#039;regio inferieur&#039;&#039;と区分したが、現在ではLorente de Nó（1934）&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Lorente De Nó, R&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Studies on the structure of the cerebral cortex. Continuation of the study of the ammonic system.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039; J. Psychol. Neurol.&#039;&#039; 46: 113–177, (1934)&amp;lt;/ref&amp;gt;の区分CA1〜CA4領域（CAは&#039;&#039;Cornu Ammonis&#039;&#039; に由来する）が一般に用いられることが多い（図4）。CA1が小錐体細胞、CA2〜CA4が大錐体細胞にあたる。CA2は苔状線維を受ける棘状瘤を持たない大錐体細胞群をさす。CA4は歯状回に陥入した門 (hilus) と呼ばれる部分に位置する大錐体細胞群で、[[wikipedia:ja:霊長類|霊長類]]や[[wikipedia:ja:ネコ|ネコ]]で顕著だが、[[wikipedia:ja:齧歯類|齧歯類]]ではCA4の細胞塊は見られず、CA3錐体細胞に似た大型の細胞（[[苔状細胞]]）が散在するにとどまる。アンモン角には[[脳軟膜]]から[[脳室]]方向に[[分子層]]、[[放線層]]、[[透明層]]、[[錐体細胞層]]、[[上昇層]]が識別される。透明層は苔状線維の走行部位で、CA2、CA1ではこれを欠く。アンモン角の脳室面には、海馬領域への入出力線維からなる海馬白板があり、海馬上縁では海馬采となり上方で脳弓へ連続する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=====CA3=====&lt;br /&gt;
　CA3への入力は、分子層に貫通線維、透明層に苔状線維、上昇層に内側中隔核からの線維、放線層と上昇層にCA3の連合線維と交連線維が終止する。乳頭体上核からの線維はCA2、CA3a の上昇層に多く終止する。樹状突起の総長と各層へ分布する部分突起長は細胞体の位置によって連続的に異なる（図5、細胞A-F）。総長は約7.5mm（CA3c：歯状回側細胞F）から18.0mm（CA3a：CA1側細胞B）である。CA2錐体細胞は分子層への樹状突起分布量が多く、嗅内野入力を最大に受容しているが、透明層を欠くから顆粒細胞からの情報を受けない（図5、細胞A）。これの対極にあるCA3cでは嗅内野入力の受容が最小で、分子層に全く突起を分布しないCA3c細胞（図5、細胞F）もある。そして、歯状回顆粒細胞からの入力はCA3cが最大に受ける。基底樹状突起長は、海馬采付着部 の細胞で最大で、CA1と歯状回の双方向へ向け漸減する。上昇層へは内側中隔核入力と同時に同側・対側のCA3錐体細胞からの投射があり、基底樹状突起長と入力の関係が一意には定まらない。放線層では、樹状突起部分長に各亜区分間の顕著な差は見られない。これらの終止の濃淡を様相を模式的に図6に示す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　CA3 錐体細胞の出力は両側性で、[[Schaffer側枝]]によってCA1 放線層と上昇層へ投射するとともに、CA3 領域へも連合性側枝を分布する&amp;lt;ref name=ref10&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;2358523&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。 CA3cからは歯状回門へも少量の分布がある。さらに、両側性に外側中隔核に投射するが、海馬台や嗅内野には投射しない。Schaffer側枝は海馬長軸方向に5mm以上にわたり投射し（海馬の全長は約8mm）、CA3錐体細胞の細胞体の位置や投射レベルによってCA1 への終止部位が連続的・段階的に変化する（図7）。第一に、CA3cからは中隔方向へ投射が多く、軸索は主に放線層に分布して頂上樹状突起に終止する。反対に、CA3aからは側頭葉方向へ投射が多く、軸索は主に上昇層に分布し、基底樹状突起に終止する割合が多い。第二に、投射レベルが中隔側に行くほど終止部位がCA1近位部（CA3側）かつ海馬白板側に移行し、樹状突起の下方に終止するのに対し、投射レベルが側頭葉側ほどCA1遠位部（海馬台側）かつ放線層浅層へ終止する。CA3内の連合性軸索側枝は、CA3c錐体細胞ではCA3c域に限局して終止するのに対し、CA3a錐体細胞の軸索は横断面上でもCA3領域内に広く分布している。長軸方向の分布では、終止部位の頂上・基底方向への変移もCA1への投射様式と同様に見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=====CA1=====&lt;br /&gt;
　CA1錐体細胞の軸索側枝は、上昇層には若干の終末分布があるが、放線層へは投射しない。また長軸方向へはほとんど投射せず、CA1錐体細胞間には連合性結合がほとんどない。終末は、錐体細胞層下部に位置する抑制性の[[バスケット細胞|籠細胞]]への終止が考えられる。CA1錐体細胞の樹状突起長は平均13.4mmである。樹状突起にある[[棘]]（[[スパイン]]）の分布密度は部分によって異なり、太い突起ではシャフトに棘が隠れるため、棘の総数を正確に数えることは困難であるが、層毎の棘分布密度と樹状突起の部分長から棘の総数を推定すると、1個のCA1錐体細胞は少なくも約15,000の棘を持つ。そして、約10％が分子層にある。樹状突起のシャフトに終わる抑制性シナプスの数は未だ概算されていない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　CA1錐体細胞からは、海馬台錐体細胞層の浅層2/3と分子層に投射し、錐体細胞層深層へは終止しない。また、CA1近位部は海馬台遠位部へ、CA1遠位部は隣接する海馬台近位部へ投射する。CA1錐体細胞の軸索はCA3や歯状回へは投射しないが、抑制性細胞ではCA3や歯状回門に軸索を分布する細胞もあるという。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　CA1から海馬体以外への出力としては、同側の外側中隔核、嗅内野VI層、前頭前野への投射があるが、中隔側坐核には投射しない。嗅内野投射では、CA1遠位部からLEA、近位部からMEAという局所対応が見られる。（編集コメント：この文章は次の節の方が適当では？）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 海馬体の出力=== &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[image:海馬7.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図8．出力から見た海馬体の層構造と内部結合&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;文献&amp;lt;ref name=ref8 /&amp;gt;より改変]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　歯状回細胞、およびアンモン角錐体細胞の出力は皮質性投射であるのに対し、海馬台錐体細胞は皮質性投射に加えて皮質下（線条体、視床、視床下部、乳頭体）に投射する（図4，8）。海馬台錐体細胞層には、皮質下に投射する中隔側坐核（線条体）投射細胞、乳頭体内側核投射細胞、視床腹側前核投射細胞が、錐体細胞層の表層から深層へと層状に分布しており、大脳皮質V・VI層に見られる皮質下投射細胞の深浅配列順序と同じである&amp;lt;ref name=ref12&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11370013&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　海馬台からの皮質性投射は、ラットでは、嗅内野、嗅周皮質（近位部からのみ）、前海馬台、傍海馬台、顆粒性脳梁膨大後部皮質、前頭前野などへの投射がある。これらの投射は主に線条体投射細胞や乳頭体投射細胞から起こる。嗅内野へは、主にV, VI層に終止し、海馬台の近位部（CA1側）がLEAへ、遠位部がMEA内側部へ投射する。前海馬台、傍海馬台への投射にも局所対応結合が見られる。また、錐体細胞層の深部からはCA1へ戻る投射（再入線維：re-entrant fiber）がある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 海馬皮質の層構造=== &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　大脳皮質のそれぞれの領野は一般にVI層構造をとるとされ、各層は特異的な出力投射様式を示す&amp;lt;ref name=ref13&amp;gt; &#039;&#039;&#039;Ishizuka N&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Structural organization of the efferent channels of the subiculum.&amp;lt;br&amp;gt;In: Limbic and Association Cortical Systems – Basic, Clinical and Computational Aspects.&amp;lt;br&amp;gt;Eds by Ono T, Matsumoto G, Linas RR, Berthoz A, Norgrren R, Nishijo H and Tamura R.&amp;lt;br&amp;gt;Elsevier, Amsterdam p.121-129 (2003). International Congress Series 1250.&amp;lt;/ref&amp;gt;。II層は同側性に近位への皮質投射、III層は遠位への皮質投射で交連性投射を含む、IV層は視床特異核からの入力を受け[[顆粒上層]]（II、 III層）へ軸索を送る、V層は視床下部、[[脳幹]]、[[脊髄]]への下行性投射の起始部、VI層は主に視床への投射部位である。これに対して、海馬体に属する歯状回、アンモン角、海馬台は、それぞれが独立した皮質領域と考えられ、単純な層構造を示す皮質と考えられてきた。しかしながら、海馬体の各領域と大脳皮質各層の主に出力様式から見た神経結合を比較して見ると、歯状回は大脳皮質のII層、アンモン角（CA1~CA4）はIII層、海馬台はV-VI層に相当すると考える事ができる。したがって、海馬体全体で大脳皮質の一領野を構成しているといえる（図8）。IV層は[[体性感覚野]]、[[聴覚野]]、[[視覚野]]などの[[感覚皮質]]で特に発達しており、[[視床特異核]]からの入力を受ける顆粒細胞からなる層であり、もともと側頭葉ではほとんど発達しておらず、海馬体でもこれを欠く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[パペッツの情動回路]]&lt;br /&gt;
（編集コメント：他にございましたら、ご指摘ください）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==外部リンク==&lt;br /&gt;
*池谷による[http://gaya.jp/research/index.htm 海馬を究める]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references /&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
(執筆者：石塚典生　担当編集委員：藤田一郎)&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E6%B5%B7%E9%A6%AC&amp;diff=16689</id>
		<title>トーク:海馬</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E6%B5%B7%E9%A6%AC&amp;diff=16689"/>
		<updated>2012-12-25T05:08:01Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集担当委員　藤田一郎　よりにコメント */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;==編集　林　作業記録==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク作成&lt;br /&gt;
*文献情報挿入（一部は見つからず）&lt;br /&gt;
*本文中、コメントございます。御対応いただければ幸いです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月4日 (火) 00:31 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==編集担当委員　藤田一郎　よりコメント==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*大変詳細でかつ図の豊富な、情報の多い項目を執筆いただきありがとうございました。以下、いくつか細かいことも含めコメントさせていただきます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１）冒頭６行目、「中隔側」とありますが、そのような解剖学的構造があるのでしょうか。それとも、「中隔の側へと連続する。。。」という意味でしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（２）図１：出典をご記載ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（３）名称の稿、５行目：「命名されたという」の次に引用文献をお願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（４）歯状回の記述の部分、勝手ながら改変しました。すこしくどいように書き直してあるのですが、これは、私自身が昨年、自分の目で人脳の歯状回を見るまで、この構造の名の由来を気にしたことがなかったからです。詳し目に書いた方がよいかと思い、改変しました。ご確認いただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（５）機能の部分。ここについては、林委員と同意見です。次項の「海馬と記憶」とまとめて一つにしていただくことと、最新の知見、概念について、&lt;br /&gt;
簡単にでも言及いただけないでしょうか。例えば、海馬細胞の電気生理学的可塑性（LTP）や場所細胞、グリッド細胞などについてです。ほんの一言、言及いただき、当該項目へリンクを貼るということでいかがでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（６）機能の１行目：併記されているフランス語から察して、大辺縁葉で合っていると思うのですが、大脳辺縁葉の誤りでないのかを念のため、お尋ねします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（７）機能の第一段落：「嗅覚の一次中枢は、前頭葉下面後部に推定されているようである」との記述がありますが、この前頭葉下面後部とは梨状葉皮質(pyriform cortex）のことでしょうか。そうであるならば、「嗅覚の一次中枢は、前頭葉下面後部にある梨状葉皮質(pyriform cortex）」とお書換えいただくことは可能でしょうか。また、「推定されているようである」と大変、慎重な言い回しになっていますが、これは理由がありますでしょうか。私の知る限りでは、ラット、ウサギの研究などで、嗅球の僧帽細胞の投射先皮質として確立しているように思うのですが。ご教示いただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（８）「海馬と記憶」の第一段落最終行：「超感覚種の信号という」の次に参考文献を引用ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（９）「海馬と記憶」の第に段落最終行：「エピソード記憶の形成や想起には。。。」の分に参考文献を引用ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１０）「海馬体の入力線維」の５行目：「記憶の源情報」という言葉の意味が不明瞭ですので、改稿・加筆をお願いいたします。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E6%B5%B7%E9%A6%AC&amp;diff=16688</id>
		<title>トーク:海馬</title>
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		<updated>2012-12-25T05:07:40Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集担当委員　藤田一郎　よりにコメント */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;==編集　林　作業記録==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク作成&lt;br /&gt;
*文献情報挿入（一部は見つからず）&lt;br /&gt;
*本文中、コメントございます。御対応いただければ幸いです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月4日 (火) 00:31 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==編集担当委員　藤田一郎　よりにコメント==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*大変詳細でかつ図の豊富な、情報の多い項目を執筆いただきありがとうございました。以下、いくつか細かいことも含めコメントさせていただきます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１）冒頭６行目、「中隔側」とありますが、そのような解剖学的構造があるのでしょうか。それとも、「中隔の側へと連続する。。。」という意味でしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（２）図１：出典をご記載ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（３）名称の稿、５行目：「命名されたという」の次に引用文献をお願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（４）歯状回の記述の部分、勝手ながら改変しました。すこしくどいように書き直してあるのですが、これは、私自身が昨年、自分の目で人脳の歯状回を見るまで、この構造の名の由来を気にしたことがなかったからです。詳し目に書いた方がよいかと思い、改変しました。ご確認いただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（５）機能の部分。ここについては、林委員と同意見です。次項の「海馬と記憶」とまとめて一つにしていただくことと、最新の知見、概念について、&lt;br /&gt;
簡単にでも言及いただけないでしょうか。例えば、海馬細胞の電気生理学的可塑性（LTP）や場所細胞、グリッド細胞などについてです。ほんの一言、言及いただき、当該項目へリンクを貼るということでいかがでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（６）機能の１行目：併記されているフランス語から察して、大辺縁葉で合っていると思うのですが、大脳辺縁葉の誤りでないのかを念のため、お尋ねします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（７）機能の第一段落：「嗅覚の一次中枢は、前頭葉下面後部に推定されているようである」との記述がありますが、この前頭葉下面後部とは梨状葉皮質(pyriform cortex）のことでしょうか。そうであるならば、「嗅覚の一次中枢は、前頭葉下面後部にある梨状葉皮質(pyriform cortex）」とお書換えいただくことは可能でしょうか。また、「推定されているようである」と大変、慎重な言い回しになっていますが、これは理由がありますでしょうか。私の知る限りでは、ラット、ウサギの研究などで、嗅球の僧帽細胞の投射先皮質として確立しているように思うのですが。ご教示いただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（８）「海馬と記憶」の第一段落最終行：「超感覚種の信号という」の次に参考文献を引用ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（９）「海馬と記憶」の第に段落最終行：「エピソード記憶の形成や想起には。。。」の分に参考文献を引用ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１０）「海馬体の入力線維」の５行目：「記憶の源情報」という言葉の意味が不明瞭ですので、改稿・加筆をお願いいたします。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
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		<title>トーク:海馬</title>
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		<updated>2012-12-25T04:59:48Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集担当委員　藤田一郎　よりにコメント */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;==編集　林　作業記録==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク作成&lt;br /&gt;
*文献情報挿入（一部は見つからず）&lt;br /&gt;
*本文中、コメントございます。御対応いただければ幸いです。&lt;br /&gt;
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--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月4日 (火) 00:31 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
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&lt;br /&gt;
*大変詳細でかつ図の豊富な、情報の多い項目を執筆いただきありがとうございました。以下、いくつか細かいことも含めコメントさせていただきます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１）冒頭６行目、「中隔側」とありますが、そのような解剖学的構造があるのでしょうか。それとも、「中隔の側へと連続する。。。」という意味でしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（２）図１：出典をご記載ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（３）名称の稿、５行目：「命名されたという」の次に引用文献をお願いします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（４）歯状回の記述の部分、勝手ながら改変しました。すこしくどいように書き直してあるのですが、これは、私自身が昨年、自分の目で人脳の歯状回を見るまで、この構造の名の由来を気にしたことがなかったからです。詳し目に書いた方がよいかと思い、改変しました。ご確認いただけますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（５）機能の部分。ここについては、林委員と同意見です。次項の「海馬と記憶」とまとめて一つにしていただくことと、最新の知見、概念について、&lt;br /&gt;
簡単にでも言及いただけないでしょうか。例えば、海馬細胞の電気生理学的可塑性（LTP）や場所細胞、グリッド細胞などについてです。ほんの一言、言及いただき、当該項目へリンクを貼るということでいかがでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（６）機能の１行目：併記されているフランス語から察して、大辺縁葉で合っていると思うのですが、大脳辺縁葉の誤りでないのかを念のため、お尋ねします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（７）機能の第一段落：「嗅覚の一次中枢は、前頭葉下面後部に推定されているようである」との記述がありますが、この前頭葉下面後部とは梨状葉皮質(pyriform cortex）のことでしょうか。そうであるならば、&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E6%B5%B7%E9%A6%AC&amp;diff=16684</id>
		<title>トーク:海馬</title>
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		<updated>2012-12-25T04:47:59Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集　林　作業記録 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;==編集　林　作業記録==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク作成&lt;br /&gt;
*文献情報挿入（一部は見つからず）&lt;br /&gt;
*本文中、コメントございます。御対応いただければ幸いです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月4日 (火) 00:31 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==編集担当委員　藤田一郎　よりにコメント==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*大変詳細でかつ図の豊富な、情報の多い項目を執筆いただきありがとうございました。以下、いくつか細かいことも含めコメントさせていただきます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（１）冒頭６行目、「中隔側」とありますが、そのような解剖学的構造があるのでしょうか。それとも、「中隔の側へと連続する。。。」という意味でしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（２）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E8%81%B4%E8%A6%9A%E9%87%8E&amp;diff=16683</id>
		<title>トーク:聴覚野</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E8%81%B4%E8%A6%9A%E9%87%8E&amp;diff=16683"/>
		<updated>2012-12-25T03:41:49Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;==編集 林 コメント==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク作成致しました。&lt;br /&gt;
*図があった方が良いと思われる所がございます。できれば御対応下さい。本文にて指摘。&lt;br /&gt;
*関連項目ございましたらご指摘下さい。&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年9月7日 (金) 23:51 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==編集担当 藤田一郎 コメント==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*若干の語句・字句の訂正を本文中に行いましたのでご確認ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*モダリティーは感覚種に、トノトピーは周波数地図としました。初学者に理解しやすいようにとの配慮です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*上記、林先生のコメントにありますように、霊長類の聴覚皮質領野の図はぜひとも加えてください。また、私の希望としては、コウモリの聴覚皮質の領野地図もあるとよいと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*ー＞林先生、古屋様、関連項目は、「周波数地図」「こだま定位」「視覚野」でしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 編集　林　作業記録 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*図の位置変更&lt;br /&gt;
*リンク作成&lt;br /&gt;
*関連項目追加&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年11月29日 (木) 21:03 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==編集担当 藤田一郎 コメント==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
* 美しい図を加えていただきありがとうございました。読者にとって、大変、役に立つ図であると思います。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%84%B3%E7%A5%9E%E7%B5%8C&amp;diff=14919</id>
		<title>脳神経</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%84%B3%E7%A5%9E%E7%B5%8C&amp;diff=14919"/>
		<updated>2012-10-18T01:55:29Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;羅：nervus cranialis　英：cranial nerves　独：Hirnnerv　仏：Nerf crânien&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:脳神経の構成.png|thumb|350px|&amp;lt;b&amp;gt;図．脳神経の構成&amp;lt;/b&amp;gt;&amp;lt;br /&amp;gt;文献&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;R. Nieuwenhuys, J. Voogd, Chr. Van Huijzen&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;The Human Central Nervous System. A Synopsis and Atlas&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Springer-Verlag&#039;&#039;, Berlin Heidelberg New York, 1978&amp;lt;/ref&amp;gt;より改変]] &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　脳神経とは、[[wikipedia:ja:脊椎動物|脊椎動物]]の神経系の中で、[[脳]]に出入りする末梢神経のことをいう。[[wikipedia:ja:哺乳類|哺乳類]]、[[wikipedia:ja:鳥類|鳥類]]、[[wikipedia:ja:爬虫類|爬虫類]]では主要なものとして左右12対ある。他に、ヒトにおいては痕跡的であるが、第I脳神経に関連の深い[[wikipedia:ja:終神経|終神経]] terminal nerve と[[wikipedia:ja:鋤鼻神経|鋤鼻神経]] vomeronasal nerve が魚類やげっ歯類では発達している。脳神経は一部を除き、大部分は頭部の器官に分布する。脳神経に対して脊髄に出入りする末梢神経は脊髄神経という。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 12対の脳神経とその働き  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
脳の前方から後方にかけて順に現われる12対の第I～第XII脳神経（大概はローマ数字表記を用いる）は下記のように固有の名称をもつ。終神経は第０脳神経と呼ばれることがある。ここでは主にヒトを例に、哺乳類の12対の脳神経について、それぞれの概略を述べる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第I脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：[[wikipedia:ja:嗅神経|嗅神経]] olfactory nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[嗅覚]]をつかさどる。[[wikipedia:ja:鼻腔|鼻腔]]粘膜[[嗅上皮]]にある[[嗅覚受容細胞]]表面の線毛にある[[受容体]]で[[wikipedia:ja:におい|におい]]分子をとらえる。嗅覚受容細胞は双極性の感覚細胞で、末梢側の受容体でとらえられた嗅覚情報は中枢側の[[嗅糸]]と呼ばれる神経[[軸索]]に伝搬される。嗅糸は数十本ずつ集まって一つの束をなす。嗅神経はこれらの束すべてを指す。嗅糸は[[wikipedia:ja:頭蓋骨|頭蓋骨]]の[[wikipedia:ja:篩骨|篩骨]][[wikipedia:ja:篩板|篩板]]にある[[wikipedia:ja:篩骨孔|篩骨孔]]を通って脳の[[嗅球]]に達し、そこで[[僧帽細胞]]などに[[シナプス]]結合して、脳内の[[嗅覚中枢]]へにおい情報を伝える。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第II脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：視神経 optic nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[視覚]]をつかさどる。眼の[[網膜]]の[[光受容体]]で受容した視覚情報は網膜内で[[神経節細胞]]に伝えられる。神経節細胞の神経軸索（ヒトで約120万本）は眼球の後部で一本に束ねられ、脳にむかう。脳に入るところ（[[視交叉]]）までのこの束を視神経と呼ぶ。視交差以後の神経節細胞軸索は[[視索]]と呼ばれ、そのほとんどは[[間脳]]の[[外側膝状体]]、[[視床枕]]にいたり、ごく一部は[[上丘腕]]を経て[[中脳]]の[[上丘]]に達する。外側膝状体、上丘において脳内の神経細胞とシナプス結合し、中枢に視覚情報を伝える。視交叉においては、ヒトでは、両眼の鼻側半球の網膜からの神経軸索が反対側の中枢に、また耳側半球の網膜からの軸索は同側の中枢につながる。このような視神経投射の在り方を半交差という。一方、魚類や両生類、また哺乳類であってもウサギのような動物種では、右目の視神経軸索は左脳へ、左目の視神経軸索は右脳へ投射している（全交差）。伝統的に視神経は末梢神経に分類されてはいるが、発生学的にみると、網膜とともに脳から発生してくるものであり、脳の[[髄膜]]と[[グリア細胞]]（末梢神経を被うシュワン細胞ではない）に被われているため、厳密には[[中枢神経]]系に属する構造とみなすべきものである。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第III脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：動眼神経 oculomotor nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動神経による[[眼球運動]]と、[[副交感神経]]（[[自律神経系]]のひとつ）による[[瞳孔運動]]をつかさどる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動神経細胞の細胞体は中脳上丘のレベルで、[[中心灰白質]]の前方部に位置する一対の[[動眼神経核]]にあり、その細胞体からでる神経軸索は束となって中脳内を前方（腹側）に進み、中脳脳底の[[脚間窩]]において脳を離れ、左右一本ずつの動眼神経となる。副交感神経は動眼神経核の吻側で、より内側部に位置する[[エディンガー・ウェストファル核]]（[[動眼神経副核]]）の細胞からでて、運動神経に混じって脳を出る。従って、動眼神経は運動神経性と自律神経性の2種類の要素を含む。動眼神経は吻側方向に進み、[[wikipedia:ja:頭蓋上眼窩裂|頭蓋上眼窩裂]]を通って眼窩に出たのち、上枝と下枝に分かれながら、4種類の[[wikipedia:ja:外眼筋|外眼筋]]（[[wikipedia:ja:上直筋|上直筋]]、[[wikipedia:ja:下直筋|下直筋]]、[[wikipedia:ja:内側直筋|内側直筋]]、[[wikipedia:ja:下斜筋|下斜筋]]）と[[wikipedia:ja:上眼瞼挙筋|上眼瞼挙筋]]を支配する。 　 　 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　下枝からは[[毛様体神経節]]へ副交感神経線維が伸び、[[節後神経細胞]]に[[シナプス]]結合する。この後の節後線維と神経節に到達した[[交感神経]]（[[交感神経節]]からくる）、[[感覚神経]]（[[三叉神経]]の枝、[[眼神経]]からくる）が一緒になって[[短毛様体神経]]をなし、[[毛様体筋]]、[[瞳孔括約筋]]、[[角膜]]などを支配する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第IV脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：滑車神経 trochlear nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[上斜筋]]（外眼筋のひとつ）を支配する運動神経で眼球運動を制御する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　滑車神経の細胞体は動眼神経核の尾方（[[延髄]]側）に続き、中脳[[下丘]]レベルの中心灰白質前方部にある。滑車神経の根は神経核から出ると中心灰白質の淵に沿うように外側後方（背側）に進み、下丘の尾側端のレベルの背側表面に達し、そこで左右交差する。交差後、滑車神経は中脳外側縁に沿って頭蓋内を吻側前方（腹側）に走行し、上眼窩裂では動眼神経の上で、眼神経（三叉神経第1枝）の下を通って眼窩に出て上斜筋に分布する。滑車神経は脳の後側（背側）から出る唯一の脳神経であり、視神経以外で左右交差する神経はこの滑車神経のみである。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第V脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：三叉神経 trigeminal nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　脳神経のなかで最大の神経で、3枝（第1枝：[[wikipedia:ja:眼窩|眼窩]]、前頭部・頭頂部支配の[[眼神経]]、第2枝：鼻腔、顔面上顎部支配の[[上顎神経]]、第3枝：側頭部、顔面下顎部支配の[[下顎神経]]）に分かれるのでこう呼ばれる。運動性神経（[[wikipedia:ja:咀嚼筋|咀嚼筋]]などの[[wikipedia:ja:骨格筋|骨格筋]]支配で下顎神経のみに含まれる）と感覚性神経（顔面の知覚をつかさどり、眼神経、上顎神経、下顎神経すべてに含まれる）の混合神経である。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動神経の神経核は[[橋]]レベルに位置する[[三叉神経運動核]]に起こり（運動根）、橋[[被蓋]]を外側前方に進み、知覚根に合流して[[中小脳脚]]を貫いて脳を離れる。 知覚神経の神経核は尾側方から、延髄レベルにある[[三叉神経脊髄路核]]（[[脊髄後角]]の[[海綿質]]に連続し、[[温痛覚]]の中枢伝導路を形成する）、それに続く橋レベルの[[三叉神経主知覚核]]（三叉神経根の外側に位置する細胞群で、[[触覚]]の中枢伝導路を形成する）と[[三叉神経中脳路核]]（中脳レベルで[[中心灰白質]]腹外側縁に並んで配列する大型円形細胞群で、末梢枝は眼筋、咀嚼筋などの[[筋紡錘]]に分布し、そこからの固有知覚を司る脳内に位置する唯一の[[一次感覚細胞]]。中枢枝の分布は不明な点が多い）からなる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　三叉神経中脳路核以外の知覚神経の神経細胞体は[[三叉神経節]]（半月神経節とも呼ばれ、側頭骨椎体の三叉神経圧痕にへばりついている。脊髄神経節＝後根神経節に相同する。）にあり、偽単極性の感覚神経細胞である。その中枢突起は知覚根の中を通り橋のレベルで脳に入ると、約半分の数の軸索は上行枝（三叉神経主知覚核に終止する）と下行枝（三叉神経脊髄路を下りながら三叉神経脊髄路核に軸索終末を形成する終止軸索を送る）に枝分かれする。残り半分は枝分かれせずに、いずれかの三叉神経核に終わる。 一方、感覚神経細胞の末梢枝はそれぞれ眼神経、上顎神経、下顎神経どれかに加わりながら、顔面、頭部の末梢器官（皮膚、[[wikipedia:ja:粘膜|粘膜]]、[[脳硬膜]]など）に分布する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第VI脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：外転神経 abducens nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[wikipedia:ja:外側直筋|外側直筋]]（外眼筋のひとつ）を支配する運動神経で眼球運動を制御する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　神経細胞体は橋の[[顔面神経丘]]の直下に位置する[[外転神経核]]にある。神経軸索は核をでると橋被蓋を前方（腹側）にほぼ直進し、橋と延髄の境界から脳をでて束をなし、外転神経となる。これは吻側に向かい、上眼窩裂から眼窩に出て外側直筋に達する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第VII脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：顔面神経 facial nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　顔面筋支配の運動神経、[[wikipedia:ja:涙腺|涙腺]]や[[wikipedia:ja:口蓋線|口蓋線]]などの分泌作用制御の[[副交感神経]]、および[[wikipedia:ja:味覚|味覚]]を司る感覚神経を含む混合神経である。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　顔面筋支配の神経細胞群は橋・延髄境界領域の[[網様体]]腹外側に大きな顔面神経核を形成する。ここから伸びる神経軸索は顔面神経運動根で脳幹内では変則的な走行を示す。それらは束ねられながらより吻側にある外転神経核（内側後方）に向かい、延髄菱形窩の正中近くの顔面神経丘直下に達し、一塊の[[顔面神経膝]]（外転神経核に乗っかる形）となる。線維束はさらに吻側に向かうが、外転神経核の中央レベルで外側前方（腹側）に急に進路を変更し、三叉神経運動核の内側を通り、橋・延髄の境界の脳幹外側縁（[[小脳橋角部]]）を貫いて脳を離れる。その後、[[側頭骨]]の[[wikipedia:ja:顔面神経管|顔面神経管]]を通り、途中[[wikipedia:ja:アブミ骨筋|アブミ骨筋]]に枝を出した後、[[wikipedia:ja:茎乳突孔|茎乳突孔]]（けいにゅうとつこう）から頭蓋の外にでて、顔面の骨格筋（[[wikipedia:ja:表情筋|表情筋]]、[[wikipedia:ja:広頸筋|広頸筋]]、[[wikipedia:ja:頬筋|頬筋]]など）を支配する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　味覚や[[wikipedia:ja:外耳道|外耳道]]の皮膚感覚（顔面の皮膚感覚を司るのはほとんどが三叉神経であることに注意）を司る神経の感覚神経細胞体は[[wikipedia:ja:顔面神経管|顔面神経管]]内の[[wikipedia:ja:膝神経節|膝神経節]]（しつしんけいせつ）にあり、[[脊髄神経節]]細胞と同じく偽単極性の細胞である。その中枢突起は顔面神経知覚根（[[中間神経]]ともいう。顔面神経運動根と第VIII脳神経の間を走る。）の構成に与る。末梢突起は顔面神経の分枝（[[鼓索神経]]や[[大錐体神経]]など）に含まれて末梢器官に達する。味覚（舌の前方2/3）は鼓索神経を介して脳の延髄[[孤束核]]に、皮膚感覚はこれら末梢分枝を介して三叉神経脊髄路核に伝えられる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　顔面神経に含まれる副交感神経性の細胞は[[上唾液核]]（橋被蓋の顔面神経核背内側の網様体に散在する細胞群）にある。ここから出る軸索（[[節前線維]]）は中間神経に加わり、鼓索神経や[[舌神経]]を通って[[顎下神経節]]に、あるいは大錐体神経を通って[[翼口蓋神経節]]（よくこうがいしんけいせつ）に至り、そこの節細胞にシナプス連結する。この節細胞の軸索（節後線維）はさらに末梢の神経分枝に入って遠位に向かう。前者の場合、[[wikipedia:ja:顎下線|顎下線]]や[[wikipedia:ja:舌下腺|舌下腺]]に、後者の場合、涙腺や口蓋などの[[wikipedia:ja:粘膜腺|粘膜腺]]を支配する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第VIII脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：内耳神経 vestibulocochlear nerve 　 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[聴覚]]を司る蝸牛神経 cochlear nerve と[[平衡覚]]を司る前庭神経 vestibular nerve の2種類の感覚神経からなる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　蝸牛神経の細胞は双極性あるいは偽単極性の神経細胞で、[[蝸牛]]（側頭骨[[wikipedia:ja:骨迷路|骨迷路]]にある渦巻状の空洞で[[蝸牛管]]という聴覚器官をおさめる）の基部の骨の中（[[ローゼンタール管]] Rosenthal’s canal）に埋まっている多数の[[らせん神経節]]（蝸牛神経節）に存在する。その末梢突起は[[コルチ器]]の[[内・外有毛細胞]]からの音情報を受け、この情報は中枢突起に伝えられる。これら中枢突起は一つに束ねられて蝸牛神経となり、[[内耳孔]]を通って頭蓋内へと進む。蝸牛神経は前庭神経と並んでともに小脳橋角から（顔面神経の外側に位置しながら）脳に入り、聴覚の中枢伝導路の始まりである[[蝸牛神経核]]群の神経細胞にシナプス結合し情報を伝える。蝸牛神経には上記の求心性の線維のほか、脳の[[上オリーブ核]]から末梢器官の有毛細胞を支配する遠心性の線維が含まれている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　前庭神経の細胞は双極性で[[前庭神経節]]（[[スカルパ神経節]] Scarpa’s ganglion、内耳孔底部の骨迷路に多数埋まっている）にあり、ここから出る短い末梢突起は前庭の感覚器（回転運動情報を受容する[[半規管と耳石器|三半規管]]膨大部３か所の内壁、頭の位置移動に伴う重力変化情報を受容する[[球形嚢斑]]および[[卵形嚢斑]]）の有毛細胞を支配する。神経節細胞の中枢突起はひとつの前庭神経束にまとまり、蝸牛神経とともに、延髄に入る。延髄では[[外側前庭核]]に投射しながら、多くの軸索は上行枝と下行枝に２分する。上行枝は[[上前庭核]]へ終わり、下行枝は[[下前庭核]]と[[内側前庭核]]に終止する。前庭神経には上記の求心性線維のほか、少数の遠心性の線維（外側核内側の網様体中に散在する細胞に起こり、感覚上皮を支配する）も含まれる。遠心性線維の機能はわかっていない。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第IX脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：舌咽神経 glossopharyngeal nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動、知覚、味覚、副交感性線維を含む混合神経である。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動神経の細胞体は延髄の[[擬核]]吻側部にあり、ここからの軸索線維は外側前方（腹側）にすすみ、[[下小脳脚]]の下縁から数本の根をなして脳をでる。[[下唾液核]]にある副交感性細胞からの線維（節前線維）も同様にこれらの根に加わり、これら数本の根は束ねられて一本の舌咽神経となる。一方、感覚神経の細胞体（偽単極性の細胞）はこの神経が頭蓋の[[頸静脈孔]]を出るあたりに形成されている、上・下の[[舌咽神経節]]にある。ここから伸びる中枢突起もこれらの根を通って延髄にはいり、末梢枝の受容した感覚情報を[[孤束核]]（舌後1/3からの味覚）、三叉神経脊髄路核（[[wikipedia:ja:扁桃|扁桃]]、[[wikipedia:ja:咽頭|咽頭]]、[[wikipedia:ja:舌|舌]]、[[wikipedia:ja:中耳|中耳]]、[[wikipedia:ja:頸動脈小体|頸動脈小体]]からの知覚）に送る。運動性の線維の末梢枝は[[wikipedia:ja:茎突咽頭筋|茎突咽頭筋]]を支配する。副交感神経は[[耳神経節]]にはいり、そこでシナプス交換して、そこからは節後線維となって唾液腺に分布する（分泌機能制御）。また、感覚神経、副交感神経の一部（舌咽神経咽頭枝）はつぎに述べる迷走神経の喉頭咽頭枝に合流して喉頭の粘膜に分布する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第X脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：迷走神経 vagus nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動、知覚、副交感神経を含む混合神経で、他のどの脳神経よりも分布領域が広く、頸部から胸部、腹部半ば過ぎまでの臓器を支配する。 　 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　迷走神経の根（８-１０本）は舌咽神経のそれより尾側で、下小脳脚と下オリーブ核のあいだの窪みを出入りする。これらは一本に束ねられ、頸静脈孔を通って頭蓋をでる。舌咽神経同様、頸静脈孔を出たあたりに上・下の迷走神経節があり、そこに偽単極性神経細胞（感覚性）を含む。両神経節付近からは上位の舌咽神経との連結枝（[[迷走神経耳介枝]]、これはひいては上位の顔面神経とも連なる）や下位の副神経、舌下神経、第1-2[[頚神経]]、[[上頚神経節]]（[[交感神経]]の細胞があり、末梢に節後線維をだす）との連結枝をもちながら、同時に頸部支配枝（迷走神経喉頭咽頭枝、上喉頭神経）をだし、胸腹部臓器の分布に向かう。 　 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動神経の細胞体は延髄の迷走神経背側（運動）核にあり、[[wikipedia:ja:気管支|気管支]]、[[wikipedia:ja:心臓|心臓]]、[[wikipedia:ja:食道|食道]]、[[wikipedia:ja:胃|胃]]、[[wikipedia:ja:小腸|小腸]]と一部[[wikipedia:ja:大腸|大腸]]の[[wikipedia:ja:不随意筋|不随意筋]]に分布する。感覚神経の細胞体は上述の上・下迷走神経節にあり、中枢突起は末梢の受容した情報を孤束核（喉頭蓋と喉頭蓋谷からの味覚、支配域の内臓感覚）や三叉神経脊髄路核（[[wikipedia:ja:耳甲介|耳甲介]]の皮膚知覚）に送ると考えられている。副交感神経の節前線維の細胞体は疑核にあり、節前線維は迷走神経末梢枝に混じって各支配器官（呼吸器、心臓、食道、胃、腸管など）まで達する。個々の器官壁には微小な神経節が多数あって、そこから短い節後線維が出てくる。これは他の脳神経とは異なる支配形態で迷走神経に特徴的である。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第XI脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：副神経 accessory nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動性神経性線維である。以前には、上位の数本の細い神経根は脳神経部分 cranial part といわれる束を形成し、延髄から[[脊髄]]にかけて出る多数の神経根は脊髄部分 spinal part と呼ばれる束を形成する、と言われてきた。これらは頭蓋内で合流して一本になるが、頭蓋を出るのを前後して上位の迷走神経に合流する枝と固有の副神経に分かれる。そこで、最近では、脳神経部分は異所性の迷走神経成分（副交感性の細胞体は疑核にある）に相当すると考え、脊髄部分とされる神経束のみを副神経とする傾向にある。ここでもこれに倣う（確定的な結論はまだないが）。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動神経の細胞体は脊髄（上位頸髄）の外側角（脊髄神経の運動神経細胞が脊髄前角にあることとの違いに注意）にあり、神経根は多数、[[側索]]を貫いて出てくる。一本に束ねられた神経束は[[wikipedia:ja:脊柱管|脊柱管]]を上行し、[[wikipedia:ja:大後頭孔|大後頭孔]]より頭蓋内に入り、いわゆる副神経脳神経部分と合流して、今度は舌咽神経、迷走神経とともに頸静脈孔より頭蓋のそとに出る。頭蓋内にいちど逆戻りする点は他の脳神経にない特徴である。副神経は頸部を下降しながら[[wikipedia:ja:胸鎖乳突筋|胸鎖乳突筋]]と[[wikipedia:ja:僧帽筋|僧帽筋]]に分布する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第XII脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：舌下神経 hypoglossal nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　舌運動制御の純粋な運動性神経である。動眼神経、滑車神経、外転神経などと一緒で、知覚性の神経を完全に欠いている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動性神経細胞は延髄後部の[[中心灰白質]]腹内側に位置する[[舌下神経核]]にある。ここから出た神経は前方（腹側）に進み、錐体のすぐ外側の前外側溝 anterolateral sulcus を抜けて延髄を離れる。神経根（10-15本）は束ねられ、舌下神経管を通って頭蓋の外に出る。この神経管を出ると硬膜枝を出した後、C1前枝からの枝と合流し、[[wikipedia:ja:内頸動脈|内頸動脈]]のわきを過ぎて舌の深部を走り、舌のほとんどの筋（[[wikipedia:ja:頤舌筋|頤舌筋]]など骨付着筋や[[wikipedia:ja:上縦舌筋|上縦舌筋]]など内在性の筋）に分布する。[[wikipedia:ja:口蓋舌筋|口蓋舌筋]]は迷走神経（あるいは舌咽神経？）支配とされている。C1前枝のほか、上頚神経節（交感神経）、迷走神経（副交感神経）との交通枝もあるが、それらの成分は、固有の舌下神経支配領域以外に向かう枝に含まれると考えられている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;span style=&amp;quot;display: none;&amp;quot; id=&amp;quot;1338906889409S&amp;quot;&amp;gt;&amp;amp;nbsp;&amp;lt;/span&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*[[脊髄神経]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 引用文献  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references /&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== その他の文献  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
#&#039;&#039;&#039;R. Warwick and P. L. Williams (Eds.)&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Gray’s Anatomy: 35th edition&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Longman Ltd.&#039;&#039;, Edinburgh, GB, 1973. &lt;br /&gt;
#&#039;&#039;&#039;A. Brodal&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Neurological Anatomy in Relation to Clinical Medicine: 3rd edition&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Oxford University Press&#039;&#039;, New York, USA, 1981.&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：端川勉　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E5%91%A8%E6%B3%A2%E6%95%B0%E5%9C%B0%E5%9B%B3&amp;diff=14885</id>
		<title>トーク:周波数地図</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E5%91%A8%E6%B3%A2%E6%95%B0%E5%9C%B0%E5%9B%B3&amp;diff=14885"/>
		<updated>2012-10-16T09:33:59Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集 林 作業記録 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;==編集 林 作業記録==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク追加&lt;br /&gt;
*同義語追加&lt;br /&gt;
*図があった方が良いと思われる所がございます。本文にて指摘。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年9月7日 (金) 23:31 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==編集担当　藤田一郎 作業記録==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*本文中で、語句・字句の訂正を若干行いましたので、ご確認ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*周波数同調曲線が菱形を示すということは高音圧側にも閾値が存在しているというような神経細胞ということですね。周波数地図の項目で、このようなタイプの神経細胞に言及する必要はあるでしょうか。あまりなければ削除した方が読者にはわかりやすかと思います。もし、必要があるとお考えの場合は、林先生のコメントにありますように、図を使っていただけますか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*「周波数地図から音刺激に対する反応パタンを推定することができない」という記述を大変興味深く読みました。その理由の３項目、２音抑圧や２音抑制は、聴覚分野外の方には耳慣れない言葉です。少なくとも、ここに文献を引用しておく必要があると思います。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E5%91%A8%E6%B3%A2%E6%95%B0%E5%9C%B0%E5%9B%B3&amp;diff=14884</id>
		<title>周波数地図</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E5%91%A8%E6%B3%A2%E6%95%B0%E5%9C%B0%E5%9B%B3&amp;diff=14884"/>
		<updated>2012-10-16T09:25:43Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名 : tonotopy　独：Tonotopie　仏：tonotopie&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：周波数局在、トノトピー&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[聴覚]]系の[[神経細胞]]は、特定の[[wikipedia:ja:周波数|周波数]]範囲の音に選択的に反応し、最も敏感に反応する周波数のことを特徴周波数と呼ぶ。周波数地図は、神経細胞がその特徴周波数の高低順に空間的に規則正しく配置されていることを指す。この構造は聴覚系の多くの部位で見られ、その成因は[[内耳]]に起源する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 定義 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ある周波数の純音において、[[wikipedia:ja:音圧|音圧]]を徐々に上昇させた時、細胞活動が初めて変化を示す音圧のことを[[閾値]]音圧と呼ぶ。周波数に従って閾値音圧が変化する様子を示す曲線は、その細胞の周波数同調曲線と呼ばれる。[[蝸牛神経]]のレベルまでは、周波数同調曲線は左右非対称なＶ字型で、低い周波数側に伸びている。[[蝸牛神経核]]とそれ以降のレベルになると、左右対称のＶ字型の曲線になるとともに、抑制性回路の働きで菱型（編集コメント：具体的にイメージ出来ないので周波数同調曲線に関して図があればと思います）の曲線も見られる。周波数同調曲線の最も低い部位が対応する周波数、即ち閾値音圧が最も低い周波数は、その細胞の特徴周波数と呼ばれる。周波数地図は神経細胞がその特徴周波数の高低順に空間的に規則正しく配置されていることを意味する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 聴覚路で見られる部位 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　聴覚路において、周波数地図が内耳から[[大脳皮質]][[聴覚野]]まで、すべてのレベルで見られる。内耳における[[蝸牛]]底から蝸牛頂までの周波数地図は一次元的で、cochleotopyとも呼ばれる。部位と特徴周波数の関係は[[Greenwoodの式]]で定量的に記述できる&amp;lt;ref name=ref4&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;2373794&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方、大脳皮質では、皮質表面に垂直の方向から見れば、周波数地図は二次元的になっており、特徴周波数が徐々に変化する方向を周波数軸、それに垂直の方向では特徴周波数が変わらず、等周波数軸と呼ばれる&amp;lt;ref name=ref8&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;14914884&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref5&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;1092814&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。皮質の深さ方向では、特徴周波数はほぼ一定である&amp;lt;ref name=ref5 /&amp;gt;。（編集コメント：ここも図があればと思います）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 起源 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　周波数地図の起源は内耳である。音刺激に対して蝸牛[[基底膜]]に、基底部から蝸牛孔に向かう進行波が生じ、その最大振幅が音の周波数に従って特定の部位で生じることで周波数地図が生まれる&amp;lt;ref name=ref1&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Békésy von G.&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Experiments in hearing. &amp;lt;br&amp;gt;New York: McGraw Hill, 1960&amp;lt;/ref&amp;gt;。このことが生じる原因として、基底部から蝸牛孔に向かうに従って、基底膜の共振周波数が徐々に低くなることと、基底膜隣接部位間の機械的カップリングによるとされている&amp;lt;ref name=ref1 /&amp;gt;。また、[[外有毛細胞]]の電位依存性伸縮が基底膜の周波数同調曲線の先鋭化に非常に重要な働きをしており、その基盤にある電位感受性モータータンパク質の[[prestin]]も同定されている&amp;lt;ref name=ref3&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;1464757&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref9&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10821263&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。蝸牛以降の聴覚路において、周波数地図が保存されるのは、上位中枢への投射に常に[[トポグラフィックマッピング|トポグラフィー]]が存在するためである&amp;lt;ref name=ref6&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Møller AR.&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Hearing.&amp;lt;br&amp;gt; Amsterdam: Academic Press, 2006&amp;lt;/ref&amp;gt;。　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 機能 ==&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　任意波形を周波数成分に分解する[[wikipedia:ja:フーリエ変換|フーリエ変換]]が信号処理の分野で中心的な役割を果たすように、周波数地図は聴覚生理学における中心的な概念である。その存在は、聴覚系が音声情報を周波数帯域ごとに分解し、並列処理を行っていることを示している。周波数地図はピッチ受容や周波数弁別の神経基盤の一つを構成するのみならず、[[wikipedia:ja:人工内耳|人工内耳]]の設計に重要な指針を与えている。一方、フーリエ変換の場合、逆変換で元の信号を復元できるが、周波数地図から神経活動のパタンを推定し、音声波形を復元することは出来ない。事実、周波数地図から音刺激に対する神経活動のパタンを推定することすらできない。その理由として、&lt;br /&gt;
#特徴周波数は実験上定義されているもので、実際の音環境では音圧は閾値音圧より数十デシベルも高い。&lt;br /&gt;
#音圧の変化に対する聴覚系の応答は[[wikipedia:ja:非線形|非線形]]的である。音圧を固定して周波数ごとの反応を調べて、最も良く反応する周波数を最適周波数（Best frequency; BF）と呼ばれるが、BFは音圧に依存することが知られている&amp;lt;ref name=ref7&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;5000366&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
#聴神経レベルでの[[2音抑圧]]や中枢における[[2音抑制]]など、周波数間の相互作用が見られる。&lt;br /&gt;
#周波数に注目しているため、聴覚系反応の時間的な性質が無視されている。事実、特徴周波数依存的インパルス応答&amp;lt;ref name=ref2&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;3199176&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、刺激音に対する位相同期（フェーズロック）&amp;lt;ref name=ref7&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;5000366&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、時間ピッチなど、聴覚応答の時間的な側面が重要であることが知られている。              &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[聴覚野]]&lt;br /&gt;
*[[トポグラフィックマッピング]]&lt;br /&gt;
*[[蝸牛]]&lt;br /&gt;
*[[聴覚空間地図]]&lt;br /&gt;
*[[聴覚系]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references /&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：宋文杰　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%81%B4%E8%A6%9A%E9%87%8E&amp;diff=14883</id>
		<title>聴覚野</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%81%B4%E8%A6%9A%E9%87%8E&amp;diff=14883"/>
		<updated>2012-10-16T09:11:42Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名 : auditory cortex　&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
　[[聴覚]]に関わる[[大脳皮質]]の領域で、聴覚伝導路の最高中枢である。複数の領野から構成され、現在も新しい領野が発見されつつある。[[wikipedia:ja:コウモリ|コウモリ]]などの一部の動物を除いて、聴覚皮質各領野の機能分担は明らかになっていない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 構造 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　大脳皮質聴覚野は他のモダリティーの感覚野と同様、複数の領野より構成されている。[[wikipedia:ja:霊長類|霊長類]]の聴覚皮質の領野構成に関して多くの研究が行われ、現在17の領野が同定されている&amp;lt;ref name=ref2 /&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref1 /&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref4&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;1583155&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref6&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;16774452&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref7&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7701330&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。その枠組みに関して、Kaasらがサルの聴覚皮質をモデルに、コア‐ベルト‐パラベルト構造の概念を提唱している&amp;lt;ref name=ref2&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11050211&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref1&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11745645&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[そのうち、[[一次聴覚野]](primary auditory cortex; A1)、[[R野]]（rostral area）と[[RT野]]（rostrotemporal area）がコア領域を構成し、そのいずれにも明確な[[周波数地図]]が見られ、隣接する領野の周波数地図は[[wikipedia:ja:鏡対称|鏡対称]]になっている。コアを取り囲むようにして、[[CL野]]（caudolateral area）、 [[CM野]]（caudomedial area）、[[MM野]]（midmedial area）、[[RM野]]（rostromedial area）、[[RTM野]]（medial rostrotemporal area）、[[RTL野]]（lateral rostrotemporal area）、[[AL野]]（anterolateral area）と[[ML野]]（middle lateral area）がベルト領域を構成し、そのいずれの領野にも周波数地図が見出されている&amp;lt;ref name=ref6 /&amp;gt;。ベルト領域の更に外側部に位置する[[CPB野]]（caudal parabelt）と[[RPB野]]（rostral parabelt）がパラベルトを構成する。コアとベルトは外側溝内に位置し、パラベルトは上側頭回に位置する。（編集コメント：この内容について図があればと思います）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　最近の脳機能イメージング法を用いた研究により、[[wikipedia:ja:ヒト|ヒト]]においても、聴覚野にコアとベルト、およびパラベルト領域が存在することが報告され、外側ベルトは[[上側頭回]]に位置し、パラベルトは[[上側頭溝内]]に位置する&amp;lt;ref name=ref10&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;21160558&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。Woodsらによると、ヒトのコア領域のすべての領野に周波数地図が存在するが、その他の領域には周波数地図が見られない&amp;lt;ref name=ref10 /&amp;gt;。しかし、Striem-Amitらによると、ヒト聴覚野の広範な領域に周波数地図が見られ、上側頭溝内にも明確な周波数地図が存在する&amp;lt;ref name=ref9&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;21448274&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。従って、ヒトでは、パラベルト領域にも周波数地図が存在する可能性がある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コア‐ベルトの概念は[[wikipedia:ja:げっ歯類|げっ歯類]]にも当てはめることができるようである。例えば、[[wikipedia:ja:モルモット|モルモット]]の聴覚皮質には、明確な周波数地図を持つA1野とDC野（Dorsocaudal field）を取り囲むようにして、他の領野が存在している&amp;lt;ref name=ref5&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;17050828&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これはコアーベルトの考え方で捉えることができるが、パラベルトに相当する領域は同定されていない。最近、げっ歯類の[[島皮質]]領域に聴覚領野が見出され、低周波数の[[wikipedia:ja:純音|純音]]に広い領域で応答する&amp;lt;ref name=ref8&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;18424777&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=ref12&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;22118307&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 機能 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　聴覚皮質の機能に関する大きな枠組みとして、Romanskiらが聴覚野から[[前頭葉]]へ背側を通る&amp;quot;where&amp;quot;経路と腹側を通る&amp;quot;what&amp;quot;経路の概念を、[[視覚系]]に倣って提唱しているが&amp;lt;ref name=ref11&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10570492&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、個々の領野の機能は明らかになっていない。領野間の線維連絡や階層性に関してさえ、視覚系ほど明らかにされていない。コウモリは周波数定常音と周波数変調音成分を含む定位音を発し、目標物から戻ってくる反響音（こだま）と聴き比べて獲物の捕獲や障害物の回避を行うため、聴覚皮質各領野の機能分担が明確にされてきた&amp;lt;ref name=ref13&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8071892&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。しかし、多くの[[wikipedia:ja:哺乳類|哺乳類]]やヒトでは、コウモリのように限られた聴覚情報のみを処理するのではなく、音声一般に対する処理能力が要求されるため、聴覚系がそれに対応するように適応したと考えられる。一方、システムとしての聴覚系に多くの非線形要素が含まれているため、その特徴を解明する一般的な方法は恐らく存在しない。それぞれの研究者のアドホックなアプローチで、徐々に解明が進むものと思われる。覚醒動物で、同定した細胞の反応選択性を調べ、細胞反応と動物行動の関係を調べる戦略は考えられる。覚醒動物で得られた大脳皮質に関する知見の一つとして、A1とベルトの境界にピッチ受容候補領域が同定されている&amp;lt;ref name=ref3&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;16121182&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[聴覚系]]&lt;br /&gt;
*[[周波数地図]]&lt;br /&gt;
*[[聴覚空間地図]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references /&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：宋文杰　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E8%81%B4%E8%A6%9A%E9%87%8E&amp;diff=14882</id>
		<title>トーク:聴覚野</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E8%81%B4%E8%A6%9A%E9%87%8E&amp;diff=14882"/>
		<updated>2012-10-16T09:05:53Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集 林 コメント */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;==編集 林 コメント==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク作成致しました。&lt;br /&gt;
*図があった方が良いと思われる所がございます。できれば御対応下さい。本文にて指摘。&lt;br /&gt;
*関連項目ございましたらご指摘下さい。&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年9月7日 (金) 23:51 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==編集担当 藤田一郎 コメント==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*若干の語句・字句の訂正を本文中に行いましたのでご確認ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*モダリティーは感覚種に、トノトピーは周波数地図としました。初学者に理解しやすいようにとの配慮です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*上記、林先生のコメントにありますように、霊長類の聴覚皮質領野の図はぜひとも加えてください。また、私の希望としては、コウモリの聴覚皮質の領野地図もあるとよいと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*ー＞林先生、古屋様、関連項目は、「周波数地図」「こだま定位」「視覚野」でしょうか。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%A7%8B%E9%80%A0&amp;diff=13738</id>
		<title>ゾーン構造</title>
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		<updated>2012-09-06T03:23:38Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：zonal organization &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　神経組織において神経連絡あるいは機能的に類似した神経細胞が帯状（ゾーン状）に並び、このような帯状エリアが隣接して複数ある時、その構造をゾーン構造と呼ぶ。哺乳類では[[嗅球]]や[[小脳]]でゾーン構造の研究が進んでいる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 主嗅覚系に見られるゾーン構造 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:Hidekikashiwadani fig 1.svg|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図1  主嗅覚系の4ゾーン・モデル&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;匂い分子受容体の発現パターンで規定される4つのゾーンを嗅上皮冠状断面および嗅球で模式的に表わしている。]] &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 嗅上皮におけるゾーン構造 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　嗅上皮上には、数百万個もの[[嗅細胞]]がシート状に敷き詰められている。嗅細胞は、およそ1000種類の匂い分子受容体（[[嗅覚受容体]]）のうち、1種類を選択的に発現する。ある一つの匂い分子受容体を発現する嗅細胞は、嗅上皮上で前後軸方向に伸びる帯状のエリア（ゾーン）内に均一に分布。複数の匂い分子受容体の発現パターンの比較から、嗅上皮は4つのゾーンに区分され、各匂い分子受容体を発現する嗅細胞はこれら4つのゾーンのうち1つのゾーンに選択的に分布する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7683976&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8343958&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;（図1左）。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 嗅球におけるゾーン構造 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　嗅細胞の軸索は一次嗅覚中枢である嗅球へ投射し、[[糸球]]と呼ばれる構造内で[[シナプス]]結合を形成する。嗅球の出力ニューロンである[[僧帽細胞]]と[[房飾細胞]]は糸球内で嗅細胞軸索（嗅神経）からのシナプス入力を受け、二次嗅覚中枢である[[嗅皮質]]へ軸索投射する。糸球は嗅球表面側にシート状に配置されており、[[wikipedia:ja:げっ歯類|げっ歯類]]では片嗅球あたり2000個ほど存在する。それぞれの糸球にはおよそ3000個の嗅細胞がシナプス結合を作るが、ひとつの糸球に軸索[[トポグラフィックマッピング|投射]]する嗅細胞は同一の匂い分子受容体を発現する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　同一嗅上皮ゾーンに属する嗅細胞の投射先の糸球は、嗅球を帯状（ゾーン状）に取り巻くように分布を取る。また特定の嗅上皮ゾーンに属する嗅細胞は、対応する嗅球ゾーンに配置する糸球に投射し、嗅球にも嗅上皮のゾーン構造に対応した4つのゾーン構造があることが示された&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7528109&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8001145&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;（図1右）。このように嗅上皮上の特定のゾーンの嗅細胞が、嗅球上の特定のゾーンに軸索投射する様式は「ゾーンからゾーンへの投射 (&#039;&#039;&#039;zone-to-zone projection&#039;&#039;&#039;)」と呼ばれる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　この主嗅覚系の「ゾーンからゾーンへの投射 」に対応するように様々な分子が発現している。例えば、[[NCAM]] familyに属する[[接着分子]][[OCAM]]は、嗅上皮の腹側の3つのゾーンの嗅細胞に発現するが、最背側ゾーンの嗅細胞には発現しない。このゾーン状の発現パターンは投射先である嗅球糸球層でも保持され、腹側の3つのゾーンでは発現するが、最背側ゾーンでは発現が見られない&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;9221781&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このようなゾーン構造と対応した接着分子の発現の機能的意義はまだ解明されていない。しかし、特定の匂い分子受容体を発現する嗅細胞軸索が収束する糸球の位置は個体間で保存されており、正確な投射先へ軸索をガイダンスする上で重要な役割を果たしているの可能性がある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 主嗅覚系ゾーン構造の再検討 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　これまで述べてきたように、1990年代前半より、4分割されたゾーン構造が嗅上皮および嗅球に存在すると考えられてきた。しかし近年多くの匂い分子受容体の分布が詳細に検討された結果、[[嗅上皮]]、嗅球ともに、背側ゾーンと腹側ゾーンの2つのゾーンに分割されるという説が有力になってきている。およそ80種類の匂い分子受容体の発現分布を[[in situハイブリダイゼーション法]]を用いて体系的に調べたところ、いずれの受容体も嗅上皮上で前後軸に沿った帯状の発現分布を示した。しかし腹側に位置する受容体の多くは、その分布が古典的4分割ゾーンには対応せず、受容体に固有な帯状の分布を示した。ただし、古典的4分割ゾーンのうち最背側ゾーンに発現する受容体とそれ以外の腹側ゾーンの受容体の発現領域は互いに排他的であり、主嗅球は少なくとも2つのゾーン構造を有することが示された。腹側ゾーンの受容体の分布は部分的に重なりあっていることから、腹側ゾーン内部には明確なサブゾーンは存在しないと考えられている&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15814789&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 主嗅覚系ゾーン構造の機能 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　主嗅覚系に見られるゾーン構造は生物学的にどのような意味を持つのであろうか？この問いに対する明確な答えはまだ得られていない。しかしながら、同じ匂い分子に応答する嗅細胞であっても、背側ゾーンに位置するものと腹側ゾーンに位置するもので異なる機能的を有するものがある。背側ゾーンに配置する嗅細胞を選択的に遺伝子工学的に欠損させたマウスでは、[[wikipedia:Trimethylthiazoline|トリメチルチアゾリン]]（TMT：キツネ糞由来の匂い分子で、TMTを嗅がせると[[マウス]]に先天的な忌避行動を惹起する）に対する先天的な忌避行動が消える。一方、この遺伝子操作を行ったマウスでもTMTを用いた匂い学習は成立し、TMTを認識することができた。つまり、TMTに応答する嗅細胞のうち、背側ゾーンにあるものは先天的な匂い忌避反応に、腹側ゾーンにあるものは後天的な匂い学習に寄与する&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;17989651&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらの結果から、背側ゾーンの嗅細胞は先天的にコードされた、匂いに惹起される[[情動]]行動に、腹側ゾーンは経験・[[学習]]依存的にコードされる、匂いに惹起される行動反応に寄与する可能性が示唆されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 副嗅覚系に見られるゾーン構造 ==&lt;br /&gt;
[[Image:Hidekikashiwadani fig 2.svg|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図2  副嗅覚系の2ゾーン・モデル&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;フェロモン受容体の発現パターンで規定される2つのゾーンが鋤鼻上皮冠状断面および副嗅球側矢状断面で模式的に表わされている。]] &lt;br /&gt;
=== 鋤鼻上皮におけるゾーン構造 ===&lt;br /&gt;
　主嗅覚系とは別にフェロモンを受容するための感覚系として[[副嗅覚系]]（鋤鼻（じょび）嗅覚系）が存在する。[[フェロモン受容体]]を発現する[[鋤鼻神経]]は[[鋤鼻器]]の鋤鼻上皮に細胞体を持ち、その軸索を副嗅覚系一次中枢である[[副嗅球]]へ投射する。鋤鼻神経に発現するフェロモン受容体はその構造からV1RとV2Rの2群に分類される&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7585937&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;9288755&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;9292726&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;9288756&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では、V1Rは[[三量体GTP結合タンンプ質|Gi2α]]タンパク質と共役しており、鋤鼻上皮上層部(apical zone)の鋤鼻神経に発現する。V2Rは[[三量体GTP結合タンンプ質|Goα]]タンパク質と共役しており、鋤鼻上皮基底部（basal zone）の鋤鼻神経に発現する。つまりV1Rを発現する鋤鼻神経細胞とV2Rを発現する鋤鼻神経細胞は排他的な２つのゾーンを鋤鼻上皮上で形成している&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8558259&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8782871&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;（図2左）。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 副嗅球におけるゾーン構造 ===&lt;br /&gt;
　鋤鼻上皮上で異なるゾーンに位置するV1R鋤鼻神経、V2R鋤鼻神経は、副嗅球の異なるゾーンに投射する。V1R鋤鼻神経はGi2αを、V2R鋤鼻神経はGoαを共発現するが、鋤鼻神経の投射先である副嗅球糸球層でその発現を調べると、副嗅球吻側部はGi2α陽性、副嗅球尾側部ではGoα陽性であった。これはV1R鋤鼻神経が、鋤鼻上皮apical zoneから副嗅球吻側部へ、V2R鋤鼻神経は鋤鼻上皮basal zoneから副嗅球尾側部へ、「ゾーンからゾーンへの投射 」をすることを表している（図2右）。実際、個々のV1RやV2Rにレポーター遺伝子を発現させ、それぞれの受容体を発現する鋤鼻神経の投射パターンを調べると、V1R発現細胞は副嗅球rostral zoneのいくつかの糸球に、V2R発現細胞ではcaudal zoneのいくつかの糸球に軸索投射している&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10219242&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この副嗅覚系の「ゾーンからゾーンへの投射 」を反映して、V1Rと共発現するOCAMの発現も鋤鼻上皮apical zoneと副嗅球吻側部に限局している&amp;lt;ref name=ref1&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;9321710&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;（図2）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 副嗅覚系におけるゾーン構造の機能 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　副嗅覚系に見られるゾーン構造の機能的意義は未だに研究段階であるが、ゾーン毎に異なる性状を持つフェロモンの検出に寄与する。尿中に含まれる様々な化学物質に対する鋤鼻神経細胞の応答を調べると、V1Rを発現する鋤鼻神経細胞は揮発性の物質に、V2Rを発現する鋤鼻神経細胞は不揮発性のタンパク質様物質に応答する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;9988702&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。また雄マウスの涙から抽出されたペプチドフェロモンESP1はV2Rの一つであるV2Rp5で受容され、副嗅球caudal zoneで情報処理される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;20596023&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらに[[最初期遺伝子発現]]によるフェロモン受容体のリガンドスクリーニングにより、V1Rに属する一群の受容体は様々な[[ステロイド]]によく反応し、個体の生理状態のモニタリングに寄与する。一方、V2Rに属する一群の受容体は同種の[[性フェロモン]]や捕食者の発するフェロモンなど、行動に直結するフェロモンによく応答する&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;21937988&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 小脳に見られるゾーン構造 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:Hidekikashiwadani fig 3.svg|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図3  小脳の12ゾーン・モデル&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;小脳プルキンエ細胞への入出力を基に区分された左小脳皮質の12のゾーンを、背側尾側方向から模式的に表した図。Apps and Hawkes (2009) fig.4 より改変。]] &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 小脳におけるゾーン構造 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　哺乳類の小脳において、[[小脳皮質]]出力ニューロンである[[プルキンエ細胞]]は[[オリーブ核]]より興奮性入力（登上線維入力）を受け、[[小脳核]]へ軸索投射する。小脳皮質は肉眼的には横走する[[小脳溝]]によって区分される[[小脳回]]が顕著であるが、機能的にはむしろ縦走する区分が重要である。小脳皮質は正中線に沿って内側部が[[虫部]]、外側部が[[半球]]、虫部と半球に挟まれた領域は[[中間部]]と呼ばれ、縦走する3つの帯状の領域に区分される。小脳核は内側より[[室頂核]]（[[内側核]]）、[[中位核]]、[[歯状核]]（[[外側核]]）と区分されるが、小脳皮質虫部から室頂核へ、中間部は中位核へ、半球部は外側核へ選択的に軸索投射することから、小脳は縦走する3つのゾーンに機能分化すると考えられていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　1960年代に入り、オリーブ核～小脳皮質～小脳核間の投射様式がより詳細に検討され、それぞれの亜領域間のトポグラフィカルな投射パターンからより細かなゾーン構造の存在が明らかになってきた。研究者によりゾーンの名称や区分に若干の差異があるものの、7つ(A,B,C1,C2,C3,D1,D2)の縦走するゾーン(longitudinal zones)による区分が長く支持されてきた。近年では更に細かな12ゾーン（A, AX, X, B, A2, C1, CX, C2, C3, D1, D0, D2）モデルが提唱されている&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;19693030&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;（図3）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　これらのゾーン構造のうち、Bゾーンなどでは「マイクロゾーン」と呼ばれる100～300μm幅と、通常のゾーン構造の幅（～1mm）より更に細かなゾーン構造が見いだされている&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;689129&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。マイクロゾーンが全てのlongitudinal zoneに存在するかはまだ不明であるが、小脳皮質は基本的に均一な細胞構築構造を持っているため、マイクロゾーンが小脳における最少機能単位であると予想されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 小脳におけるゾーン様分子発現 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　これら神経線維連絡や電気生理学的方法により同定されたゾーン構造とは別に、小脳では様々な分子の発現が前後軸に沿った帯状パターンを示す。もっともよく研究されているのは[[zebrin II]] ([[aldolase C]])の発現パターンで、zebrin II発現プルキンエ細胞によるゾーンと発現しないプルキンエ細胞によるゾーンが吻尾軸に沿って交互に並ぶ&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;2329190 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。zebrin IIの発現パターンと小脳入出力系の詳細な比較から、ゾーン状の分子発現と解剖学的・生理学的ゾーン構造との対応が解明されてきている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15470143&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;19693030&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;（この文、具体的な内容をお書きください）。プルキンエ細胞におけるzebrin IIの発現の有無は、その細胞の生まれた日と密接に関連していて、ゾーン特異的な神経線維連絡の形成と関連することが示唆されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;21456012&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。zebrin IIの発現で区別される2つのゾーンの機能の違いはまだ明らかになっていない。しかし[[ホスホリパーゼC]]β (PLCβ)（[[代謝型グルタミン酸受容体]]等[[7回膜貫通型受容体]]のシグナル伝達に重要）のサブタイプPLCβ3はZebrin II発現プルキンエ細胞に、PLCβ4はzebrin II非発現プルキンエ細胞に特異的に発現することから、zebrin IIで区分される2つのゾーンは異なるシナプス伝達特性を持つ可能性が考えられる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;16566000&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[トポグラフィックマッピング]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：柏谷英樹　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%A7%8B%E9%80%A0&amp;diff=13737</id>
		<title>ゾーン構造</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%A7%8B%E9%80%A0&amp;diff=13737"/>
		<updated>2012-09-06T03:09:37Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：zonal organization &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　神経組織において神経連絡あるいは機能的に類似した神経細胞が帯状（ゾーン状）に並び、このような帯状エリアが隣接して複数ある時、その構造をゾーン構造と呼ぶ。哺乳類では[[嗅球]]や[[小脳]]でゾーン構造の研究が進んでいる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 主嗅覚系に見られるゾーン構造 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:Hidekikashiwadani fig 1.svg|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図1  主嗅覚系の4ゾーン・モデル&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;匂い分子受容体の発現パターンで規定される4つのゾーンを嗅上皮冠状断面および嗅球で模式的に表わしている。]] &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 嗅上皮におけるゾーン構造 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　嗅上皮上には、数百万個もの[[嗅細胞]]がシート状に敷き詰められている。嗅細胞は、およそ1000種類の匂い分子受容体（[[嗅覚受容体]]）のうち、1種類を選択的に発現する。ある一つの匂い分子受容体を発現する嗅細胞の分布を嗅上皮上で調べると、前後軸方向に伸びる帯状のエリア（ゾーン）内で均一に分布することが明らかになった。複数の匂い分子受容体の発現パターンの比較から、嗅上皮は4つのゾーンに区分され、各匂い分子受容体を発現する嗅細胞はこれら4つのゾーンのうち1つのゾーンに選択的に分布することが示された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7683976&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8343958&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;（図1左）。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 嗅球におけるゾーン構造 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　嗅細胞の軸索は一次嗅覚中枢である嗅球へ投射し、[[糸球]]と呼ばれる構造内で[[シナプス]]結合を形成する。嗅球の出力ニューロンである[[僧帽細胞]]、[[房飾細胞]]は糸球内で嗅細胞からのシナプス入力を受け、二次嗅覚中枢である[[嗅皮質]]へ軸索投射する。糸球は嗅球表面側にシート状に配置されていて、[[wikipedia:ja:げっ歯類|げっ歯類]]では片嗅球あたり2000個ほど存在する。それぞれの糸球にはおよそ3000個の嗅細胞がシナプス結合を作るが、ひとつの糸球に軸索[[トポグラフィックマッピング|投射]]する嗅細胞は同一の匂い分子受容体を発現することが知られている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　各匂い分子受容体を発現する嗅細胞が軸索投射する糸球の位置をマッピングしたところ、同一嗅上皮ゾーンに属する嗅細胞の投射先の糸球は、嗅球を帯状（ゾーン状）に取り巻くように分布を取ることが明らかになった。また特定の嗅上皮ゾーンに属する嗅細胞は、対応する嗅球ゾーンに配置する糸球に投射し、嗅球にも嗅上皮のゾーン構造に対応した4つのゾーン構造があることが示された&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7528109&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8001145&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;（図1右）。このように嗅上皮上の特定のゾーンの嗅細胞が、嗅球上の特定のゾーンに軸索投射する様式は「ゾーンからゾーンへの投射 (&#039;&#039;&#039;zone-to-zone projection&#039;&#039;&#039;)」と呼ばれている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　この主嗅覚系のzone-to-zone projectionに対応するような分子発現が報告されている。[[NCAM]] familyに属する[[接着分子]][[OCAM]]は、嗅上皮の腹側の3つのゾーンの嗅細胞に発現するが、最背側ゾーンの嗅細胞には発現しない。このゾーン状の発現パターンは投射先である嗅球糸球層でも保持され、腹側の3つのゾーンでは発現が見られるが、最背側ゾーンでは発現が見られない&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;9221781&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このようなゾーン構造と対応した接着分子の発現の機能的意義はまだ解明されていない。しかし、特定の匂い分子受容体を発現する嗅細胞軸索が収束する糸球の位置は個体間で保存されており、正確な投射先へ軸索をガイダンスする上で重要な役割を果たしているのかもしれない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 主嗅覚系ゾーン構造の再検討 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　これまで述べてきたように、1990年代前半よりシンプルに4分割されたゾーン構造が嗅上皮および嗅球に存在するモデルが支持されてきた。しかし近年多くの匂い分子受容体の分布が詳細に検討された結果、[[嗅上皮]]、嗅球ともに背側ゾーンと腹側ゾーンの2つのゾーンに分割されるという説が有力になってきている。およそ80種類の匂い分子受容体の発現分布を[[in situハイブリダイゼーション法]]を用いて体系的に調べたところ、いずれの受容体も嗅上皮上で前後軸に沿った帯状の発現分布を示した。しかし腹側に位置する受容体の多くは、その分布が古典的4分割ゾーンには対応せず、受容体に固有な帯状の分布を示した。ただし、古典的4分割ゾーンのうち最背側ゾーンに発現する受容体とそれ以外の腹側ゾーンの受容体の発現領域は互いに排他的であり、主嗅球は少なくとも2つのゾーン構造を有することが示された。腹側ゾーンの受容体の分布は部分的に重なりあっていることから、腹側ゾーン内部には明確なサブゾーンは存在しないと考えられている&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15814789&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 主嗅覚系ゾーン構造の機能 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　主嗅覚系に見られるゾーン構造は生物学的にどのような意味を持つのであろうか？この問いに対する明確な答えはまだ得られていない。しかしながら、同じ匂い分子に応答する嗅細胞であっても、背側ゾーンに位置するものと腹側ゾーンに位置するもので異なる機能的を有するものがあることが知られている。背側ゾーンに配置する嗅細胞を選択的に遺伝子工学的に欠損させたマウスでは、[[wikipedia:Trimethylthiazoline|トリメチルチアゾリン]]（TMT：キツネ糞由来の匂い分子で、TMTを嗅がせると[[マウス]]に先天的な忌避行動を惹起する）に対する先天的な忌避行動が消えてしまうことが明らかになっている。一方この遺伝子操作マウスでもTMTを用いた匂い学習は成立し、TMTを認識することができた。これらの実験からTMTに応答する嗅細胞のうち、背側ゾーンにあるものは先天的な匂い忌避反応に、腹側ゾーンにあるものは後天的な匂い学習に寄与することが示された&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;17989651&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらの結果から、背側ゾーンの嗅細胞は先天的にコードされた、匂いに惹起される[[情動]]行動に、腹側ゾーンは経験・[[学習]]依存的にコードされる、匂いに惹起される行動反応に寄与する可能性が示唆されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 副嗅覚系に見られるゾーン構造 ==&lt;br /&gt;
[[Image:Hidekikashiwadani fig 2.svg|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図2  副嗅覚系の2ゾーン・モデル&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;フェロモン受容体の発現パターンで規定される2つのゾーンが鋤鼻上皮冠状断面および副嗅球側矢状断面で模式的に表わされている。]] &lt;br /&gt;
=== 鋤鼻上皮におけるゾーン構造 ===&lt;br /&gt;
　主嗅覚系とは別にフェロモンを受容するための感覚系として[[副嗅覚系]]（鋤鼻（じょび）嗅覚系）が存在する。[[フェロモン受容体]]を発現する[[鋤鼻神経]]は[[鋤鼻器]]の鋤鼻上皮に細胞体を持ち、その軸索を副嗅覚系一次中枢である[[副嗅球]]へ投射する。鋤鼻神経に発現するフェロモン受容体はその構造からV1RとV2Rの2群に分類される&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7585937&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;9288755&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;9292726&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;9288756&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1Rは[[三量体GTP結合タンンプ質|Gi2α]]タンパク質と共役して鋤鼻上皮上層部(apical zone)の鋤鼻神経に発現し、V2Rは[[三量体GTP結合タンンプ質|Goα]]タンパク質と共役して鋤鼻上皮基底部（basal zone）の鋤鼻神経に発現する。つまりV1Rを発現する鋤鼻神経細胞とV2Rを発現する鋤鼻神経細胞は排他的な２つのゾーンを鋤鼻上皮上で形成している&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8558259&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8782871&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;（図2左）。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 副嗅球におけるゾーン構造 ===&lt;br /&gt;
　鋤鼻上皮上で異なるゾーンに位置するV1R鋤鼻神経、V2R鋤鼻神経は、副嗅球の異なるゾーンに投射することが知られている。V1R鋤鼻神経はGi2αを、V2R鋤鼻神経はGoαを共発現するが、鋤鼻神経の投射先である副嗅球糸球層でその発現を調べると、副嗅球吻側部（rostral zone）はGi2α陽性、副嗅球鼻側部（caudal zone）ではGoα陽性であった。これはV1R鋤鼻神経が、鋤鼻上皮apical zoneから副嗅球rostral zoneへ、V2R鋤鼻神経は鋤鼻上皮basal zoneから副嗅球caudal zoneへ、zone-to-zone projectionすることを表している（図2右）。実際、個々のV1RやV2Rにレポーター遺伝子を発現させ、それぞれの受容体を発現する鋤鼻神経の投射パターンを調べると、V1R発現細胞は副嗅球rostral zoneのいくつかの糸球に、V2R発現細胞ではcaudal zoneのいくつかの糸球に軸索投射する様子が観察される&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10219242&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この副嗅覚系のzone-to-zone projectionを反映して、V1Rと共発現するOCAMの発現も鋤鼻上皮apical zoneと副嗅球rostral zoneに限局している&amp;lt;ref name=ref1&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;9321710&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;（図2）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 副嗅覚系におけるゾーン構造の機能 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　副嗅覚系に見られるゾーン構造の機能的意義は未だに研究段階であるが、ゾーン毎に異なる性状を持つフェロモンの検出に寄与することが知られている。尿中に含まれる様々な化学物質に対する鋤鼻神経細胞の応答を調べたところ、V1Rを発現する鋤鼻神経細胞は揮発性の物質に、V2Rを発現する鋤鼻神経細胞は不揮発性のタンパク質様物質に応答することが示された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;9988702&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。また雄マウスの涙から抽出されたペプチドフェロモンESP1はV2Rの一つであるV2Rp5で受容され、副嗅球caudal zoneで情報処理されることが明らかになっている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;20596023&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらに[[最初期遺伝子発現]]によるフェロモン受容体のリガンドスクリーニングにより、V1Rに属する一群の受容体は様々な[[ステロイド]]によく反応し、個体の生理状態のモニタリングに寄与する。一方、V2Rに属する一群の受容体は同種の[[性フェロモン]]や捕食者の発するフェロモンなど、行動に直結するフェロモンによく応答することが明らかになった&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;21937988&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 小脳に見られるゾーン構造 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:Hidekikashiwadani fig 3.svg|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図3  小脳の12ゾーン・モデル&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;小脳プルキンエ細胞への入出力を基に区分された左小脳皮質の12のゾーンを、背側尾側方向から模式的に表した図。Apps and Hawkes (2009) fig.4 より改変。]] &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 小脳におけるゾーン構造 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　哺乳類の小脳において、[[小脳皮質]]出力ニューロンである[[プルキンエ細胞]]は[[オリーブ核]]より興奮性入力（登上線維入力）を受け、[[小脳核]]へ軸索投射する。小脳皮質は肉眼的には横走する[[小脳溝]]によって区分される[[小脳回]]が顕著であるが、機能的にはむしろ縦走する区分が重要である。小脳皮質は正中線に沿って内側部が[[虫部]]、外側部が[[半球]]、虫部と半球に挟まれた領域は[[中間部]]と呼ばれ、縦走する3つの帯状の領域に区分される。小脳核は内側より[[室頂核]]（[[内側核]]）、[[中位核]]、[[歯状核]]（[[外側核]]）と区分されるが、小脳皮質虫部から室頂核へ、中間部は中位核へ、半球部は外側核へ選択的に軸索投射することから、小脳は縦走する3つのゾーンに機能分化すると考えられていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　1960年代に入り、オリーブ核～小脳皮質～小脳核間の投射様式がより詳細に検討され、それぞれの亜領域間のトポグラフィカルな投射パターンからより細かなゾーン構造の存在が明らかになってきた。研究者によりゾーンの名称や区分に若干の差異があるものの、7つ(A,B,C1,C2,C3,D1,D2)の縦走するゾーン(longitudinal zones)による区分が長く支持されてきた。近年では更に細かな12ゾーン（A, AX, X, B, A2, C1, CX, C2, C3, D1, D0, D2）モデルが提唱されている&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;19693030&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;（図3）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　これらのゾーン構造のうち、Bゾーンなどでは「マイクロゾーン」と呼ばれる100～300μm幅と、通常のゾーン構造の幅（～1mm）より更に細かなゾーン構造が見いだされている&amp;lt;ref &amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;689129&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。マイクロゾーンが全てのlongitudinal zoneに存在するかはまだ不明であるが、小脳皮質は基本的に均一な細胞構築構造を持っているため、マイクロゾーンが小脳における最少機能単位であると予想されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 小脳におけるゾーン様分子発現 ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　これら神経線維連絡や電気生理学的方法により同定されたゾーン構造とは別に、小脳では様々な分子の発現が前後軸に沿った帯状パターンを示すことが知られている。もっともよく研究されているのは[[zebrin II]] ([[aldolase C]])の発現パターンで、zebrin II発現プルキンエ細胞によるゾーンと発現しないプルキンエ細胞によるゾーンが吻尾軸に沿って交互に並ぶ&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;2329190 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。Zebrin IIの発現パターンと小脳入出力系の詳細な比較から、ゾーン状の分子発現と解剖学的・生理学的ゾーン構造との対応が解明されてきている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15470143&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;19693030&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。プルキンエ細胞におけるzebrin IIの発現の有無は、その細胞の生まれた日と密接に関連していて、ゾーン特異的な神経線維連絡の形成と関連することが示唆されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;21456012&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。Zebrin IIの発現で区別される2つのゾーンの機能の違いはまだ明らかになっていない。しかし[[ホスホリパーゼC]]β (PLCβ)（[[代謝型グルタミン酸受容体]]等[[7回膜貫通型受容体]]のシグナル伝達に重要）のサブタイプPLCβ3はZebrin II発現プルキンエ細胞に、PLCβ4はzebrin II非発現プルキンエ細胞に特異的に発現することから、zebrin IIで区分される2つのゾーンは異なるシナプス伝達特性を持つ可能性が考えられる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;16566000&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[トポグラフィックマッピング]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：柏谷英樹　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%A7%8B%E9%80%A0&amp;diff=13736</id>
		<title>トーク:ゾーン構造</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%A7%8B%E9%80%A0&amp;diff=13736"/>
		<updated>2012-09-06T03:09:07Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;== 編集　林　作業記録 ==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク修正、追加&lt;br /&gt;
*図２の左側が切れているので、著者に修正依頼&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
１．語句、文の軽微な修正を本文に施しましたのでご確認ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　とくに、本サイトが辞典であることから、「～が知られている」、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　「～が明らかになった」、「～を調べたところ」等の語句を削除&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　するようにしました。また、副嗅球のところ、「鼻側」を「尾側」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　に訂正しています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
２．「ゾーン構造」という言葉は、私の知る限り、今回お書きいただ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　いた嗅覚系と小脳でしか使われていないと思うのですが、それ以外&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　にもあるのでしょうか。第一文の定義に従いますと、サルやネコの&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　一次視覚野（V1）の眼優位性コラム、サルの二次視覚野（V2）の&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　ストライプも含まれるべきですが、これらの構造をゾーン構造と&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　呼ぶことはありません。定義文としては、むしろ、「哺乳類の嗅球、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　小脳に見出される、類似した神経連絡あるいは機能を持つ神経細胞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　が帯状（ゾーン状）に並ぶ構造」とした方が良いのではないでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
３．「哺乳類では」という言葉が第二文にありますが、哺乳類以外の脊椎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　動物、あるいは無脊椎動物で、ゾーン構造と呼ばれている構造は何が&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　知られているのでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
４．「数百万個の嗅細胞」「おおそ1000種類の匂い分子受容体」とありま&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　すが、動物種により、この数は違うものと思います。種を特定して&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　記述願えますか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
５．「エリア内で均一に分布することが明らかになった」というところ、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　「均一に」とはどういう意味でしょうか。また、ここでは、エリア内で&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　　均一かどうかよりも、そのエリアには分布するがその外では分布&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　しないということを記述した方が、ゾーンの説明としては大事なので&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　はないでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
６．「糸球」は重要な語句ですので、初出部位において、その意味するもの&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　を説明してください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
７．上皮apical zone, basal zoneを日本語にしてください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
８．小脳におけるゾーンのところ、「zebrin IIの発言パターンと小脳&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　出入力系の詳細な比較かｋら、ゾーン状の分子発言と解剖学的・生理&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　学的ゾーン構造の対応が解明されてきている」という記述ですが、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　解明された内容を記述するようにご変更ください。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%A7%8B%E9%80%A0&amp;diff=13735</id>
		<title>トーク:ゾーン構造</title>
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		<updated>2012-09-06T03:04:44Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;br /&gt;
== 編集　林　作業記録 ==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク修正、追加&lt;br /&gt;
*図２の左側が切れているので、著者に修正依頼&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
１．語句、文の軽微な修正を本文に施しましたのでご確認ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　とくに、本サイトが辞典であることから、「～が知られている」、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　「～が明らかになった」、「～を調べたところ」等の語句を削除&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　するようにしました。また、副嗅球のところ、「鼻側」を「尾側」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　に訂正しています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
２．「ゾーン構造」という言葉は、私の知る限り、今回お書きいただ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　いた嗅覚系と小脳でしか使われていないと思うのですが、それ以外&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　にもあるのでしょうか。第一文の定義に従いますと、サルやネコの&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　一次視覚野（V1）の眼優位性コラム、サルの二次視覚野（V2）の&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　ストライプも含まれるべきですが、これらの構造をゾーン構造と&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　呼ぶことはありません。定義文としては、むしろ、「哺乳類の嗅球、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　小脳に見出される、類似した神経連絡あるいは機能を持つ神経細胞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　が帯状（ゾーン状）に並ぶ構造」とした方が良いのではないでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
３．「哺乳類では」という言葉が第二文にありますが、哺乳類以外の脊椎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　動物、あるいは無脊椎動物で、ゾーン構造と呼ばれている構造は何が&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　知られているのでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
４．「数百万個の嗅細胞」「おおそ1000種類の匂い分子受容体」とありま&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　すが、動物種により、この数は違うものと思います。種を特定して&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　記述願えますか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
５．「糸球」は重要な語句ですので、初出部位において、その意味するもの&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　を説明してください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
６．上皮apical zone, basal zoneを日本語にしてください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
７．小脳におけるゾーンのところ、「zebrin IIの発言パターンと小脳&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　出入力系の詳細な比較かｋら、ゾーン状の分子発言と解剖学的・生理&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　学的ゾーン構造の対応が解明されてきている」という記述ですが、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　解明された内容を記述するようにご変更ください。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%A7%8B%E9%80%A0&amp;diff=13734</id>
		<title>トーク:ゾーン構造</title>
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		<updated>2012-09-06T02:48:27Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;br /&gt;
== 編集　林　作業記録 ==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク修正、追加&lt;br /&gt;
*図２の左側が切れているので、著者に修正依頼&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
１．語句、文の軽微な修正を本文に施しましたのでご確認ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　とくに、本サイトが辞典であることから、「～が知られている」、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　「～が明らかになった」等の語句を削除するようにしました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
２．「ゾーン構造」という言葉は、私の知る限り、今回お書きいただ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　いた嗅覚系と小脳でしか使われていないと思うのですが、それ以外&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　にもあるのでしょうか。第一文の定義に従いますと、サルやネコの&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　一次視覚野（V1）の眼優位性コラム、サルの二次視覚野（V2）の&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　ストライプも含まれるべきですが、これらの構造をゾーン構造と&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　呼ぶことはありません。定義文としては、むしろ、「哺乳類の嗅球、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　小脳に見出される、類似した神経連絡あるいは機能を持つ神経細胞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　が帯状（ゾーン状）に並ぶ構造」とした方が良いのではないでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
３．「哺乳類では」という言葉が第二文にありますが、哺乳類以外の脊椎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　動物、あるいは無脊椎動物で、ゾーン構造と呼ばれている構造は何が&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　知られているのでしょうか。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
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		<updated>2012-09-06T02:47:14Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;br /&gt;
== 編集　林　作業記録 ==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク修正、追加&lt;br /&gt;
*図２の左側が切れているので、著者に修正依頼&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
１．語句、文の軽微な修正を本文に施しましたのでご確認ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　とくに、本サイトが辞典であることから、「～が知られている」、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　「～が明らかになった」等の語句を削除するようにしました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
２．「ゾーン構造」という言葉は、私の知る限り、今回お書きいただ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　いた嗅覚系と小脳でしか使われていないと思うのですが、それ以外&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　にもあるのでしょうか。第一文の定義に従いますと、サルやネコの&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　一次視覚野（V1）の眼優位性コラム、サルの二次視覚野（V2）の&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　ストライプも含まれるべきですが、これらの構造をゾーン構造と&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　呼ぶことはありません。定義文としては、むしろ、「哺乳類の嗅球、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　小脳に見出される、類似した神経連絡あるいは機能を持つ神経細胞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　が帯状（ゾーン状）に並ぶ構造」とした方が良いのではないでしょうか。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
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		<title>トーク:ゾーン構造</title>
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		<updated>2012-09-06T02:46:42Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;br /&gt;
== 編集　林　作業記録 ==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク修正、追加&lt;br /&gt;
*図２の左側が切れているので、著者に修正依頼&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
１．語句、文の軽微な修正を本文に施しましたのでご確認ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　とくに、本サイトが辞典であることから、「～が知られている」、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　「～が明らかになった」等の語句を削除するようにしました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
２．「ゾーン構造」という言葉は、私の知る限り、今回お書きいただ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　いた嗅覚系と小脳でしか使われていないと思うのですが、それ以外&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　　にもあるのでしょうか。第一文の定義に従いますと、サルやネコの&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　一次視覚野（V1）の眼優位性コラム、サルの二次視覚野（V2）の&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　ストライプも含まれるべきですが、これらの構造をゾーン構造と&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　呼ぶことはありません。定義文としては、むしろ、「哺乳類の嗅球、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　小脳に見出される、類似した神経連絡あるいは機能を持つ神経細胞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　が帯状（ゾーン状）に並ぶ構造」とした方が良いのではないでしょうか。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
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		<updated>2012-09-06T02:40:55Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;br /&gt;
== 編集　林　作業記録 ==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク修正、追加&lt;br /&gt;
*図２の左側が切れているので、著者に修正依頼&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
１．語句、文の軽微な修正を本文に施しましたのでご確認ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　とくに、本サイトが辞典であることから、「～が知られている」、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　「～が明らかになった」等の語句を削除するようにしました。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
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		<title>トーク:ゾーン構造</title>
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		<updated>2012-09-06T02:40:22Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;br /&gt;
== 編集　林　作業記録 ==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク修正、追加&lt;br /&gt;
*図２の左側が切れているので、著者に修正依頼&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
１．語句、文の軽微な修正を本文に施しましたのでご確認ください。&lt;br /&gt;
　　とくに、本サイトが辞典であることから、「～が知られている」、&lt;br /&gt;
　　「～が明らかになった」等の語句を削除するようにしました。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
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		<title>トーク:ゾーン構造</title>
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		<updated>2012-09-06T02:40:02Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;br /&gt;
== 編集　林　作業記録 ==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク修正、追加&lt;br /&gt;
*図２の左側が切れているので、著者に修正依頼&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
１．語句、文の軽微な修正を本文に施しましたのでご確認ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　とくに、本サイトが辞典であることから、「～が知られている」、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　「～が明らかになった」等の語句を削除するようにしました。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
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		<title>トーク:ゾーン構造</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%A7%8B%E9%80%A0&amp;diff=13728"/>
		<updated>2012-09-06T02:39:23Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集　林　作業記録 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;br /&gt;
== 編集　林　作業記録 ==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク修正、追加&lt;br /&gt;
*図２の左側が切れているので、著者に修正依頼&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 編集担当委員　藤田一郎　作業記録 ==&lt;br /&gt;
１．語句、文の軽微な修正を本文に施しましたのでご確認ください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　とくに、本サイトが辞典であることから、「～が知られている」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　　「～が明らかになった」等の語句を削除するようにしました。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
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		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E5%8D%8A%E8%A6%8F%E7%AE%A1%E3%81%A8%E8%80%B3%E7%9F%B3%E5%99%A8&amp;diff=13482</id>
		<title>トーク:半規管と耳石器</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E5%8D%8A%E8%A6%8F%E7%AE%A1%E3%81%A8%E8%80%B3%E7%9F%B3%E5%99%A8&amp;diff=13482"/>
		<updated>2012-08-30T00:43:02Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;== &amp;amp;nbsp;編集　林　作業記録  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*見出しを作成致しました。 &lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンクを作成致しました。 &lt;br /&gt;
*同類語としてあげられていた物の一部からリダイレクト作成、別な一部は関連項目としてあげました。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
藤田先生、査読を御願い致します。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年6月1日 (金) 23:56 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==編集担当者　藤田一郎からのコメント（8/14/2012）==&lt;br /&gt;
８月１４日に杉内さんにお送りしたコメントを記録のため、以下に転記しておきます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　拝読して以下の点に質問があります。お答えをお原稿に反映して&lt;br /&gt;
いただけると大変ありがたく存じます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
１．「前庭を迷路とも言う」と第一文に書かれているのですが、&lt;br /&gt;
迷路は、たとえば蝸牛においても、膜迷路や骨迷路という語として&lt;br /&gt;
使用します。この点、初学者や分野外の方は混乱すると思うのです&lt;br /&gt;
が、どのように使われているのでしょうか。今日でも、前庭を迷路&lt;br /&gt;
と呼ぶことはあるのでしょうか。（実は、この問題は、現在改訂中&lt;br /&gt;
の岩波書店生物学辞典でも起きました）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
２．半規管の第一文「膜でできた管状の構造物」とありますが、&lt;br /&gt;
ここで言う「膜」とは何かをもう少し具体的に書いていただけ&lt;br /&gt;
ますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
３．２と同じ段落の最終文「それぞれの回転として」という&lt;br /&gt;
「それぞれの」は何を指すのでしょうか。この文、すこし改善を&lt;br /&gt;
お願いできますでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
４．耳石器の解説のところ、下から数行目に「これにより、有毛細胞&lt;br /&gt;
があらゆる方向の加速度を検出できる」とありますが、その理由が&lt;br /&gt;
よく理解できません。理由について、一文、書き足していただけ&lt;br /&gt;
ないでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==編集担当者　藤田一郎からのコメント（8/30/2012）==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　適切なご対応ありがとうございました。冒頭の一文を定義文に&lt;br /&gt;
したいと思い、若干の変更を施しましたのでご覧になってください。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　あと１点、ご考慮いただきたい点があります。平衡器官の２－４&lt;br /&gt;
段落に出てくる感覚毛と、不動毛、動毛との関係がよくわかりませ&lt;br /&gt;
ん。感覚毛に不動毛と動毛の２種類があるということでしょうか、&lt;br /&gt;
それとも、感覚細胞にはえている２種類の毛のうち、不動毛だけを&lt;br /&gt;
感覚毛と呼ぶのでしょうか。たとえば、第三段落、「有毛細胞に&lt;br /&gt;
興奮を起こさせるのは、感覚毛の動毛側への屈曲」とありますが、&lt;br /&gt;
この文の感覚毛というのは不動毛のことでしょうか。このあたり、&lt;br /&gt;
語句の整理をお願いできますでしょうか。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E5%8D%8A%E8%A6%8F%E7%AE%A1%E3%81%A8%E8%80%B3%E7%9F%B3%E5%99%A8&amp;diff=13481</id>
		<title>半規管と耳石器</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E5%8D%8A%E8%A6%8F%E7%AE%A1%E3%81%A8%E8%80%B3%E7%9F%B3%E5%99%A8&amp;diff=13481"/>
		<updated>2012-08-30T00:34:17Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：semicircular canal, otolith organ &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:杉内半規管耳石図1z.jpg|thumb|400px|&amp;lt;b&amp;gt;図1. ヒトの前庭器官&amp;lt;/b&amp;gt;&amp;lt;br /&amp;gt;原図はHardy 1934による、杉内、篠田 1994より引用改変]] &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:杉内半規管耳石図2z.jpg|thumb|400px|&amp;lt;b&amp;gt;図2. 有毛細胞の形態的極性(A)と半規管内(B)および耳石器(C)における配列&amp;lt;/b&amp;gt;&amp;lt;br /&amp;gt;A:内野 2009より引用改変、B,C:原図はSpoendilin,1966による、篠田 1985より引用改変]] &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　半規管と耳石は平衡覚に関与する末梢器官である。それらは、聴覚の受容器である[[蝸牛]]とともに内耳（迷路とも呼ばれる）を形成する。半規管は頭部を回転した場合に生じる[[wikipedia:ja:角加速度|回転加速度]]（[[wikipedia:ja:角加速度|角加速度]]）を受容し、耳石器は、頭部の傾きや乗り物やエレベータに乗った場合に生じる[[wikipedia:ja:加速度|直線加速度]]を受容する（頭部の傾きの検出も、[[wikipedia:ja:重力|重力]]方向、すなわち直線加速度を感知することである）&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref1&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Wilson VJ, Melvill-Jones G.&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Mammalian vestibular physiology&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Plenum Press&#039;&#039;, New York, 1979&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref2&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;&#039;内野善生&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;めまいと平衡調節&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;金原出版&#039;&#039;、2002&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref3&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;&#039;内野善生、古屋信彦編集&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;日常臨床に役立つめまいと平衡障害&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;金原出版&#039;&#039;、東京、2009&amp;lt;/ref&amp;gt;。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 半規管  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　半規管は、上皮細胞と間葉性細胞の裏打ちからなる膜でできており、3/4周ほどの環状をした管状の構造物であり、内部は[[wikipedia:ja:内リンパ液|内リンパ液]]で満たされている。一側の内耳に3個存在し、外側（水平）半規管、前（上）半規管、後半規管（前・後半規管をあわせて垂直半規管と呼ぶ）から成る（図１）。それらが存在する平面（半規管平面）は、互いにほぼ直角の角度を成す。外側半規管は、[[wikipedia:ja:ネコ|ネコ]]・[[wikipedia:ja:サル|サル]]・[[wikipedia:ja:ヒト|ヒト]]では、水平面から前方が約30度上方に傾いている。前・後半規管の存在する平面は、正中矢状面（体の左右の中央点を通り、前後軸と上下軸を含む平面）と約45度を成し、一側の前半規管平面と対側の後半規管平面はほぼ平行となっている。頭部のあらゆる方向への回転は、この3個の半規管平面における成分ベクトルに分解されて感知される&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref4&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;&#039;鈴木淳一&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;単一半規管神経電気刺激による迷路頚反射・迷路眼反射&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;神経耳科学&#039;&#039;,　時田喬・鈴木淳一・曽田豊二編&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;金原出版&#039;&#039;, 1985, p. 103-129.&amp;lt;/ref&amp;gt;。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　各半規管は[[卵形嚢]]に開いており、その開口部の一端は、ふくれて[[wikipedia:ja:膨大部|膨大部]](ampulla)を形成し、この内部に[[wikipedia:ja:膨大部稜|膨大部稜]](crista)という[[wikipedia:ja:感覚上皮|感覚上皮]]部がある。前および外側半規管では前端が、後半規管では後端が膨大部を形成している。感覚上皮の表面には感覚細胞（[[有毛細胞]] hair cell）があり、有毛細胞の感覚毛はゼラチン質からなる[[クプラ]](cupula)によって包みこまれている。頭部が回転すると、半規管内の内リンパ液は[[wikipedia:ja:慣性の法則|慣性の法則]]により、そのままその位置に留まろうとするが、頭部に固定されている有毛細胞は、頭部と一緒に動くので、結果として、内リンパ液は、頭の回転と逆方向に流れる。これにより、頭の回転と逆方向にクプラの偏位をきたし、これが感覚毛の屈曲をもたらし、有毛細胞への刺激となる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　前庭感覚細胞は、多数の[[不動毛]]（stereocilia）と1本の[[動毛]](kinocilium)を持つ。不動毛は動毛に近いほど長く、遠ざかるにつれて短くなる。有毛細胞に興奮を起こさせるのは、感覚毛の動毛側への屈曲であり、反対方向への屈曲は抑制として働き、その結果、それぞれが一次前庭神経の活動を増加、減少させる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　半規管では有毛細胞が全て一定方向に並んでおり、その感覚毛の配列の方向性のために、外側半規管では膨大部へ向かう内リンパ流（向膨大部流）により、前半規管、後半規管は、膨大部から遠ざかる向きの内リンパ流（反膨大部流）により興奮する。それとは逆方向への内リンパ流によって、各半規管は抑制される。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 耳石器  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　耳石器には卵形嚢(utricle) と[[球形嚢]](saccule)がある。これらには、それぞれに[[平衡斑]](macula)という前庭神経の終末器官がある。平衡斑には、半規管と同様に有毛細胞が並んでいる感覚上皮があり、この表面にゼラチン様物質から成る[[耳石膜]]があり、感覚毛を包んでいる。この膜の表面には[[wikipedia:ja:炭酸カルシウム|炭酸カルシウム]]から成る結晶状の[[耳石]]が載っている。耳石は、内リンパ液より比重が重いので、直線加速度が加わると、耳石は取り残され、耳石膜が動き、これが有毛細胞の感覚毛を屈曲することにより、有毛細胞を刺激する。屈曲の方向とその効果（興奮または抑制）の関係は、上述した半規管の場合と同様である。半規管と異なり、耳石器全体としては、有毛細胞の感覚毛の配列に関する形態的極性は、[[分水嶺]](striola)を境に逆向きになっている（図2）。卵形嚢班の分水嶺は、U字状であり、その両側にある有毛細胞の極性は分水嶺に向いている。従って、有毛細胞の形態的極性は耳石膜の部位により異なり(図2下、耳石器における有毛細胞の配列を参照)、耳石器全体としては、有毛細胞があらゆる方向の加速度を検知できる。卵形嚢と球形嚢の平衡斑は互いに直交していて、卵形嚢ではほぼ水平面内にあって感覚毛が上方を向き、球形嚢では矢状面内にあって感覚毛が外側を向いている。そのため、エレベーターの昇降など上下方向の直線加速度は球形嚢が、電車などの水平方向の直線加速度は卵形嚢が受容器として働いている。また、正常頭位近傍における頭位の変化には卵形嚢が、側臥位の状態での頭位の変化には主に球形嚢が働く。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*[[有毛細胞]] &lt;br /&gt;
*[[動毛]] &lt;br /&gt;
*[[不動毛]] &lt;br /&gt;
*[[クプラ]] &lt;br /&gt;
*[[前庭神経]] &lt;br /&gt;
*[[平衡斑]] &lt;br /&gt;
*[[分水嶺]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references /&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
5. Hardy M. Observations on the innervation of the macula sacculi in man. Anatomical Record 59: 403-418, 1934. DOI: 10.1002/ar.1090590403(PMIDなし) &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
6. 杉内友理子・篠田義一，運動制御にかかわる脊髄神経機構 (6)末梢迷路障害による症状，脊椎脊髄ジャーナル 7(3):235-240, 1994. &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
7. Spoendlin HH. Ultrastructure of the vestiular sense organ. In: The vestibular system and its disease, edited by Wolfson RJ. Philadelphia: University of Pennsylvania Press, 1966. PMID: 5929505 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
8. 篠田義一、眼球運動の生理学、眼球運動の神経学、小松崎篤、篠田義一、丸尾敏夫、医学書院、1985、p.1-147. &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;br&amp;gt; （執筆者：杉内友理子　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E8%84%B3%E8%84%8A%E9%AB%84%E6%B6%B2&amp;diff=13383</id>
		<title>トーク:脳脊髄液</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E8%84%B3%E8%84%8A%E9%AB%84%E6%B6%B2&amp;diff=13383"/>
		<updated>2012-08-27T06:46:19Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集　林　作業記録 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;br /&gt;
== 編集　林　作業記録 ==&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク作成。&lt;br /&gt;
*本文中、コメントがございます。御対応下さい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年8月25日 (土) 00:34 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==　編集担当　藤田からの質問、コメント、依頼==&lt;br /&gt;
1．本文中、字句や文を若干変更しました。ご確認ください。&lt;br /&gt;
2．本文中、「髄液」とあるところは「脳脊髄液」と変更ください。&lt;br /&gt;
3．産生と吸収の項にある、旁矢状洞、くも膜絨毛の簡単な説明を挿入できませんか。&lt;br /&gt;
　　旁矢状洞というのはくも膜下腔の一部なのでしょうか。くも膜絨毛は旁矢状洞とは&lt;br /&gt;
　　どういう関係にあるのでしょうか。&lt;br /&gt;
4．モンロー孔、マジャンディ孔、ルシュカ孔の説明の段落は不要と思います。&lt;br /&gt;
5．Virchow-Robin腔、機能的意義のところの記述は、脳脊髄液との関連が不明です。&lt;br /&gt;
　　脳脊髄液を話題の中心に据える形で改稿をお願いできますでしょうか。また、&lt;br /&gt;
　　機能的意義という項目名は内容を適切に代表していないので工夫をお願いいたし&lt;br /&gt;
　　ます。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%84%B3%E8%84%8A%E9%AB%84%E6%B6%B2&amp;diff=13382</id>
		<title>脳脊髄液</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%84%B3%E8%84%8A%E9%AB%84%E6%B6%B2&amp;diff=13382"/>
		<updated>2012-08-27T06:38:28Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：cerebrospinal fluid　英略称：CSF &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：髄液&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:meninges.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図1．脳室の全体図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br /&amp;gt; 図中ピンク色の場所が脈絡叢&amp;lt;br /&amp;gt;&amp;lt;ref name=terashima&amp;gt;&#039;&#039;&#039;寺島俊雄&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;神経解剖学講義ノート&amp;lt;br&amp;gt;金芳堂&amp;lt;/ref&amp;gt; p181より改変して転載]]&lt;br /&gt;
[[Image:ventricle.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図2．脳室のみの図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br /&amp;gt;&amp;lt;ref name=terashima /&amp;gt; p183より改変して転載]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　脳脊髄液とは、頭蓋内では[[脳室]]内と[[くも膜下腔]]に、[[脊柱管]]内では脊髄くも膜下腔に存在し、お互いに交通している水様透明な液体である。髄液圧の上昇や髄液の組成の変化は[[脳外科]]および[[神経内科]]疾患の貴重な検査所見として重要である。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 量  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　脳脊髄液量は、成人で両側[[側脳室]]に各15 ml、[[第3脳室|第3]]および[[第4脳室]]に5 ml、頭蓋内くも膜下腔に25 ml、そして脊髄くも膜下腔に75 ml、計全量約130 mlである&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;編集　武内一夫&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;標準脳神経外科学&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;医学書院&#039;&#039;&amp;lt;/ref&amp;gt;。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 産生と吸収  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:Choroidplexus.jpg|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図3．脈絡叢(サル)&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br /&amp;gt;&amp;lt;ref name=terashima /&amp;gt; p184 寺島俊雄著 金芳堂より許可を得て転載（編集コメント：スケールバー、染色法を御願い致します）]] [[Image:Choroidplexus(em).jpg|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図4．Virchow-Robin腔の電顕像&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br /&amp;gt; 佐賀大学医学部河野史教授 恵与（編集コメント：動物種、スケールバーを御願い致します）]] &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　脳脊髄液は絶えず循環しており、24時間に約500 ml（1分間に約0.35 ml）産生されていることから、1日に約3〜4回入れ替わっている計算になる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　脳脊髄液は主として[[脈絡叢]](choroid plexus)で産生され、脳室を出て脳表くも膜下腔に至り、主に[[旁矢状洞]]領域から[[くも膜顆粒]]（[[くも膜絨毛]] arachnoid villi）を経て[[wikipedia:ja:静脈|静脈]]系に吸収される。またくも膜顆粒から吸収されるだけでは脳脊髄液の動態を説明しきれないことが指摘されてきたが、脳脊髄液は脳に分布する毛細血管からも吸収されるとする報告&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref2&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8881235 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;が1996年になされた。また、リンパ管からの吸収が関与しているとする説&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref3&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 16174293 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;もある。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　側脳室から第3脳室に通るときの穴は[[モンロー孔]]と呼ばれ、第4脳室からくも膜下腔に通る穴は中央のものを[[マジャンディ孔]]、両脇のものを[[ルシュカ孔]]と呼ぶ。 （藤田：この段落不要では？）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 組成と性状  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　正常な脳脊髄液は水様で透明、比重は1.005~1.009、タンパク量10~40mg/dl、糖50~75mg/dlである。脳室穿刺で得た脳脊髄液より[[wikipedia:ja:腰椎穿刺|腰椎穿刺]]で得た脳脊髄液のほうが比重が大きく、タンパク量も腰椎穿刺で得た脳脊髄液のほうが多い。蛋白質は4.5%が[[wikipedia:ja:プレアルブミン|プレアルブミン]]、52%が[[wikipedia:ja:アルブミン|アルブミン]]、それ以外が[[wikipedia:ja:グロブリン|グロブリン]]で[[wikipedia:ja:γグロブリン|γグロブリン]]分画は11%である。脳脊髄液中の[[wikipedia:ja:糖|糖]]は常に[[wikipedia:ja:血糖|血糖]]値よりも低く、血糖の60%程度である。細胞数は1 μlあたり5個以下である。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　脳脊髄液圧は腰椎穿刺で50~180 mmH&amp;lt;sub&amp;gt;2&amp;lt;/sub&amp;gt;Oが正常範囲であり、小児では成人より低い。[[wikipedia:ja:呼吸|呼吸]]、[[wikipedia:ja:心拍|心拍]]による圧の変動は10~15 mmH&amp;lt;sub&amp;gt;2&amp;lt;/sub&amp;gt;Oである。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== Virchow-Robin 腔  ==（藤田：脳脊髄液との関係を記述してください）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　脳実質内に分布する動脈と脳組織の間に生じる「血管周囲腔」は発見者の名前にちなんで“[[Virchow-Robin 腔]]”と呼ばれる。一般的に、脳表動脈の[[外膜]]と脳表の[[軟膜]]は動脈とともに脳実質内へと進入するので、クモ膜下腔とVirchow-Robin腔と自由な交通があり、機能的にも連携しているとされてきた。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[走査型電子顕微鏡|走査型]]・[[透過型電子顕微鏡]]による観察で、脳表の軟膜は“外軟膜”・“内軟膜”の2層構造を示し動脈とともに脳実質内へ進入する結果、脳実質内の動脈外壁と脳実質との間には2枚の軟膜による腔が形成されていると考えられるようになった。以上の形態学的根拠から、“血管周囲腔(=Virchow-Robin腔)”は細胞間隔室(intercellular compartment)と軟膜腔を合わせた“クモ膜下腔からは隔絶された三次元構造”であり、単に脳表から連続した軟膜と血管壁によって形成された“クモ膜下腔”と連続した間隙と定義づけるのは困難となっている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 機能的意義  ==　（藤田：脳脊髄液との関係を記述してください）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　脳脊髄液の異常で臨床上最も良く遭遇するのが[[脳圧]]亢進である。脳は[[頭蓋骨]]という限られた容積の閉鎖空間の中にある。何らかの脳の疾患、あるいは[[血腫]]、[[腫瘍]]などで「脳」の容積が増えたとき、頭蓋骨という閉鎖空間では圧の逃げ場がないので、中の圧力が高まることになる。この状態を頭蓋内圧亢進あるいは脳圧亢進と呼ぶ。頭蓋内圧亢進の状態が続くと障害部位以外も圧迫を受け、二次的に障害が及ぶ。圧が高まると当然ながら圧の低い方へ向かって脳が移動する。頭蓋内での病巣の位置によって圧の逃げ場は限られる。このように圧の低い方に向かって脳が移動することを[[脳ヘルニア]]と呼ぶ。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*[[脳室]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references /&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：藤山文乃　執筆協力：赤沢年一　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E8%84%B3%E5%AE%A4&amp;diff=13381</id>
		<title>トーク:脳室</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E8%84%B3%E5%AE%A4&amp;diff=13381"/>
		<updated>2012-08-27T06:10:08Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 　担当編集委員　藤田からの質問、コメント、依頼　 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;br /&gt;
== 編集　林　作業記録 ==&lt;br /&gt;
*外部リンク、内部リンク作成。&lt;br /&gt;
*本文中コメントございます。御対応下さい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年8月25日 (土) 00:16 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==　担当編集委員　藤田からの質問、コメント、依頼　==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
１．本文の字句、文を若干改訂しました。ご確認ください。&lt;br /&gt;
２．第三脳室のところにある「視床間橋」とは何であるか、一言、説明を&lt;br /&gt;
　　加えていただけますか。&lt;br /&gt;
３．第四脳室のところにある「菱形窩」とは何であるか、一言、説明を&lt;br /&gt;
　　加えていただけますか。「窩」が平らであるとはどういうことでしょうか。&lt;br /&gt;
４．第四脳室のところにある「上髄帆」「下髄帆」とは何であるか、一言、説明&lt;br /&gt;
　　を加えていただけますか。「菱形窩」のまわりから何が小脳へと延びて、&lt;br /&gt;
　　「上髄帆」「下髄帆」を形成するのでしょうか。&lt;br /&gt;
５．水頭症のところにある「視力異常」とは具体的にどのようなことでしょうか。&lt;br /&gt;
６．血液脳関門と脳室周囲器官ですが、本項目の主体である「脳室」との関連が&lt;br /&gt;
　　明らかになるようにご改稿いただけませんでしょうか。たとえば、冒頭の&lt;br /&gt;
　　一文を「脳室内および脳組織を満たす脳脊髄液と、血液の間では物質交換を&lt;br /&gt;
　　制限する機構があり、血液脳関門（blood-brain barrier, BBB）と呼ばれる。」&lt;br /&gt;
　　のような感じはいかがでしょうか。また、脳室周囲器官についても、同様に&lt;br /&gt;
　　脳室を出発点として定義をお願いいたします。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E8%84%B3%E5%AE%A4&amp;diff=13378</id>
		<title>トーク:脳室</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E8%84%B3%E5%AE%A4&amp;diff=13378"/>
		<updated>2012-08-27T05:57:38Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集　林　作業記録 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;br /&gt;
== 編集　林　作業記録 ==&lt;br /&gt;
*外部リンク、内部リンク作成。&lt;br /&gt;
*本文中コメントございます。御対応下さい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年8月25日 (土) 00:16 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==　担当編集委員　藤田からの質問、コメント、依頼　==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
１．本文の字句、文を若干改訂しました。ご確認ください。&lt;br /&gt;
２．&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%84%B3%E5%AE%A4&amp;diff=13377</id>
		<title>脳室</title>
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		<updated>2012-08-27T05:56:17Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：cerebral ventricle&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:ventricle.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図1．脳室の展開図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br /&amp;gt;文献&amp;lt;ref name=terashima&amp;gt;&#039;&#039;&#039;寺島俊雄&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;神経解剖学講義ノート&amp;lt;br&amp;gt;金芳堂&amp;lt;/ref&amp;gt; p183より改変して転載]]&lt;br /&gt;
[[Image:meninges.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図2．脳室と脳脊髄液&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br /&amp;gt;文献&amp;lt;ref name=terashima /&amp;gt; p181より改変して転載]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[脳脊髄液]]が産生される脳内の腔。ヒトの場合、左右一対の[[側脳室]]と、正中に[[第三脳室]]、[[第四脳室]]が一つずつの、計四つの脳室がある（図１）。これらは相互に連絡があり、[[くも膜下腔]]へと接続されることで、脳脊髄液は脳室内を循環する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 側脳室==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:Choroidplexus.jpg|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図3．脈絡叢(サル)&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br /&amp;gt; 神戸大学医学部寺島俊雄教授 恵与&amp;lt;br /&amp;gt;文献&amp;lt;ref name=terashima /&amp;gt; p184より許可を得て転載（編集コメント：スケールバー、染色法を御願い致します）]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　側脳室（lateral ventricle）とは、左右の大脳半球の内部に対称性に存在する一対の空間（脳室）である。側脳室の脈絡叢で作られた脳脊髄液は、内側の[[室間孔]]（[[モンロー孔]]、Monro foramen）を通じて第三脳室に入り、第三脳室の脈絡叢で作られた分とともに[[中脳水道]]から第四脳室に向かう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 第三脳室==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　間脳の正中部に位置する脳室で、室間孔(モンロー孔)によって左右の側脳室に接続し、中脳水道により第四脳室に通じる。第三脳室（third ventricle）の壁は[[間脳]]が占め、このうち側壁は[[視床]]、腹壁と側腹壁は[[視床下部]]に接する。左右の視床をつなぐ[[視床間橋]]が第三脳室を通り抜けている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 第四脳室==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[菱脳]]([[後脳]])中にあり、中脳水道によって第三脳室に接続する。中央の[[正中孔]]([[マジャンディー孔]])と左右一対の[[外側孔]]([[ルシュカ孔]])でくも膜下腔と交通する。この部の[[クモ膜]]は[[小脳]]の尾側面で深く折れ込まないで脊髄のあたりまでなだらかに延びているので、クモ膜下腔は延髄後面と小脳の間で若干広がっている。この部分を[[小脳延髄槽]]と呼び、ルシュカ孔・マジャンディ孔から出た脳脊髄液が流れ込む。第四脳室（fourth ventricle）は、平らな[[菱形窩]]と、菱形窩の周りから小脳に延びる[[上髄帆]]・[[下髄帆]]の間でテントのような形になっている&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;カーペンター&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;神経解剖学&#039;&#039; Malcolm B. Carpenter, Jerome Sutin,&amp;lt;br&amp;gt;西村書店&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 水頭症 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　脳脊髄液の産生・循環・吸収などいずれかの異常により髄液が頭蓋腔内に貯まり、脳室が正常より大きくなる疾患。脳脊髄液による脳の圧迫が、脳機能に影響を与える。おもに乳幼児に多くみられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　原因は、[[wikipedia:ja:先天奇形|先天奇形]]に伴うもの、脳の器質的疾患によるもの、[[wikipedia:ja:感染症|感染症]]（[[wikipedia:ja:トキソプラズマ|トキソプラズマ]]が有名）によるものがある。症状としては、脳圧が上がることによる[[wikipedia:ja:頭痛|頭痛]]や[[wikipedia:ja:嘔吐|嘔吐]]、[[視神経]]の圧迫による[[wikipedia:ja:視力|視力]]の低下や異常、[[wikipedia:ja:失明|失明]]がある。これらの症状が[[wikipedia:ja:気圧|気圧]]の変化に影響されることがある。治療法は、脳室と[[wikipedia:ja:腹腔|腹腔]]とを繋ぐように皮下にチューブを通す[[wikipedia:ja:脳室―腹腔短絡術|脳室―腹腔短絡術]]（V-P shunt）を行うのが一般的である。その他に、脳室と[[wikipedia:ja:心房|心房]]とを繋ぐ[[wikipedia:ja:脳室―心房短絡術|脳室―心房短絡術]]（V-A shunt）、[[wikipedia:ja:腰椎|腰椎]][[硬膜]]下腔と腹腔とを繋ぐ[[wikipedia:ja:腰椎―腹腔短絡術|腰椎―腹腔短絡術]]（L-P shunt）も行われる&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;編集　武内一夫&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;標準脳神経外科学&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;医学書院&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 血液脳関門と脳室周囲器官 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:terminal2PVN.jpg|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図4．脳弓下器官から室傍核への投射終末&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;佐賀大学医学部河野史教授 恵与（編集コメント：動物種、スケールバー、染色法を御願い致します）]]&lt;br /&gt;
[[Image:terminal2OVLT.jpg|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図5．脳弓下器官から終板器官への投射終末&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br /&amp;gt;佐賀大学医学部河野史教授 恵与（編集コメント：動物種、スケールバー、染色法を御願い致します）]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[血液脳関門]]（blood-brain barrier, BBB）とは、[[wikipedia:ja:血液|血液]]と脳（そして[[脊髄]]を含む[[中枢神経系]]）の組織液との間の物質交換を制限する機構である。これは実質的に「血液と脳脊髄液との間の物質交換を制限する機構」=[[血液髄液関門]] (blood-CSF barrier) でもあることになる。ただし、血液脳関門は脳室周囲器官には存在しない。これは、これらの組織が分泌する[[wikipedia:ja:ホルモン|ホルモン]]などの物質を全身に運ぶ必要があるためである。視床下部には[[終板器官]](organum vasculosum of the lamina terminalis, OVLT)、[[脳弓#脳弓下器官|脳弓下器官]] (subfornical organ, SFO)、[[視索前野]](preoptic area)がありお互いにネットワークを作りながら神経内分泌系や自律神経の中枢として機能している。例えば[[室傍核]](paraventricular nucleus:PVN)は第三脳室に面しており、[[バゾプレッシン]]や[[オキシトシン]]を産生する[[神経分泌ニューロン]]の[[軸索]]を[[下垂体後葉]]に投射し, [[神経内分泌]]系の調節を担っている&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3031348 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref2&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8511332 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*[[脳脊髄液]]&lt;br /&gt;
*[[脳弓]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：藤山文乃　執筆協力：赤沢年一　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%84%B3%E5%AE%A4&amp;diff=13376</id>
		<title>脳室</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%84%B3%E5%AE%A4&amp;diff=13376"/>
		<updated>2012-08-27T05:40:40Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：cerebral ventricle&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:ventricle.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図1．脳室の展開図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br /&amp;gt;文献&amp;lt;ref name=terashima&amp;gt;&#039;&#039;&#039;寺島俊雄&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;神経解剖学講義ノート&amp;lt;br&amp;gt;金芳堂&amp;lt;/ref&amp;gt; p183より改変して転載]]&lt;br /&gt;
[[Image:meninges.png|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図2．脳室と脳脊髄液&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br /&amp;gt;文献&amp;lt;ref name=terashima /&amp;gt; p181より改変して転載]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[脳脊髄液]]が産生される脳内の腔。ヒトの場合、左右に一対の[[側脳室]]と、正中に[[第三脳室]]、[[第四脳室]]が一つずつの、計四つの脳室がある。これらは相互に連絡があり、[[くも膜下腔]]へと接続されることで、脳脊髄液は脳室内を循環する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 側脳室==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:Choroidplexus.jpg|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図3．脈絡叢(サル)&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br /&amp;gt; 神戸大学医学部寺島俊雄教授 恵与&amp;lt;br /&amp;gt;文献&amp;lt;ref name=terashima /&amp;gt; p184より許可を得て転載（編集コメント：スケールバー、染色法を御願い致します）]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　側脳室（lateral ventricle）とは、左右の大脳半球の内部に対称性に存在する一対の空間（脳室）である。側脳室の脈絡叢で作られた脳脊髄液は、内側の[[室間孔]]（[[モンロー孔]]、Monro foramen）を通じて第三脳室に入り、第三脳室の脈絡叢で作られた分とともに[[中脳水道]]から第四脳室に向かう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 第三脳室==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　左右の側脳室より、室間孔(モンロー孔)によって接続されており、中脳水道により、第四脳室に通じる。第三脳室（third ventricle）の両壁は[[間脳]]が占めており、このうち側壁は[[視床]]、腹壁と側腹壁は[[視床下部]]に接している。左右の視床をつなぐ[[視床間橋]]が第三脳室を通り抜けている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 第四脳室==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[菱脳]]([[後脳]])中にあり、第三脳室より中脳水道によって接続されている。中央の[[正中孔]]([[マジャンディー孔]])と左右一対の[[外側孔]]([[ルシュカ孔]])でくも膜下腔と交通する。この部の[[クモ膜]]は[[小脳]]の尾側面で深く折れ込まないで脊髄のあたりまでなだらかに延びているので、クモ膜下腔は延髄後面と小脳の間で若干広がっている。この部分を[[小脳延髄槽]]と呼び、ルシュカ孔・マジャンディ孔から出た脳脊髄液はこの小脳延髄槽に流れ込む。第四脳室（fourth ventricle）は、平らな[[菱形窩]]と、菱形窩の周りから小脳に延びる[[上髄帆]]・[[下髄帆]]の間でテントのような形になっている&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;カーペンター&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;神経解剖学&#039;&#039; Malcolm B. Carpenter, Jerome Sutin,&amp;lt;br&amp;gt;西村書店&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 水頭症 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　脳脊髄液の産生・循環・吸収などいずれかの異常により髄液が頭蓋腔内に貯まり、脳室が正常より大きくなる病気である。脳脊髄液による脳の圧迫が、脳機能に影響を与える。おもに乳幼児に多くみられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　原因は、[[wikipedia:ja:先天奇形|先天奇形]]に伴うもの、脳の器質的疾患によるもの、[[wikipedia:ja:感染症|感染症]]（[[wikipedia:ja:トキソプラズマ|トキソプラズマ]]が有名）などによるものがあるが、症状としては脳圧が上がることによる[[wikipedia:ja:頭痛|頭痛]]や[[wikipedia:ja:嘔吐|嘔吐]]、[[視神経]]の圧迫による[[wikipedia:ja:視力|視力]]低下や視力異常、[[wikipedia:ja:失明|失明]]があり、これらの症状が天気による[[wikipedia:ja:気圧|気圧]]の変化に影響されることがある。治療法は、脳室と[[wikipedia:ja:腹腔|腹腔]]とを繋ぐように皮下にチューブを通す[[wikipedia:ja:脳室―腹腔短絡術|脳室―腹腔短絡術]]（V-P shunt）を行うのが一般的である。その他に、脳室と[[wikipedia:ja:心房|心房]]とを繋ぐ[[wikipedia:ja:脳室―心房短絡術|脳室―心房短絡術]]（V-A shunt）、[[wikipedia:ja:腰椎|腰椎]][[硬膜]]下腔と腹腔とを繋ぐ[[wikipedia:ja:腰椎―腹腔短絡術|腰椎―腹腔短絡術]]（L-P shunt）も行われる&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;編集　武内一夫&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;標準脳神経外科学&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;医学書院&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 血液脳関門と脳室周囲器官 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:terminal2PVN.jpg|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図4．脳弓下器官から室傍核への投射終末&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;佐賀大学医学部河野史教授 恵与（編集コメント：動物種、スケールバー、染色法を御願い致します）]]&lt;br /&gt;
[[Image:terminal2OVLT.jpg|thumb|300px|&#039;&#039;&#039;図5．脳弓下器官から終板器官への投射終末&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br /&amp;gt;佐賀大学医学部河野史教授 恵与（編集コメント：動物種、スケールバー、染色法を御願い致します）]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[血液脳関門]]（blood-brain barrier, BBB）とは、[[wikipedia:ja:血液|血液]]と脳（そして[[脊髄]]を含む[[中枢神経系]]）の組織液との間の物質交換を制限する機構である。これは実質的に「血液と脳脊髄液との間の物質交換を制限する機構」=[[血液髄液関門]] (blood-CSF barrier) でもあることになる。ただし、血液脳関門は脳室周囲器官には存在しない。これは、これらの組織が分泌する[[wikipedia:ja:ホルモン|ホルモン]]などの物質を全身に運ぶ必要があるためである。視床下部には[[終板器官]](organum vasculosum of the lamina terminalis, OVLT)、[[脳弓#脳弓下器官|脳弓下器官]] (subfornical organ, SFO)、[[視索前野]](preoptic area)がありお互いにネットワークを作りながら神経内分泌系や自律神経の中枢として機能している。例えば[[室傍核]](paraventricular nucleus:PVN)は第三脳室に面しており、[[バゾプレッシン]]や[[オキシトシン]]を産生する[[神経分泌ニューロン]]の[[軸索]]を[[下垂体後葉]]に投射し, [[神経内分泌]]系の調節を担っている&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3031348 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref2&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8511332 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*[[脳脊髄液]]&lt;br /&gt;
*[[脳弓]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：藤山文乃　執筆協力：赤沢年一　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E8%84%B3%E5%BC%93&amp;diff=13369</id>
		<title>トーク:脳弓</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E8%84%B3%E5%BC%93&amp;diff=13369"/>
		<updated>2012-08-27T02:31:26Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: /* 編集　林　作業記録 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;br /&gt;
== 編集　林　作業記録 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*冒頭の交連線維、連合線維の段落は、脳弓の解剖の項目と一緒にして、「解剖」とした。&lt;br /&gt;
*大脳辺縁系の項目は、「機能」とした。&lt;br /&gt;
*Gray&#039;s anatomyの図の挿入。&lt;br /&gt;
*内部リンク、外部リンク作成。&lt;br /&gt;
*各所、著者へのコメント。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年8月18日 (土) 21:03 (JST)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 担当編集者　藤田からの質問、コメント、依頼　==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
原稿を拝見し、以下のような質問とコメントがあります。ご対応いただけますか。&lt;br /&gt;
1．「乳頭体などに至る線維束」とありますが、この「など」は具体的に記すことが&lt;br /&gt;
　　できますか。「乳頭体、中隔核に至る神経線維束」と書きかえてOKですか。&lt;br /&gt;
　　乳頭体、中隔核以外に主要な標的核がありますか。&lt;br /&gt;
２．「白い線維束」という言葉には違和感を感じます。白くなく見える線維束という&lt;br /&gt;
　　のもあるのでしょうか。無髄線維の集まった線維束は透明に見えるかもしれませ&lt;br /&gt;
　　んが成体脳でそのような場所ありますか。私の提案は「白い線維束」を「神経束」&lt;br /&gt;
　　にかえたらどうかと思います。&lt;br /&gt;
３．解剖の項目の第一文と第二文の関係が良くわかりません。私が一番困難を感じる&lt;br /&gt;
　　のは、海馬采が図３と図４に出てこないことで、海馬采と脳弓の関係が一読して&lt;br /&gt;
　　理解しがたいことにあります。&lt;br /&gt;
４．図１は左側が吻側、図３は右側が吻側ですが、図４、図５はどちらが吻側である&lt;br /&gt;
　　と言うことができますか。それとも位置的関係は図４，５では保存されていない&lt;br /&gt;
　　のでしょうか。&lt;br /&gt;
５．解剖の項目の第４文「交叉線維」は、第二段落の「交連線維」とは別物ですか、&lt;br /&gt;
　　それとも同じですか。同じであるならばどちらかに統一していただけますか。&lt;br /&gt;
　　違うのであれば、紛らわしいので、交叉線維という言葉を使わない記述を&lt;br /&gt;
　　お願いできますか。&lt;br /&gt;
６．「両側の脚」を「両側の脚（anterior pillars of fornix）」と英語を&lt;br /&gt;
　　加えてください。また、ここの記述は図３を見ることで初めて理解できるので、&lt;br /&gt;
　　図３を引用してください。&lt;br /&gt;
７．解剖の項目の第二段落「脳の白質には。。。。」を第一段落の第一文の直後に&lt;br /&gt;
　　持ってくるというアイデアはいかがですか。また、この第二段落は第一段落&lt;br /&gt;
　　第一文と重複した記述（乳頭体などに至る）がありますので削除・整理して&lt;br /&gt;
　　ください。&lt;br /&gt;
８．解剖の項目の第一段落で、脳弓交連というものがある記載されていますが、&lt;br /&gt;
　　ということは、左右の脳弓の中には左右半球を交叉する線維があるというこ&lt;br /&gt;
　　とですね。そうしますと、第二段落で、脳弓は同側の複数領域を結ぶ連合線維の&lt;br /&gt;
　　代表的なものであるという記述と矛盾しませんか。&lt;br /&gt;
９．機能の項目の第一文を「脳弓は大脳辺縁系の複数の領域をつなぐ。」とする。&lt;br /&gt;
１０．機能の項目の第三文「パペッツの理論は。。。。」は日本語として読みづらく、&lt;br /&gt;
　　意味を理解するのが困難に感じます。改善をお願いできますか。&lt;br /&gt;
１１．「脳弓下器官」は、この「脳弓」の項目からは削除した方が良いと思います。&lt;br /&gt;
　　ただ、「脳弓下器官」は脳科学辞典の項目としては大事なものと思いますので、&lt;br /&gt;
　　できれば、定義を第一文で行い、図６、図７を説明する形で、もう少し詳述&lt;br /&gt;
　　して別項目として独立させることができればと願っています。でも、これは&lt;br /&gt;
　　林先生や田中先生のご意見もうかがわなくてはなりませんし、何より、また&lt;br /&gt;
　　藤山先生にお仕事を頼むことになります。皆様のご意見をお聞かせください。&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E9%9B%BB%E6%B5%81%E6%BA%90%E5%AF%86%E5%BA%A6%E6%8E%A8%E5%AE%9A%E6%B3%95&amp;diff=13025</id>
		<title>電流源密度推定法</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E9%9B%BB%E6%B5%81%E6%BA%90%E5%AF%86%E5%BA%A6%E6%8E%A8%E5%AE%9A%E6%B3%95&amp;diff=13025"/>
		<updated>2012-08-14T08:38:27Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：current source density estimaiton, CSD estimation, current source density analysis, current source density method &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　電流源密度推定法とは、脳内の多点から[[細胞外記録]]された[[局所場電位]](local field potential, LFP)信号を用いて、脳内の電流源の分布を推定する手法である。細胞外空間における電流源は、[[神経細胞]]の[[膜電流]]に由来して発生する。膜電流の変化を引き起こす生理学過程は多数考えられるが、後述のように、それらのうちLFP信号に反映されるのは、主に[[興奮性シナプス後電位]](excitatory post-synaptic potential, EPSP)により誘起される膜電流である。よって、本稿に記述する手法により推定される電流源分布は、主に[[興奮性シナプス]]活動の空間分布を反映すると考えられている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 原理  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　まず、細胞外記録により測定される電位(細胞外電位)がどのような過程から生じるのかを考察する。 細胞外空間の電気伝導度は等方的であると仮定する。 生理学的な条件下では、神経活動に由来する[[wikipedia:JA:電磁場|電磁場]]の変化は十分ゆっくり(目安として、主要な変化の時間スケールが1 kHz未満)であるため、細胞外電位への容量性・誘導性の寄与は無視できる。 この場合、細胞外電位の空間分布は、以下の式に表されるように、空間内に存在する電流源の強さと位置のみにより決定される&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P L Nunez, R Srinivasan&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Electric Fields of the Brain : The Neurophysics of EEG&amp;lt;br&amp;gt;Oxford University Press (New York): 2006&amp;lt;/ref&amp;gt;。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;math&amp;gt;\Phi(\mathbf{r}) = \frac{1}{4 \pi \sigma} \int \frac{I(\mathbf{r&#039;})}{|\mathbf{r}-\mathbf{r&#039;}|} d\mathbf{v&#039;} \ \cdots \ \mbox{(1)}&amp;lt;/math&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ここで&amp;lt;math&amp;gt;\Phi(\mathbf{r})&amp;lt;/math&amp;gt;と&amp;lt;math&amp;gt;I(\mathbf{r})&amp;lt;/math&amp;gt;はそれぞれ位置&amp;lt;math&amp;gt;\mathbf{r}&amp;lt;/math&amp;gt;における電位と電流源密度、&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;σ&amp;lt;/span&amp;gt;は細胞外空間の電気伝導度であり、積分は細胞外空間全体にわたる。式(1)は電流源密度分布と電位分布の1対1対応関係を記述しており、電流源の密度分布が既知であれば、電位の空間分布はこの式より容易に計算できる。 しかしながら、それとは逆に、既知の電位分布から未知の電流源密度分布を求めたい場合、この式は容易な計算方法を与えない。 この場合、式(1)が以下の[[wikipedia:JA:ポワソン方程式|ポワソン方程式]]の解となっていることを利用する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;math&amp;gt;\Delta \Phi(\mathbf{r}) = - \frac{I(\mathbf{r})}{\sigma} \ \cdots \ \mbox{(2)}&amp;lt;/math&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　式(1)が式(2)の解となっていることは直接代入により確認できる。 式(2)が意味するのは、(式(1)に従って発生した)電位の空間分布が与えられれば、その原因である電流源の密度分布は、与えられた電位の空間分布に[[wikipedia:JA:微分|微分]]操作(空間二階微分)を施すことで得られるということである。 この原理に基づき、実験的に測定されたLFP信号の空間分布から、神経活動に由来する電流源の分布を推定する手法が電流源密度推定法である。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　細胞外記録されるLFP信号の発生原因となる電流源の実体は、神経細胞の膜を透過して細胞外空間へ流出、もしくは逆向きに細胞内へ流入する膜電流である。 細胞外空間からは、前者は電流の湧き出し(current source)、後者は吸い込み(current sink)として観測される。 (ここで、湧き出しは細胞内から細胞外への電流、すなわち[[過分極]]過程に、吸い込みはその逆向き、[[脱分極]]過程に対応する。) [[ケーブル理論]]に従えば、膜電流&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;I&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;m&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;&amp;lt;/span&amp;gt;と[[膜電位]]&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;V&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;m&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;&amp;lt;/span&amp;gt;の間には以下の関係が成り立つ。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;math&amp;gt;I_m = \frac{V_m}{r_m} + c_m \frac{\partial V_m}{\partial t} \ \cdots \ (3)&amp;lt;/math&amp;gt; (&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;r&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;m&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;&amp;lt;/span&amp;gt;: 膜抵抗; &amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;c&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;m&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;&amp;lt;/span&amp;gt;: 膜容量) &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　すなわち、膜電流は膜電位の瞬間的な値（[[wikipedia:JA:抵抗|抵抗]]性成分:右辺第１項）と変化率（[[wikipedia:JA:容量|容量]]性成分:右辺第２項）によって決まる。 神経細胞においては、シナプス後電位と[[活動電位]]が膜電位変化の主要な原因であるが、 それぞれが生起する膜電位変化のサイズ・変化率は異なるため、それらが式(3)に従って誘起する膜電流の大きさは様々である。 また、実際にLFP信号として測定されるのは電極近傍に存在する多数の神経細胞からの総体的な寄与であるため、各成分の時間的･空間的な配置に従って、LFP信号に対するそれらの寄与の強めあい・打ち消しあいが生じうる。 これらの要因を考慮に入れたMitzdorfによる推定では、活動電位に由来する膜電流はLFP信号にほとんど反映されず、また、シナプス後電位に関しては、興奮性・抑制性のシナプスからの寄与の割合はおよそ5:1であるとされている&amp;lt;ref name=mitzdorf&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;3880898&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。 このため、LFP信号を用いた電流源密度推定法で推定される電流源分布は、主に興奮性シナプス活動の空間分布を反映していると考えてよい。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 応用  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:CSD.png|thumb|400px|左: 視放線の電気刺激により誘起された[[wikipedia:ja:ネコ|ネコ]][[一次視覚皮質]]におけるLFP信号。皮質表層から深層へ、深さ50umごとの測定を並べてプロット。中央: 左図のLFP信号から推定された電流源密度分布。上向きの変化(赤く塗られた部分)が電流の吸い込み、すなわち興奮性シナプス活動に対応する。a, b, c でマークされた吸い込みがそれぞれ、[[Y細胞]]由来の入力に対する単シナプス性、2シナプス性、3シナプス性の活動を反映すると推定される。その他、吸い込みd, fは[[X細胞]]由来の入力に対する単シナプス性、2シナプス性、3シナプス性の活動を、吸い込みeはX細胞・Y細胞双方の入力に対する単シナプス性活動を反映すると推定される。右: 中央図に見られる吸い込みに対応すると考えられる神経細胞のタイプおよびそれらの間の結合の模式図。シナプス結合に付された数字1, 2, 3はそれぞれ、LGNからの入力に対して単シナプス性、2シナプス性、3シナプス性の結合であることを示す。(Mitzdorf 1985, Fig. 3 より改変)]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　LFP信号の３次元空間分布を測定することは実験的に困難であるため、実際の応用では、１次元（線上）もしくは２次元（平面上）のLFP信号分布を用いて電流源を推定することがほとんどである。 この場合、測定されていない空間方向の電流源分布については、測定対象の解剖学的特性を考慮に入れた上で適切な仮定を設ける必要がある。 以下では、最も応用例の多い、LFP信号の１次元空間分布から電流源分布を推定する場合について詳述する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[大脳皮質]]や[[海馬]]では、神経組織が層状の解剖学的構造を持つことが知られている。 ここで、層を貫く向きにz軸を、層と平行な面上にx軸とy軸を持つ座標系を導入する。 この座標系では式(2)は &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;math&amp;gt;\left( \frac{\partial^2}{\partial x^2} + \frac{\partial^2}{\partial y^2} + \frac{\partial^2}{\partial z^2} \right) \Phi = - \frac{I(x,y,z)}{\sigma} \ \cdots \ (4)&amp;lt;/math&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
で表されるが、zの各値に対応するx-y平面上での解剖学的一様性を考慮し、電位も同様にx-y平面上で一様であると仮定すると、式(4)は &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;math&amp;gt;\frac{\partial^2 \Phi}{\partial z^2} = - \frac{I(z)}{\sigma} \ \cdots \ (5)&amp;lt;/math&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
に簡単化される。 現実的には、例えば[[一次感覚野]]では[[層構造]]に直交する[[コラム構造]]の存在が知られており、x-y平面上の電位の一様性はかなり大胆な仮定であると言わざるを得ないが、実際の応用では最低次の近似として広く受け入れられている。 また、式(5)ではz座標は連続値を取るが、実際の電位測定では、例えば皮質表面に垂直に挿入された線状電極アレイ(linear electrode array)を用いて、z軸方向の離散的な点における電位の値が測定される。 それら測定値から各点における電位のz軸方向二階微分を推定し、それを式(5)に代入して電流源密度の推定値を得る&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;165272&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[活動電位]]やシナプス電位等の電気的活動が生じている最中であっても、個々の神経細胞は電気的に中性であり、細胞全体の電荷量は常にバランスしている。 これはすなわち、例えば興奮性シナプス後端で電荷の流入がある場合、それに見合う量の電荷の流出が、同一細胞の別の場所で起こっていることを意味する。 このため、電流源の1次元空間分布推定の結果として、特定の位置で電流の吸い込み（もしくは湧き出し）のみが単独で得られることはなく、それ以外の位置で湧き出し(もしくは吸い込み)も同時に見られることになる。 このようにして得られる湧き出し・吸い込みの空間分布から、その背後にある生理学的実態を推測するには、対象の解剖学的構造に関する知識を援用する必要がある。 例として、図にMitzdorfによるネコ一次視覚野における電流源密度推定を挙げる&amp;lt;ref name=mitzdorf&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。 ここでは、[[視床]]から皮質への投射の終端の位置や、皮質の[[錐体細胞]]の[[樹状突起]]形状等の解剖学的知識を元に、LFP信号から推定された電流の湧き出し・吸い込みがどのような生理学的過程に対応するかを詳細に議論している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 発展  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　電流源密度推定の数学的手法としては、長らく式(2)に基づくLFP信号の空間二階微分が用いられてきたが、2006年、Pettersenらが第2の手法として、式(1)を離散化した線型方程式系を逆行列を用いて解くという、Inverse CSD法を提唱した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;16436298&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この手法では、電流源の分布に関する仮定をパラメータとして明示的に指定することにより、より精度の高い電流源密度推定が可能になっている。Potworowskiらはこれをさらに拡張し、LFP信号の測定点の制限（従来の手法では等間隔グリッド上でのLFP測定が要請される）や電流源分布の仮定に関して、より自由度の高いKernal CSD法を提唱している&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;22091662&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：伊藤淳司　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E9%9B%BB%E6%B5%81%E6%BA%90%E5%AF%86%E5%BA%A6%E6%8E%A8%E5%AE%9A%E6%B3%95&amp;diff=13024</id>
		<title>電流源密度推定法</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E9%9B%BB%E6%B5%81%E6%BA%90%E5%AF%86%E5%BA%A6%E6%8E%A8%E5%AE%9A%E6%B3%95&amp;diff=13024"/>
		<updated>2012-08-14T08:35:44Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：current source density estimaiton, CSD estimation, current source density analysis, current source density method &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　電流源密度推定法とは、脳内の多点から[[細胞外記録]]された[[局所場電位]](local field potential, LFP)信号を用いて、脳内の電流源の分布を推定する手法である。細胞外空間における電流源は、[[神経細胞]]の[[膜電流]]に由来して発生する。膜電流の変化を引き起こす生理学過程は多数考えられるが、後述のように、それらのうちLFP信号に反映されるのは、主に[[興奮性シナプス後電位]](excitatory post-synaptic potential, EPSP)により誘起される膜電流である。よって、本稿に記述する手法により推定される電流源分布は、主に[[興奮性シナプス]]活動の空間分布を反映すると考えられている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 原理  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　まず、細胞外記録により測定される電位(細胞外電位)がどのような過程から生じるのかを考察する。 細胞外空間の電気伝導度は等方的であると仮定する。 生理学的な条件下では、神経活動に由来する[[wikipedia:JA:電磁場|電磁場]]の変化は十分ゆっくり(目安として、主要な変化の時間スケールが1 kHz未満)であるため、細胞外電位への容量性・誘導性の寄与は無視できる。 この場合細胞外電位の空間分布は、以下の式に表されるように、空間内に存在する電流源の強さと位置のみにより決定される&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P L Nunez, R Srinivasan&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Electric Fields of the Brain : The Neurophysics of EEG&amp;lt;br&amp;gt;Oxford University Press (New York): 2006&amp;lt;/ref&amp;gt;。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;math&amp;gt;\Phi(\mathbf{r}) = \frac{1}{4 \pi \sigma} \int \frac{I(\mathbf{r&#039;})}{|\mathbf{r}-\mathbf{r&#039;}|} d\mathbf{v&#039;} \ \cdots \ \mbox{(1)}&amp;lt;/math&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ここで&amp;lt;math&amp;gt;\Phi(\mathbf{r})&amp;lt;/math&amp;gt;と&amp;lt;math&amp;gt;I(\mathbf{r})&amp;lt;/math&amp;gt;はそれぞれ位置&amp;lt;math&amp;gt;\mathbf{r}&amp;lt;/math&amp;gt;における電位と電流源密度、&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;σ&amp;lt;/span&amp;gt;は細胞外空間の電気伝導度であり、積分は細胞外空間全体にわたる。式(1)は電流源密度分布と電位分布の1対1対応関係を記述しており、電流源の密度分布が既知であれば、電位の空間分布はこの式より容易に計算できる。 しかしながら、それとは逆に、既知の電位分布から未知の電流源密度分布を求めたい場合、この式は容易な計算方法を与えない。 この場合、式(1)が以下の[[wikipedia:JA:ポワソン方程式|ポワソン方程式]]の解となっていることを利用する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;math&amp;gt;\Delta \Phi(\mathbf{r}) = - \frac{I(\mathbf{r})}{\sigma} \ \cdots \ \mbox{(2)}&amp;lt;/math&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　式(1)が式(2)の解となっていることは直接代入により確認できる。 式(2)が意味するのは、(式(1)に従って発生した)電位の空間分布が与えられれば、その原因である電流源の密度分布は、与えられた電位の空間分布に[[wikipedia:JA:微分|微分]]操作(空間二階微分)を施すことで得られるということである。 この原理に基づき、実験的に測定されたLFP信号の空間分布から、神経活動に由来する電流源の分布を推定する手法が電流源密度推定法である。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　細胞外記録されるLFP信号の発生原因となる電流源の実体は、神経細胞の膜を透過して細胞外空間へ流出、もしくは逆向きに細胞内へ流入する膜電流である。 細胞外空間からは、前者は電流の湧き出し(current source)、後者は吸い込み(current sink)として観測される。 (ここで、湧き出しは細胞内から細胞外への電流、すなわち[[過分極]]過程に、吸い込みはその逆向き、[[脱分極]]過程に対応する。) [[ケーブル理論]]に従えば、膜電流&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;I&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;m&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;&amp;lt;/span&amp;gt;と[[膜電位]]&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;V&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;m&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;&amp;lt;/span&amp;gt;の間には以下の関係が成り立つ。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;math&amp;gt;I_m = \frac{V_m}{r_m} + c_m \frac{\partial V_m}{\partial t} \ \cdots \ (3)&amp;lt;/math&amp;gt; (&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;r&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;m&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;&amp;lt;/span&amp;gt;: 膜抵抗; &amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;c&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;m&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;&amp;lt;/span&amp;gt;: 膜容量) &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　すなわち、膜電流は膜電位の瞬間的な値（[[wikipedia:JA:抵抗|抵抗]]性成分:右辺第１項）と変化率（[[wikipedia:JA:容量|容量]]性成分:右辺第２項）によって決まる。 神経細胞においては、シナプス後電位と[[活動電位]]が膜電位変化の主要な原因であるが、 それぞれが生起する膜電位変化のサイズ・変化率は異なるため、それらが式(3)に従って誘起する膜電流の大きさは様々である。 また、実際にLFP信号として測定されるのは電極近傍に存在する多数の神経細胞からの総体的な寄与であるため、各成分の時間的･空間的な配置に従って、LFP信号に対するそれらの寄与の強めあい・打ち消しあいが生じうる。 これらの要因を考慮に入れたMitzdorfによる推定では、活動電位に由来する膜電流はLFP信号にほとんど反映されず、また、シナプス後電位に関しては、興奮性・抑制性のシナプスからの寄与の割合はおよそ5:1であるとされている&amp;lt;ref name=mitzdorf&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;3880898&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。 このため、LFP信号を用いた電流源密度推定法で推定される電流源分布は、主に興奮性シナプス活動の空間分布を反映していると考えてよい。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 応用  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:CSD.png|thumb|400px|左: 視放線の電気刺激により誘起された[[wikipedia:ja:ネコ|ネコ]][[一次視覚皮質]]におけるLFP信号。皮質表層から深層へ、深さ50umごとの測定を並べてプロット。中央: 左図のLFP信号から推定された電流源密度分布。上向きの変化(赤く塗られた部分)が電流の吸い込み、すなわち興奮性シナプス活動に対応する。a, b, c でマークされた吸い込みがそれぞれ、[[Y細胞]]由来の入力に対する単シナプス性、2シナプス性、3シナプス性の活動を反映すると推定される。その他、吸い込みd, fは[[X細胞]]由来の入力に対する単シナプス性、2シナプス性、3シナプス性の活動を、吸い込みeはX細胞・Y細胞双方の入力に対する単シナプス性活動を反映すると推定される。右: 中央図に見られる吸い込みに対応すると考えられる神経細胞のタイプおよびそれらの間の結合の模式図。シナプス結合に付された数字1, 2, 3はそれぞれ、LGNからの入力に対して単シナプス性、2シナプス性、3シナプス性の結合であることを示す。(Mitzdorf 1985, Fig. 3 より改変)]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　LFP信号の３次元空間分布を測定することは実験的に困難であるため、実際の応用では、１次元（線上）もしくは２次元（平面上）のLFP信号分布を用いて電流源を推定することがほとんどである。 この場合、測定されていない空間方向の電流源分布については、測定対象の解剖学的特性を考慮に入れた上で適切な仮定を設ける必要がある。 以下では、最も応用例の多い、LFP信号の１次元空間分布から電流源分布を推定する場合について詳述する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[大脳皮質]]や[[海馬]]では、神経組織が層状の解剖学的構造を持つことが知られている。 ここで、層を貫く向きにz軸を、層と平行な面上にx軸とy軸を持つ座標系を導入する。 この座標系では式(2)は &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;math&amp;gt;\left( \frac{\partial^2}{\partial x^2} + \frac{\partial^2}{\partial y^2} + \frac{\partial^2}{\partial z^2} \right) \Phi = - \frac{I(x,y,z)}{\sigma} \ \cdots \ (4)&amp;lt;/math&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
で表されるが、zの各値に対応するx-y平面上での解剖学的一様性を考慮し、電位も同様にx-y平面上で一様であると仮定すると、式(4)は &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;math&amp;gt;\frac{\partial^2 \Phi}{\partial z^2} = - \frac{I(z)}{\sigma} \ \cdots \ (5)&amp;lt;/math&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
に簡単化される。 現実的には、例えば[[一次感覚野]]では[[層構造]]に直交する[[コラム構造]]の存在が知られており、x-y平面上の電位の一様性はかなり大胆な仮定であると言わざるを得ないが、実際の応用では最低次の近似として広く受け入れられている。 また、式(5)ではz座標は連続値を取るが、実際の電位測定では、例えば皮質表面に垂直に挿入された線状電極アレイ(linear electrode array)を用いて、z軸方向の離散的な点における電位の値が測定される。 それら測定値から各点における電位のz軸方向二階微分を推定し、それを式(5)に代入して電流源密度の推定値を得る&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;165272&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[活動電位]]やシナプス電位等の電気的活動が生じている最中であっても、個々の神経細胞は電気的に中性であり、細胞全体の電荷量は常にバランスしている。 これはすなわち、例えば興奮性シナプス後端で電荷の流入がある場合、それに見合う量の電荷の流出が、同一細胞の別の場所で起こっていることを意味する。 このため、電流源の1次元空間分布推定の結果として、特定の位置で電流の吸い込み（もしくは湧き出し）のみが単独で得られることはなく、それ以外の位置で湧き出し(もしくは吸い込み)も同時に見られることになる。 このようにして得られる湧き出し・吸い込みの空間分布から、その背後にある生理学的実態を推測するには、対象の解剖学的構造に関する知識を援用する必要がある。 例として、図にMitzdorfによるネコ一次視覚野における電流源密度推定を挙げる&amp;lt;ref name=mitzdorf&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。 ここでは、[[視床]]から皮質への投射の終端の位置や、皮質の[[錐体細胞]]の[[樹状突起]]形状等の解剖学的知識を元に、LFP信号から推定された電流の湧き出し・吸い込みがどのような生理学的過程に対応するかを詳細に議論している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 発展  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　電流源密度推定の数学的手法としては、長らく式(2)に基づくLFP信号の空間二階微分が用いられてきたが、2006年、Pettersenらが第2の手法として、式(1)を離散化した線型方程式系を逆行列を用いて解くという、Inverse CSD法を提唱した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;16436298&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この手法では、電流源の分布に関する仮定をパラメータとして明示的に指定することにより、より精度の高い電流源密度推定が可能になっている。Potworowskiらはこれをさらに拡張し、LFP信号の測定点の制限（従来の手法では等間隔グリッド上でのLFP測定が要請される）や電流源分布の仮定に関して、より自由度の高いKernal CSD法を提唱している&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;22091662&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：伊藤淳司　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E6%83%85%E5%A0%B1%E9%87%8F&amp;diff=13023</id>
		<title>情報量</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E6%83%85%E5%A0%B1%E9%87%8F&amp;diff=13023"/>
		<updated>2012-08-14T08:21:35Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：information entropy &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　 脳の理解には、「脳は情報処理を行う」という見方が必要不可欠である。「情報量」は、この観点を実際に肉づけするのに必要な概念である。本辞典の使用を考えると、「情報量」をやたら厳密に議論するよりも、その本質の直観的理解が大切だろう。したがって、以下、本質的な意味を直観的に理解することを第一に記述し、最後にいくつかの基本的背景や但し書きを列挙する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　情報とは、それを知ることで何かを教えてくれる、ことである。つまり、それを知ることで何かの不確実さが減ることになる。情報の「量」を定義することによって、その不確実さの変化を量として測ることを可能にすることが、「情報量」の本質的な目的となる。このとき、不確実さが減るほど、情報量が大きくなるように定義したいというのは自明だろう。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　簡単な例　――　1から6まで数字がでるサイコロ　――　でもう少し先まで考えてみることで、情報量が持っていて欲しい性質を捉まえてみよう。このサイコロでどの目も確率6分の1で出るはずだが、サイコロをふるまではどの目がでるかはわからない。ひとたびサイコロを振ると、ある目が出る。このサイコロを振る前と振った後では、不確実さが減っている。これをどのように測るかが情報量を定義するときの本質的な課題である。さて6面体のサイコロから、20面体のサイコロに変えたとしよう。この場合もサイコロを振る前と振った後では不確実さが減るわけだが、どちらのサイコロの場合のほうが不確実さは減るだろうか？直観的に言って、出るかもしれない目が多いのだから（20面体では各々の目の出る確率は20分の1であり、6分の1よりも小さいから）、サイコロを振ることで減った不確実さは、20面体のときのほうが大きい。つまり、確率の小さな事象が起きたことを知るときのほうが、不確実さの減り方は大きい、すなわち情報量が大きいとしたい。では、6面体の例に戻って、サイコロを振ったあとで、出た目の数は自分では直接見ることができないけれども、別の人が出た目を見て、偶数だったか奇数だったか教えてもらえるとしよう。この場合、偶数か奇数かはわかるので、サイコロを振る前よりは不確実さは減ってはいるけれども、出た目を自分で直接見るのに比べれば、その減り方は少ない。さて、偶数か奇数か教えてもらった後で、偶数グループの3つの数字にあらためてA，B、C（奇数グループはC，D，F）と番号づけておいて、その番号を教わったとする。当然のことながら、このＡ，Ｂ，Ｃのどれかだったかを教われば、もともと1～6の数字のどれが出たのかはわかることになる。この偶奇を教わってからグループの番号を教わることで最終的に減った不確実さは、最初から自分で数字を見るときに減った不確実さと同じであってほしいのは直観的に明らかだろう。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　情報量は、これらの直観を反映するように定義されている。確率&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;p&#039;&#039;&amp;lt;/span&amp;gt; の事象が起きたことを知らせる情報に含まれる情報量は、 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt; − log&#039;&#039;p&#039;&#039;&amp;lt;/span&amp;gt; &amp;amp;nbsp; (1) &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と定義される。（マイナスがついているのは、小さい確率の事象ほど大きな情報量になるのに役立つ。また上の偶奇を知ってからそのグループを知る場合と、最初から数字を知る場合の二つが、情報量として同じであるというのは、&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt; − log(1 / 2) −  − log(1 / 3) = log(1 / 6)&amp;lt;/span&amp;gt; として実現される。） &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　より一般的には、何らかの確率で何かがおきるのだから、それらの事象を&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;i&#039;&#039; = 1,...,&#039;&#039;n&#039;&#039;&amp;lt;/span&amp;gt; で番号づけして、それぞれの確率を&amp;lt;math&amp;gt;p_1,p_2,\ldots,p_n&amp;lt;/math&amp;gt; とすると、確率は足して1になるので、&amp;lt;math&amp;gt;\sum_{i=1}^n{p_i}=1&amp;lt;/math&amp;gt; となる。6面体のサイコロの例で言えば、事象の数は6である。サイコロを振る前は、事象は何も起きていないのに対して、振った後ではどれかの事象が起きることになる。事象が起きる前にある不確実さは、まだ何が起きるのかはわからないのだから、&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt; − log&#039;&#039;p&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;i&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;&amp;lt;/span&amp;gt; &amp;amp;nbsp; で直接測ることはできない。一方で、まだ何が起きるかはわかっていないとしても、その時点での不確実さの平均を図ることは可能である。それは、 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;math&amp;gt;H(p_1,p_2,\ldots,p_n) = - \sum_{i=1}^n p_i \log p_i&amp;lt;/math&amp;gt; &amp;amp;nbsp;&amp;amp;nbsp; (2) &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
として測ることができる。この&amp;lt;math&amp;gt;H(p_1,p_2,\ldots,p_n)&amp;lt;/math&amp;gt; も情報量と呼ばれる。実は、先ほど定義した式(1)の情報量は、しばしば自己情報量(self information)と呼ばれ、むしろ式(2)の量のほうが情報量として一般的に使われる。また、式(2)の量は別名エントロピー(entropy)とも呼ばれる。以下、(1)と(2)の量を区別をしやすいように、(2)の量を[[wikipedia:ja:エントロピー|エントロピー]]と呼んで記述する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　エントロピーは常に非負 &amp;lt;math&amp;gt;H \ge 0&amp;lt;/math&amp;gt; であり、また、それがゼロになるのは、ある一つの事象が[[wikipedia:ja:確率1|確率1]]でおきる（他の事象は全て確率ゼロ）という場合に限られることは、簡単に証明することができる。また、エントロピーが最大の値を取るのは、事象が&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;n&#039;&#039;&amp;lt;/span&amp;gt; コのときには、全ての事象が同じ確率、つまり &amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;p&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;i&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt; = 1 / &#039;&#039;n&#039;&#039;&amp;lt;/span&amp;gt; のときで、その場合、&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;H&#039;&#039; = log&#039;&#039;n&#039;&#039;&amp;lt;/span&amp;gt;となる。&amp;lt;br&amp;gt; 6面体のサイコロの例に戻ると、式(2)を使うことで、サイコロを振る前と振った後で、不確実性の減少はどう表現されるだろうか？その減少した量が、サイコロを振ることで得られる情報の量に該当する。その減少の量、&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;I&#039;&#039; = &#039;&#039;H&#039;&#039;(&amp;lt;/span&amp;gt;振る前&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;) − &#039;&#039;H&#039;&#039;&amp;lt;/span&amp;gt;&#039;&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;(&amp;lt;/span&amp;gt;振った後&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;)&amp;lt;/span&amp;gt;と定義できる。今、サイコロを振る前は、式（２）を用いると&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;H&#039;&#039; = log6&amp;lt;/span&amp;gt; の不確実性となる。サイコロを振った後では、事象が１つに確定する、つまり事象の数は１でその事象の確率が1となるので、式(2)を用いると&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;H&#039;&#039;&amp;lt;/span&amp;gt;&#039;&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt; = 0&amp;lt;/span&amp;gt;となる。したがって がその情報の量となる。より一般的、ある情報によって得られる情報量は、その不確実性の変化として、 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;I&#039;&#039; = &#039;&#039;H&#039;&#039; − &#039;&#039;H&#039;&#039;&#039;&amp;lt;/span&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
として定義される。この定義で、自己情報量でなくエントロピーを使っているのには理由がある。サイコロの例などは、起きる事象が一つに確定できるのでわかりやすいが、より一般には、ある情報が与えられた後で、事象が確定できない場合のほうが多い。一例をあげると、翌日の天気を予測するのに、なにも知らないで予測するのと、天気予報の情報を得て予測する、という二つの場合を比べるときに、即ち天気予報の情報量を求めるときに、まだ翌日の天気は分かっていない、つまり自己情報量を用いることはできない。このような自己情報量を用いることができない場合も含めて、情報量を考えるためには、エントロピーの差として情報量を定義するほうが自然なのである。大胆に言えば、以上が「情報量」の本質である。以下、いくつかの但し書きを述べておく。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
1. 上に記述した情報量の概念を、複数の事象の確率（確率変数）に対して拡張することが一般的に可能である。なかでも、最も基本的なのは、二つの確率に基づく複合事象の関係に対して定義される「[[wikipedia:ja:相互情報量|相互情報量]]」と「[[wikipedia:ja:条件付きエントロピー|条件付きエントロピー]]」の概念である。二つの異なる事象系を考え、一つの系を&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;i&#039;&#039; = 1&amp;lt;/span&amp;gt;...&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;,&#039;&#039;n&#039;&#039;&amp;lt;/span&amp;gt;で番号づけして、各々の事象を&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;A&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;i&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;&amp;lt;/span&amp;gt; と表し、もう一つの系を&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;j&#039;&#039; = 1&amp;lt;/span&amp;gt;...&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;,&#039;&#039;m&#039;&#039;&amp;lt;/span&amp;gt;で番号づけして、各々の事象を&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;B&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;i&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;&amp;lt;/span&amp;gt; で表すと複合事象は&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;(&#039;&#039;A&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;i&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;,&#039;&#039;B&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;j&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;)&amp;lt;/span&amp;gt;の組として与えられる。このとき相互情報量 &amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;I&#039;&#039;(&#039;&#039;A&#039;&#039;,&#039;&#039;B&#039;&#039;)&amp;lt;/span&amp;gt;は、 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;math&amp;gt;I(A,B)=\sum_{i,j} p(A_i,B_j)\log \frac{p(A_i,B_j)}{p(A_i)p(B_j)}&amp;lt;/math&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
となる。この相互情報量は、一方の系の事象を知ることで（たとえば&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;A&#039;&#039;&amp;lt;/span&amp;gt;の系について知ることで）、他方の事象について（&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;B&#039;&#039;&amp;lt;/span&amp;gt;の系について）どれだけの情報が得られるかを表している。それは、この式が、 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;I&#039;&#039;(&#039;&#039;A&#039;&#039;,&#039;&#039;B&#039;&#039;) = &#039;&#039;H&#039;&#039;(&#039;&#039;B&#039;&#039;) − &#039;&#039;H&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;A&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;(&#039;&#039;B&#039;&#039;)&amp;lt;/span&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と書き直せることからもわかる。この左辺の第2項に出ているのが条件付きエントロピーで、&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/span&amp;gt; &amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/span&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{|&lt;br /&gt;
|- style=&amp;quot;text-align: center;&amp;quot;&lt;br /&gt;
| &#039;&#039;H&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;A&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;(&#039;&#039;B&#039;&#039;) = − &lt;br /&gt;
| &amp;lt;span style=&amp;quot;font-size: x-large; font-family: serif;&amp;quot;&amp;gt;∑&amp;lt;/span&amp;gt; &lt;br /&gt;
| &#039;&#039;p&#039;&#039;(&#039;&#039;A&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;i&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;)&#039;&#039;p&#039;&#039;(&#039;&#039;B&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;j&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt; &amp;amp;#124; &#039;&#039;A&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;i&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;)log&#039;&#039;p&#039;&#039;(&#039;&#039;B&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;j&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;,&#039;&#039;A&#039;&#039;&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;i&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;)&lt;br /&gt;
|- style=&amp;quot;text-align: center; vertical-align: top;&amp;quot;&lt;br /&gt;
| &lt;br /&gt;
| &#039;&#039;i&#039;&#039;,&#039;&#039;j&#039;&#039; &lt;br /&gt;
| &lt;br /&gt;
|}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と定義される。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
2. なお上の記述ではエントロピーを式(2)で直接定義した。これに対して、どうしてこの式でよいのか、あるいは、他の式で定義するほうがより優れた量を定義できるのではないか、という疑問がでるかもしれない。実は、いくつかの満たすべき性質を最初に決めて（数学的に言えば、いくつかの公理を決めて）、それから式(2)を導出することができる。最初のほうに記述した直観的例（サイコロの例）は、実はこの満たすべき性質の具体例に対応している。導出の仕方にはいくつかあるが、通常、「非負性」（情報量は0か正の数にしたい）、「単調減少性」（確率の低い事象ほど大きくしたい）、「独立加法性」（サイコロの偶奇とそのグループ番号を知るのと、最初から番号を知るのが同じ；独立事象の積による情報量と、その各事象の情報量の和を等しくしたい）、「連続性」（確率の微妙な変化は情報量の連続的な変化に対応するとしたい）という性質を満たすとすると、式（2）の定義が自然に導出される。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　単位についても触れておこう。たとえば、「長さ」の単位としては、メートルなどがあるが、「情報量」の単位はどうなのか。情報量は、本来は、無次元の量とされている。一方で、式(2)では[[wikipedia:ja:対数|対数]]&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;(log)&amp;lt;/span&amp;gt;を使っている。慣用としては、式（2）のように対数の[[wikipedia:ja:底|底]]を書かないときには、その底は、&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;e&#039;&#039;&amp;lt;/span&amp;gt; 、つまり対数は[[wikipedia:ja:自然対数|自然対数]]&amp;lt;span class=&amp;quot;texhtml&amp;quot;&amp;gt;(log&amp;lt;sub&amp;gt;&#039;&#039;e&#039;&#039;&amp;lt;/sub&amp;gt;)&amp;lt;/span&amp;gt; を用いていると考える。この自然対数を考えた時の情報量の単位は、ナット(nat)と決めれている。他に、情報量を議論をするときにしばしば用いられるのは、対数の底を2とする場合で、その時の情報量の単位は、[[wikipedia:ja:ビット|ビット]] (bit)と呼ばれている。&amp;lt;br&amp;gt;　また、本項目では情報量は、もとになる確率が離散の場合（いくつかの個別の事柄として事象を数えられる場合）について記述した。実際には、事象が連続の場合もある。たとえば、正規分布に従って起きる事象などはその例となる。このような連続の値を取るような場合にも情報量を定義できる。本質的な考え方は離散の場合と同様である。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
3. 「情報量」の概念は、1948年のクロード・シャノンの「通信の数学的理論」によって明らかになった&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Shannon, C., and Weaver, W.&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;A Mathematical Theory of Communication&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;University of Illinois Press&#039;&#039;:1949&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方で、その源流の一つには[[wikipedia:ja:物理学|物理学]]の研究の流れ（[[wikipedia:ja:熱力学|熱力学]]・[[wikipedia:ja:統計力学|統計力学]]などでのエントロピーという概念の提唱）があった（Wikipediaの情報量、ＸＸＸなどの項目を参照のこと）。情報量の概念は、現在では、諸分野にまたがって広く用いられている一般的な概念となっている。日本語のわかりやすい解説としては、たとえば、情報理論では甘利&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;甘利 俊一&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;情報理論&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;ダイヤモンド社&#039;&#039;:1996&amp;lt;/ref&amp;gt;、熱力学では田崎&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;田崎晴明&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;熱力学 ― 現代的な視点から, Vol 32&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;培風館&#039;&#039;:2000&amp;lt;/ref&amp;gt;などがある。&amp;lt;br&amp;gt;　その定式化に用いられるlogを使って確率分布に関する平均的量を評価する方法は、たとえば、二つの[[wikipedia:ja:確率分布|確率分布]]の近接性を評価する際に用いられる[[wikipedia:ja:カルバック―ライブラー情報量|カルバック―ライブラー情報量]]など、広く用いられている。現在の[[wikipedia:ja:統計情報科学|統計情報科学]]（[[wikipedia:ja:情報理論|情報理論]]、[[wikipedia:ja:統計科学|統計科学]]、[[wikipedia:ja:機械学習|機械学習]]、[[wikipedia:ja:情報幾何|情報幾何]]など）で基礎的な概念として用いられている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Amari, S., and Nagaoka, H.&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Methods of Information Geometry&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;OXFORD UNIVERSITY PRESS&#039;&#039;:2000&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Cover, T., and Thomas, J.&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ELEMENTS OF INFORMATION THEORY Second Edition &amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;WILEY&#039;&#039;:2006&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方で、この情報量の定式化を拡張することで新たな展開を目指す試みは、現在でも盛んに行われている。たとえば、上述した4つの性質のうちの一部を緩めたり、あるいは一般化することで新たな性質をもつ基本的な量が定義できたりする。それらの科学の発展の基礎にある情報量の概念は、今後より一層重要な概念になるだろう。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
4. 情報量は、脳科学の分野でさまざまに用いられている。典型的な例としては、 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*外界からの刺激（例　[[視覚]]刺激）と[[神経細胞]]の活動応答の間の相互情報量を調べることで、個々の神経細胞が外界視覚をどのように符号化をしているかを調べる。また、複数の神経細胞が同時に記録されているときには、神経細胞集団の集団活動が外界刺激をどのように符号化するかを調べる。 &lt;br /&gt;
*この考え方は、外界刺激の符号化のみならず、復号化を評価する、つまり、神経細胞集団活動（または個々の神経細胞活動）があるときに、どれほど正確にもとの外界刺激の情報を再現できるか、という評価を行うことで、その情報処理を解明するというアプローチにも適用できる。 &lt;br /&gt;
*刺激の符号化・復号化だけでなく、いかに行動が発現するかという研究にも適用可能である。[[wikipedia:ja:ヒト|ヒト]]や動物が、外界からの入力に対応して行動（運動）を行うとき、入力の情報の中から、適切な情報を取捨選択している。いいかえれば、外界情報の全てではなく適切な情報が行動や[[運動制御]]に重要となる。その観点から、行動と神経細胞活動の関係を情報量の観点から調べるアプローチも行われている。 &lt;br /&gt;
*神経細胞集団活動の機能的構造の推定を[[情報量の最大化原理]]から行う、という研究も盛んに行われている。集団活動の評価には、より精緻な情報的概念が必要で、情報幾何のアプローチはその一翼を担っている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;中原裕之&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;意思決定とその学習理論(第5章). シリーズ脳科学 第1巻 脳の計算論. pp.159-221&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;東大出版会&#039;&#039;:2009&amp;lt;/ref&amp;gt;。 &lt;br /&gt;
*脳の学習則の研究にも情報量の概念はさまざまに役立っている。たとえば、[[シナプス可塑性]]の学習則を[[シナプス前細胞]]と[[シナプス後細胞]]の間の活動とその情報量の関係から調べる、などが挙げられる。 &lt;br /&gt;
*脳科学における情報量とその使い方を解説した教科書も複数出ているので必要に応じて参照されたい&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Dayan, P., and Abbot, L.F. &#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Theoretical Neuroscience: Computational and Mathematical Modeling of Neural Systems&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;MIT Press&#039;&#039;:2001&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Rieke, F., Warland, D., Deruytervansteveninck, R., and Bialek, W.&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Spikes: Exploring the Neural Code&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Computational Neuroscience MIT Press&#039;&#039;:1949&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references /&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;br&amp;gt; （執筆者：中原裕之　担当編集者：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%81%8A%E3%81%B0%E3%81%82%E3%81%95%E3%82%93%E7%B4%B0%E8%83%9E%E4%BB%AE%E8%AA%AC&amp;diff=13018</id>
		<title>おばあさん細胞仮説</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%81%8A%E3%81%B0%E3%81%82%E3%81%95%E3%82%93%E7%B4%B0%E8%83%9E%E4%BB%AE%E8%AA%AC&amp;diff=13018"/>
		<updated>2012-08-14T08:01:41Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：grandmother cell hypothesis　独：Hypothese vom Großmutterneuron　仏：théorie du neurone grand-mère&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：gnostic cell hypothesis &lt;br /&gt;
　脳の中には自分のおばあさんを見たときだけに特異的に活動する単一または少数の細胞が存在し、この細胞の活動が自分のおばあさんの対象認識に対応するという仮説。神経細胞活動による情報の[[符号化]]の議論において引用される概念である。視覚対象認識において用いられることが多いがが、他の感覚種（モダリティ）に拡張し、複数の特徴（異なるモダリティ間も含めて）の特定の組み合わせの対象または記憶の情報に対して一対一の関係で活動する単一の細胞の存在を仮定する脳の符号化モデルとして一般化される。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 歴史的経緯およびその概念  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　おばあさん細胞という概念の歴史的経緯は、Grossの概説に丁寧にまとめられている&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12374433&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。神経科学研究での古典的論文である&amp;quot;What the frog&#039;s eye tells the frog&#039;s brain&amp;quot;の著者であるJerry Lettvinが60年代後半にMITの講義においてMother cell（grandmother cellではなく）という用語を初めて用いたと言うことである。また、Lettvinに数年先立って、ポーランドの神経生理学者のJerzy Konorskiがその著書において、古代ギリシャ語で霊的認識を意味する言葉であるgnosisを用いて、gnostic cell（認識細胞）という用語で同様の概念を提案している。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　おばあさん細胞仮説は、あくまでも外界の対象の脳内表現レベルの議論であることに留意すべきである。つまり、[[網膜]]から入力した[[視覚]]画像の部分特徴が[[並列分散処理]]により抽出されたとして、これらの特徴の特定の組み合わせのみに反応する単一の細胞がおばあさん細胞である。Barlowはこのような細胞の存在を議論し、対象物が何であるのかの情報(objective certainty)はどの細胞が反応しているのかで表現され、その対象が外界にどの程度の確度で存在するかの情報(subjective certainty)をその細胞の反応の強さ（[[発火]]率）で表現するモデルを提案した&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref2&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;19806956&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。しかし、個々の細胞の発火活動で表現された対象物の情報を脳内のいかなる機構が受け取って最終的な対象認識が発現するのかに関しては、何の提言も与えていない。Grossの概説&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12374433&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;に紹介されているように、William Jamesは最終的な認識を行うための究極的な情報の統合が行われる細胞として、pontifical cell（教皇細胞）という概念を提案している。一方、Sherringtonはpontifical cellの存在に懐疑的であり、細胞集団の活動と認識とを関連付けることを提案している。また、Barlowは視覚認識における複数要素の特徴が単一のpontifical cellに統合されることの困難さから、少数の細胞(cardinal cell、枢機卿細胞)が視覚認識には必要であると議論している。注：教皇は一人であるが、教皇の顧問・補佐にあたる枢機卿は複数人存在する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 支持する実験報告  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　Quiroga&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref3&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15973409&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;らは[[てんかん]]患者の検査用に埋め込んだ複数電極から[[海馬]]の細胞活動を記録し、特定の人物（俳優）に強く関連して活動する細胞の存在を示した。この人物の写真のみならず、似顔絵や名前に対しても反応することから、この人物に関する[[抽象化]]された概念を表現すると結論している。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　人工的[[ニューラルネットワーク]]でも、個々のデータそのものではなく、同じ属性で分類されるデータの共通の特徴構造に反応するユニットを学習することは汎化と呼ばれ、良く知られている。Quirogaらの発見はおばあさん細胞の存在を示唆するように思われるが、特徴情報の特定の組み合わせに対してのみ反応するというおばあさん細胞の狭義の定義とは合致しない。データに共通する特徴情報の抽象概念に反応する細胞が存在した場合でも、抽象化で捨てられた詳細な特徴情報を表現する神経活動の存在は不可欠である。抽象化細胞と詳細な特徴情報を表現する細胞活動との組み合わせで最終的に情報全体が再構成されるのであれば、[[集団コーディング]](population coding)であると考えられる。また、海馬は[[大脳皮質|皮質]]で保存されている[[記憶]]情報を動的に関連付ける役割を行っている（コンピュータでの[[wikipedia:ja:中央演算子|中央演算子]]CPUの処理を補助し、[[wikipedia:ja:メモリー|メモリー]]上の情報のインデックスを一時的に保持する[[wikipedia:ja:キャッシュメモリー|キャッシュメモリー]]のような役割）と考えられるため、皮質細胞とは情報処理における特性が異なっている可能性がある。記憶された個々の情報ではなく、同じカテゴリーに属する記憶を関連付けるインデックスの役割を海馬の細胞が行っているのであれば、写真、似顔絵や名前に対して共通に反応することは理解できる。この場合は、この細胞が記憶された情報そのものを表現しているのではないため、おばあさん細胞とは論理的に異なっていると考えられる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　おばあさん細胞は一般的には情報符号化の暗喩（メタファー）として用いられる概念であるが、神経生理の文献においてはその名称の為から、顔に特異的に反応する神経細胞に対して同じ用語が使用される場合があるので注意が必要である。[[wikipedia:ja:サル|サル]]の[[側頭葉]][[下側頭野]](inferotemporal cortex、IT野)では顔に対して特異的な活動を生じる細胞が存在することが知られている&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref4&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982685&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=&amp;quot;ref5&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7128705&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; &amp;lt;ref name=&amp;quot;ref6&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;3208858&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。その後の研究により、この領野の細胞はある程度抽象的な特定の形に高い反応選択性を示す事が報告されている&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref7&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;1448150&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。しかし、顔に反応する細胞においても、特定の顔だけに反応する細胞は報告されておらず、複数の異なる顔にも反応する。現在ではIT野の細胞は、形に対して高い反応選択性を示すものの、実際の対象物の情報符号化においては複数の細胞の組み合わせ、いわゆる集団コーディングが行われていると考えられている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 問題点  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　おばあさん細胞仮説が内在する最大の困難は、[[組み合わせ爆発]](combinatorial explosion)と呼ばれる計算論的な問題である。これは、「メガネをかけた」「茶髪の」「おばあさん」などと特徴を組み合わせて行った場合に、可能な組み合わせ総数は[[指数関数]]的に増大するため、すべての組み合わせに対して異なる細胞が必要であれば、膨大な細胞が必要になってしまう。Von der Malsburg&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref8&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Von der Malsburg&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;The correlation theory of brain function.(Internal Report 81-2)&amp;lt;br&amp;gt; Göttingen: Max-Planc-Institute for Biophysical Chemistry, 1981.&amp;lt;/ref&amp;gt;はスパイク発火タイミングの細胞間相関を用いた情報符号化の提案において、おばあさん細胞仮説に対して、「この仮説が解決する事柄以上に多くの矛盾・問題を生み出す」と批判している。組み合わせ爆発の困難を回避するためには、単一細胞への情報の局在化ではなく、集団コーディングや[[時間相関コーディング]]により神経活動の空間的または時間的な自由度を情報符号化に用いる必要がある。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 現在での解釈  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　おばあさん細胞仮説は細胞活動による情報符号化の議論における究極的な[[機能局在]]の[[wikipedia:ja:暗喩|暗喩]]（メタファー）として認識されており、特定の情報の組み合わせのみに反応する単一の細胞の存在という狭義の意味での機能をもった細胞が実際に脳内に存在するとは考えられていない。おばあさん細胞仮説が提起した問題は個々の情報の表現が、[[反応選択性]]が弱い多数の細胞の活動に広く分散して行われているか（[[並列分散コーディング]]、集団コーディング）、または鋭い反応選択性を持つ少数の細胞の活動で行われているか（[[スパースコーディング]]）の議論に継続されている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連語==&lt;br /&gt;
*[[符号化]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references /&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：伊藤浩之　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E5%8D%8A%E8%A6%8F%E7%AE%A1%E3%81%A8%E8%80%B3%E7%9F%B3%E5%99%A8&amp;diff=13013</id>
		<title>半規管と耳石器</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E5%8D%8A%E8%A6%8F%E7%AE%A1%E3%81%A8%E8%80%B3%E7%9F%B3%E5%99%A8&amp;diff=13013"/>
		<updated>2012-08-14T05:49:45Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：semicircular canal, otolith organ &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:杉内半規管耳石図1z.jpg|thumb|400px|&amp;lt;b&amp;gt;図1. ヒトの前庭器官&amp;lt;/b&amp;gt;&amp;lt;br /&amp;gt;原図はHardy 1934による、杉内、篠田 1994より引用改変]] &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:杉内半規管耳石図2z.jpg|thumb|400px|&amp;lt;b&amp;gt;図2. 有毛細胞の形態的極性(A)と半規管内(B)および耳石器(C)における配列&amp;lt;/b&amp;gt;&amp;lt;br /&amp;gt;A:内野 2009より引用改変、B,C:原図はSpoendilin,1966による、篠田 1985より引用改変]] &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[聴覚]]の受容器である[[蝸牛]]と[[平衡覚]]の受容器である[[前庭]]（迷路ともいう）は、[[wikipedia:ja:側頭骨|側頭骨]]内に位置しており、合わせて内耳を構成する。前庭受容器には、半規管と耳石器がある。半規管は頭部を回転した場合に生じる[[wikipedia:ja:角加速度|回転加速度]]（[[wikipedia:ja:角加速度|角加速度]]）を受容し、耳石器は、頭部の傾きや乗り物やエレベータに乗った場合に生じる[[wikipedia:ja:加速度|直線加速度]]を受容する（頭部の傾きの検出も、[[wikipedia:ja:重力|重力]]方向、すなわち直線加速度を感知することである）&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref1&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Wilson VJ, Melvill-Jones G.&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Mammalian vestibular physiology&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Plenum Press&#039;&#039;, New York, 1979&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref2&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;&#039;内野善生&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;めまいと平衡調節&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;金原出版&#039;&#039;、2002&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref3&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;&#039;内野善生、古屋信彦編集&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;日常臨床に役立つめまいと平衡障害&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;金原出版&#039;&#039;、東京、2009&amp;lt;/ref&amp;gt;。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 半規管  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　半規管は、約2/3周の円弧をなす膜でできた管状の構造物であり、内部は[[wikipedia:ja:内リンパ液|内リンパ液]]で満たされている。一側の内耳に3個存在し、外側（水平）半規管、前（上）半規管、後半規管（前・後半規管をあわせて垂直半規管と呼ぶ）から成る（図１）。それらが存在する平面（半規管平面）は、互いにほぼ直角の角度を成す。外側半規管は、[[wikipedia:ja:ネコ|ネコ]]・[[wikipedia:ja:サル|サル]]・[[wikipedia:ja:ヒト|ヒト]]では、水平面から前方が約30度上方に傾いている。前・後半規管の存在する平面は、正中矢状面（体の左右の中央点を通り、前後軸と上下軸を含む平面）と約45度を成し、一側の前半規管平面と対側の後半規管平面はほぼ平行となっている。頭部のあらゆる方向への回転は、この3個の半規管平面内のそれぞれの回転としての成分ベクトルに分解されて感知される&amp;lt;ref name=&amp;quot;ref4&amp;quot;&amp;gt;&#039;&#039;&#039;鈴木淳一&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;単一半規管神経電気刺激による迷路頚反射・迷路眼反射&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;神経耳科学&#039;&#039;,　時田喬・鈴木淳一・曽田豊二編&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;金原出版&#039;&#039;, 1985, p. 103-129.&amp;lt;/ref&amp;gt;。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　各半規管は[[卵形嚢]]に開いており、その開口部の一端は、ふくれて[[wikipedia:ja:膨大部|膨大部]](ampulla)を形成し、この内部に[[wikipedia:ja:膨大部稜|膨大部稜]](crista)という[[wikipedia:ja:感覚上皮|感覚上皮]]部がある。前および外側半規管では前端が、後半規管では後端が膨大部を形成している。感覚上皮の表面には感覚細胞（[[有毛細胞]] hair cell）があり、有毛細胞の感覚毛はゼラチン質からなる[[クプラ]](cupula)によって包みこまれている。頭部が回転すると、半規管内の内リンパ液は[[wikipedia:ja:慣性の法則|慣性の法則]]により、そのままその位置に留まろうとするが、頭部に固定されている有毛細胞は、頭部と一緒に動くので、結果として、内リンパ液は、頭の回転と逆方向に流れる。これにより、頭の回転と逆方向にクプラの偏位をきたし、これが感覚毛の屈曲をもたらし、有毛細胞への刺激となる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　前庭感覚細胞は、多数の[[不動毛]]（stereocilia）と1本の[[動毛]](kinocilium)を持つ。不動毛は動毛に近いほど長く、遠ざかるにつれて短くなる。有毛細胞に興奮を起こさせるのは、感覚毛の動毛側への屈曲であり、反対方向への屈曲は抑制として働き、その結果、それぞれが一次前庭神経の活動を増加、減少させる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　半規管では有毛細胞が全て一定方向に並んでおり、その感覚毛の配列の方向性のために、外側半規管では膨大部へ向かう内リンパ流（向膨大部流）により、前半規管、後半規管は、膨大部から遠ざかる向きの内リンパ流（反膨大部流）により興奮する。それとは逆方向への内リンパ流によって、各半規管は抑制される。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 耳石器  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　耳石器には卵形嚢(utricle) と[[球形嚢]](saccule)がある。これらには、それぞれに[[平衡斑]](macula)という前庭神経の終末器官がある。平衡斑には、半規管と同様に有毛細胞が並んでいる感覚上皮があり、この表面にゼラチン様物質から成る[[耳石膜]]があり、感覚毛を包んでいる。この膜の表面には[[wikipedia:ja:炭酸カルシウム|炭酸カルシウム]]から成る結晶状の[[耳石]]が載っている。耳石は、内リンパ液より比重が重いので、直線加速度が加わると、耳石は取り残され、耳石膜が動き、これが有毛細胞の感覚毛を屈曲することにより、有毛細胞を刺激する。屈曲の方向とその効果（興奮または抑制）の関係は、上述した半規管の場合と同様である。半規管と異なり、耳石器全体としては、有毛細胞の感覚毛の配列に関する形態的極性は、[[分水嶺]](striola)を境に逆向きになっている（図２）。卵形嚢班の分水嶺は、U字状であり、その両側にある有毛細胞の極性は分水嶺に向いている。また、球形嚢班においては、分水嶺はS字状であり、有毛細胞の極性は、辺縁を向いている。これにより、有毛細胞があらゆる方向の加速度を検知できる。卵形嚢と球形嚢の平衡斑は互いに直交していて、卵形嚢ではほぼ水平面内にあって感覚毛が上方を向き、球形嚢では矢状面内にあって感覚毛が外側を向いている。そのため、エレベーターの昇降など上下方向の直線加速度は球形嚢が、電車などの水平方向の直線加速度は卵形嚢が受容器として働いている。また、正常頭位近傍における頭位の変化には卵形嚢が、側臥位の状態での頭位の変化には主に球形嚢が働く。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*[[有毛細胞]] &lt;br /&gt;
*[[動毛]] &lt;br /&gt;
*[[不動毛]] &lt;br /&gt;
*[[クプラ]] &lt;br /&gt;
*[[前庭神経]] &lt;br /&gt;
*[[平衡斑]] &lt;br /&gt;
*[[分水嶺]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references /&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
5. Hardy M. Observations on the innervation of the macula sacculi in man. Anatomical Record 59: 403-418, 1934. DOI: 10.1002/ar.1090590403(PMIDなし) &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
6. 杉内友理子・篠田義一，運動制御にかかわる脊髄神経機構 (6)末梢迷路障害による症状，脊椎脊髄ジャーナル 7(3):235-240, 1994. &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
7. Spoendlin HH. Ultrastructure of the vestiular sense organ. In: The vestibular system and its disease, edited by Wolfson RJ. Philadelphia: University of Pennsylvania Press, 1966. PMID: 5929505 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
8. 篠田義一、眼球運動の生理学、眼球運動の神経学、小松崎篤、篠田義一、丸尾敏夫、医学書院、1985、p.1-147. &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;br&amp;gt; （執筆者：杉内友理子　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E4%B8%8B%E4%B8%98&amp;diff=12999</id>
		<title>下丘</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E4%B8%8B%E4%B8%98&amp;diff=12999"/>
		<updated>2012-08-14T00:37:42Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：inferior colliculus　独：Colliculi inferiores　仏：colliculi inférieurs　羅：colliculus inferior　英略称：IC &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:下丘図.jpg|thumb|300px|&amp;lt;b&amp;gt;図のタイトルを御願い致します&amp;lt;/b&amp;gt;&amp;lt;br /&amp;gt;必要に応じ、図の説明も御願い致します。]] &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[中脳]]にある[[聴覚]][[神経核]]であり，背側に突出した構造をもつ。中心核（central nucleus, CIC）と背側皮質（dorsal cortex, DCIC），外側皮質（external cortex, ICX）の3領域からなる。すべての[[上行性]]の聴覚情報は下丘を経由して[[視床]]へ至る。下丘では，下位[[脳幹]]の聴覚神経核に比べて複雑な情報処理が行われている。音の[[周波数弁別]]，音の[[高さ]]，[[音声言語]]，[[聴覚空間]]の認知など，様々な聴覚機能に関わる。また，下丘へは[[体性感覚]]，[[顔面知覚]]，[[視覚]]などの聴覚以外の感覚入力があり，これらの感覚と聴覚との擦り合わせも行われる。[[大脳皮質]]からの下行性の投射は，[[注意]]などによる[[ゲート機構]]として働くと考えられている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039; Winer JA, Schreiner CE&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;The inferior colliculus.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Springer&#039;&#039;: 2005&amp;lt;/ref&amp;gt;。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;br&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 構造  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　下丘は[[中脳蓋]]にある[[四丘体]]とよばれる二対の隆起のうちの尾側の一対に相当する。吻側の一対は[[上丘]]と呼ばれ，ヒトでは[[眼球運動]]に関わる。下丘は細胞構築および機能的に，CIC，DCIC，ICXの3領域に分けられる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 中心核  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　CICは下丘の中央部を占める下丘最大の領域である。CICには下位脳幹のほぼ全ての聴覚神経核からの投射入力が収束する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3624552 &amp;lt;/pubmed&amp;gt; &amp;lt;/ref&amp;gt;。[[興奮性入力]]の起始核には対側の[[蝸牛神経核]]（背側核，後腹側核，前腹側核）と[[外側上オリーブ核]]，同側の[[内側上オリーブ核]]と[[腹側外側毛帯核]]があり，[[抑制性入力]]の起始核には同側の外側上オリーブ核と腹側外側毛帯核，両側の[[背側外側毛帯核]]と下丘がある。前二者は[[グリシン]]作動性，後二者は[[GABA]]作動性の入力を送る。CICはこれらの入力の修飾と統合を行い，さらに上位の視床へと伝達する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 背側皮質  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　DCICはCICの背内側を覆い，その内側にある[[下丘交連]]は左右の下丘をつなぐ。対側の背側外側毛帯核からの投射線維もこの下丘交連を通る。DCICには同側の大脳皮質（[[聴皮質]]，[[下側頭回]]，[[海馬傍回]]）からの入力があり，下行性の情報修飾が行われる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 外側皮質  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ICXはCICの外側にあり，その外側をさらに[[下丘腕]]が覆っている。下丘腕には，下丘から視床への上行性投射と大脳皮質からの下行性投射が含まれている。ICXには同側の背側外側毛帯核，対側の背側蝸牛神経核，両側の下丘など聴覚神経系のからの入力に加えて，[[薄束核]]や[[楔状束核]]，[[三叉神経脊髄路核]]，上丘など聴覚系以外の感覚神経核からの入力，さらに[[黒質緻密部]]，[[中心灰白質]]，[[脳質周囲核]]，大脳皮質（角回）などからの入力もみられ，より高次な情報の修飾と統合が行われる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　このように，下丘へは上行性と下行性，さらに下丘内から局所性に多様な入力があり，これらが統合的に処理されている。下丘で処理された情報は，視床の[[内側膝状体]]へと送られ，さらに聴皮質へと伝えられる。また下丘からは，[[背側蝸牛神経核]]，[[傍オリーブ核]]，[[背側外側毛帯核]]を含む聴覚神経核，さらに[[橋核]]や[[網様体]]などへも投射がみられ，下行性の情報修飾が行われる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7680052 &amp;lt;/pubmed&amp;gt; &amp;lt;/ref&amp;gt;。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 機能  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　下丘のCICには，下位脳幹の聴覚神経核と同様，特定の周波数に応答する神経細胞が整然と配列する[[周波数再現]]（tonotopic organization）がみられる。これは，音が[[蝸牛]]で各周波数成分に分解された後，周波数毎の投射線維を介して上位へ伝えられることによる。このことに一致して，CICではこれらの投射線維と神経細胞の[[樹状突起]]が層構造（laminae）を形成する。CICの神経細胞は蝸牛や下位脳幹の聴覚神経核の細胞に比べ，はるかに高い周波数選択性を示す。これには，CIC内のGABA性神経細胞を介した[[側方抑制]]機構が関わると考えられている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 16472635 &amp;lt;/pubmed&amp;gt; &amp;lt;/ref&amp;gt;。正確な音の[[周波数弁別]]には，このCICの神経細胞の高い周波数選択性が重要である。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　下丘は，音の周波数弁別以外にも，音声[[言語]]や[[聴覚]]空間の認知を含め，様々な聴覚機能に関わる。このため，下丘には音刺激に対して特異的な応答特性を示す多様な神経細胞がみられる。例えば，片耳からの音にのみ応答するもの，音の[[wikipedia:JA:スペクトル|スペクトル]]に応答するもの，左右の耳に到達する音の時間差や音圧差に応答するもの，[[wikipedia:JA:振幅変調|振幅変調]]（amplitude modulation, AM）音に応答するもの，[[wikipedia:JA:周波数変調|周波数変調]]（frequency modulation, FM）音に応答するもの，さらに音の始まりや終わりに応答するものなどが知られる。これらの多様な応答特性は，下位脳幹の聴覚神経核からの入力を直接反映しているか，もしくはいくつかの神経核からの入力が修飾と統合を受けることによって新たに作られる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　応答特性のよく似た神経細胞は，CICでは各周波数局在領域内でクラスター状に分布し，機能単位を形成することが知られている（nucleotopic organization）。一方，下丘へは聴覚以外の神経系からも入力があり，聴覚情報の修飾に関わる。例えば，ICXでは自己の声には応答せず，他者の声に対してのみ応答する細胞がみられ，これには[[体性感覚]]系からの抑制機構の関与が示唆されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15084450 &amp;lt;/pubmed&amp;gt; &amp;lt;/ref&amp;gt;）。また，ICXやDCICへは[[大脳皮質]]から下行性の入力があり，これらは注意などによるゲート機構として働くと考えられている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 音源定位  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　聴覚では，両耳に到達する音の時間差（[[wikipedia:JA:位相|位相]]差）と強度差，さらには音のスペクトルなどを手がかりとして，音源の位置を特定する（[[音源定位]]）。[[wikipedia:JA:哺乳類|哺乳類]]では，前二者は水平面での音源の位置情報を与え，後者は垂直面での位置情報を与える。これらの情報は，[[wikipedia:ja:哺乳類|哺乳類]]では内側上オリーブ核，外側上オリーブ核，背側蝸牛神経核でそれぞれ抽出された後に，下丘へと送られる。下丘は，これらの情報を先鋭化し，さらに統合することで，音源定位を可能にする。実際，下丘には特定の方向から来た音に対してのみ応答する細胞が存在する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　高い音源定位能力をもつことで知られる[[wikipedia:JA:メンフクロウ|メンフクロウ]]では，ICXの神経細胞の音源方向選択性が極めて高く，一個の細胞のもつ精度で動物の音源定位行動の精度を説明することが可能である。この高い音源方向選択性は，[[GABA]]性神経細胞の働きによって実現される。メンフクロウのICXには，各方位に対応する細胞が規則正しく配置されることで，聴覚空間の地図が形成されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14527266 &amp;lt;/pubmed&amp;gt; &amp;lt;/ref&amp;gt;。&amp;lt;br&amp;gt;　一方，哺乳類では，個々の神経細胞のもつ精度はそれほど高くなく，音源の位置は細胞集団によって符号化されているという考えが支配的である。また，哺乳類の下丘には明確な地図は認められていない&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 20664077 &amp;lt;/pubmed&amp;gt; &amp;lt;/ref&amp;gt;。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;br&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 反響定位（echolocation）  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[反響定位]]とは，自分の発した音とものにぶつかってはね返ってきた音の時間差（位相差）を検出することにより，ものとの距離を特定する行動である。[[wikipedia:JA:コウモリ|コウモリ]]や[[wikipedia:JA:クジラ|クジラ]]の一種が反響定位を行うことが知られている。コウモリの下丘には，FM音の特定の時間遅れに応答する神経細胞の存在が知られている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21238485 &amp;lt;/pubmed&amp;gt; &amp;lt;/ref&amp;gt;。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*[[音源定位]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references /&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;br&amp;gt; （執筆者：久場博司　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%9D%B8%E7%89%9B&amp;diff=12998</id>
		<title>蝸牛</title>
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		<updated>2012-08-14T00:36:34Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名 : cochlea　独：Hörschnecke　仏：cochlée&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[wikipedia:JA:側頭骨|側頭骨]]錐体内にある[[内耳]]の[[聴覚]]器官。渦巻き状の管で，その名は形状がカタツムリに似ていることに由来する。内部に[[膜迷路]]と呼ばれる構造をもつ。膜迷路は[[wikipedia:JA:リンパ液|リンパ液]]で満たされ，基底部で[[中耳]]の[[耳小骨]]と連なることにより，音の振動はリンパ液を介して膜迷路内にある[[基底膜]]（basilar membrane）を振動させる。基底膜の振動はさらに，基底膜上にある[[コルチ器官]]（organ of Corti）の[[有毛細胞]]と呼ばれる感覚器細胞の[[感覚毛]]を揺らし，その結果，音の振動が細胞の電気信号へと変換される。蝸牛では音の周波数が基底膜上での位置として表される。これは，音の周波数に応じて，基底膜上での振動しやすい位置が異なることによる．鳥類では，これに加えて有毛細胞の電気的性質が関わることも知られている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21276841 &amp;lt;/pubmed&amp;gt; &amp;lt;/ref&amp;gt;。周波数成分毎に受容された聴覚信号は，[[蝸牛神経]]（cochlear nerve）を介して中枢へと伝えられる&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;小澤瀞司，福田康一郎 編&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;標準生理学　第7版.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;医学書院&#039;&#039;: 2009&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 構造  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:Cochlea Fig.jpg|thumb|right|300px|&amp;lt;b&amp;gt;図1．蝸牛の構造&amp;lt;/b&amp;gt;&amp;lt;br /&amp;gt;C「古河太郎：現代の生理学、第２版、1987、p254　図IV-6 蝸牛管の断面」から許可を得て転載]] &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　蝸牛は蝸牛軸を中心に2¾回転するらせん状の管構造で，引き延ばすとヒトでは約35mmの長さになる。骨により形成された[[骨迷路]]と，その内部の膜迷路からなる。膜迷路は3層に仕切られ，上層から[[前庭階]]（scala vestibuli），[[中心階]]（scala media），[[鼓室階]]（scala tympani）と呼ばれる。前庭階と中心階は[[ライスネル膜]]で仕切られ，中心階と鼓室階はコルチ器官をのせた基底膜で仕切られている。前庭階と鼓室階は[[外リンパ液]]で満たされ，中心階は[[内リンパ液]]で満たされている。外リンパ液は通常の細胞外液と類似のイオン組成をもつのに対して，内リンパ液は高K&amp;lt;sup&amp;gt;+&amp;lt;/sup&amp;gt;，低Na&amp;lt;sup&amp;gt;+&amp;lt;/sup&amp;gt;，低[[カルシウム|Ca&amp;lt;sup&amp;gt;2+&amp;lt;/sup&amp;gt;]]濃度のイオン組成をもち，これは中心階の外側壁を構成する血管条により生成される。また，前庭階と鼓室階は蝸牛基底部でそれぞれ[[卵円窓]]（別名，前庭窓）と[[正円窓]]の2枚の膜構造により中耳腔と隔てられ，蝸牛頂部にある[[蝸牛孔]]で互いに交通している。卵円窓には[[耳小骨]]（[[アブミ骨]]）が付着し，耳小骨の振動が膜迷路へと伝えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 進行波 ==&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
　耳小骨から卵円窓へ伝えられた音の振動は，外リンパ液を介して前庭階，蝸牛孔，皷室階へと伝わり，正円窓を振動させる。この結果，基底膜に振動が生じる。この基底膜の振動は波として蝸牛の基底部から頂部に向かって進む。これを進行波という。基底膜の振動エネルギーは高い周波数のものほど早く減衰する。さらに，基底膜は蝸牛の頂部ほど幅広く柔軟なため，固有振動数が低くなる。このため，進行波の振幅が最大となる基底膜上での位置は音の周波数に応じて異なり，高い周波数では蝸牛の基底部，低い周波数では頂部となる。すなわち，蝸牛では基底膜が最も振動しやすい周波数（特徴周波数）が卵円窓からの距離の関数として決まり，このことが聴覚における周波数弁別の基礎となる。このような特徴周波数の部位局在（周波数局在構造：tonotopic organization）は，[[大脳皮質]]の[[聴覚野]]にいたる聴覚伝導路の各部位で再現されている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　死体の蝸牛を用いたvon Bekesyの実験では，基底膜の周波数応答特性は生体に比べてはるかに劣る。これは，基底膜の振動特性が生体では非線形性を示すことによる。すなわち，基底膜の振動は特徴周波数領域で増幅され，より大きく振動する。このことは，生体の基底膜では何らかの能動的なしくみが働いていることを示唆する。近年，この能動的な因子として，[[外有毛細胞]]のもつ伸縮特性が注目されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 9554726 &amp;lt;/pubmed&amp;gt; &amp;lt;/ref&amp;gt;。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== コルチ器官 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コルチ器官は基底膜上にあり，有毛細胞と複数の支持細胞からなる。有毛細胞には[[内有毛細胞]]と外有毛細胞の2種類があり，それぞれ蝸牛の内側に1列と外側に3列の細胞群として基底膜の全長にわたって並んでいる。有毛細胞の頂部には感覚毛が生えている。コルチ器官の場合，感覚毛は長さの異なる100本以上の[[不動毛]]からなり，内側から外側に向けて，背の低いものから高いものが規則正しく配列している。最長の不動毛の外側には，動毛の原器である1つの[[基底小体]]が存在する。感覚毛の上部は[[蓋膜]]により覆われている。蓋膜は中心階の内側壁から伸びており，基底膜の振動を感覚毛に伝える作用をもつ。すなわち，基底膜が振動すると蓋膜と基底膜との間に内外側方向へのずれを生じ，感覚毛に機械刺激が加わる。この際，外有毛細胞の感覚毛は蓋膜に付着しているため蓋膜の動きにより直接的に刺激されるのに対して，内有毛細胞の感覚毛は蓋膜との付着をもたず，内リンパ液を介して間接的に刺激される。感覚毛が外側へ屈曲すると，有毛細胞に[[脱分極]]性の[[受容器電位]]が生じる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 有毛細胞の線維連絡  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Image:蝸牛 図2.jpg|thumb|300px|&amp;lt;b&amp;gt;図2&amp;lt;/b&amp;gt;]] &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　有毛細胞は，蝸牛軸に分布する[[蝸牛神経節]]（ラセン神経節）細胞からの[[一次求心性神経線維]]と[[シナプス]]を形成する。求心性神経線維は蝸牛神経節の中枢側で蝸牛神経を形成し，[[脳幹]]の[[蝸牛神経核]]へと入力する。1つの内有毛細胞は10〜30本の[[有髄]]の求心性神経線維（[[Type-I線維]]）とシナプス結合するのに対して，外有毛細胞では1本の[[無髄]]の求心性線維（[[Type-II線維]]）が枝分かれをして複数（10〜20個）の外有毛細胞を支配する。このため，聴覚信号の伝達には内有毛細胞が特に重要な働きをしている。一方，外有毛細胞は主に遠心性神経線維からの投射を受けており，後述のように基底膜振動の増幅に関わることが知られている。この遠心性神経線維は主に脳幹の[[上オリーブ核]]に起源をもつ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 受容器電位 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　基底膜の振動特性によって個々の周波数成分に分解された音波は，有毛細胞の働きにより電気信号に変換される。これは，有毛細胞の頂部にある感覚毛への機械刺激が，この部位に存在する[[イオンチャネル]]（[[機械受容器チャネル]]）を開閉し，受容器電流を発生することによる。感覚毛は内リンパ液に接しているため，受容器電流は主にK&amp;lt;sup&amp;gt;+&amp;lt;/sup&amp;gt;の細胞内への移動により生じる。この機械受容器チャネルの分子的な実体は明らかでないが，[[TRPチャネル|TRP (transient receptor potential) チャネル]]の可能性が強く示唆されている。一方，有毛細胞の感覚毛の先端には[[tip link]]と呼ばれるひも状の構造が知られており，この構造が感覚毛への機械刺激を機械受容器チャネルに伝えると考えられている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 22177415 &amp;lt;/pubmed&amp;gt; &amp;lt;/ref&amp;gt;。受容器電流による有毛細胞の[[脱分極]]（受容器電位）は，さらに[[電位依存性Ca&amp;lt;sup&amp;gt;2+&amp;lt;/sup&amp;gt;チャネル]]を活性化することで[[シナプス小胞]]からの[[神経伝達物質]]放出を生じ，この結果，聴覚信号が求心性神経線維へと伝えられる。この神経伝達物質は主に[[グルタミン酸]]である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 外有毛細胞による振動増幅機構  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　外有毛細胞は[[膜電位]]に応じて細胞長が動的に変化する性質をもち，細胞長は脱分極で短縮，[[過分極]]で伸展する。この外有毛細胞の伸縮機構は非常に速い応答特性（20 kHz以上）をもち，特徴周波数領域の基底膜の振動を増幅することで，聴覚受容の感度と周波数選択性を向上させると考えられている。この外有毛細胞は頂部で周囲の[[支持細胞]]と強固に結合している。このため，外有毛細胞の伸縮は，蓋膜とコルチ器官の距離を変化させるのではなく，コルチ器官自体にゆがみを生じると考えられる。この外有毛細胞の伸縮には[[Prestin]]という[[モータータンパク質]]が関わる。Prestin遺伝子の[[ノックアウトマウス]]では，外有毛細胞の伸縮特性が失われ，聴覚感度も40-60 dB低下する。このタンパク質は外有毛細胞の側壁膜に多く分布し，[[細胞骨格]]と結びつくことで細胞長を変化させると考えられている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 18809494 &amp;lt;/pubmed&amp;gt; &amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 内リンパ腔電位 ==&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
　上述のように，中心階は内リンパ液に満たされている。内リンパ液はK&amp;lt;sup&amp;gt;+&amp;lt;/sup&amp;gt;濃度が高く，これは[[Na+-K+ ATPase|Na&amp;lt;sup&amp;gt;+&amp;lt;/sup&amp;gt;-K&amp;lt;sup&amp;gt;+&amp;lt;/sup&amp;gt; ATPase]]と[[Na+-K+-Cl-共輸送機構|Na&amp;lt;sup&amp;gt;+&amp;lt;/sup&amp;gt;-K&amp;lt;sup&amp;gt;+&amp;lt;/sup&amp;gt;-Cl&amp;lt;sup&amp;gt;-&amp;lt;/sup&amp;gt;共輸送機構]]の働きを介して血管条の辺縁細胞からK&amp;lt;sup&amp;gt;+&amp;lt;/sup&amp;gt;が分泌されることにより形成される。さらに，中心階は前庭階や皷室階に対して約80 mVほど高い電位を持っている。この電位は内リンパ腔電位と呼ばれ，Na&amp;lt;sup&amp;gt;+&amp;lt;/sup&amp;gt;-K&amp;lt;sup&amp;gt;+&amp;lt;/sup&amp;gt; ATPaseの働きにより血管条の基底細胞および[[中間細胞]]で形成される。この内リンパ腔電位は受容器電流の[[駆動電圧]]を大きくすることにより，聴覚受容の感度を高める働きがある。有毛細胞の受容器電流はK&amp;lt;sup&amp;gt;+&amp;lt;/sup&amp;gt;によって担われており，その[[平衡電位]]は0 mVである。有毛細胞の膜電位は-60 mV程度であることから，受容器電流の駆動電圧は140 mVとなる。一方，平衡感覚に関わる前庭器官では内リンパ腔電位が0 mVであることから，受容器電流の駆動電圧は60 mVとなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 蝸牛マイクロホン電位 ==&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
　音刺激により内耳および内耳周辺では刺激音を忠実に再現する蝸牛マイクロホン電位が記録される。この電位は[[wikipedia:JA:音圧|音圧]]に比例して増大し，音刺激に対して特別な[[閾値]]や潜時を示さない。蝸牛器官で記録されるマイクロホン電位は有毛細胞の頂部で極性が変化する。現在では，このマイクロホン電位は受容器電流により生じるものであり，数の上で多い外有毛細胞の活動に起因すると考えられている。また，この外有毛細胞の活動は[[wikipedia:JA:鼓膜|鼓膜]]の外から音としても記録することができ，[[耳音響放射]]と呼ばれ，[[wikipedia:JA:新生児|新生児]]の内耳機能検査にも利用されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references /&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：久場博司　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%84%B3%E7%A5%9E%E7%B5%8C&amp;diff=12992</id>
		<title>脳神経</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%84%B3%E7%A5%9E%E7%B5%8C&amp;diff=12992"/>
		<updated>2012-08-13T09:52:38Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Ifujita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;羅：nervus cranialis　英：cranial nerves　独：Hirnnerv　仏：Nerf crânien&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　脳神経とは、[[wikipedia:ja:脊椎動物|脊椎動物]]神経系のなかで、[[脳]]に出入りする末梢神経のことをいう。[[wikipedia:ja:哺乳類|哺乳類]]、[[wikipedia:ja:鳥類|鳥類]]、[[wikipedia:ja:爬虫類|爬虫類]]では主要なものとして左右１２対ある。他に、ヒトにおいては痕跡的であるが、第I脳神経に関連の深い[[wikipedia:ja:終神経|終神経]] terminal nerve と[[wikipedia:ja:鋤鼻神経|鋤鼻神経]] vomeronasal nerve が魚類やげっ歯類では発達している。脳神経は一部を除き、大部分は頭部の器官に分布する。脳神経に対して脊髄に出入りする末梢神経は脊髄神経という。 [[Image:脳神経の構成.png|thumb|400px|&amp;lt;b&amp;gt;図．脳神経の構成&amp;lt;/b&amp;gt;&amp;lt;br /&amp;gt;文献&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;R. Nieuwenhuys, J. Voogd, Chr. Van Huijzen&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;The Human Central Nervous System. A Synopsis and Atlas&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Springer-Verlag&#039;&#039;, Berlin Heidelberg New York, 1978&amp;lt;/ref&amp;gt;より改変]] &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 12対の脳神経とその働き  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
脳の前方から後方にかけて順に現われる12対の第I～第XII脳神経（大概はローマ数字表記を用いる）は下記のように固有の名称をもつ。終神経は第０脳神経と呼ばれることがある。ここでは主にヒトを例に、哺乳類の12対の脳神経について、それぞれの概略を述べる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第I脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：[[wikipedia:ja:嗅神経|嗅神経]] olfactory nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[嗅覚]]をつかさどる。[[wikipedia:ja:鼻腔|鼻腔]]粘膜[[嗅上皮]]にある[[嗅覚受容細胞]]表面の線毛にある[[受容体]]で[[wikipedia:ja:におい|におい]]分子をとらえる。嗅覚受容細胞は双極性の感覚細胞で、末梢側の受容体でとらえられた嗅覚情報は中枢側の[[嗅糸]]と呼ばれる神経[[軸索]]に伝搬される。嗅糸は数十本ずつ集まって一つの束をなす。嗅神経はこれらの束すべてを指す。嗅糸は[[wikipedia:ja:頭蓋骨|頭蓋骨]]の[[wikipedia:ja:篩骨|篩骨]][[wikipedia:ja:篩板|篩板]]にある[[wikipedia:ja:篩骨孔|篩骨孔]]を通って脳の[[嗅球]]に達し、そこで[[僧帽細胞]]などに[[シナプス]]結合して、脳内の[[嗅覚中枢]]へにおい情報を伝える。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第II脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：視神経 optic nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[視覚]]をつかさどる。眼の[[網膜]]の[[光受容体]]で受容した視覚情報は網膜内で[[神経節細胞]]に伝えられる。神経節細胞の神経軸索（ヒトで約120万本）は眼球の後部で一本に束ねられ、脳にむかう。脳に入るところ（[[視交叉]]）までのこの束を視神経と呼ぶ。視交差以後の神経節細胞軸索は[[視索]]と呼ばれ、そのほとんどは[[間脳]]の[[外側膝状体]]、[[視床枕]]にいたり、ごく一部は[[上丘腕]]を経て[[中脳]]の[[上丘]]に達する。外側膝状体、上丘において脳内の神経細胞とシナプス結合し、中枢に視覚情報を伝える。視交叉においては、ヒトでは、両眼の鼻側半球の網膜からの神経軸索が反対側の中枢に、また耳側半球の網膜からの軸索は同側の中枢につながる。このような視神経投射の在り方を半交差という。一方、魚類や両生類、また哺乳類であってもウサギのような動物種では、右目の視神経軸索は左脳へ、左目の視神経軸索は右脳へ投射している（全交差）。伝統的に視神経は末梢神経に分類されてはいるが、発生学的にみると、網膜とともに脳から発生してくるものであり、脳の[[髄膜]]と[[グリア細胞]]（末梢神経を被うシュワン細胞ではない）に被われているため、厳密には[[中枢神経]]系に属する構造とみなすべきものである。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第III脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：動眼神経 oculomotor nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動神経による[[眼球運動]]と、[[副交感神経]]（[[自律神経系]]のひとつ）による[[瞳孔運動]]をつかさどる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動神経細胞の細胞体は中脳上丘のレベルで、[[中心灰白質]]の前方部に位置する一対の[[動眼神経核]]にあり、その細胞体からでる神経軸索は束となって中脳内を前方（腹側）に進み、中脳脳底の[[脚間窩]]において脳を離れ、左右一本ずつの動眼神経となる。副交感神経は動眼神経核の吻側で、より内側部に位置する[[エディンガー・ウェストファル核]]（[[動眼神経副核]]）の細胞からでて、運動神経に混じって脳を出る。従って、動眼神経は運動神経性と自律神経性の2種類の要素を含む。動眼神経は吻側方向に進み、[[wikipedia:ja:頭蓋上眼窩裂|頭蓋上眼窩裂]]を通って眼窩に出たのち、上枝と下枝に分かれながら、4種類の[[wikipedia:ja:外眼筋|外眼筋]]（[[wikipedia:ja:上直筋|上直筋]]、[[wikipedia:ja:下直筋|下直筋]]、[[wikipedia:ja:内側直筋|内側直筋]]、[[wikipedia:ja:下斜筋|下斜筋]]）と[[wikipedia:ja:上眼瞼挙筋|上眼瞼挙筋]]を支配する。 　 　 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　下枝からは[[毛様体神経節]]へ副交感神経線維が伸び、[[節後神経細胞]]に[[シナプス]]結合する。この後の節後線維と神経節に到達した[[交感神経]]（[[交感神経節]]からくる）、[[感覚神経]]（[[三叉神経]]の枝、[[眼神経]]からくる）が一緒になって[[短毛様体神経]]をなし、[[毛様体筋]]、[[瞳孔括約筋]]、[[角膜]]などを支配する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第IV脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：滑車神経 trochlear nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[上斜筋]]（外眼筋のひとつ）を支配する運動神経で眼球運動を制御する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　滑車神経の細胞体は動眼神経核の尾方（[[延髄]]側）に続き、中脳[[下丘]]レベルの中心灰白質前方部にある。滑車神経の根は神経核から出ると中心灰白質の淵に沿うように外側後方（背側）に進み、下丘の尾側端のレベルの背側表面に達し、そこで左右交差する。交差後、滑車神経は中脳外側縁に沿って頭蓋内を吻側前方（腹側）に走行し、上眼窩裂では動眼神経の上で、眼神経（三叉神経第1枝）の下を通って眼窩に出て上斜筋に分布する。滑車神経は脳の後側（背側）から出る唯一の脳神経であり、視神経以外で左右交差する神経はこの滑車神経のみである。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第V脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：三叉神経 trigeminal nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　脳神経のなかで最大の神経で、3枝（第1枝：[[wikipedia:ja:眼窩|眼窩]]、前頭部・頭頂部支配の[[眼神経]]、第2枝：鼻腔、顔面上顎部支配の[[上顎神経]]、第3枝：側頭部、顔面下顎部支配の[[下顎神経]]）に分かれるのでこう呼ばれる。運動性神経（[[wikipedia:ja:咀嚼筋|咀嚼筋]]などの[[wikipedia:ja:骨格筋|骨格筋]]支配で下顎神経のみに加わる）と感覚性神経（顔面の知覚をつかさどり、全枝に加わる）の混合神経である。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動神経の神経核は[[橋]]レベルに位置する[[三叉神経運動核]]に起こり（運動根）、橋[[被蓋]]を外側前方に進み、知覚根に合流して[[中小脳脚]]を貫いて脳を離れる。 知覚神経の神経核は尾側方から、延髄レベルにある[[三叉神経脊髄路核]]（[[脊髄後角]]の[[海綿質]]に連続し、[[温痛覚]]の中枢伝導路を形成する）、それに続く橋レベルの[[三叉神経主知覚核]]（三叉神経根の外側に位置する細胞群で、[[触覚]]の中枢伝導路を形成する）と[[三叉神経中脳路核]]（中脳レベルで[[中心灰白質]]腹外側縁に並んで配列する大型円形細胞群で、末梢枝は眼筋、咀嚼筋などの[[筋紡錘]]に分布し、そこからの固有知覚を司る脳内に位置する唯一の[[一次感覚細胞]]。中枢枝の分布は不明な点が多い）からなる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　中脳路核以外の知覚神経の神経細胞体は[[三叉神経節]]（半月神経節とも呼ばれ、側頭骨椎体の三叉神経圧痕にへばりついている。脊髄神経節＝後根神経節に相同する。）にあり、偽単極性の感覚神経細胞である。その中枢突起は知覚根の中を通り橋のレベルで脳に入ると、約半分の数の軸索は上行枝（三叉神経主知覚核に終止する）と下行枝（三叉神経脊髄路を下りながらその核に終止軸索を送る）に枝分かれする。残り半分は枝分かれせずに、いずれかの三叉神経核に終わる。 一方、感覚神経細胞の末梢枝はそれぞれ眼神経、上顎神経、下顎神経どれかに加わりながら、顔面、頭部の末梢器官（皮膚、[[wikipedia:ja:粘膜|粘膜]]、[[脳硬膜]]など）に分布する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第VI脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：外転神経 abducens nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[wikipedia:ja:外側直筋|外側直筋]]（外眼筋のひとつ）を支配する運動神経で眼球運動を制御する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　神経細胞体は橋の[[顔面神経丘]]の直下に位置する[[外転神経核]]にある。神経軸索は核をでると橋被蓋を前方（腹側）にほぼ直進し、橋と延髄の境界から脳をでて束をなし、外転神経となる。これは吻側に向かい、上眼窩裂から眼窩に出て外側直筋に達する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第VII脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：顔面神経 facial nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　顔面筋支配の運動神経、[[wikipedia:ja:涙腺|涙腺]]や[[wikipedia:ja:口蓋線|口蓋線]]などの分泌作用制御の[[副交感神経]]、および[[wikipedia:ja:味覚|味覚]]を司る感覚神経を含む混合神経である。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　顔面筋支配の神経細胞群は橋・延髄境界領域の[[網様体]]腹外側に大きな顔面神経核を形成する。ここから伸びる神経軸索は顔面神経運動根で脳幹内では変則的な走行を示す。それらは束ねられながらより吻側にある外転神経核（内側後方）に向かい、延髄菱形窩の正中近くの顔面神経丘直下に達し、一塊の[[顔面神経膝]]（外転神経核に乗っかる形）となる。線維束はさらに吻側？？？？に向かうが、外転神経核の中央レベルで外側前方（腹側）に急に進路を変更し、三叉神経運動核の内側を通り、橋・延髄の境界の脳幹外側縁（[[小脳橋角部]]）を貫いて脳を離れる。その後、[[側頭骨]]の[[wikipedia:ja:顔面神経管|顔面神経管]]を通り、途中[[wikipedia:ja:アブミ骨筋|アブミ骨筋]]に枝を出した後、[[wikipedia:ja:茎乳突孔|茎乳突孔]]から頭蓋の外にでて、顔面の骨格筋（[[wikipedia:ja:表情筋|表情筋]]、[[wikipedia:ja:広頸筋|広頸筋]]、[[wikipedia:ja:頬筋|頬筋]]など）を支配する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　味覚や[[wikipedia:ja:外耳道|外耳道]]の皮膚感覚（顔面の皮膚感覚を司るのはほとんどが三叉神経であることに注意）を司る神経の感覚神経細胞体は[[wikipedia:ja:顔面神経管|顔面神経管]]内の[[wikipedia:ja:膝神経節|膝神経節]]にあり、[[脊髄神経節]]細胞と同じく偽単極性の細胞である。その中枢突起は顔面神経知覚根（[[中間神経]]ともいう。顔面神経運動根と第VIII脳神経の間を走る。）の構成に与る。末梢突起は顔面神経の分枝（[[鼓索神経]]や[[大錐体神経]]など）に含まれて末梢器官に達する。味覚（舌の前方2/3）は鼓索神経を介して脳の延髄[[孤束核]]に、皮膚感覚はこれら末梢分枝を介して三叉神経脊髄路核に伝えられる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　顔面神経に含まれる副交感神経性の細胞は[[上唾液核]]（橋被蓋の顔面神経核背内側の網様体に散在する細胞群）にある。ここから出る軸索（[[節前線維]]）は中間神経に加わり、鼓索神経や[[舌神経]]を通って[[顎下神経節]]に、あるいは大錐体神経を通って[[翼口蓋神経節]]に至り、そこの節細胞にシナプス連結する。この節細胞の軸索（節後線維）はさらに末梢の神経分枝に入って遠位に向かう。前者の場合、[[wikipedia:ja:顎下線|顎下線]]や[[wikipedia:ja:舌下腺|舌下腺]]に、後者の場合、涙腺や口蓋などの[[wikipedia:ja:粘膜腺|粘膜腺]]を支配する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第VIII脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：内耳神経 vestibulocochlear nerve 　 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[聴覚]]を司る蝸牛神経 cochlear nerve と[[平衡覚]]を司る前庭神経 vestibular nerve の2種類の感覚神経からなる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　蝸牛神経の細胞は双極性あるいは偽単極性の神経細胞で、[[蝸牛]]（側頭骨[[wikipedia:ja:骨迷路|骨迷路]]にある渦巻状の空洞で[[蝸牛管]]という聴覚器官をおさめる）の基部の骨の中（[[ローゼンタール管]] Rosenthal’s canal）に埋まっている多数の[[らせん神経節]]（蝸牛神経節）に存在する。その末梢突起は[[コルチ器]]の[[内・外有毛細胞]]からの音情報を受け、この情報は中枢突起に伝えられる。これら中枢突起は一つに束ねられて蝸牛神経となり、[[内耳孔]]を通って頭蓋内へと進む。蝸牛神経は前庭神経と並んでともに小脳橋角から（顔面神経の外側に位置しながら）脳に入り、聴覚の中枢伝導路の始まりである[[蝸牛神経核]]群の神経細胞にシナプス結合し情報を伝える。蝸牛神経には上記の求心性の線維のほか、脳の[[上オリーブ核]]から末梢器官の有毛細胞を支配する遠心性の線維が含まれている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　前庭神経の細胞は双極性で[[前庭神経節]]（[[スカルパ神経節]] Scarpa’s ganglion、内耳孔底部の骨迷路に多数埋まっている）にあり、ここから出る短い末梢突起は前庭の感覚器（回転運動情報を受容する[[半規管と耳石器|三半規管]]膨大部３か所の内壁、頭の位置移動に伴う重力変化情報を受容する[[球形嚢斑]]および[[卵形嚢斑]]）の有毛細胞を支配する。神経節細胞の中枢突起はひとつの前庭神経束にまとまり、蝸牛神経とともに、延髄に入る。延髄では[[外側前庭核]]に投射しながら、多くの軸索は上行枝と下行枝に２分する。上行枝は[[上前庭核]]へ終わり、下行枝は[[下前庭核]]と[[内側前庭核]]に終止する。前庭神経には上記の求心性線維のほか、少数の遠心性の線維（外側核内側の網様体中に散在する細胞に起こり、感覚上皮を支配する）も含まれる。遠心性線維の機能はわかっていない。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第IX脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：舌咽神経 glossopharyngeal nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動、知覚、味覚、副交感性線維を含む混合神経である。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動神経の細胞体は延髄の[[擬核]]吻側部にあり、ここからの軸索線維は外側前方（腹側）にすすみ、[[下小脳脚]]の下縁から数本の根をなして脳をでる。[[下唾液核]]にある副交感性細胞からの線維（節前線維）も同様にこれらの根に加わり、これら数本の根は束ねられて一本の舌咽神経となる。一方、感覚神経の細胞体（偽単極性の細胞）はこの神経が頭蓋の[[頸静脈孔]]を出るあたりに形成されている、上・下の[[舌咽神経節]]にある。ここから伸びる中枢突起もこれらの根を通って延髄にはいり、末梢枝の受容した感覚情報を[[孤束核]]（舌後1/3からの味覚）、三叉神経脊髄路核（[[wikipedia:ja:扁桃|扁桃]]、[[wikipedia:ja:咽頭|咽頭]]、[[wikipedia:ja:舌|舌]]、[[wikipedia:ja:中耳|中耳]]、[[wikipedia:ja:頸動脈小体|頸動脈小体]]からの知覚）に送る。運動性の線維の末梢枝は[[wikipedia:ja:茎突咽頭筋|茎突咽頭筋]]を支配する。副交感神経は[[耳神経節]]にはいり、そこでシナプス交換して、そこからは節後線維となって唾液腺に分布する（分泌機能制御）。また、感覚神経、副交感神経の一部（舌咽神経咽頭枝）はつぎに述べる迷走神経の喉頭咽頭枝に合流して喉頭の粘膜に分布する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第X脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：迷走神経 vagus nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動、知覚、副交感神経を含む混合神経で、他のどの脳神経よりも分布領域が広く、頸部から胸部、腹部半ば過ぎまでの臓器を支配する。 　 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　迷走神経の根（８-１０本）は舌咽神経のそれより尾側で、下小脳脚と下オリーブ核のあいだの窪みを出入りする。これらは一本に束ねられ、頸静脈孔を通って頭蓋をでる。舌咽神経同様、頸静脈孔を出たあたりに上・下の迷走神経節があり、そこに偽単極性神経細胞（感覚性）を含む。両神経節付近からは上位の舌咽神経との連結枝（[[迷走神経耳介枝]]、これはひいては上位の顔面神経とも連なる）や下位の副神経、舌下神経、第1-2[[頚神経]]、[[上頚神経節]]（[[交感神経]]の細胞があり、末梢に節後線維をだす）との連結枝をもちながら、同時に頸部支配枝（迷走神経喉頭咽頭枝、上喉頭神経）をだし、胸腹部臓器の分布に向かう。 　 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動神経の細胞体は延髄の迷走神経背側（運動）核にあり、[[wikipedia:ja:気管支|気管支]]、[[wikipedia:ja:心臓|心臓]]、[[wikipedia:ja:食道|食道]]、[[wikipedia:ja:胃|胃]]、[[wikipedia:ja:小腸|小腸]]と一部[[wikipedia:ja:大腸|大腸]]の[[wikipedia:ja:不随意筋|不随意筋]]に分布する。感覚神経の細胞体は上述の上・下迷走神経節にあり、中枢突起は末梢の受容した情報を孤束核（喉頭蓋と喉頭蓋谷からの味覚、支配域の内臓感覚）や三叉神経脊髄路核（[[wikipedia:ja:耳甲介|耳甲介]]の皮膚知覚）に送ると考えられている。副交感神経の節前線維の細胞体は疑核にあり、節前線維は迷走神経末梢枝に混じって各支配器官（呼吸器、心臓、食道、胃、腸管など）まで達する。個々の器官壁には微小な神経節が多数あって、そこから短い節後線維が出てくる。これは他の脳神経とは異なる支配形態で迷走神経に特徴的である。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第XI脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：副神経 accessory nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動性神経性線維である。以前には、上位の数本の細い神経根は脳神経部分 cranial part といわれる束を形成し、延髄から[[脊髄]]にかけて出る多数の神経根は脊髄部分 spinal part と呼ばれる束を形成する、と言われてきた。これらは頭蓋内で合流して一本になるが、頭蓋を出るのを前後して上位の迷走神経に合流する枝と固有の副神経に分かれる。そこで、最近では、脳神経部分は異所性の迷走神経成分（副交感性の細胞体は疑核にある）に相当すると考え、脊髄部分とされる神経束のみを副神経とする傾向にある。ここでもこれに倣う（確定的な結論はまだないが）。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動神経の細胞体は脊髄（上位頸髄）の外側角（脊髄神経の運動神経細胞が脊髄前角にあることとの違いに注意）にあり、神経根は多数、[[側索]]を貫いて出てくる。一本に束ねられた神経束は[[wikipedia:ja:脊柱管|脊柱管]]を上行し、[[wikipedia:ja:大後頭孔|大後頭孔]]より頭蓋内に入り、いわゆる副神経脳神経部分と合流して、今度は舌咽神経、迷走神経とともに頸静脈孔より頭蓋のそとに出る。頭蓋内にいちど逆戻りする点は他の脳神経にない特徴である。副神経は頸部を下降しながら[[wikipedia:ja:胸鎖乳突筋|胸鎖乳突筋]]と[[wikipedia:ja:僧帽筋|僧帽筋]]に分布する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 第XII脳神経  ===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
別名：舌下神経 hypoglossal nerve &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　舌運動制御の純粋な運動性神経である。動眼神経、滑車神経、外転神経などと一緒の一般体性遠心性神経で、後根を完全に欠いている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　運動性神経細胞は延髄後部の[[中心灰白質]]腹内側に位置する[[舌下神経核]]にある。ここから出た神経は前方（腹側）に進み、錐体のすぐ外側の前外側溝 anterolateral sulcus を抜けて延髄を離れる。神経根（10-15本）は束ねられ、舌下神経管を通って頭蓋の外に出る。この神経管を出ると硬膜枝を出した後、C1前枝からの枝と合流し、[[wikipedia:ja:内頸動脈|内頸動脈]]のわきを過ぎて舌の深部を走り、舌のほとんどの筋（[[wikipedia:ja:頤舌筋|頤舌筋]]など骨付着筋や[[wikipedia:ja:上縦舌筋|上縦舌筋]]など内在性の筋）に分布する。[[wikipedia:ja:口蓋舌筋|口蓋舌筋]]は迷走神経（あるいは舌咽神経？）支配とされている。C1前枝のほか、上頚神経節（交感神経）、迷走神経（副交感神経）との交通枝もあるが、それらの成分は、固有の舌下神経支配領域以外に向かう枝に含まれると考えられている。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;span style=&amp;quot;display: none;&amp;quot; id=&amp;quot;1338906889409S&amp;quot;&amp;gt;&amp;amp;nbsp;&amp;lt;/span&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*[[脊髄神経]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;br&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 引用文献  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references /&amp;gt; &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== その他の文献  ==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
#&#039;&#039;&#039;R. Warwick and P. L. Williams (Eds.)&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Gray’s Anatomy: 35th edition&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Longman Ltd.&#039;&#039;, Edinburgh, GB, 1973. &lt;br /&gt;
#&#039;&#039;&#039;A. Brodal&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Neurological Anatomy in Relation to Clinical Medicine: 3rd edition&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Oxford University Press&#039;&#039;, New York, USA, 1981.&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：端川　勉　担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Ifujita</name></author>
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