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	<title>脳科学辞典 - 利用者の投稿記録 [ja]</title>
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	<updated>2026-04-20T14:22:29Z</updated>
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		<title>色の恒常性</title>
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		<updated>2016-01-22T00:53:41Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/morita_morita 守田 知代]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;大阪大学工学研究科&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
DOI：&amp;lt;selfdoi /&amp;gt;　原稿受付日：2016年1月20日　原稿完成日：2016年月日&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
担当編集委員：[http://researchmap.jp/read0048432 定藤 規弘]（自然科学研究機構生理学研究所 大脳皮質機能研究系）&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英：color constancy　独：Farbkonstanz　仏：de constance des couleurs&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　色の恒常性とは、照明光の条件が変わってもその照明光の色に引きずられることなく、同じ物体は安定して同じ色として知覚される現象のことである。例えば、赤いリンゴは青い照明の下で見ても赤く感じられる。この色の恒常性は、知覚の恒常性の一種であり、他には大きさの恒常性、形の恒常性、明るさの恒常性などがある。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==メカニズム==&lt;br /&gt;
　色の[[恒常性]]は古くから知られているが、初めてこの問題を物理的な視点からとらえたのは[[wikipedia:ja:ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ|von Helmholtz]]であると言われている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　照明光など物体に届く光は物体固有の[[wikipedia:ja:分光反射率|分光反射率]]で反射され、その反射光が私たちの[[網膜]]に届く。つまり、網膜に届く光のスペクトル（波長成分）は、照明光のスペクトルの変化に伴って変化している。しかし、私たち人間は照明条件の変化に影響されずに、同じ物体を同じ色として知覚することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　このような色の恒常性は、人間のみならず[[サル]]などの動物&amp;lt;ref name=ref1&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15268857 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;や昆虫&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11060214&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;にも存在することが確認されている。色の恒常性がどのようなメカニズムによって実現されているのかについてこれまで多くの研究がおこなわれてきた。諸説あるが、[[注意]]を向けている物体から反射される光のスペクトルのみならず、その周辺の領域から反射される光のスペクトルを合わせて分析することによって、その時点での照明条件を推定し、その推定値を用いて対象となる物体からの反射光の値を補正していると考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==レティネックス理論==&lt;br /&gt;
　色の恒常性を説明する理論として有名なものに、LandとMcCannによって1971年に提唱された[[レティネックス理論]]がある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;5541571&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このレティネックス（retinex）とは、&amp;quot;retina（網膜）&amp;quot;と&amp;quot;cortex（皮質）&amp;quot;を合わせた造語であり、このプロセスには網膜と[[脳]]の両方が関係していることを示している。もともとこの理論は、白・灰・黒からなる無彩色の色のパターンからなる物体の明度が、照明光の強度の変化に対して不変に知覚される現象（[[明るさの恒常性]]）を説明するものであり、隣接する領域の輝度比を主とする考え方に基づいている。これを3つの色成分（赤、緑、青）に分解したあとの強度分布を示す2次元画像に対して適用することで色の恒常性の理論として提案した。この理論は、映像の画質改善などの技術に多く適用されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==調べる方法==&lt;br /&gt;
　色の恒常性を実験的には次のように示すことができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　刺激には、様々な色のパッチからなる幾何学的な抽象図形を用いる（画家[[wikipedia:ja:ピエト・モンドリアン|モンドリアン]]の絵に似ているためモンドリアン図形とよばれる）。2つの同じモンドリアン図形を用意し、それぞれの図形に対して波長が異なる3種類の光（長波長（赤）、中波長（緑）、短波長（青））を照らす。このとき、それぞれの光の強度を独立して調整できるようにしておく。また、測光器を用いて、それぞれのパッチから反射される赤、緑、青の光の強度を個別に測定できるようにする。一方の図形の中から白色に見えるパッチを選択し、このパッチから反射される赤、緑、青い光の強度をそれぞれ測定する。次に、もう一つの図形の中から別の色（例えば緑色）に見えるパッチを選択し、それに対して照射する3種類の光の強度を変えて、そのパッチから反射される光のスペクトルが、先ほど白く見えたパッチから反射された光のスペクトルと同じになるように調整する。すると、反射光のスペクトルは2つのパッチの間で等しいにも関わらず、それらのパッチは異なった色に見えることが確認できる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　このような実験をおこなうことで、Landは物体の表面が複雑な色から出来ているとき、反射される光の波長と知覚される色とは単純には対応していないことを証明した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;929159&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連する大脳皮質==&lt;br /&gt;
　1960年代に、サルの[[第1次視覚野]]（[[V1野]]）には、ある特定の波長をもつ光に選択的に反応するが、実際の刺激の色には反応しない細胞があることがつきとめられていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　その後、[[wikipedia:Semir Zeki|セミール・ゼキ]]は、V1野にある波長選択性細胞とは対照的に、ある特定の波長には反応しないが、実際の色に反応する細胞が、サルの[[第4次視覚野]]（[[V4野]]）とよばれる領域に存在することを発見した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;6621878&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この研究では次のような実験が行われた。V1のある細胞の受容野に、モンドリアン図形の様々な色のパッチがくるように図形の位置を移動させるが、このときパッチに対して照射する赤・緑・青の光の強さを変化させて、いずれのパッチからも同じスペクトルをもつ光が反射されるように調整する。すると、そのV1の細胞は異なるパッチに対して同じ強さで反応することが分かった。これにより、V1の細胞は実際の色には関係なく、反射光がもつ特定の波長に対して選択的に反応すると言える。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　一方、V4の細胞は、同じスペクトルの光が反射されていても、特定の色のパッチのみにしか反応しないことがわかった。これにより、照明光の特性に影響されず、実際の色に対して選択的に反応を示す細胞がV4には存在することが明らかになった。こうして色の恒常性を生み出すために重要な脳領域が存在することが証明された。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　また、ゼキらは、ヒトにおいても色の恒常性に関連する視覚処理が[[後頭葉]]の腹側に位置する[[紡錘状回]]、[[舌状回]]（V4、[[V4α]]）で行われていることを[[脳機能イメージング]]により明らかにした&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10466157&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらの領域は、照射する光のスペクトルや強度がダイナミックに変化する中でモンドリアン図形を見ているときに、変化しない光のもとで見ているときに比べてより強く活動することを示した。こうした見方を支持する知見として、サルおよびヒトのV4領域が損傷された場合には、色の恒常性が低下することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8466667&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7784436&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達過程==&lt;br /&gt;
　2004年、色の恒常性を含めた色を知覚する機能は、生後の視覚経験によって獲得されることが明らかとなった&amp;lt;ref name=ref1/&amp;gt;。この実験では、生まれて間もないサルを1年間、単色光だけで照明された環境で飼育した。その後、カード課題を用いてこれらのサルの色覚を検査したところ、白色光のもとではある特定の色のカード（例えば赤色）を選択できるが、照明光のスペクトルを変化させると、その色のカードを選択できなくなるなど、色の恒常性が失われることが示された。また、その後通常の環境に戻した場合でも、容易には色の恒常性が回復することはなかった。このことは、色の知覚においても[[臨界期]]が存在することを示唆するものである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[紡錘状回]]&lt;br /&gt;
*[[第4次視覚野]]&lt;br /&gt;
* [[知覚の恒常性]]&lt;br /&gt;
* [[大きさの恒常性]]&lt;br /&gt;
* [[形の恒常性]]&lt;br /&gt;
* [[明るさの恒常性]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%89%B2%E3%81%AE%E6%81%92%E5%B8%B8%E6%80%A7&amp;diff=33776</id>
		<title>色の恒常性</title>
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		<updated>2016-01-22T00:50:56Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/morita_morita 守田 知代]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;大阪大学工学研究科&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
DOI：&amp;lt;selfdoi /&amp;gt;　原稿受付日：2016年1月20日　原稿完成日：2016年月日&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
担当編集委員：[http://researchmap.jp/read0048432 定藤 規弘]（自然科学研究機構生理学研究所 大脳皮質機能研究系）&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英：color constancy　独：Farbkonstanz　仏：de constance des couleurs&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　色の恒常性とは、照明光の条件が変わってもその照明光の色に引きずられることなく、同じ物体は安定して同じ色として知覚される現象のことである。例えば、赤いリンゴは青い照明の下で見ても赤く感じられる。この色の恒常性は、知覚の恒常性の一種であり、他には大きさの恒常性、形の恒常性、明るさの恒常性などがある。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==メカニズム==&lt;br /&gt;
　色の[[恒常性]]は古くから知られているが、初めてこの問題を物理的な視点からとらえたのは[[wikipedia:ja:ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ|von Helmholtz]]であると言われている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　照明光など物体に届く光は物体固有の[[wikipedia:ja:分光反射率|分光反射率]]で反射され、その反射光が私たちの[[網膜]]に届く。つまり、網膜に届く光のスペクトル（波長成分）は、照明光のスペクトルの変化に伴って変化している。しかし、私たち人間は照明条件の変化に影響されずに、同じ物体を同じ色として知覚することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　このような色の恒常性は、人間のみならず[[サル]]などの動物&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;や昆虫&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11060214&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;にも存在することが確認されている。色の恒常性がどのようなメカニズムによって実現されているのかについてこれまで多くの研究がおこなわれてきた。諸説あるが、[[注意]]を向けている物体から反射される光のスペクトルのみならず、その周辺の領域から反射される光のスペクトルを合わせて分析することによって、その時点での照明条件を推定し、その推定値を用いて対象となる物体からの反射光の値を補正していると考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==レティネックス理論==&lt;br /&gt;
　色の恒常性を説明する理論として有名なものに、LandとMcCannによって1971年に提唱された[[レティネックス理論]]がある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;5541571&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このレティネックス（retinex）とは、&amp;quot;retina（網膜）&amp;quot;と&amp;quot;cortex（皮質）&amp;quot;を合わせた造語であり、このプロセスには網膜と[[脳]]の両方が関係していることを示している。もともとこの理論は、白・灰・黒からなる無彩色の色のパターンからなる物体の明度が、照明光の強度の変化に対して不変に知覚される現象（[[明るさの恒常性]]）を説明するものであり、隣接する領域の輝度比を主とする考え方に基づいている。これを3つの色成分（赤、緑、青）に分解したあとの強度分布を示す2次元画像に対して適用することで色の恒常性の理論として提案した。この理論は、映像の画質改善などの技術に多く適用されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==調べる方法==&lt;br /&gt;
　色の恒常性を実験的には次のように示すことができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　刺激には、様々な色のパッチからなる幾何学的な抽象図形を用いる（画家[[wikipedia:ja:ピエト・モンドリアン|モンドリアン]]の絵に似ているためモンドリアン図形とよばれる）。2つの同じモンドリアン図形を用意し、それぞれの図形に対して波長が異なる3種類の光（長波長（赤）、中波長（緑）、短波長（青））を照らす。このとき、それぞれの光の強度を独立して調整できるようにしておく。また、測光器を用いて、それぞれのパッチから反射される赤、緑、青の光の強度を個別に測定できるようにする。一方の図形の中から白色に見えるパッチを選択し、このパッチから反射される赤、緑、青い光の強度をそれぞれ測定する。次に、もう一つの図形の中から別の色（例えば緑色）に見えるパッチを選択し、それに対して照射する3種類の光の強度を変えて、そのパッチから反射される光のスペクトルが、先ほど白く見えたパッチから反射された光のスペクトルと同じになるように調整する。すると、反射光のスペクトルは2つのパッチの間で等しいにも関わらず、それらのパッチは異なった色に見えることが確認できる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　このような実験をおこなうことで、Landは物体の表面が複雑な色から出来ているとき、反射される光の波長と知覚される色とは単純には対応していないことを証明した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;929159&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連する大脳皮質==&lt;br /&gt;
　1960年代に、サルの[[第1次視覚野]]（[[V1野]]）には、ある特定の波長をもつ光に選択的に反応するが、実際の刺激の色には反応しない細胞があることがつきとめられていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　その後、[[wikipedia:Semir Zeki|セミール・ゼキ]]は、V1野にある波長選択性細胞とは対照的に、ある特定の波長には反応しないが、実際の色に反応する細胞が、サルの[[第4次視覚野]]（[[V4野]]）とよばれる領域に存在することを発見した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;6621878&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この研究では次のような実験が行われた。V1のある細胞の受容野に、モンドリアン図形の様々な色のパッチがくるように図形の位置を移動させるが、このときパッチに対して照射する赤・緑・青の光の強さを変化させて、いずれのパッチからも同じスペクトルをもつ光が反射されるように調整する。すると、そのV1の細胞は異なるパッチに対して同じ強さで反応することが分かった。これにより、V1の細胞は実際の色には関係なく、反射光がもつ特定の波長に対して選択的に反応すると言える。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　一方、V4の細胞は、同じスペクトルの光が反射されていても、特定の色のパッチのみにしか反応しないことがわかった。これにより、照明光の特性に影響されず、実際の色に対して選択的に反応を示す細胞がV4には存在することが明らかになった。こうして色の恒常性を生み出すために重要な脳領域が存在することが証明された。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　また、ゼキらは、ヒトにおいても色の恒常性に関連する視覚処理が[[後頭葉]]の腹側に位置する[[紡錘状回]]、[[舌状回]]（V4、[[V4α]]）で行われていることを[[脳機能イメージング]]により明らかにした&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10466157&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらの領域は、照射する光のスペクトルや強度がダイナミックに変化する中でモンドリアン図形を見ているときに、変化しない光のもとで見ているときに比べてより強く活動することを示した。こうした見方を支持する知見として、サルおよびヒトのV4領域が損傷された場合には、色の恒常性が低下することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8466667&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7784436&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達過程==&lt;br /&gt;
　2004年、色の恒常性を含めた色を知覚する機能は、生後の視覚経験によって獲得されることが明らかとなった&amp;lt;ref name=ref1/&amp;gt;。この実験では、生まれて間もないサルを1年間、単色光だけで照明された環境で飼育した。その後、カード課題を用いてこれらのサルの色覚を検査したところ、白色光のもとではある特定の色のカード（例えば赤色）を選択できるが、照明光のスペクトルを変化させると、その色のカードを選択できなくなるなど、色の恒常性が失われることが示された。また、その後通常の環境に戻した場合でも、容易には色の恒常性が回復することはなかった。このことは、色の知覚においても[[臨界期]]が存在することを示唆するものである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[紡錘状回]]&lt;br /&gt;
*[[第4次視覚野]]&lt;br /&gt;
* [[知覚の恒常性]]&lt;br /&gt;
* [[大きさの恒常性]]&lt;br /&gt;
* [[形の恒常性]]&lt;br /&gt;
* [[明るさの恒常性]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
	<entry>
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		<title>色の恒常性</title>
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		<updated>2016-01-20T04:58:26Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;色の恒常性&lt;br /&gt;
英：Color constancy&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
色の恒常性とは、照明光の条件が変わってもその照明光の色に引きずられることなく、同じ物体は安定して同じ色として知覚される現象のことである。例えば、赤いリンゴは青い照明の下で見ても赤く感じられる。この色の恒常性は、知覚の恒常性の一種であり、他には大きさの恒常性、形の恒常性、明るさの恒常性などがある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が生じるメカニズム==&lt;br /&gt;
この色の恒常性は古くから知られているが、初めてこの問題を物理的な視点からとらえたのはVon Helmholtzであると言われている。照明光など物体に届く光は物体固有の分光反射率で反射され、その反射光が私たちの網膜に届く。つまり、網膜に届く光のスペクトル（波長成分）は、照明光のスペクトルの変化に伴って変化している。しかし、私たち人間は照明条件の変化に影響されずに、同じ物体を同じ色として知覚することができる。このような色の恒常性は、人間のみならずサルなどの動物&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;pubmed&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;や昆虫&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11060214&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;にも存在することが確認されている。色の恒常性がどのようなメカニズムによって実現されているのかについてこれまで多くの研究がおこなわれてきた。諸説あるが、注意を向けている物体から反射される光のスペクトルのみならず、その周辺の領域から反射される光のスペクトルを合わせて分析することによって、その時点での照明条件を推定し、その推定値を用いて対象となる物体からの反射光の値を補正していると考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==レティネックス理論==&lt;br /&gt;
色の恒常性を説明する理論として有名なものに、Land とMcCannによって1971年に提唱されたレティネックス理論がある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;5541571&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このレティネックス（retinex）とは、”retina（網膜）”と”cortex（皮質）”を合わせた造語であり、このプロセスには網膜と脳の両方が関係していることを示している。もともとこの理論は、白・灰・黒からなる無彩色の色のパターンからなる物体の明度が、照明光の強度の変化に対して不変に知覚される現象（明るさの恒常性）を説明するものであり、隣接する領域の輝度比を主とする考え方に基づいている。これを3つの色成分（赤、緑、青）に分解したあとの強度分布を示す2次元画像に対して適用することで色の恒常性の理論として提案した。この理論は、映像の画質改善などの技術に多く適用されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性を調べる方法==&lt;br /&gt;
色の恒常性を実験的には次のように示すことができる。刺激には、様々な色のパッチからなる幾何学的な抽象図形を用いる（画家モンドリアンの絵に似ているためモンドリアン図形とよばれる）。2つの同じモンドリアン図形を用意し、それぞれの図形に対して波長が異なる3種類の光（長波長（赤）、中波長（緑）、短波長（青））を照らす。このとき、それぞれの光の強度を独立して調整できるようにしておく。また、測光器を用いて、それぞれのパッチから反射される赤、緑、青の光の強度を個別に測定できるようにする。一方の図形の中から白色に見えるパッチを選択し、このパッチから反射される赤、緑、青い光の強度をそれぞれ測定する。次に、もう一つの図形の中から別の色（例えば緑色）に見えるパッチを選択し、それに対して照射する3種類の光の強度を変えて、そのパッチから反射される光のスペクトルが、先ほど白く見えたパッチから反射された光のスペクトルと同じになるように調整する。すると、反射光のスペクトルは2つのパッチの間で等しいにも関わらず、それらのパッチは異なった色に見えることが確認できる。このような実験をおこなうことで、Landは物体の表面が複雑な色から出来ているとき、反射される光の波長と知覚される色とは単純には対応していないことを証明した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;929159&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性に関連する大脳皮質==&lt;br /&gt;
1960年代に、サルの第1次視覚野（V1野）には、ある特定の波長をもつ光に選択的に反応するが、実際の刺激の色には反応しない細胞があることがつきとめられていた。その後、セミール・ゼキは、V1野にある波長選択性細胞とは対照的に、ある特定の波長には反応しないが、実際の色に反応する細胞が、サルの第4次視覚野（V4野）とよばれる領域に存在することを発見した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;6621878&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この研究では次のような実験が行われた。V1のある細胞の受容野に、モンドリアン図形の様々な色のパッチがくるように図形の位置を移動させるが、このときパッチに対して照射する赤・緑・青の光の強さを変化させて、いずれのパッチからも同じスペクトルをもつ光が反射されるように調整する。すると、そのV1の細胞は異なるパッチに対して同じ強さで反応することが分かった。これにより、V1の細胞は実際の色には関係なく、反射光がもつ特定の波長に対して選択的に反応すると言える。一方、V4の細胞は、同じスペクトルの光が反射されていても、特定の色のパッチのみにしか反応しないことがわかった。これにより、照明光の特性に影響されず、実際の色に対して選択的に反応を示す細胞がV4には存在することが明らかになった。こうして色の恒常性を生み出すために重要な脳領域が存在することが証明された。また、ゼキらは、ヒトにおいても色の恒常性に関連する視覚処理が後頭葉の腹側に位置する紡錘状回，舌状回（V4，V4α）で行われていることを脳機能イメージングにより明らかにした&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10466157&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらの領域は、照射する光のスペクトルや強度がダイナミックに変化する中でモンドリアン図形を見ているときに、変化しない光のもとで見ているときに比べてより強く活動することを示した。また、こうした見方を支持する知見として、サルおよびヒトのV4領域が損傷された場合には、色の恒常性が低下することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8466667&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7784436&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性の発達過程==&lt;br /&gt;
2004年、色の恒常性を含めた色を知覚する機能は、生後の視覚経験によって獲得されることが明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この実験では、生まれて間もないサルを1年間、単色光だけで照明された環境で飼育した。その後、カード課題を用いてこれらのサルの色覚を検査したところ、白色光のもとではある特定の色のカード（例えば赤色）を選択できるが、照明光のスペクトルを変化させると、その色のカードを選択できなくなるなど、色の恒常性が失われることが示された。また、その後通常の環境に戻した場合でも、容易には色の恒常性が回復することはなかった。このことは、色の知覚においても臨界期が存在することを示唆するものである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
関連項目：紡錘状回，第4次視覚野&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
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		<title>色の恒常性</title>
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		<updated>2016-01-20T04:56:01Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;色の恒常性&lt;br /&gt;
英：Color constancy&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
色の恒常性とは、照明光の条件が変わってもその照明光の色に引きずられることなく、同じ物体は安定して同じ色として知覚される現象のことである。例えば、赤いリンゴは青い照明の下で見ても赤く感じられる。この色の恒常性は、知覚の恒常性の一種であり、他には大きさの恒常性、形の恒常性、明るさの恒常性などがある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が生じるメカニズム==&lt;br /&gt;
この色の恒常性は古くから知られているが、初めてこの問題を物理的な視点からとらえたのはVon Helmholtzであると言われている。照明光など物体に届く光は物体固有の分光反射率で反射され、その反射光が私たちの網膜に届く。つまり、網膜に届く光のスペクトル（波長成分）は、照明光のスペクトルの変化に伴って変化している。しかし、私たち人間は照明条件の変化に影響されずに、同じ物体を同じ色として知覚することができる。このような色の恒常性は、人間のみならずサルなどの動物&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;pubmed&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;や昆虫&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11060214&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;にも存在することが確認されている。色の恒常性がどのようなメカニズムによって実現されているのかについてこれまで多くの研究がおこなわれてきた。諸説あるが、注意を向けている物体から反射される光のスペクトルのみならず、その周辺の領域から反射される光のスペクトルを合わせて分析することによって、その時点での照明条件を推定し、その推定値を用いて対象となる物体からの反射光の値を補正していると考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==レティネックス理論==&lt;br /&gt;
色の恒常性を説明する理論として有名なものに、Land とMcCannによって1971年に提唱されたレティネックス理論がある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;5541571&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このレティネックス（retinex）とは、”retina（網膜）”と”cortex（皮質）”を合わせた造語であり、このプロセスには網膜と脳の両方が関係していることを示している。もともとこの理論は、白・灰・黒からなる無彩色の色のパターンからなる物体の明度が、照明光の強度の変化に対して不変に知覚される現象（明るさの恒常性）を説明するものであり、隣接する領域の輝度比を主とする考え方に基づいている。これを3つの色成分（赤、緑、青）に分解したあとの強度分布を示す2次元画像に対して適用することで色の恒常性の理論として提案した。この理論は、映像の画質改善などの技術に多く適用されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性を調べる方法==&lt;br /&gt;
色の恒常性を実験的には次のように示すことができる。刺激には、様々な色のパッチからなる幾何学的な抽象図形を用いる（画家モンドリアンの絵に似ているためモンドリアン図形とよばれる）。2つの同じモンドリアン図形を用意し、それぞれの図形に対して波長が異なる3種類の光（長波長（赤）、中波長（緑）、短波長（青））を照らす。このとき、それぞれの光の強度を独立して調整できるようにしておく。また、測光器を用いて、それぞれのパッチから反射される赤、緑、青の光の強度を個別に測定できるようにする。一方の図形の中から白色に見えるパッチを選択し、このパッチから反射される赤、緑、青い光の強度をそれぞれ測定する。次に、もう一つの図形の中から別の色（例えば緑色）に見えるパッチを選択し、それに対して照射する3種類の光の強度を変えて、そのパッチから反射される光のスペクトルが、先ほど白く見えたパッチから反射された光のスペクトルと同じになるように調整する。すると、反射光のスペクトルは2つのパッチの間で等しいにも関わらず、それらのパッチは異なった色に見えることが確認できる。このような実験をおこなうことで、Landは物体の表面が複雑な色から出来ているとき、反射される光の波長と知覚される色とは単純には対応していないことを証明した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;929159&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が関わる大脳皮質==&lt;br /&gt;
1960年代に、サルの第1次視覚野（V1野）には、ある特定の波長をもつ光に選択的に反応するが、実際の刺激の色には反応しない細胞があることがつきとめられていた。その後、セミール・ゼキは、V1野にある波長選択性細胞とは対照的に、ある特定の波長には反応しないが、実際の色に反応する細胞が、サルの第4次視覚野（V4野）とよばれる領域に存在することを発見した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;6621878&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この研究では次のような実験が行われた。V1のある細胞の受容野に、モンドリアン図形の様々な色のパッチがくるように図形の位置を移動させるが、このときパッチに対して照射する赤・緑・青の光の強さを変化させて、いずれのパッチからも同じスペクトルをもつ光が反射されるように調整する。すると、そのV1の細胞は異なるパッチに対して同じ強さで反応することが分かった。これにより、V1の細胞は実際の色には関係なく、反射光がもつ特定の波長に対して選択的に反応すると言える。一方、V4の細胞は、同じスペクトルの光が反射されていても、特定の色のパッチのみにしか反応しないことがわかった。これにより、照明光の特性に影響されず、実際の色に対して選択的に反応を示す細胞がV4には存在することが明らかになった。こうして色の恒常性を生み出すために重要な脳領域が存在することが証明された。また、ゼキらは、ヒトにおいても色の恒常性に関連する視覚処理が後頭葉の腹側に位置する紡錘状回，舌状回（V4，V4α）で行われていることを脳機能イメージングにより明らかにした&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10466157&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらの領域は、照射する光のスペクトルや強度がダイナミックに変化する中でモンドリアン図形を見ているときに、変化しない光のもとで見ているときに比べてより強く活動することを示した。また、こうした見方を支持する知見として、サルおよびヒトのV4領域が損傷された場合には、色の恒常性が低下することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8466667&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7784436&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性の発達過程==&lt;br /&gt;
2004年、色の恒常性を含めた色を知覚する機能は、生後の視覚経験によって獲得されることが明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この実験では、生まれて間もないサルを1年間、単色光だけで照明された環境で飼育した。その後、カード課題を用いてこれらのサルの色覚を検査したところ、白色光のもとではある特定の色のカード（例えば赤色）を選択できるが、照明光のスペクトルを変化させると、その色のカードを選択できなくなるなど、色の恒常性が失われることが示された。また、その後通常の環境に戻した場合でも、容易には色の恒常性が回復することはなかった。このことは、色の知覚においても臨界期が存在することを示唆するものである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
関連項目：紡錘状回，第4次視覚野&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
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		<title>色の恒常性</title>
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		<updated>2016-01-20T04:40:53Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;色の恒常性&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英語名：Color constancy&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
色の恒常性とは、照明光の条件が変わってもその照明光の色に引きずられることなく、同じ物体は安定して同じ色として知覚される現象のことである。例えば、赤いリンゴは青い照明の下で見ても赤く感じられる。このような色の恒常性は知覚の恒常性の一種であり、他には大きさの恒常性、形の恒常性、明るさの恒常性などがある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が生じるメカニズム==&lt;br /&gt;
この色の恒常性は古くから知られているが、初めてこの問題を物理的な視点からとらえたのはVon Helmholtzであると言われている。照明光など物体に届く光は物体固有の分光反射率で反射され、その反射光が私たちの網膜に届く。つまり、網膜に届く光のスペクトル（波長成分）は、照明光のスペクトルの変化に伴って変化している。しかし、私たち人間は照明条件の変化に影響されずに、同じ物体を同じ色として知覚することができる。このような色の恒常性は、人間のみならずサルなどの動物&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;pubmed&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;や昆虫&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11060214&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;にも存在することが確認されている。色の恒常性がどのようなメカニズムによって実現されているのかについてこれまで多くの研究がおこなわれてきた。諸説あるが、注意を向けている物体から反射される光のスペクトルのみならず、その周辺の領域から反射される光のスペクトルを合わせて分析することによって、その時点での照明条件を推定し、その推定値を用いて対象となる物体からの反射光の値を補正していると考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==レティネックス理論==&lt;br /&gt;
色の恒常性を説明する理論として有名なものに、Land とMcCannによって1971年に提唱されたレティネックス理論がある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;5541571&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このレティネックス（retinex）とは、”retina（網膜）”と”cortex（皮質）”を合わせた造語であり、このプロセスには網膜と脳の両方が関係していることを示している。もともとこの理論は、白・灰・黒からなる無彩色の色のパターンからなる物体の明度が、照明光の強度の変化に対して不変に知覚される現象（明るさの恒常性）を説明するものであり、隣接する領域の輝度比を主とする考え方に基づいている。これを3つの色成分（赤、緑、青）に分解したあとの強度分布を示す2次元画像に対して適用することで色の恒常性の理論として提案した。この理論は、映像の画質改善などの技術に多く適用されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性を調べる方法==&lt;br /&gt;
色の恒常性を実験的には次のように示すことができる。刺激には、様々な色のパッチからなる幾何学的な抽象図形を用いる（画家モンドリアンの絵に似ているためモンドリアン図形とよばれる）。2つの同じモンドリアン図形を用意し、それぞれの図形に対して波長が異なる3種類の光（長波長（赤）、中波長（緑）、短波長（青））を照らす。このとき、それぞれの光の強度を独立して調整できるようにしておく。また、測光器を用いて、それぞれのパッチから反射される赤、緑、青の光の強度を個別に測定できるようにする。一方の図形の中から白色に見えるパッチを選択し、このパッチから反射される赤、緑、青い光の強度をそれぞれ測定する。次に、もう一つの図形の中から別の色（例えば緑色）に見えるパッチを選択し、それに対して照射する3種類の光の強度を変えて、そのパッチから反射される光のスペクトルが、先ほど白く見えたパッチから反射された光のスペクトルと同じになるように調整する。すると、反射光のスペクトルは2つのパッチの間で等しいにも関わらず、それらのパッチは異なった色に見えることが確認できる。このような実験をおこなうことで、Landは物の表面が複雑な色から出来ているとき、反射される光の波長と知覚される色とは単純には対応していないことを証明した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;929159&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が関わる大脳皮質==&lt;br /&gt;
1960年代に、サルの第1次視覚野（V1野）には、ある特定の波長をもつ光に選択的に反応するが、実際の刺激の色には反応しない細胞があることがつきとめられていた。その後、セミール・ゼキは、V1野にある波長選択性細胞とは対照的に、ある特定の波長には反応しないが、実際の色に反応する細胞が、サルの第4次視覚野（V4野）とよばれる領域に存在することを発見した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;6621878&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この研究では次のような実験が行われた。V1のある細胞の受容野に、モンドリアン図形の様々な色のパッチがくるように図形の位置を移動させるが、このときパッチに対して照射する赤・緑・青の光の強さを変化させて、いずれのパッチからも同じスペクトルをもつ光が反射されるように調整する。すると、そのV1の細胞は異なるパッチに対して同じ強さで反応することが分かった。これにより、V1の細胞は実際の色には関係なく、反射光がもつ特定の波長に対して選択的に反応すると言える。一方のV4の細胞は、同じスペクトルの光が反射されていても、特定の色のパッチのみしか反応しないことがわかった。これにより、照明光の特性に影響されず、実際の色に対して選択的に反応を示す細胞がV4には存在すると言える。こうして色の恒常性を生み出すために非常に重要な脳領域が存在することが証明された。&lt;br /&gt;
また、ゼキらは、ヒトにおいても色の恒常性に関連する視覚処理が後頭葉の腹側に位置する紡錘状回，舌状回（V4，V4α）で行われていることを脳機能イメージングにより明らかにした&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10466157&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらの領域は、照射する光のスペクトルや強度がダイナミックに変化する中でモンドリアン図形を見ているときに、変化しない光のもとで見ているときに比べてより強く活動することを示した。また、サルおよびヒトの脳損傷研究では、V4領域が損傷された場合には、色の恒常性が低下することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8466667&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7784436&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性の発達過程==&lt;br /&gt;
2004年、色の恒常性を含めた色を知覚する機能は、生後の視覚経験によって獲得されることが明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この実験では、生まれて間もないサルを1年間、単色光だけで照明された環境で飼育した。その後、カード課題を用いてこれらのサルの色覚を検査したところ、白色光のもとではある特定の色のカード（例えば赤色）を選択できるが、照明光のスペクトルを変化させると、その色のカードを選択できなくなるなど、色の恒常性に重篤な障害を持つことが示された。また、その後通常の環境に戻しても、容易には色の恒常性が回復することはなかった。このことは、色の知覚においても臨界期が存在することを示唆するものである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
関連項目：紡錘状回，第4次視覚野&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
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		<title>色の恒常性</title>
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		<updated>2016-01-20T04:28:32Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;色の恒常性&lt;br /&gt;
英：Color constancy&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
色の恒常性とは、照明光の条件が変わってもその照明光の色に引きずられることなく、同じ物体は安定して同じ色として知覚される現象のことである。例えば、赤いリンゴは青い照明の下で見ても赤く感じられる。このような色の恒常性は知覚の恒常性の一種であり、他には大きさの恒常性、形の恒常性、明るさの恒常性などがある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が生じるメカニズム==&lt;br /&gt;
この色の恒常性は古くから知られているが、初めてこの問題を物理的な視点からとらえたのはVon Helmholtzであると言われている。照明光など物体に届く光は物体固有の分光反射率で反射され、その反射光が私たちの網膜に届く。つまり、網膜に届く光のスペクトル（波長成分）は、照明光のスペクトルの変化に伴って変化している。しかし、私たち人間は照明条件の変化に影響されずに、同じ物体を同じ色として知覚することができる。このような色の恒常性は、人間のみならずサルなどの動物&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;pubmed&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;や昆虫&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11060214&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;にも存在することが確認されている。色の恒常性がどのようなメカニズムによって実現されているのかについてこれまで多くの研究がおこなわれてきた。諸説あるが、注意を向けている物体から反射される光のスペクトルのみならず、その周辺の領域から反射される光のスペクトルを合わせて分析することによって、その時点での照明条件を推定し、その推定値を用いて対象となる物体からの反射光の値を補正していると考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==レティネックス理論==&lt;br /&gt;
色の恒常性を説明する理論として有名なものに、Land とMcCannによって1971年に提唱されたレティネックス理論がある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;5541571&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このレティネックス（retinex）とは、”retina（網膜）”と”cortex（皮質）”を合わせた造語であり、このプロセスには網膜と脳の両方が関係していることを示している。もともとこの理論は、白・灰・黒からなる無彩色の色のパターンからなる物体の明度が、照明光の強度の変化に対して不変に知覚される現象（明るさの恒常性）を説明するものであり、隣接する領域の輝度比を主とする考え方に基づいている。これを3つの色成分（赤、緑、青）に分解したあとの強度分布を示す2次元画像に対して適用することで色の恒常性の理論として提案した。この理論は、映像の画質改善などの技術に多く適用されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性を調べる方法==&lt;br /&gt;
色の恒常性を実験的には次のように示すことができる。刺激には、様々な色のパッチからなる幾何学的な抽象図形を用いる（画家モンドリアンの絵に似ているためモンドリアン図形とよばれる）。2つの同じモンドリアン図形を用意し、それぞれの図形に対して波長が異なる3種類の光（長波長（赤）、中波長（緑）、短波長（青））を照らす。このとき、それぞれの光の強度を独立して調整できるようにしておく。また、測光器を用いて、それぞれのパッチから反射される赤、緑、青の光の強度を個別に測定できるようにする。一方の図形の中から白色に見えるパッチを選択し、このパッチから反射される赤、緑、青い光の強度をそれぞれ測定する。次に、もう一つの図形の中から別の色（例えば緑色）に見えるパッチを選択し、それに対して照射する3種類の光の強度を変えて、そのパッチから反射される光のスペクトルが、先ほど白く見えたパッチから反射された光のスペクトルと同じになるように調整する。すると、反射光のスペクトルは2つのパッチの間で等しいにも関わらず、それらのパッチは異なった色に見えることが確認できる。このような実験をおこなうことで、Landは物の表面が複雑な色から出来ているとき、反射される光の波長と知覚される色とは単純には対応していないことを証明した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;929159&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が関わる大脳皮質==&lt;br /&gt;
1960年代に、サルの第1次視覚野（V1野）には、ある特定の波長をもつ光に選択的に反応するが、実際の刺激の色には反応しない細胞があることがつきとめられていた。その後、セミール・ゼキは、V1野にある波長選択性細胞とは対照的に、ある特定の波長には反応しないが、実際の色に反応する細胞が、サルの第4次視覚野（V4野）とよばれる領域に存在することを発見した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;6621878&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この研究では次のような実験が行われた。V1のある細胞の受容野に、モンドリアン図形の様々な色のパッチがくるように図形の位置を移動させるが、このときパッチに対して照射する赤・緑・青の光の強さを変化させて、いずれのパッチからも同じスペクトルをもつ光が反射されるように調整する。すると、そのV1の細胞は異なるパッチに対して同じ強さで反応することが分かった。これにより、V1の細胞は実際の色には関係なく、反射光がもつ特定の波長に対して選択的に反応すると言える。一方のV4の細胞は、同じスペクトルの光が反射されていても、特定の色のパッチのみしか反応しないことがわかった。これにより、照明光の特性に影響されず、実際の色に対して選択的に反応を示す細胞がV4には存在すると言える。こうして色の恒常性を生み出すために非常に重要な脳領域が存在することが証明された。&lt;br /&gt;
また、ゼキらは、ヒトにおいても色の恒常性に関連する視覚処理が後頭葉の腹側に位置する紡錘状回，舌状回（V4，V4α）で行われていることを脳機能イメージングにより明らかにした&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10466157&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらの領域は、照射する光のスペクトルや強度がダイナミックに変化する中でモンドリアン図形を見ているときに、変化しない光のもとで見ているときに比べてより強く活動することを示した。また、サルおよびヒトの脳損傷研究では、V4領域が損傷された場合には、色の恒常性が低下することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8466667&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7784436&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性の発達過程==&lt;br /&gt;
2004年、色の恒常性を含めた色を知覚する機能は、生後の視覚経験によって獲得されることが明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この実験では、生まれて間もないサルを1年間、単色光だけで照明された環境で飼育した。その後、カード課題を用いてこれらのサルの色覚を検査したところ、白色光のもとではある特定の色のカード（例えば赤色）を選択できるが、照明光のスペクトルを変化させると、その色のカードを選択できなくなるなど、色の恒常性に重篤な障害を持つことが示された。また、その後通常の環境に戻しても、容易には色の恒常性が回復することはなかった。このことは、色の知覚においても臨界期が存在することを示唆するものである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
関連項目：紡錘状回，第4次視覚野&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
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		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%89%B2%E3%81%AE%E6%81%92%E5%B8%B8%E6%80%A7&amp;diff=33704</id>
		<title>色の恒常性</title>
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		<updated>2016-01-20T04:27:09Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;色の恒常性&lt;br /&gt;
英：Color constancy&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
色の恒常性とは、照明光の条件が変わってもその照明光の色に引きずられることなく、同じ物体は安定して同じ色として[[知覚]]される現象のことである。例えば、赤いリンゴは青い照明の下で見ても赤く感じられる。このような色の恒常性は知覚の恒常性の一種であり、他には大きさの恒常性、形の恒常性、明るさの恒常性などがある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が生じるメカニズム==&lt;br /&gt;
この色の恒常性は古くから知られているが、初めてこの問題を物理的な視点からとらえたのはVon Helmholtzであると言われている。照明光など物体に届く光は物体固有の分光反射率で反射され、その反射光が私たちの網膜に届く。つまり、網膜に届く光のスペクトル（波長成分）は、照明光のスペクトルの変化に伴って変化している。しかし、私たち人間は照明条件の変化に影響されずに、同じ物体を同じ色として知覚することができる。このような色の恒常性は、人間のみならず[[サル]]などの[[動物]]&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;pubmed&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;や昆虫&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11060214&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;にも存在することが確認されている。色の恒常性がどのようなメカニズムによって実現されているのかについてこれまで多くの研究がおこなわれてきた。諸説あるが、注意を向けている物体から反射される光のスペクトルのみならず、その周辺の領域から反射される光のスペクトルを合わせて分析することによって、その時点での照明条件を推定し、その推定値を用いて対象となる物体からの反射光の値を補正していると考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==レティネックス理論==&lt;br /&gt;
色の恒常性を説明する理論として有名なものに、Land とMcCannによって1971年に提唱されたレティネックス理論がある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;5541571&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このレティネックス（retinex）とは、”retina（網膜）”と”cortex（皮質）”を合わせた造語であり、このプロセスには網膜と脳の両方が関係していることを示している。もともとこの理論は、白・灰・黒からなる無彩色の色のパターンからなる物体の明度が、照明光の強度の変化に対して不変に知覚される現象（明るさの恒常性）を説明するものであり、隣接する領域の輝度比を主とする考え方に基づいている。これを3つの色成分（赤、緑、青）に分解したあとの強度分布を示す2次元画像に対して適用することで色の恒常性の理論として提案した。この理論は、映像の画質改善などの技術に多く適用されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性を調べる方法==&lt;br /&gt;
色の恒常性を実験的には次のように示すことができる。刺激には、様々な色のパッチからなる幾何学的な抽象図形を用いる（画家モンドリアンの絵に似ているためモンドリアン図形とよばれる）。2つの同じモンドリアン図形を用意し、それぞれの図形に対して波長が異なる3種類の光（長波長（赤）、中波長（緑）、短波長（青））を照らす。このとき、それぞれの光の強度を独立して調整できるようにしておく。また、測光器を用いて、それぞれのパッチから反射される赤、緑、青の光の強度を個別に測定できるようにする。一方の図形の中から白色に見えるパッチを選択し、このパッチから反射される赤、緑、青い光の強度をそれぞれ測定する。次に、もう一つの図形の中から別の色（例えば緑色）に見えるパッチを選択し、それに対して照射する3種類の光の強度を変えて、そのパッチから反射される光のスペクトルが、先ほど白く見えたパッチから反射された光のスペクトルと同じになるように調整する。すると、反射光のスペクトルは2つのパッチの間で等しいにも関わらず、それらのパッチは異なった色に見えることが確認できる。このような実験をおこなうことで、Landは物の表面が複雑な色から出来ているとき、反射される光の波長と知覚される色とは単純には対応していないことを証明した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;929159&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が関わる大脳皮質==&lt;br /&gt;
1960年代に、サルの第1次視覚野（V[[1野]]）には、ある特定の波長をもつ光に選択的に反応するが、実際の刺激の色には反応しない細胞があることがつきとめられていた。その後、セミール・ゼキは、V1野にある波長選択性細胞とは対照的に、ある特定の波長には反応しないが、実際の色に反応する細胞が、サルの第4次視覚野（V[[4野]]）とよばれる領域に存在することを発見した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;6621878&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この研究では次のような実験が行われた。V1のある細胞の[[受容野]]に、モンドリアン図形の様々な色のパッチがくるように図形の位置を移動させるが、このときパッチに対して照射する赤・緑・青の光の強さを変化させて、いずれのパッチからも同じスペクトルをもつ光が反射されるように調整する。すると、そのV1の細胞は異なるパッチに対して同じ強さで反応することが分かった。これにより、V1の細胞は実際の色には関係なく、反射光がもつ特定の波長に対して選択的に反応すると言える。一方のV4の細胞は、同じスペクトルの光が反射されていても、特定の色のパッチのみしか反応しないことがわかった。これにより、照明光の特性に影響されず、実際の色に対して選択的に反応を示す細胞がV4には存在すると言える。こうして色の恒常性を生み出すために非常に重要な脳領域が存在することが証明された。&lt;br /&gt;
また、ゼキらは、[[ヒト]]においても色の恒常性に関連する視覚処理が後頭葉の腹側に位置する紡錘状回，舌状回（V4，V4α）で行われていることを脳機能イメージングにより明らかにした&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10466157&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらの領域は、照射する光のスペクトルや強度がダイナミックに変化する中でモンドリアン図形を見ているときに、変化しない光のもとで見ているときに比べてより強く活動することを示した。また、サルおよびヒトの脳損傷研究では、V4領域が損傷された場合には、色の恒常性が低下することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8466667&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7784436&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性の発達過程==&lt;br /&gt;
2004年、色の恒常性を含めた色を知覚する機能は、生後の視覚経験によって獲得されることが明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この実験では、生まれて間もないサルを1年間、単色光だけで照明された環境で飼育した。その後、カード課題を用いてこれらのサルの[[色覚]]を検査したところ、白色光のもとではある特定の色のカード（例えば赤色）を選択できるが、照明光のスペクトルを変化させると、その色のカードを選択できなくなるなど、色の恒常性に重篤な障害を持つことが示された。また、その後通常の環境に戻しても、容易には色の恒常性が回復することはなかった。このことは、色の知覚においても[[臨界期]]が存在することを示唆するものである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
関連項目：紡錘状回，第4次視覚野&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
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		<title>色の恒常性</title>
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		<updated>2016-01-20T04:24:44Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;色の恒常性&lt;br /&gt;
英：Color constancy&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
色の恒常性とは、照明光の条件が変わってもその照明光の色に引きずられることなく、同じ物体は安定して同じ色として[[知覚]]される現象のことである。例えば、赤いリンゴは青い照明の下で見ても赤く感じられる。このような色の恒常性は知覚の恒常性の一種であり、他には大きさの恒常性、形の恒常性、明るさの恒常性などがある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が生じるメカニズム==&lt;br /&gt;
この色の恒常性は古くから知られているが、初めてこの問題を物理的な視点からとらえたのはVon Helmholtzであると言われている。照明光など物体に届く光は物体固有の分光反射率で反射され、その反射光が私たちの網膜に届く。つまり、網膜に届く光のスペクトル（波長成分）は、照明光のスペクトルの変化に伴って変化している。しかし、私たち人間は照明条件の変化に影響されずに、同じ物体を同じ色として知覚することができる。このような色の恒常性は、人間のみならず[[サル]]などの[[動物]]&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;pubmed&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;や昆虫&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11060214&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;にも存在することが確認されている。色の恒常性がどのようなメカニズムによって実現されているのかについてこれまで多くの研究がおこなわれてきた。諸説あるが、注意を向けている物体から反射される光のスペクトルのみならず、その周辺の領域から反射される光のスペクトルを合わせて分析することによって、その時点での照明条件を推定し、その推定値を用いて対象となる物体からの反射光の値を補正していると考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==レティネックス理論==&lt;br /&gt;
色の恒常性を説明する理論として有名なものに、Land とMcCannによって1971年に提唱されたレティネックス理論がある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;5541571&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このレティネックス（retinex）とは、”retina（網膜）”と”cortex（皮質）”を合わせた造語であり、このプロセスには網膜と脳の両方が関係していることを示している。もともとこの理論は、白・灰・黒からなる無彩色の色のパターンからなる物体の明度が、照明光の強度の変化に対して不変に知覚される現象（明るさの恒常性）を説明するものであり、隣接する領域の輝度比を主とする考え方に基づいている。これを3つの色成分（赤、緑、青）に分解したあとの強度分布を示す2次元画像に対して適用することで色の恒常性の理論として提案した。この理論は、映像の画質改善などの技術に多く適用されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性を調べる方法==&lt;br /&gt;
色の恒常性を実験的には次のように示すことができる。刺激には、様々な色のパッチからなる幾何学的な抽象図形を用いる（画家モンドリアンの絵に似ているためモンドリアン図形とよばれる）。2つの同じモンドリアン図形を用意し、それぞれの図形に対して波長が異なる3種類の光（長波長（赤）、中波長（緑）、短波長（青））を照らす。このとき、それぞれの光の強度を独立して調整できるようにしておく。また、測光器を用いて、それぞれのパッチから反射される赤、緑、青の光の強度を個別に測定できるようにする。一方の図形の中から白色に見えるパッチを選択し、このパッチから反射される赤、緑、青い光の強度をそれぞれ測定する。次に、もう一つの図形の中から別の色（例えば緑色）に見えるパッチを選択し、それに対して照射する3種類の光の強度を変えて、そのパッチから反射される光のスペクトルが、先ほど白く見えたパッチから反射された光のスペクトルと同じになるように調整する。すると、反射光のスペクトルは2つのパッチの間で等しいにも関わらず、それらのパッチは異なった色に見えることが確認できる。このような実験をおこなうことで、Landは物の表面が複雑な色から出来ているとき、反射される光の波長と知覚される色とは単純には対応していないことを証明した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;929159&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が関わる大脳皮質==&lt;br /&gt;
1960年代に、サルの第1次視覚野（V[[1野]]）には、ある特定の波長をもつ光に選択的に反応するが、実際の刺激の色には反応しない細胞があることがつきとめられていた。その後、セミール・ゼキは、V1野にある波長選択性細胞とは対照的に、ある特定の波長には反応しないが、実際の色に反応する細胞が、サルの第4次視覚野（V[[4野]]）とよばれる領域に存在することを発見した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;6621878&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この研究では次のような実験が行われた。V1のある細胞の[[受容野]]に、モンドリアン図形の様々な色のパッチがくるように図形の位置を移動させるが、このときパッチに対して照射する赤・緑・青の光の強さを変化させて、いずれのパッチからも同じスペクトルをもつ光が反射されるように調整する。すると、そのV1の細胞は異なるパッチに対して同じ強さで反応することが分かった。これにより、V1の細胞は実際の色には関係なく、反射光がもつ特定の波長に対して選択的に反応すると言える。一方のV4の細胞は、同じスペクトルの光が反射されていても、特定の色のパッチのみしか反応しないことがわかった。これにより、照明光の特性に影響されず、実際の色に対して選択的に反応を示す細胞がV4には存在すると言える。こうして色の恒常性を生み出すために非常に重要な脳領域が存在することが証明された。&lt;br /&gt;
また、ゼキらは、[[ヒト]]においても色の恒常性に関連する視覚処理が後頭葉の腹側に位置する紡錘状回，舌状回（V4，V4α）で行われていることを脳機能イメージングにより明らかにした。これらの領域は、照射する光のスペクトルや強度がダイナミックに変化する中でモンドリアン図形を見ているときに、変化しない光のもとで見ているときに比べてより強く活動することを示した。また、サルおよびヒトの脳損傷研究では、V4領域が損傷された場合には、色の恒常性が低下することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8466667&amp;lt;pubmed&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7784436&amp;lt;pubmed&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性の発達過程==&lt;br /&gt;
2004年、色の恒常性を含めた色を知覚する機能は、生後の視覚経験によって獲得されることが明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;pubmed&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;。この実験では、生まれて間もないサルを1年間、単色光だけで照明された環境で飼育した。その後、カード課題を用いてこれらのサルの[[色覚]]を検査したところ、白色光のもとではある特定の色のカード（例えば赤色）を選択できるが、照明光のスペクトルを変化させると、その色のカードを選択できなくなるなど、色の恒常性に重篤な障害を持つことが示された。また、その後通常の環境に戻しても、容易には色の恒常性が回復することはなかった。このことは、色の知覚においても[[臨界期]]が存在することを示唆するものである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
関連項目：紡錘状回，第4次視覚野&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
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		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%89%B2%E3%81%AE%E6%81%92%E5%B8%B8%E6%80%A7&amp;diff=33702</id>
		<title>色の恒常性</title>
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		<updated>2016-01-20T04:19:03Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;色の恒常性&lt;br /&gt;
英：Color constancy&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
色の恒常性とは、照明光の条件が変わってもその照明光の色に引きずられることなく、同じ物体は安定して同じ色として[[知覚]]される現象のことである。例えば、赤いリンゴは青い照明の下で見ても赤く感じられる。このような色の恒常性は知覚の恒常性の一種であり、他には大きさの恒常性、形の恒常性、明るさの恒常性などがある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が生じるメカニズム==&lt;br /&gt;
この色の恒常性は古くから知られているが、初めてこの問題を物理的な視点からとらえたのはVon Helmholtzであると言われている。照明光など物体に届く光は物体固有の分光反射率で反射され、その反射光が私たちの網膜に届く。つまり、網膜に届く光のスペクトル（波長成分）は、照明光のスペクトルの変化に伴って変化している。しかし、私たち人間は照明条件の変化に影響されずに、同じ物体を同じ色として知覚することができる。このような色の恒常性は、人間のみならず[[サル]]などの[[動物]]&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;pubmed&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;や昆虫&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11060214&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;にも存在することが確認されている。色の恒常性がどのようなメカニズムによって実現されているのかについてこれまで多くの研究がおこなわれてきた。諸説あるが、注意を向けている物体から反射される光のスペクトルのみならず、その周辺の領域から反射される光のスペクトルを合わせて分析することによって、その時点での照明条件を推定し、その推定値を用いて対象となる物体からの反射光の値を補正していると考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==レティネックス理論==&lt;br /&gt;
色の恒常性を説明する理論として有名なものに、Land とMcCannによって1971年に提唱されたレティネックス理論がある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;5541571&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このレティネックス（retinex）とは、”retina（網膜）”と”cortex（皮質）”を合わせた造語であり、このプロセスには網膜と脳の両方が関係していることを示している。もともとこの理論は、白・灰・黒からなる無彩色の色のパターンからなる物体の明度が、照明光の強度の変化に対して不変に知覚される現象（明るさの恒常性）を説明するものであり、隣接する領域の輝度比を主とする考え方に基づいている。これを3つの色成分（赤、緑、青）に分解したあとの強度分布を示す2次元画像に対して適用することで色の恒常性の理論として提案した。この理論は、映像の画質改善などの技術に多く適用されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性を調べる方法==&lt;br /&gt;
色の恒常性を実験的には次のように示すことができる。刺激には、様々な色のパッチからなる幾何学的な抽象図形を用いる（画家モンドリアンの絵に似ているためモンドリアン図形とよばれる）。2つの同じモンドリアン図形を用意し、それぞれの図形に対して波長が異なる3種類の光（長波長（赤）、中波長（緑）、短波長（青））を照らす。このとき、それぞれの光の強度を独立して調整できるようにしておく。また、測光器を用いて、それぞれのパッチから反射される赤、緑、青の光の強度を個別に測定できるようにする。一方の図形の中から白色に見えるパッチを選択し、このパッチから反射される赤、緑、青い光の強度をそれぞれ測定する。次に、もう一つの図形の中から別の色（例えば緑色）に見えるパッチを選択し、それに対して照射する3種類の光の強度を変えて、そのパッチから反射される光のスペクトルが、先ほど白く見えたパッチから反射された光のスペクトルと同じになるように調整する。すると、反射光のスペクトルは2つのパッチの間で等しいにも関わらず、それらのパッチは異なった色に見えることが確認できる。このような実験をおこなうことで、Landは物の表面が複雑な色から出来ているとき、反射される光の波長と知覚される色とは単純には対応していないことを証明した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;929159&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が関わる大脳皮質==&lt;br /&gt;
1960年代に、サルの第1次視覚野（V[[1野]]）には、ある特定の波長をもつ光に選択的に反応するが、実際の刺激の色には反応しない細胞があることがつきとめられていた。その後、セミール・ゼキは、V1野にある波長選択性細胞とは対照的に、ある特定の波長には反応しないが、実際の色に反応する細胞が、サルの第4次視覚野（V[[4野]]）とよばれる領域に存在することを発見した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;6621878&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この研究では次のような実験が行われた。V1のある細胞の[[受容野]]に、モンドリアン図形の様々な色のパッチがくるように図形の位置を移動させるが、このときパッチに対して照射する赤・緑・青の光の強さを変化させて、いずれのパッチからも同じスペクトルをもつ光が反射されるように調整する。すると、そのV1の細胞は異なるパッチに対して同じ強さで反応することが分かった。これにより、V1の細胞は実際の色には関係なく、反射光がもつ特定の波長に対して選択的に反応すると言える。一方のV4の細胞は、同じスペクトルの光が反射されていても、特定の色のパッチのみしか反応しないことがわかった。これにより、照明光の特性に影響されず、実際の色に対して選択的に反応を示す細胞がV4には存在すると言える。こうして色の恒常性を生み出すために非常に重要な脳領域が存在することが証明された。&lt;br /&gt;
また、ゼキらは、[[ヒト]]においても色の恒常性に関連する視覚処理が後頭葉の腹側に位置する紡錘状回，舌状回（V4，V4α）で行われていることを脳機能イメージングにより明らかにした&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10466157&amp;lt;pubmed&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;。これらの領域は、照射する光のスペクトルや強度がダイナミックに変化する中でモンドリアン図形を見ているときに、変化しない光のもとで見ているときに比べてより強く活動することを示した。また、サルおよびヒトの脳損傷研究では、V4領域が損傷された場合には、色の恒常性が低下することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8466667&amp;lt;pubmed&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7784436&amp;lt;pubmed&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性の発達過程==&lt;br /&gt;
2004年、色の恒常性を含めた色を知覚する機能は、生後の視覚経験によって獲得されることが明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;pubmed&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;。この実験では、生まれて間もないサルを1年間、単色光だけで照明された環境で飼育した。その後、カード課題を用いてこれらのサルの[[色覚]]を検査したところ、白色光のもとではある特定の色のカード（例えば赤色）を選択できるが、照明光のスペクトルを変化させると、その色のカードを選択できなくなるなど、色の恒常性に重篤な障害を持つことが示された。また、その後通常の環境に戻しても、容易には色の恒常性が回復することはなかった。このことは、色の知覚においても[[臨界期]]が存在することを示唆するものである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
関連項目：紡錘状回，第4次視覚野&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%89%B2%E3%81%AE%E6%81%92%E5%B8%B8%E6%80%A7&amp;diff=33698</id>
		<title>色の恒常性</title>
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		<updated>2016-01-20T04:03:11Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;色の恒常性&lt;br /&gt;
英：Color constancy&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
色の恒常性とは、照明光の条件が変わってもその照明光の色に引きずられることなく、同じ物体は安定して同じ色として[[知覚]]される現象のことである。例えば、赤いリンゴは青い照明の下で見ても赤く感じられる。このような色の恒常性は知覚の恒常性の一種であり、他には大きさの恒常性、形の恒常性、明るさの恒常性などがある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が生じるメカニズム==&lt;br /&gt;
この色の恒常性は古くから知られているが、初めてこの問題を物理的な視点からとらえたのはVon Helmholtzであると言われている。照明光など物体に届く光は物体固有の分光反射率で反射され、その反射光が私たちの網膜に届く。つまり、網膜に届く光のスペクトル（波長成分）は、照明光のスペクトルの変化に伴って変化している。しかし、私たち人間は照明条件の変化に影響されずに、同じ物体を同じ色として知覚することができる。このような色の恒常性は、人間のみならず[[サル]]などの[[動物]]&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;pubmed&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;や昆虫&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11060214&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;にも存在することが確認されている。色の恒常性がどのようなメカニズムによって実現されているのかについてこれまで多くの研究がおこなわれてきた。諸説あるが、注意を向けている物体から反射される光のスペクトルのみならず、その周辺の領域から反射される光のスペクトルを合わせて分析することによって、その時点での照明条件を推定し、その推定値を用いて対象となる物体からの反射光の値を補正していると考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==レティネックス理論==&lt;br /&gt;
色の恒常性を説明する理論として有名なものに、Land とMcCannによって1971年に提唱されたレティネックス理論がある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;5541571&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このレティネックス（retinex）とは、”retina（網膜）”と”cortex（皮質）”を合わせた造語であり、このプロセスには網膜と脳の両方が関係していることを示している。もともとこの理論は、白・灰・黒からなる無彩色の色のパターンからなる物体の明度が、照明光の強度の変化に対して不変に知覚される現象（明るさの恒常性）を説明するものであり、隣接する領域の輝度比を主とする考え方に基づいている。これを3つの色成分（赤、緑、青）に分解したあとの強度分布を示す2次元画像に対して適用することで、色恒常性の理論として提案した。この理論は、映像の画質改善などの技術に多く適用されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性を調べる方法==&lt;br /&gt;
色の恒常性を実験的には次のように示すことができる。刺激には、様々な色のパッチからなる幾何学的な抽象図形を用いる（画家モンドリアンの絵に似ているためモンドリアン図形とよばれる）。2つ同じモンドリアン図形を用意し、それぞれの図形に対して波長が異なる3種類の光（長波長（赤）、中波長（緑）、短波長（青））を照らす。このとき、それぞれの光の強度を独立して調整できるようにしておく。また、測光器を用いて、それぞれのパッチから反射される赤、緑、青の光の強度を個別に測定できるようにする。一方の図形の中から白色に見えるパッチを選択し、このパッチから反射される赤、緑、青い光の強度をそれぞれ測定する。次に、もう一つの図形の中から別の色（例えば緑色）に見えるパッチを選択し、それに対して照射する3種類の光の強度を変えて、そのパッチから反射される光のスペクトルが、先ほど白く見えたパッチから反射された光のスペクトルと同じになるように調整する。すると、反射光のスペクトルは2つのパッチの間で等しいにも関わらず、それらのパッチは異なった色に見えることが確認できる。このような実験をおこなうことで、Landは物の表面が複雑な色から出来ているとき、反射される光の波長と知覚される色とは単純には対応していないことを証明した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;929159&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が関わる大脳皮質==&lt;br /&gt;
1960年代に、サルの第1次視覚野（V[[1野]]）には、ある特定の波長をもつ光に選択的に反応するが、実際の刺激の色には反応しない細胞があることがつきとめられていた。その後、セミール・ゼキは、V1野にある波長選択性細胞とは対照的に、ある特定の波長には反応しないが、実際の色に反応する細胞が、サルの第4次視覚野（V[[4野]]）とよばれる領域に存在することを発見した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;6621878&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この研究において、次のような実験が行われた。V1のある細胞の[[受容野]]に、モンドリアン図形の様々な色のパッチがくるように図形の位置を移動させる。このとき、パッチに対して照射する赤・緑・青の光の強さを変化させて、いずれのパッチからも同じスペクトルをもつ光が反射されるように調整する。すると、そのV1の細胞は異なるパッチに対して同じ強さで反応することが分かった。これにより、V1の細胞は実際の色には関係なく、反射光がもつ特定の波長に対して選択的に反応すると言える。一方のV4の細胞は、同じスペクトルの光が反射されていても、特定の色のパッチのみしか反応しないことがわかった。これにより、照明光の特性に影響されず、実際の色に対して選択的に反応を示す細胞がV4には存在すると言える。こうして色の恒常性を生み出すために非常に重要な脳領域が存在することが証明された。&lt;br /&gt;
また、ゼキらは、[[ヒト]]においても色の恒常性に関連する視覚処理が後頭葉の腹側に位置する紡錘状回，舌状回（V4，V4α）で行われていることを脳機能イメージングにより明らかにした&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10466157&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;。これらの領域は、照射する光のスペクトルや強度がダイナミックに変化する中でモンドリアン図形を見ているときに、変化しない光のもとで見ているときに比べてより強く活動することを示した。&lt;br /&gt;
また、サルおよびヒトの脳損傷研究では、V4領域が損傷された場合には、色の恒常性が低下することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8466667&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;、&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7784436&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性の発達過程==&lt;br /&gt;
2004年、色の恒常性を含めた色を知覚する機能は、生後の視覚経験によって獲得されることが明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;。この実験では、生まれて間もないサルを1年間、単色光だけで照明された環境で飼育した。その後、カード課題を用いてこれらのサルの[[色覚]]を検査したところ、白色光のもとではある特定の色のカード（例えば赤色）を選択できるが、照明光のスペクトルを変化させると、その色のカードを選択できなくなるなど、色の恒常性に重篤な障害を持つことが示された。また、その後通常の環境に戻しても、容易には色の恒常性が回復することはなかった。このことは、色の知覚においても[[臨界期]]が存在することを示唆するものである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
関連項目：紡錘状回，第4次視覚野&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%89%B2%E3%81%AE%E6%81%92%E5%B8%B8%E6%80%A7&amp;diff=33697</id>
		<title>色の恒常性</title>
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		<updated>2016-01-20T03:54:45Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: ページの作成:「色の恒常性 英：Color constancy  色の恒常性とは、照明光の条件が変わってもその照明光の色に引きずられることなく、同じ物体...」&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;色の恒常性&lt;br /&gt;
英：Color constancy&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
色の恒常性とは、照明光の条件が変わってもその照明光の色に引きずられることなく、同じ物体は安定して同じ色として[[知覚]]される現象のことである。例えば、赤いリンゴは青い照明の下で見ても赤く感じられる。このような色の恒常性は知覚の恒常性の一種であり、他には大きさの恒常性、形の恒常性、明るさの恒常性などがある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が生じるメカニズム==&lt;br /&gt;
この色の恒常性は古くから知られているが、初めてこの問題を物理的な視点からとらえたのはVon Helmholtzであると言われている。照明光など物体に届く光は物体固有の分光反射率で反射され、その反射光が私たちの網膜に届く。つまり、網膜に届く光のスペクトル（波長成分）は、照明光のスペクトルの変化に伴って変化している。しかし、私たち人間は照明条件の変化に影響されずに、同じ物体を同じ色として知覚することができる。このような色の恒常性は、人間のみならず[[サル]]などの[[動物]]&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;や昆虫&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11060214&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;にも存在することが確認されている。色の恒常性がどのようなメカニズムによって実現されているのかについてこれまで多くの研究がおこなわれてきた。諸説あるが、注意を向けている物体から反射される光のスペクトルのみならず、その周辺の領域から反射される光のスペクトルを合わせて分析することによって、その時点での照明条件を推定し、その推定値を用いて対象となる物体からの反射光の値を補正していると考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==レティネックス理論==&lt;br /&gt;
色の恒常性を説明する理論として有名なものに、Land とMcCannによって1971年に提唱されたレティネックス理論がある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;5541571&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このレティネックス（retinex）とは、”retina（網膜）”と”cortex（皮質）”を合わせた造語であり、このプロセスには網膜と脳の両方が関係していることを示している。もともとこの理論は、白・灰・黒からなる無彩色の色のパターンからなる物体の明度が、照明光の強度の変化に対して不変に知覚される現象（明るさの恒常性）を説明するものであり、隣接する領域の輝度比を主とする考え方に基づいている。これを3つの色成分（赤、緑、青）に分解したあとの強度分布を示す2次元画像に対して適用することで、色恒常性の理論として提案した。この理論は、映像の画質改善などの技術に多く適用されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性を調べる方法==&lt;br /&gt;
色の恒常性を実験的には次のように示すことができる。刺激には、様々な色のパッチからなる幾何学的な抽象図形を用いる（画家モンドリアンの絵に似ているためモンドリアン図形とよばれる）。2つ同じモンドリアン図形を用意し、それぞれの図形に対して波長が異なる3種類の光（長波長（赤）、中波長（緑）、短波長（青））を照らす。このとき、それぞれの光の強度を独立して調整できるようにしておく。また、測光器を用いて、それぞれのパッチから反射される赤、緑、青の光の強度を個別に測定できるようにする。一方の図形の中から白色に見えるパッチを選択し、このパッチから反射される赤、緑、青い光の強度をそれぞれ測定する。次に、もう一つの図形の中から別の色（例えば緑色）に見えるパッチを選択し、それに対して照射する3種類の光の強度を変えて、そのパッチから反射される光のスペクトルが、先ほど白く見えたパッチから反射された光のスペクトルと同じになるように調整する。すると、反射光のスペクトルは2つのパッチの間で等しいにも関わらず、それらのパッチは異なった色に見えることが確認できる。このような実験をおこなうことで、Landは物の表面が複雑な色から出来ているとき、反射される光の波長と知覚される色とは単純には対応していないことを証明した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;929159&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性が関わる大脳皮質==&lt;br /&gt;
1960年代に、サルの第1次視覚野（V[[1野]]）には、ある特定の波長をもつ光に選択的に反応するが、実際の刺激の色には反応しない細胞があることがつきとめられていた。その後、セミール・ゼキは、V1野にある波長選択性細胞とは対照的に、ある特定の波長には反応しないが、実際の色に反応する細胞が、サルの第4次視覚野（V[[4野]]）とよばれる領域に存在することを発見した&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;6621878&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。この研究において、次のような実験が行われた。V1のある細胞の[[受容野]]に、モンドリアン図形の様々な色のパッチがくるように図形の位置を移動させる。このとき、パッチに対して照射する赤・緑・青の光の強さを変化させて、いずれのパッチからも同じスペクトルをもつ光が反射されるように調整する。すると、そのV1の細胞は異なるパッチに対して同じ強さで反応することが分かった。これにより、V1の細胞は実際の色には関係なく、反射光がもつ特定の波長に対して選択的に反応すると言える。一方のV4の細胞は、同じスペクトルの光が反射されていても、特定の色のパッチのみしか反応しないことがわかった。これにより、照明光の特性に影響されず、実際の色に対して選択的に反応を示す細胞がV4には存在すると言える。こうして色の恒常性を生み出すために非常に重要な脳領域が存在することが証明された。&lt;br /&gt;
また、ゼキらは、[[ヒト]]においても色の恒常性に関連する視覚処理が後頭葉の腹側に位置する紡錘状回，舌状回（V4，V4α）で行われていることを脳機能イメージングにより明らかにした&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10466157&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;。これらの領域は、照射する光のスペクトルや強度がダイナミックに変化する中でモンドリアン図形を見ているときに、変化しない光のもとで見ているときに比べてより強く活動することを示した。&lt;br /&gt;
また、サルおよびヒトの脳損傷研究では、V4領域が損傷された場合には、色の恒常性が低下することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;8466667&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;、&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;7784436&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==色の恒常性の発達過程==&lt;br /&gt;
2004年、色の恒常性を含めた色を知覚する機能は、生後の視覚経験によって獲得されることが明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15268857&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;。この実験では、生まれて間もないサルを1年間、単色光だけで照明された環境で飼育した。その後、カード課題を用いてこれらのサルの[[色覚]]を検査したところ、白色光のもとではある特定の色のカード（例えば赤色）を選択できるが、照明光のスペクトルを変化させると、その色のカードを選択できなくなるなど、色の恒常性に重篤な障害を持つことが示された。また、その後通常の環境に戻しても、容易には色の恒常性が回復することはなかった。このことは、色の知覚においても[[臨界期]]が存在することを示唆するものである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
関連項目：紡錘状回，第4次視覚野&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%84%8F%E8%AD%98&amp;diff=28556</id>
		<title>自己意識</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%84%8F%E8%AD%98&amp;diff=28556"/>
		<updated>2014-12-24T09:08:34Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/morita_morita 守田 知代]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;大阪大学工学研究科&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
DOI XXXX/XXXX　原稿受付日：2012年12月6日　原稿完成日：2013年月日&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
担当編集委員：[http://researchmap.jp/read0048432 定藤 規弘]（自然科学研究機構生理学研究所 大脳皮質機能研究系）&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英：self-consciousness　独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識，再帰的意識&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　自己意識とは、外界ではなく自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる[[公的自己意識]]（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（[[感覚]]，[[感情]]，[[思考]]など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness）、私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の誘導因==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
　公的自己意識を高める誘導因は大きく2つに分けられている&amp;lt;ref name=ref2&amp;gt;&#039;&#039;&#039; A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Self-consciousness and social anxiety. &amp;lt;br&amp;gt;San Francisco: Freeman &amp;amp; Company. &amp;lt;/ref&amp;gt;。ひとつは「他者に観察されること」である。例えば、演壇や舞台に立って大勢の観衆の視線にさらされる場合は、注意が自己に対して強く向けられ、時に不安や緊張が生じて自由にふるまえなくなったりする。また、録画・録音の装置を向けられる場合も、他者に変わって自己が観察されることとなるため公的自己意識が高められる。もうひとつの誘導因は、「自己のフィードバックを与えられること」である。例えば、自分が映った写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くことである。これによっても自分の容姿や声が他者にどのようにとらえられているかを意識させられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
　自己の感覚や感情や動機など、自分が現在体験していることがらに注意を向けることができる。その他、自ら内省したり[[wj:白昼夢|白昼夢]]にふけったりすること、あるいは日記を書くことによって自分自身についての私的な思考や空想への注意を誘導することができる&amp;lt;ref name=ref2 /&amp;gt;。また小さな鏡は私的自己意識を高めるものと考えられている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;1011070&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==心理学的作用==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
　他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（[[自己意識情動]]とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
　私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==特性==&lt;br /&gt;
　自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;A Fenigstein, M F Scheier, A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Public and private self-consciousness&amp;lt;br&amp;gt;Journal of Consulting and Clinical Psychology: 1975, 43; 522–7&amp;lt;/ref&amp;gt;らは自己意識特性を測定するために、[[wikipedia:ja:自己意識尺度|自己意識尺度]]（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;菅原健介&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;自意識尺度(self-consciousness scale)日本語版作成の試み&amp;lt;br&amp;gt;心理学研究: 1984, 55; 184-8&amp;lt;/ref&amp;gt;。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達==&lt;br /&gt;
　自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、[[w:Gordon G. Gallup|Gallup]]によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（[[wikipedia:ja:鏡映認知|鏡映認知]]）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　対象動物を麻酔で眠らせている間に、視覚的に確認できない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。麻酔から醒めた後に鏡を見せたとき、対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、自己の身体についてのイメージを持っていて、それと鏡の中の像が異なることに気づいていることを意味しており、自己意識の存在を示す証拠と考えられる。[[wikipedia:ja:チンパンジー|チンパンジー]]や[[wikipedia:ja:オランウータン|オランウータン]]などの大型[[wikipedia:ja:類人猿|類人猿]]はこのマークテストを通過するが、[[wikipedia:ja:サル|サル]]は通過しないことが知られている。近年は[[wikipedia:ja:ゾウ|ゾウ]]や[[wikipedia:ja:イルカ|イルカ]]などもマークテストを通過することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17075063&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11331768&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[wikipedia:ja:ヒト|ヒト]]の赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達し、自分の内的状態を表現できるのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==脳内基盤==&lt;br /&gt;
===自己顔処理に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
　[[脳機能イメージング]]技術の発達により、2000年頃から自己意識に関わる脳活動計測を行った研究が数多く報告されるようになった。例えば、Keenanら&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11201730&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;は、他者の顔写真に比べて自分の顔を見ているときには、右側[[前頭頭頂領域]]（BA44, BA40）が強く活動することを報告している。このように自己顔認知への[[右半球]]優位性を示す結果が多い一方で、逆に左半優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する自己意識が関係していると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===自己内省に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
　自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、[[前部帯状回皮質]]（anterior cingulate cortex, BA32）、[[内側前頭前野]](medial prefrontal cortex, BA10)、[[後部帯状回皮質]](posterior cingulate cortex, BA 23/31)、および[[楔前部]]（precuneus, BA7）を含む[[大脳皮質]]正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;（編集コメント：大脳皮質領域に関しましてはブロードマン領域番号が分かりましたらご記入ください）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目 ==&lt;br /&gt;
*[[自己認知]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%84%8F%E8%AD%98&amp;diff=28555</id>
		<title>自己意識</title>
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		<updated>2014-12-24T09:05:14Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/morita_morita 守田 知代]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;大阪大学工学研究科&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
DOI XXXX/XXXX　原稿受付日：2012年12月6日　原稿完成日：2013年月日&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
担当編集委員：[http://researchmap.jp/read0048432 定藤 規弘]（自然科学研究機構生理学研究所 大脳皮質機能研究系）&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英：self-consciousness　独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識，再帰的意識&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　自己意識とは、外界ではなく自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる[[公的自己意識]]（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（[[感覚]]，[[感情]]，[[思考]]など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness）、私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の誘導因==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
　公的自己意識を高める誘導因は大きく2つに分けられている&amp;lt;ref name=ref2&amp;gt;&#039;&#039;&#039; A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Self-consciousness and social anxiety. &amp;lt;br&amp;gt;San Francisco: Freeman &amp;amp; Company. &amp;lt;/ref&amp;gt;。ひとつは「他者に観察されること」である。例えば、演壇や舞台に立って大勢の観衆の視線にさらされる場合は、注意が自己に対して強く向けられ、時に不安や緊張が生じて自由にふるまえなくなったりする。また、録画・録音の装置を向けられる場合も、他者に変わって自己が観察されることとなるため公的自己意識が高められる。もうひとつの誘導因は、「自己のフィードバックを与えられること」である。例えば、自分が映った写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くことである。これによっても自分の容姿や声が他者にどのようにとらえられているかを意識させられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
　自己の感覚や感情や動機など、自分が現在体験していることがらに注意を向けることができる。その他、自ら内省したり[[wj:白昼夢|白昼夢]]にふけったりすること、あるいは日記を書くことによって自分自身についての私的な思考や空想への注意を誘導することができる&amp;lt;ref name=ref2 /&amp;gt;。また小さな鏡は私的自己意識を高めるものと考えられている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;1011070&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==心理学的作用==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
　他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（[[自己意識情動]]とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
　私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==特性==&lt;br /&gt;
　自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;A Fenigstein, M F Scheier, A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Public and private self-consciousness&amp;lt;br&amp;gt;Journal of Consulting and Clinical Psychology: 1975, 43; 522–7&amp;lt;/ref&amp;gt;らは自己意識特性を測定するために、[[wikipedia:ja:自己意識尺度|自己意識尺度]]（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;菅原健介&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;自意識尺度(self-consciousness scale)日本語版作成の試み&amp;lt;br&amp;gt;心理学研究: 1984, 55; 184-8&amp;lt;/ref&amp;gt;。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達==&lt;br /&gt;
　自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、[[w:Gordon G. Gallup|Gallup]]によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（[[wikipedia:ja:鏡映認知|鏡映認知]]）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　対象動物を麻酔で眠らせている間に、視覚的に確認できない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。麻酔から醒めた後に鏡を見せたとき、対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、自己の身体についてのイメージを持っていて、それと鏡の中の像が異なることに気づいていることを意味しており、自己意識の存在を示す証拠と考えられる。[[wikipedia:ja:チンパンジー|チンパンジー]]や[[wikipedia:ja:オランウータン|オランウータン]]などの大型[[wikipedia:ja:類人猿|類人猿]]はこのマークテストを通過するが、[[wikipedia:ja:サル|サル]]は通過しないことが知られている。近年は[[wikipedia:ja:ゾウ|ゾウ]]や[[wikipedia:ja:イルカ|イルカ]]などもマークテストを通過することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17075063&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11331768&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[wikipedia:ja:ヒト|ヒト]]の赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達し、自分の内的状態を表現できるのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==脳内基盤==&lt;br /&gt;
===自己顔処理に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
　[[脳機能イメージング]]技術の発達により、2000年頃から自己意識に関わる脳活動計測を行った研究が数多く報告されるようになった。例えば、Keenanら&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11201730&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;は、他者の顔写真に比べて自分の顔を見ているときには、右側[[前頭頭頂]]ネットワークが強く活動することを報告している。このように自己顔認知への[[右半球]]優位性を示す結果が多い一方で、逆に左半優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する自己意識が関係していると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===自己内省に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
　自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、[[前部帯状回皮質]]（anterior cingulate cortex, BA32）、[[内側前頭前野]](medial prefrontal cortex, BA10)、[[後部帯状回皮質]](posterior cingulate cortex, BA 23/31)、および[[楔前部]]（precuneus, BA7）を含む[[大脳皮質]]正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;（編集コメント：大脳皮質領域に関しましてはブロードマン領域番号が分かりましたらご記入ください）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目 ==&lt;br /&gt;
*[[自己認知]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%84%8F%E8%AD%98&amp;diff=16502</id>
		<title>自己意識</title>
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		<updated>2012-12-19T04:26:27Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness　独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識，再帰的意識&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　自己意識とは、外界ではなく自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness）、私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の誘導因&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
公的自己意識を高める誘導因は大きく2つに分けられている&amp;lt;ref name=ref2&amp;gt;&#039;&#039;&#039; A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Self-consciousness and social anxiety. &amp;lt;br&amp;gt;San Francisco: Freeman &amp;amp; Company. &amp;lt;/ref&amp;gt;。ひとつは「他者に観察されること」である。例えば、演壇や舞台に立って大勢の観衆の視線にさらされる場合は、注意が自己に対して強く向けられ、時に不安や緊張が生じて自由にふるまえなくなったりする。また、録画・録音の装置を向けられる場合も、他者に変わって自己が観察されることとなるため公的自己意識が高められる。もうひとつの誘導因は、「自己のフィードバックを与えられること」である。例えば、自分が映った写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くことである。これによっても自分の容姿や声が他者にどのようにとらえられているかを意識させられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
自己の感覚や感情や動機など、自分が現在体験していることがらに注意を向けることができる。その他、自ら内省したり[[wikipedia:ja:白昼夢|白昼夢]]にふけったりすること、あるいは日記を書くことによって自分自身についての私的な思考や空想への注意を誘導することができる&amp;lt;ref name=ref2 /&amp;gt;。また小さな鏡は私的自己意識を高めるものと考えられている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;1011070&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の心理学的作用==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
　他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
　私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識特性==&lt;br /&gt;
　自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;A Fenigstein, M F Scheier, A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Public and private self-consciousness&amp;lt;br&amp;gt;Journal of Consulting and Clinical Psychology: 1975, 43; 522–7&amp;lt;/ref&amp;gt;らは自己意識特性を測定するために、[[wikipedia:ja:自己意識尺度|自己意識尺度]]（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;菅原健介&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;自意識尺度(self-consciousness scale)日本語版作成の試み&amp;lt;br&amp;gt;心理学研究: 1984, 55; 184-8&amp;lt;/ref&amp;gt;。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の発達==&lt;br /&gt;
　自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（[[wikipedia:ja:鏡映認知|鏡映認知]]）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、視覚的に確認できない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。麻酔から醒めた後に鏡を見せたとき、対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、自己の身体についてのイメージを持っていて、それと鏡の中の像が異なることに気づいていることを意味しており、自己意識の存在を示す証拠と考えられる。[[wikipedia:ja:チンパンジー|チンパンジー]]や[[wikipedia:ja:オランウータン|オランウータン]]などの大型[[wikipedia:ja:類人猿|類人猿]]はこのマークテストを通過するが、[[wikipedia:ja:サル|サル]]は通過しないことが知られている。近年は[[wikipedia:ja:ゾウ|ゾウ]]や[[wikipedia:ja:イルカ|イルカ]]などもマークテストを通過することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17075063&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11331768&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[wikipedia:ja:ヒト|ヒト]]の赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達し、自分の内的状態を表現できるのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の脳内基盤==&lt;br /&gt;
===自己顔処理に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
　脳機能イメージング技術の発達により、2000年頃から自己意識に関わる脳活動計測を行った研究が数多く報告されるようになった。例えば、Keenanら&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11201730&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;は、他者の顔写真に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することを報告している。このように自己顔認知への右半球優位性を示す結果が多い一方で、逆に左半優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する自己意識が関係していると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===自己内省に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
　自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、[[帯状回皮質]]（cingulate cortex）や[[楔前部]]（precuneus）を含む[[大脳皮質]]正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目 ==&lt;br /&gt;
*[[自己認知]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代　担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
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		<title>自己意識</title>
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		<updated>2012-12-19T04:24:30Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness　独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識，再帰的意識&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　自己意識とは、外界ではなく自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness）、私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の誘導因&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
公的自己意識を高める誘導因は大きく2つに分けられている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039; A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Self-consciousness and social anxiety. &amp;lt;br&amp;gt;San Francisco: Freeman &amp;amp; Company. &amp;lt;/ref&amp;gt;。ひとつは「他者に観察されること」である。例えば、演壇や舞台に立って大勢の観衆の視線にさらされる場合は、注意が自己に対して強く向けられ、時に不安や緊張が生じて自由にふるまえなくなったりする。また、録画・録音の装置を向けられる場合も、他者に変わって自己が観察されることとなるため公的自己意識が高められる。もうひとつの誘導因は、「自己のフィードバックを与えられること」である。例えば、自分が映った写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くことである。これによっても自分の容姿や声が他者にどのようにとらえられているかを意識させられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
自己の感覚や感情や動機など、自分が現在体験していることがらに注意を向けることができる。その他、自ら内省したり[[wikipedia:ja:白昼夢|白昼夢]]にふけったりすること、あるいは日記を書くことによって自分自身についての私的な思考や空想への注意を誘導することができる。また小さな鏡は私的自己意識を高めるものと考えられている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;1011070&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の心理学的作用==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
　他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
　私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識特性==&lt;br /&gt;
　自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;A Fenigstein, M F Scheier, A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Public and private self-consciousness&amp;lt;br&amp;gt;Journal of Consulting and Clinical Psychology: 1975, 43; 522–7&amp;lt;/ref&amp;gt;らは自己意識特性を測定するために、[[wikipedia:ja:自己意識尺度|自己意識尺度]]（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;菅原健介&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;自意識尺度(self-consciousness scale)日本語版作成の試み&amp;lt;br&amp;gt;心理学研究: 1984, 55; 184-8&amp;lt;/ref&amp;gt;。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の発達==&lt;br /&gt;
　自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（[[wikipedia:ja:鏡映認知|鏡映認知]]）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、視覚的に確認できない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。麻酔から醒めた後に鏡を見せたとき、対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、自己の身体についてのイメージを持っていて、それと鏡の中の像が異なることに気づいていることを意味しており、自己意識の存在を示す証拠と考えられる。[[wikipedia:ja:チンパンジー|チンパンジー]]や[[wikipedia:ja:オランウータン|オランウータン]]などの大型[[wikipedia:ja:類人猿|類人猿]]はこのマークテストを通過するが、[[wikipedia:ja:サル|サル]]は通過しないことが知られている。近年は[[wikipedia:ja:ゾウ|ゾウ]]や[[wikipedia:ja:イルカ|イルカ]]などもマークテストを通過することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17075063&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11331768&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[wikipedia:ja:ヒト|ヒト]]の赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達し、自分の内的状態を表現できるのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の脳内基盤==&lt;br /&gt;
===自己顔処理に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
　脳機能イメージング技術の発達により、2000年頃から自己意識に関わる脳活動計測を行った研究が数多く報告されるようになった。例えば、Keenanら&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11201730&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;は、他者の顔写真に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することを報告している。このように自己顔認知への右半球優位性を示す結果が多い一方で、逆に左半優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する自己意識が関係していると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===自己内省に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
　自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、[[帯状回皮質]]（cingulate cortex）や[[楔前部]]（precuneus）を含む[[大脳皮質]]正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目 ==&lt;br /&gt;
*[[自己認知]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代　担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
	<entry>
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		<title>自己意識</title>
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		<updated>2012-12-19T04:22:09Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness　独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識，再帰的意識&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　自己意識とは、外界ではなく自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness）、私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の誘導因&#039;&#039;&#039;&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039; A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Self-consciousness and social anxiety. &amp;lt;br&amp;gt;San Francisco: Freeman &amp;amp; Company. &amp;lt;/ref&amp;gt;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
公的自己意識を高める誘導因は大きく2つに分けられている。ひとつは「他者に観察されること」である。例えば、演壇や舞台に立って大勢の観衆の視線にさらされる場合は、注意が自己に対して強く向けられ、時に不安や緊張が生じて自由にふるまえなくなったりする。また、録画・録音の装置を向けられる場合も、他者に変わって自己が観察されることとなるため公的自己意識が高められる。もうひとつの誘導因は、「自己のフィードバックを与えられること」である。例えば、自分が映った写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くことである。これによっても自分の容姿や声が他者にどのようにとらえられているかを意識させられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
自己の感覚や感情や動機など、自分が現在体験していることがらに注意を向けることができる。その他、自ら内省したり[[wikipedia:ja:白昼夢|白昼夢]]にふけったりすること、あるいは日記を書くことによって自分自身についての私的な思考や空想への注意を誘導することができる。また小さな鏡は私的自己意識を高めるものと考えられている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;1011070&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の心理学的作用==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
　他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
　私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識特性==&lt;br /&gt;
　自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;A Fenigstein, M F Scheier, A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Public and private self-consciousness&amp;lt;br&amp;gt;Journal of Consulting and Clinical Psychology: 1975, 43; 522–7&amp;lt;/ref&amp;gt;らは自己意識特性を測定するために、[[wikipedia:ja:自己意識尺度|自己意識尺度]]（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;菅原健介&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;自意識尺度(self-consciousness scale)日本語版作成の試み&amp;lt;br&amp;gt;心理学研究: 1984, 55; 184-8&amp;lt;/ref&amp;gt;。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の発達==&lt;br /&gt;
　自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（[[wikipedia:ja:鏡映認知|鏡映認知]]）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、視覚的に確認できない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。麻酔から醒めた後に鏡を見せたとき、対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、自己の身体についてのイメージを持っていて、それと鏡の中の像が異なることに気づいていることを意味しており、自己意識の存在を示す証拠と考えられる。[[wikipedia:ja:チンパンジー|チンパンジー]]や[[wikipedia:ja:オランウータン|オランウータン]]などの大型[[wikipedia:ja:類人猿|類人猿]]はこのマークテストを通過するが、[[wikipedia:ja:サル|サル]]は通過しないことが知られている。近年は[[wikipedia:ja:ゾウ|ゾウ]]や[[wikipedia:ja:イルカ|イルカ]]などもマークテストを通過することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17075063&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11331768&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[wikipedia:ja:ヒト|ヒト]]の赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達し、自分の内的状態を表現できるのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の脳内基盤==&lt;br /&gt;
===自己顔処理に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
　脳機能イメージング技術の発達により、2000年頃から自己意識に関わる脳活動計測を行った研究が数多く報告されるようになった。例えば、Keenanら&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11201730&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;は、他者の顔写真に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することを報告している。このように自己顔認知への右半球優位性を示す結果が多い一方で、逆に左半優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する自己意識が関係していると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===自己内省に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
　自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、[[帯状回皮質]]（cingulate cortex）や[[楔前部]]（precuneus）を含む[[大脳皮質]]正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目 ==&lt;br /&gt;
*[[自己認知]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代　担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
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		<title>自己意識</title>
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		<updated>2012-12-19T04:19:32Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness　独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識，再帰的意識&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　自己意識とは、外界ではなく自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness）、私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の誘導因&#039;&#039;&#039;&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039; A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Self-consciousness and social anxiety. &amp;lt;br&amp;gt;San Francisco: Freeman &amp;amp; Company. &amp;lt;/ref&amp;gt;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
公的自己意識を高める誘導因は大きく2つに分けられている。ひとつは「他者に観察されること」である。例えば、演壇や舞台に立って大勢の観衆の視線にさらされる場合は、注意が自己に対して強く向けられ、時に不安や緊張が生じて自由にふるまえなくなったりする。また、録画・録音の装置を向けられる場合も、他者に変わって自己が観察されることとなるため公的自己意識が高められる。もうひとつの誘導因は、「自己のフィードバックを与えられること」である。例えば、自分が映った写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くことである。これによっても自分の容姿や声が他者にどのようにとらえられているかを意識させられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
感覚や感情や動機など、自己が現在体験していることがらに注意を向けることができる。その他、自ら内省したり[[wikipedia:ja:白昼夢|白昼夢]]にふけったりすること、あるいは日記を書くことによって自分自身についての私的な思考や空想への注意を誘導することができる。また小さな鏡は私的自己意識を高めるものと考えられている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;1011070&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の心理学的作用==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
　他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
　私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識特性==&lt;br /&gt;
　自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;A Fenigstein, M F Scheier, A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Public and private self-consciousness&amp;lt;br&amp;gt;Journal of Consulting and Clinical Psychology: 1975, 43; 522–7&amp;lt;/ref&amp;gt;らは自己意識特性を測定するために、[[wikipedia:ja:自己意識尺度|自己意識尺度]]（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;菅原健介&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;自意識尺度(self-consciousness scale)日本語版作成の試み&amp;lt;br&amp;gt;心理学研究: 1984, 55; 184-8&amp;lt;/ref&amp;gt;。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の発達==&lt;br /&gt;
　自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（[[wikipedia:ja:鏡映認知|鏡映認知]]）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、視覚的に確認できない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。麻酔から醒めた後に鏡を見せたとき、対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、自己の身体についてのイメージを持っていて、それと鏡の中の像が異なることに気づいていることを意味しており、自己意識の存在を示す証拠と考えられる。[[wikipedia:ja:チンパンジー|チンパンジー]]や[[wikipedia:ja:オランウータン|オランウータン]]などの大型[[wikipedia:ja:類人猿|類人猿]]はこのマークテストを通過するが、[[wikipedia:ja:サル|サル]]は通過しないことが知られている。近年は[[wikipedia:ja:ゾウ|ゾウ]]や[[wikipedia:ja:イルカ|イルカ]]などもマークテストを通過することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17075063&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11331768&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[wikipedia:ja:ヒト|ヒト]]の赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達し、自分の内的状態を表現できるのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の脳内基盤==&lt;br /&gt;
===自己顔処理に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
　脳機能イメージング技術の発達により、2000年頃から自己意識に関わる脳活動計測を行った研究が数多く報告されるようになった。例えば、Keenanら&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11201730&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;は、他者の顔写真に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することを報告している。このように自己顔認知への右半球優位性を示す結果が多い一方で、逆に左半優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する自己意識が関係していると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===自己内省に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
　自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、[[帯状回皮質]]（cingulate cortex）や[[楔前部]]（precuneus）を含む[[大脳皮質]]正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目 ==&lt;br /&gt;
*[[自己認知]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代　担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
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		<title>自己意識</title>
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		<updated>2012-12-19T03:22:01Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness　独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識，再帰的意識&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　自己意識とは、外界ではなく自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness）、私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の誘導因&#039;&#039;&#039;&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039; A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Self-consciousness and social anxiety. &amp;lt;br&amp;gt;San Francisco: Freeman &amp;amp; Company. &amp;lt;/ref&amp;gt;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
公的自己意識を高める誘導因は大きく2つに分けられている。ひとつは「他者に観察されること」である。例えば、演壇や舞台に立って大勢の観衆の視線にさらされる場合は、注意が自己に対して強く向けられ、時に不安や緊張が生じて自由にふるまえなくなったりする。また、録画・録音の装置を向けられる場合も、他者に変わって自己が観察されることとなるため公的自己意識が高められる。もうひとつの誘導因は、「自己のフィードバックを与えられること」である。例えば、自分が映った写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くことである。これらも自分の容姿や声が他者にどのようにとらえられているかを意識させられるという点では、ひとつめの誘導因と同じである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
感覚や感情や動機など、自己が現在体験していることがらに注意を向けることができる。その他、自ら内省したり[[wikipedia:ja:白昼夢|白昼夢]]にふけったりすること、あるいは日記を書くことによって自分自身についての私的な思考や空想への注意を誘導することができる。また小さな鏡は私的自己意識を高めるものと考えられている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;1011070&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の心理学的作用==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
　他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
　私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識特性==&lt;br /&gt;
　自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;A Fenigstein, M F Scheier, A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Public and private self-consciousness&amp;lt;br&amp;gt;Journal of Consulting and Clinical Psychology: 1975, 43; 522–7&amp;lt;/ref&amp;gt;らは自己意識特性を測定するために、[[wikipedia:ja:自己意識尺度|自己意識尺度]]（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;菅原健介&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;自意識尺度(self-consciousness scale)日本語版作成の試み&amp;lt;br&amp;gt;心理学研究: 1984, 55; 184-8&amp;lt;/ref&amp;gt;。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の発達==&lt;br /&gt;
　自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（[[wikipedia:ja:鏡映認知|鏡映認知]]）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、視覚的に確認できない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。麻酔から醒めた後に鏡を見せたとき、対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、自己の身体についてのイメージを持っていて、それと鏡の中の像が異なることに気づいていることを意味しており、自己意識の存在を示す証拠と考えられる。[[wikipedia:ja:チンパンジー|チンパンジー]]や[[wikipedia:ja:オランウータン|オランウータン]]などの大型[[wikipedia:ja:類人猿|類人猿]]はこのマークテストを通過するが、[[wikipedia:ja:サル|サル]]は通過しないことが知られている。近年は[[wikipedia:ja:ゾウ|ゾウ]]や[[wikipedia:ja:イルカ|イルカ]]などもマークテストを通過することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17075063&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11331768&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[wikipedia:ja:ヒト|ヒト]]の赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達し、自分の内的状態を表現できるのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の脳内基盤==&lt;br /&gt;
===自己顔処理に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
　脳機能イメージング技術の発達により、2000年頃から自己意識に関わる脳活動計測を行った研究が数多く報告されるようになった。例えば、Keenanら&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11201730&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;は、他者の顔写真に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することを報告している。このように自己顔認知への右半球優位性を示す結果が多い一方で、逆に左半優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する自己意識が関係していると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===自己内省に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
　自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、[[帯状回皮質]]（cingulate cortex）や[[楔前部]]（precuneus）を含む[[大脳皮質]]正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目 ==&lt;br /&gt;
*[[自己認知]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代　担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%84%8F%E8%AD%98&amp;diff=8035</id>
		<title>自己意識</title>
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		<updated>2012-05-14T00:04:22Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness、独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自己意識とは、外界ではなく自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness）、私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の誘導因&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
*他者に観察されること（観衆の視線にさらされること、録画・録音装置を向けられること）&lt;br /&gt;
*自己のフィードバックを与えられること（自分の写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くこと）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
*内省&lt;br /&gt;
*日記を書く&lt;br /&gt;
*白昼夢&lt;br /&gt;
*瞑想&lt;br /&gt;
*小さな鏡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の心理学的作用&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識特性&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;A Fenigstein, M F Scheier, A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Public and private self-consciousness&amp;lt;br&amp;gt;Journal of Consulting and Clinical Psychology: 1975, 43; 522–7&amp;lt;/ref&amp;gt;らは自己意識特性を測定するために、自己意識尺度（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;菅原健介&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;自意識尺度(self-consciousness scale)日本語版作成の試み&amp;lt;br&amp;gt;心理学研究: 1984, 55; 184-8&amp;lt;/ref&amp;gt;。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の発達&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（鏡映認知）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、視覚的に確認できない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。麻酔から醒めた後に鏡を見せたとき、対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、自己の身体についてのイメージを持っていて、それと鏡の中の像が異なることに気づいていることを意味しており、自己意識の存在を示す証拠と考えられる。チンパンジーやオランウータンなどの大型類人猿はこのマークテストを通過するが、サルは通過しないことが知られている。近年はゾウやイルカなどもマークテストを通過することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17075063&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11331768&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ヒトの赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達し、自分の内的状態を表現できるのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の脳内基盤&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===自己顔処理に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
脳機能イメージング技術の発達により、2000年頃から自己意識に関わる脳活動計測を行った研究が数多く報告されるようになった。例えば、Keenanら&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11201730&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;は、他者の顔写真に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することを報告している。このように自己顔認知への右半球優位性を示す結果が多い一方で、逆に左半優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する自己意識が関係していると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===自己内省に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、帯状回皮質（cingulate cortex）や楔前部（precuneus）を含む大脳皮質正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識，再帰的意識&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
重要な関連語：自己認知&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
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		<title>自己意識</title>
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		<updated>2012-05-08T01:45:22Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness、独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自己意識とは、外界ではなく自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness）、私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の誘導因&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
*他者に観察されること（観衆の視線にさらされること、録画・録音装置を向けられること）&lt;br /&gt;
*自己のフィードバックを与えられること（自分の写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くこと）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
*内省&lt;br /&gt;
*日記を書く&lt;br /&gt;
*白昼夢&lt;br /&gt;
*瞑想&lt;br /&gt;
*小さな鏡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の心理学的作用&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識特性&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;A Fenigstein, M F Scheier, A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Public and private self-consciousness&amp;lt;br&amp;gt;Journal of Consulting and Clinical Psychology: 1975, 43; 522–7&amp;lt;/ref&amp;gt;らは自己意識特性を測定するために、自己意識尺度（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;菅原健介&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;自意識尺度(self-consciousness scale)日本語版作成の試み&amp;lt;br&amp;gt;心理学研究: 1984, 55; 184-8&amp;lt;/ref&amp;gt;。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の発達&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（鏡映認知）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、視覚的に確認できない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。その後、麻酔から醒めて鏡に向かった対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、自己の身体についてのイメージを持っていて、それと鏡の中の像が異なることに気づいていることを意味しており、自己意識の存在を示す証拠と考えられる。チンパンジーやオランウータンなどの大型類人猿はこのマークテストを通過するが、サルは通過しないことが知られている。近年はゾウやイルカなどもマークテストを通過することが報告されている。ヒトの赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達し、自分の内的状態を表現できるのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の脳内基盤&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===自己顔処理に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
脳機能イメージング技術の発達により、2000年頃から自己意識に関わる脳活動計測を行った研究が数多く報告されるようになった。例えば、Keenanら&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11201730&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;は、他者の顔写真に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することを報告している。このように自己顔認知への右半球優位性を示す結果が多い一方で、逆に左半優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する自己意識が関係していると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===自己内省に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、帯状回皮質（cingulate cortex）や楔前部（precuneus）を含む大脳皮質正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識，再帰的意識&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
重要な関連語：自己認知&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
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		<title>自己意識</title>
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		<updated>2012-05-08T01:01:36Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness、独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識とは&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness）、私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の誘導因&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
*他者に観察されること（観衆の視線にさらされること、録画・録音装置を向けられること）&lt;br /&gt;
*自己のフィードバックを与えられること（自分の写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くこと）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
*内省&lt;br /&gt;
*日記を書く&lt;br /&gt;
*白昼夢&lt;br /&gt;
*瞑想&lt;br /&gt;
*小さな鏡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の心理学的作用&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識特性&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;A Fenigstein, M F Scheier, A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Public and private self-consciousness&amp;lt;br&amp;gt;Journal of Consulting and Clinical Psychology: 1975, 43; 522–7&amp;lt;/ref&amp;gt;らは自己意識特性を測定するために、自己意識尺度（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;菅原健介&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;自意識尺度(self-consciousness scale)日本語版作成の試み&amp;lt;br&amp;gt;心理学研究: 1984, 55; 184-8&amp;lt;/ref&amp;gt;。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の発達&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（鏡映認知）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、視覚的に確認できない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。その後、麻酔から醒めて鏡に向かった対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、自己の身体についてのイメージを持っていて、それと鏡の中の像が異なることに気づいていることを意味しており、自己意識の存在を示す証拠と考えられる。チンパンジーやオランウータンなどの大型類人猿はこのマークテストを通過するが、サルは通過しないことが知られている。近年はゾウやイルカなどもマークテストを通過することが報告されている。ヒトの赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達し、自分の内的状態を表現できるのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の脳内基盤&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===自己顔処理に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
脳機能イメージング技術の発達により、2000年頃から自己意識に関わる脳活動計測を行った研究が数多く報告されるようになった。例えば、Keenanら&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11201730&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;は、他者の顔写真に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することを報告している。このように自己顔認知への右半球優位性を示す結果が多い一方で、逆に左半優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する自己意識が関係していると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===自己内省に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、帯状回皮質（cingulate cortex）や楔前部（precuneus）を含む大脳皮質正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識，再帰的意識&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
重要な関連語：自己認知&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%84%8F%E8%AD%98&amp;diff=7478</id>
		<title>自己意識</title>
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		<updated>2012-05-08T00:59:38Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness、独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識とは&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness），私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の誘導因&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
*他者に観察されること（観衆の視線にさらされること、録画・録音装置を向けられること）&lt;br /&gt;
*自己のフィードバックを与えられること（自分の写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くこと）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
*内省&lt;br /&gt;
*日記を書く&lt;br /&gt;
*白昼夢&lt;br /&gt;
*瞑想&lt;br /&gt;
*小さな鏡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の心理学的作用&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識特性&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;A Fenigstein, M F Scheier, A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Public and private self-consciousness&amp;lt;br&amp;gt;Journal of Consulting and Clinical Psychology: 1975, 43; 522–7&amp;lt;/ref&amp;gt;らは自己意識特性を測定するために、自己意識尺度（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;菅原健介&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;自意識尺度(self-consciousness scale)日本語版作成の試み&amp;lt;br&amp;gt;心理学研究: 1984, 55; 184-8&amp;lt;/ref&amp;gt;。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の発達&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（鏡映認知）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、視覚的に確認できない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。その後、麻酔から醒めて鏡に向かった対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、自己の身体についてのイメージを持っていて、それと鏡の中の像が異なることに気づいていることを意味しており、自己意識の存在を示す証拠と考えられる。チンパンジーやオランウータンなどの大型類人猿はこのマークテストを通過するが、サルは通過しないことが知られている。近年はゾウやイルカなどもマークテストを通過することが報告されている。ヒトの赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達し、自分の内的状態を表現できるのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の脳内基盤&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===自己顔処理に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
脳機能イメージング技術の発達により、2000年頃から自己意識に関わる脳活動計測を行った研究が数多く報告されるようになった。例えば、Keenanら&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11201730&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;は、他者の顔写真に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することを報告している。このように自己顔認知への右半球優位性を示す結果が多い一方で、逆に左半優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する自己意識が関係していると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===自己内省に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、帯状回皮質（cingulate cortex）や楔前部（precuneus）を含む大脳皮質正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識，再帰的意識&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
重要な関連語：自己認知&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
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		<title>自己意識</title>
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		<updated>2012-05-07T09:27:25Z</updated>

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&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness、独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識とは&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness），私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の誘導因&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
*他者に観察されること（観衆の視線にさらされること、録画・録音装置を向けられること）&lt;br /&gt;
*自己のフィードバックを与えられること（自分の写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くこと）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
*内省&lt;br /&gt;
*日記を書く&lt;br /&gt;
*白昼夢&lt;br /&gt;
*瞑想&lt;br /&gt;
*小さな鏡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の心理学的作用&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識特性&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;A Fenigstein, M F Scheier, A H Buss&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Public and private self-consciousness&amp;lt;br&amp;gt;Journal of Consulting and Clinical Psychology: 1975, 43; 522–7&amp;lt;/ref&amp;gt;らは自己意識特性を測定するために、自己意識尺度（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;菅原健介&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;自意識尺度(self-consciousness scale)日本語版作成の試み&amp;lt;br&amp;gt;心理学研究: 1984, 55; 184-8&amp;lt;/ref&amp;gt;。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の発達&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（鏡映認知）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、視覚的に確認できない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。その後、麻酔から醒めて鏡に向かった対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、自己の身体についてのイメージを持っていて、それと鏡の中の像が異なることに気づいていることを意味しており、自己意識の存在を示す証拠と考えられる。チンパンジーやオランウータンなどの大型類人猿はこのマークテストを通過するが、サルは通過しないことが知られている。近年はゾウやイルカなどもマークテストを通過することが報告されている。ヒトの赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達し、自分の内的状態を表現できるのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の脳内基盤&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===自己顔処理に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
脳機能イメージング技術の発達により、2000年頃から自己意識に関わる脳活動計測を行った研究が数多く報告されるようになった。例えば、Keenanら&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;11201730&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;は、他者の顔写真に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することを報告している。このように自己顔認知への右半球優位性を示す結果が多い一方で、逆に左半優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する自己意識が関係していると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===自己内省に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、帯状回皮質（cingulate cortex）や楔前部（precuneus）を含む大脳皮質正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
重要な関連語：自己認知&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
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		<title>自己意識</title>
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		<updated>2012-05-07T07:08:16Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness、独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識とは&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness），私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の誘導因&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
①	他者に観察されること（観衆の視線にさらされること、録画・録音装置を向けられること）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
②	自己のフィードバックを与えられること（自分の写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くこと）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
①	内省&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
②	日記を書く&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
③	白昼夢&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
④	瞑想&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
⑤	小さな鏡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の心理学的作用&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識特性&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン（Fenigstein, A, Scheier, M. F. &amp;amp; Buss, A. H., 1975）らは自己意識特性を測定するために、自己意識尺度（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の発達&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（鏡映認知）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、自分では見えない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。その後、麻酔から醒めて鏡に向かった対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、「自己イメージ」のようなものを持っていて、それとは異なることに気づいていることを意味するので、自己意識の存在を示唆すると考えられる。チンパンジーやオランウータンなどの大型類人猿はこのマークテストを通過するが、サルは通過しないことが知られている。近年はゾウやイルカなどもマークテストを通過することが報告されている。ヒトの赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達するのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の脳内基盤&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===自己顔処理に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
脳機能イメージング技術の発達により、2000年頃から自己意識に関わる脳活動計測を行った研究が数多く報告されるようになった。例えば、Keenanら&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10962615 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;は、他者の顔写真に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することを報告している。このように自己顔認知への右半球優位性を示す結果が多い一方で、左半優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する自己意識が関係していると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===自己内省に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、帯状回皮質（cingulate cortex）や楔前部（precuneus）を含む大脳皮質正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
重要な関連語：自己認知&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%84%8F%E8%AD%98&amp;diff=7318</id>
		<title>自己意識</title>
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		<updated>2012-05-07T07:06:31Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness、独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識とは&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness），私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の誘導因&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
①	他者に観察されること（観衆の視線にさらされること、録画・録音装置を向けられること）&lt;br /&gt;
②	自己のフィードバックを与えられること（自分の写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くこと）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
①	内省&lt;br /&gt;
②	日記を書く&lt;br /&gt;
③	白昼夢&lt;br /&gt;
④	瞑想&lt;br /&gt;
⑤	小さな鏡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の心理学的作用&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識特性&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン（Fenigstein, A, Scheier, M. F. &amp;amp; Buss, A. H., 1975）らは自己意識特性を測定するために、自己意識尺度（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の発達&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（鏡映認知）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、自分では見えない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。その後、麻酔から醒めて鏡に向かった対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、「自己イメージ」のようなものを持っていて、それとは異なることに気づいていることを意味するので、自己意識の存在を示唆すると考えられる。チンパンジーやオランウータンなどの大型類人猿はこのマークテストを通過するが、サルは通過しないことが知られている。近年はゾウやイルカなどもマークテストを通過することが報告されている。ヒトの赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達するのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の脳内基盤&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===自己顔処理に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
脳機能イメージング技術の発達により、2000年頃から自己意識に関わる脳活動計測を行った研究が数多く報告されるようになった。例えば、Keenanら&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10962615 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;は、他者の顔写真に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することを報告している。このように自己顔認知への右半球優位性を示す結果が多い一方で、左半優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する自己意識が関係していると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===自己内省に関する脳内基盤===&lt;br /&gt;
自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、帯状回皮質（cingulate cortex）や楔前部（precuneus）を含む大脳皮質正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識&lt;br /&gt;
重要な関連語：自己認知&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
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		<title>自己意識</title>
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		<updated>2012-05-07T06:46:07Z</updated>

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&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness、独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識とは&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness），私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の誘導因&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
①	他者に観察されること（観衆の視線にさらされること、録画・録音装置を向けられること）&lt;br /&gt;
②	自己のフィードバックを与えられること（自分の写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くこと）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
①	内省&lt;br /&gt;
②	日記を書く&lt;br /&gt;
③	白昼夢&lt;br /&gt;
④	瞑想&lt;br /&gt;
⑤	小さな鏡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の心理学的作用&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識特性&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン（Fenigstein, A, Scheier, M. F. &amp;amp; Buss, A. H., 1975）らは自己意識特性を測定するために、自己意識尺度（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の発達&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（鏡映認知）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、自分では見えない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。その後、麻酔から醒めて鏡に向かった対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、「自己イメージ」のようなものを持っていて、それとは異なることに気づいていることを意味するので、自己意識の存在を示唆すると考えられる。チンパンジーやオランウータンなどの大型類人猿はこのマークテストを通過するが、サルは通過しないことが知られている。近年はゾウやイルカなどもマークテストを通過することが報告されている。ヒトの赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達するのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識に関わる神経基盤&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
2000年頃から機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて自己意識に関わる神経基盤が調べられている。他者の顔に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することが繰り返し報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10962615 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;一方で、自己顔認知への左半球優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する意識が関係していると言える。一方、自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、帯状回皮質（cingulate cortex）や楔前部（precuneus）を含む大脳皮質正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識&lt;br /&gt;
重要な関連語：自己認知&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
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		<title>自己意識</title>
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		<updated>2012-05-07T06:44:12Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness、独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識とは&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness），私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の誘導因&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
①	他者に観察されること（観衆の視線にさらされること、録画・録音装置を向けられること）&lt;br /&gt;
②	自己のフィードバックを与えられること（自分の写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くこと）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
①	内省&lt;br /&gt;
②	日記を書く&lt;br /&gt;
③	白昼夢&lt;br /&gt;
④	瞑想&lt;br /&gt;
⑤	小さな鏡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の心理学的作用&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識特性&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン（Fenigstein, A, Scheier, M. F. &amp;amp; Buss, A. H., 1975）らは自己意識特性を測定するために、自己意識尺度（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識の発達&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（鏡映認知）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、自分では見えない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。その後、麻酔から醒めて鏡に向かった対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、「自己イメージ」のようなものを持っていて、それとは異なることに気づいていることを意味するので、自己意識の存在を示唆すると考えられる。チンパンジーやオランウータンなどの大型類人猿はこのマークテストを通過するが、サルは通過しないことが知られている。近年はゾウやイルカなどもマークテストを通過することが報告されている。ヒトの赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達するのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==&#039;&#039;&#039;自己意識に関わる神経基盤&#039;&#039;&#039;==&lt;br /&gt;
2000年頃から機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて自己意識に関わる神経基盤が調べられている。他者の顔に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することが繰り返し報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10962615 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;一方で、自己顔認知への左半球優位性を示す結果も少なからずある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する意識が関係していると言える。一方、自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、帯状回皮質（cingulate cortex）や楔前部（precuneus）を含む大脳皮質正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識&lt;br /&gt;
重要な関連語：自己認知&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
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		<title>自己意識</title>
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		<updated>2012-05-07T06:41:14Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: /* 自己意識の発達 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness、独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識とは==&lt;br /&gt;
自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness），私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の誘導因==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
①	他者に観察されること（観衆の視線にさらされること、録画・録音装置を向けられること）&lt;br /&gt;
②	自己のフィードバックを与えられること（自分の写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くこと）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
①	内省&lt;br /&gt;
②	日記を書く&lt;br /&gt;
③	白昼夢&lt;br /&gt;
④	瞑想&lt;br /&gt;
⑤	小さな鏡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の心理学的作用==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識特性==&lt;br /&gt;
自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン（Fenigstein, A, Scheier, M. F. &amp;amp; Buss, A. H., 1975）らは自己意識特性を測定するために、自己意識尺度（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の発達==&lt;br /&gt;
自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（鏡映認知）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、自分では見えない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。その後、麻酔から醒めて鏡に向かった対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、「自己イメージ」のようなものを持っていて、それとは異なることに気づいていることを意味するので、自己意識の存在を示唆すると考えられる。チンパンジーやオランウータンなどの大型類人猿はこのマークテストを通過するが、サルは通過しないことが知られている。近年はゾウやイルカなどもマークテストを通過することが報告されている。ヒトの赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達するのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識に関わる神経基盤==&lt;br /&gt;
2000年頃から機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて自己意識に関わる神経基盤が調べられている。他者の顔に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することが繰り返し報告されている一方で、自己顔認知への左半球優位性を示す結果も少なからずある。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する意識が関係していると言える。一方、自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、帯状回皮質（cingulate cortex）や楔前部（precuneus）を含む大脳皮質正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10962615 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識&lt;br /&gt;
重要な関連語：自己認知&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%84%8F%E8%AD%98&amp;diff=7303</id>
		<title>自己意識</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%84%8F%E8%AD%98&amp;diff=7303"/>
		<updated>2012-05-07T06:35:47Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Tomoyomorita: ページの作成：「英：self-consciousness、独：Selbstbewußtsein  ==自己意識とは== 自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によっ...」&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：self-consciousness、独：Selbstbewußtsein&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識とは==&lt;br /&gt;
自分自身に向けられる意識のことであり、向けられる自己の側面によって2つに分けられる。ひとつは、他者が観察できる自己の外面（容姿や振る舞い方など）に向けられる公的自己意識（public self-consciousness）、もうひとつは他者から観察できない自己の内面（感覚，感情，思考など）に向けられる私的自己意識（private self-consciousness）である。これらの用語は、注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態（self-awareness），私的自覚状態（private self-awareness）と混同されやすく、区別されずに用いられる場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の誘導因==&lt;br /&gt;
===公的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
①	他者に観察されること（観衆の視線にさらされること、録画・録音装置を向けられること）&lt;br /&gt;
②	自己のフィードバックを与えられること（自分の写真やビデオ映像を見ること，録音された自分の声を聴くこと）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識を高める誘導因===&lt;br /&gt;
①	内省&lt;br /&gt;
②	日記を書く&lt;br /&gt;
③	白昼夢&lt;br /&gt;
④	瞑想&lt;br /&gt;
⑤	小さな鏡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の心理学的作用==&lt;br /&gt;
===公的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
他者やカメラによって観察されることで公的自己意識が高められると、基準と自己の実態とのズレが鋭く意識される。このズレにより当惑や恥などのネガティブな感情（自己意識情動とよばれる）を感じやすくなる。また、このようなズレを低減させるために、自己の判断や行動を他者と一致させる同調行動が出現しやすくなる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===私的自己意識がもたらす作用===&lt;br /&gt;
私的自己意識が高められると、そのとき感じている感情が強化される。このような感情強化は、歓喜、恐怖、悲しみ、憂鬱、敵意などあらゆる感情にあてはまる。また、感情的なものだけに限らず、自分の身体状態や態度などをより正確に知覚できるようになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識特性==&lt;br /&gt;
自己自身に対する意識を向けやすさには個人差がある。フェニグスタイン（Fenigstein, A, Scheier, M. F. &amp;amp; Buss, A. H., 1975）らは自己意識特性を測定するために、自己意識尺度（self-consciousness scale）を作成した。日本語版自己意識尺度は菅原健介氏により1984年に作成された。自己意識と同様に、外から見える自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す公的自己意識特性と、外からは見えない自己の側面に注意を向ける程度の個人差を示す私的自己意識特性の2つに分けて測定される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識の発達==&lt;br /&gt;
自己意識を調べる有力な方法としてこれまで多く用いられてきたのが、Gallup(1970)によって考案されたマークテストである。動物が鏡に映った自分を自分と認識できるかどうか（鏡映認知）を調べることによって、自己意識を測ろうという目的を持って開発されたテストである。対象動物を麻酔で眠らせている間に、自分では見えない場所（例：おでこ）に色のついたマークをつける。その後、麻酔から醒めて鏡に向かった対象動物がどのような行動を取るのかを観察する。このとき直接見えない自分のおでこを触るという行動がみられたならば、鏡に映っているのが自分であると認識できているとみなされる。マークを触るということは、「自己イメージ」のようなものを持っていて、それとは異なることに気づいていることを意味するので、自己意識の存在を示唆すると考えられる。チンパンジーやオランウータンなどの大型類人猿はこのマークテストを通過するが、サルは通過しないことが知られている。近年はゾウやイルカなどもマークテストを通過することが報告されている。ヒトの赤ちゃんの場合、生後1歳半から2歳頃になるとマークテストを通過する。これは「当惑する」「嫉妬する」などの自己を意識した行動が表れる時期とも合致するため、ヒトは2歳前後に自己意識を獲得すると推測されている。これは公的自己意識に相当するものと考えられるが、私的自己意識が発達するのはもう少し後の時期と考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2702864 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4982211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==自己意識に関わる神経基盤==&lt;br /&gt;
2000年頃から機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて自己意識に関わる神経基盤が調べられている。他者の顔に比べて自分の顔を見ているときには、右側前頭頭頂ネットワークが強く活動することが繰り返し報告されている一方で、自己顔認知への左半球優位性を示す結果も少なからずある。これら自己顔に対する脳活動を示す脳領域は、自己の外面に対する意識が関係していると言える。一方、自己の内面に対する意識に関わる脳領域を調べるために、自己の身体状態、感情、特性などを評価する自己内省課題が用いられている。これらの課題を行っているときには、帯状回皮質（cingulate cortex）や楔前部（precuneus）を含む大脳皮質正中内側部構造（cortical midline structure）の活動が増大することが報告されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;10962615 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12195428&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15301749&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：自意識&lt;br /&gt;
重要な関連語：自己認知&lt;br /&gt;
（執筆者：守田知代、担当編集委員：定藤規弘）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Tomoyomorita</name></author>
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