<?xml version="1.0"?>
<feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom" xml:lang="ja">
	<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/api.php?action=feedcontributions&amp;feedformat=atom&amp;user=Yoshiohata</id>
	<title>脳科学辞典 - 利用者の投稿記録 [ja]</title>
	<link rel="self" type="application/atom+xml" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/api.php?action=feedcontributions&amp;feedformat=atom&amp;user=Yoshiohata"/>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5:%E6%8A%95%E7%A8%BF%E8%A8%98%E9%8C%B2/Yoshiohata"/>
	<updated>2026-04-12T09:03:42Z</updated>
	<subtitle>利用者の投稿記録</subtitle>
	<generator>MediaWiki 1.43.8</generator>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36809</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36809"/>
		<updated>2016-10-05T04:02:51Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/yhata 畠 義郎]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;鳥取大学大学院医学系研究科&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
DOI：&amp;lt;selfdoi /&amp;gt;　原稿受付日：2016年9月21日　原稿完成日：2016年月日&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
担当編集委員：[http://researchmap.jp/ichirofujita 藤田 一郎]（大阪大学 大学院生命機能研究科）&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英：ocular dominance、独：Okulardominanz、仏：dominance oculaire&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは、左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼にのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンの、それぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位性とは==&lt;br /&gt;
　2つの[[眼]]で捉えた[[視覚]]情報は脳において1つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　それぞれの[[眼球]]を出た[[視神経]]は[[視交叉]]で融合し、すぐ再び左右に分離して[[視索]]となる。この時、視神経[[軸索]]の一部は交差して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の[[網膜]]の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交差のアイデアは[[wj:アイザック・ニュートン|アイザック・ニュートン]]が最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは[[大脳皮質]][[一次視覚野]]で初めて観察される。個々のニューロンがどちらの眼により強く反応するかを[[眼優位性]]と呼ぶ。このように眼優位性は視覚野ニューロンの反応特徴であって、いわゆる「[[利き目]]（dominant eye）」のことではない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられた後、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[哺乳類]]では、網膜によって受容された視覚情報は、[[視床]]の[[外側膝状体]]（lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。[[霊長類]]や[[ネコ]]ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[げっ歯類]]では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　個々のニューロンが左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける[[二次視覚野]]では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、[[両眼視差]]を利用した[[奥行き知覚]]が可能になる。実際、ネコや霊長類のV1の多くのニューロンが、両眼視差に選択的な反応を示す&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6065881 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 5721767 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17453018 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位コラム==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;一側眼球を失ったヒトの左視覚野を伸展標本とし、チトクロームオキシダーゼ染色で眼優位コラムを可視化してある。Ⅳ層部分のモンタージュを示す。標本中央部のストライブ構造が眼優位コラムである。Adams et al. (2007)&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot; /&amp;gt;より引用。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から[[白質]]まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;[[眼優位コラム]]&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な[[最初期遺伝子]]の発現&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8481787 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;や、皮質の[[内因性光学信号]]&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2165630 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;により計測すること、さらに[[チトクロームオキシダーゼ]]活性の組織染色&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 223730 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる（図2）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造は[[経ニューロン標識(transneuronal labeling)法]]により観察することができる。一方の眼球に放射性[[wj:アミノ酸|アミノ酸]]（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-プロリンなど）や[[小麦胚細胞凝集素]] ([[wheat germ agglutinin]])などをトレーサーとして注入すると、網膜[[神経節細胞]]に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類では、図2のチトクロームオキシダーゼ染色の結果と似たストライプ状の構造が見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態やサイズは[[動物]]種によって異なる。[[ヒト]]と[[マカクザル]]は共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえば[[リスザル]]では明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（[[方位選択性]]など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形成過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いて経ニューロン標識法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に[[神経終末]]の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。またこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコや[[フェレット]]でも、経ニューロン標識法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成の[[ガイダンス分子]]によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし幼弱期の網膜にパターン化された自発神経活動があること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2035024 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、その阻害が眼優位コラム形成に影響すること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17046688 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;などから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36808</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36808"/>
		<updated>2016-10-05T02:21:33Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/yhata 畠 義郎]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;鳥取大学大学院医学系研究科&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
DOI：&amp;lt;selfdoi /&amp;gt;　原稿受付日：2016年9月21日　原稿完成日：2016年月日&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
担当編集委員：[http://researchmap.jp/ichirofujita 藤田 一郎]（大阪大学 大学院生命機能研究科）&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英：ocular dominance、独：Okulardominanz、仏：dominance oculaire&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは、左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼にのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンの、それぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位性とは==&lt;br /&gt;
　2つの[[眼]]で捉えた[[視覚]]情報は脳において1つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　それぞれの[[眼球]]を出た[[視神経]]は[[視交叉]]で融合し、すぐ再び左右に分離して[[視索]]となる。この時、視神経[[軸索]]の一部は交差して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の[[網膜]]の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交差のアイデアは[[wj:アイザック・ニュートン|アイザック・ニュートン]]が最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは[[大脳皮質]][[一次視覚野]]で初めて観察される。個々のニューロンがどちらの眼により強く反応するかを[[眼優位性]]と呼ぶ。このように眼優位性は視覚野ニューロンの反応特徴であって、いわゆる「[[利き目]]（dominant eye）」のことではない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられた後、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[哺乳類]]では、網膜によって受容された視覚情報は、[[視床]]の[[外側膝状体]]（lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。[[霊長類]]や[[ネコ]]ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[げっ歯類]]では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　個々のニューロンが左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける[[二次視覚野]]では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、[[両眼視差]]を利用した[[奥行き知覚]]が可能になる。実際、ネコや霊長類のV1の多くのニューロンが、両眼視差に選択的な反応を示す&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6065881 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 5721767 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17453018 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位コラム==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;一側眼球を失ったヒトの左視覚野を伸展標本とし、チトクロームオキシダーゼ染色で眼優位コラムを可視化してある。Ⅳ層部分のモンタージュを示す。標本中央部のストライブ構造が眼優位コラムである。Adams et al. (2007)&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot; /&amp;gt;より引用。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から[[白質]]まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;[[眼優位コラム]]&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な[[最初期遺伝子]]の発現&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8481787 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;や、皮質の[[内因性光学信号]]&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2165630 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;により計測すること、さらに[[チトクロームオキシダーゼ]]活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる（図2）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造は[[経ニューロン標識(transneuronal labeling)法]]により観察することができる。一方の眼球に放射性[[wj:アミノ酸|アミノ酸]]（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-プロリンなど）や[[小麦胚細胞凝集素]] ([[wheat germ agglutinin]])などをトレーサーとして注入すると、網膜[[神経節細胞]]に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類では、図2のチトクロームオキシダーゼ染色の結果と似たストライプ状の構造が見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態やサイズは[[動物]]種によって異なる。[[ヒト]]と[[マカクザル]]は共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえば[[リスザル]]では明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（[[方位選択性]]など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形成過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いて経ニューロン標識法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に[[神経終末]]の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。またこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコや[[フェレット]]でも、経ニューロン標識法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成の[[ガイダンス分子]]によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし幼弱期の網膜にパターン化された自発神経活動があること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2035024 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、その阻害が眼優位コラム形成に影響すること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17046688 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;などから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36807</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36807"/>
		<updated>2016-10-03T06:50:29Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/yhata 畠 義郎]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;鳥取大学大学院医学系研究科&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
DOI：&amp;lt;selfdoi /&amp;gt;　原稿受付日：2016年9月21日　原稿完成日：2016年月日&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
担当編集委員：[http://researchmap.jp/ichirofujita 藤田 一郎]（大阪大学 大学院生命機能研究科）&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英：ocular dominance、独：Okulardominanz、仏：dominance oculaire&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは、左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼にのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンの、それぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位性とは==&lt;br /&gt;
　2つの[[眼]]で捉えた[[視覚]]情報は脳において1つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　それぞれの[[眼球]]を出た[[視神経]]は[[視交叉]]で融合し、すぐ再び左右に分離して[[視索]]となる。この時、視神経[[軸索]]の一部は交差して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の[[網膜]]の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交差のアイデアは[[wj:アイザック・ニュートン|アイザック・ニュートン]]が最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは[[大脳皮質]][[一次視覚野]]で初めて観察される。個々のニューロンがどちらの眼により強く反応するかを[[眼優位性]]と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「[[利き目]]（dominant eye）」ではない。利き目は物を[[立体視]]するときに正面を捕らえる方の目であり、[[指さし]]法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられた後、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[哺乳類]]では、網膜によって受容された視覚情報は、[[視床]]の[[外側膝状体]]（lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。[[霊長類]]や[[ネコ]]ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[げっ歯類]]では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　個々のニューロンが左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける[[二次視覚野]]では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、[[両眼視差]]を利用した[[奥行き知覚]]が可能になる。実際、ネコや霊長類のV1の多くのニューロンが、両眼視差に選択的な反応を示す&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6065881 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 5721767 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17453018 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位コラム==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;一側眼球を失ったヒトの左視覚野を伸展標本とし、チトクロームオキシダーゼ染色で眼優位コラムを可視化してある。Ⅳ層部分のモンタージュを示す。標本中央部のストライブ構造が眼優位コラムである。Adams et al. (2007)&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot; /&amp;gt;より引用。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から[[白質]]まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;[[眼優位コラム]]&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な[[最初期遺伝子]]の発現&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8481787 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;や、皮質の[[内因性光学信号]]&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2165630 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;により計測すること、さらに[[チトクロームオキシダーゼ]]活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる（図2）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造は[[経ニューロン標識(transneuronal labeling)法]]により観察することができる。一方の眼球に放射性[[wj:アミノ酸|アミノ酸]]（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-プロリンなど）や[[小麦胚細胞凝集素]] ([[wheat germ agglutinin]])などをトレーサーとして注入すると、網膜[[神経節細胞]]に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類では、図2のチトクロームオキシダーゼ染色の結果と似たストライプ状の構造が見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態やサイズは[[動物]]種によって異なる。[[ヒト]]と[[マカクザル]]は共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえば[[リスザル]]では明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（[[方位選択性]]など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形成過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いて経ニューロン標識法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に[[神経終末]]の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。またこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコや[[フェレット]]でも、経ニューロン標識法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成の[[ガイダンス分子]]によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし幼弱期の網膜にパターン化された自発神経活動があること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2035024 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、その阻害が眼優位コラム形成に影響すること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17046688 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;などから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36806</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36806"/>
		<updated>2016-10-03T06:49:26Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/yhata 畠 義郎]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;鳥取大学大学院医学系研究科&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
DOI：&amp;lt;selfdoi /&amp;gt;　原稿受付日：2016年9月21日　原稿完成日：2016年月日&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
担当編集委員：[http://researchmap.jp/ichirofujita 藤田 一郎]（大阪大学 大学院生命機能研究科）&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英：ocular dominance、独：Okulardominanz、仏：dominance oculaire&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは、左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼にのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンの、それぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位性とは==&lt;br /&gt;
　2つの[[眼]]で捉えた[[視覚]]情報は脳において1つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　それぞれの[[眼球]]を出た[[視神経]]は[[視交叉]]で融合し、すぐ再び左右に分離して[[視索]]となる。この時、視神経[[軸索]]の一部は交差して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の[[網膜]]の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交差のアイデアは[[wj:アイザック・ニュートン|アイザック・ニュートン]]が最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは[[大脳皮質]][[一次視覚野]]で初めて観察される。個々のニューロンがどちらの眼により強く反応するかを[[眼優位性]]と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「[[利き目]]（dominant eye）」ではない。利き目は物を[[立体視]]するときに正面を捕らえる方の目であり、[[指さし]]法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられた後、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[哺乳類]]では、網膜によって受容された視覚情報は、[[視床]]の[[外側膝状体]]（lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。[[霊長類]]や[[ネコ]]ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[げっ歯類]]では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　個々のニューロンが左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける[[二次視覚野]]では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、[[両眼視差]]を利用した[[奥行き知覚]]が可能になる。実際、ネコや霊長類のV1の多くのニューロンが、両眼視差に選択的な反応を示す&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6065881 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 5721767 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17453018 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位コラム==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;一側眼球を失ったヒトの左視覚野を伸展標本とし、チトクロームオキシダーゼ染色で眼優位コラムを可視化してある。Ⅳ層部分のモンタージュを示す。標本中央部のストライブ構造が眼優位コラムである。Adams et al. (2007)&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot; /&amp;gt;より引用。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から[[白質]]まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;[[眼優位コラム]]&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な[[最初期遺伝子]]の発現&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8481787 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;や、皮質の[[内因性光学信号]]&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2165630 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;により計測すること、さらに[[チトクロームオキシダーゼ]]活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる（図2）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造は[[経ニューロン標識(transneuronal labeling)法]]により観察することができる。一方の眼球に放射性[[wj:アミノ酸|アミノ酸]]（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-プロリンなど）や[[小麦胚細胞凝集素]] ([[wheat germ agglutinin]])などをトレーサーとして注入すると、網膜[[神経節細胞]]に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類では、図2のチトクロームオキシダーゼ染色の結果と似たストライプ状の構造が見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態やサイズは[[動物]]種によって異なる。[[ヒト]]と[[マカクザル]]は共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえば[[リスザル]]では明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（[[方位選択性]]など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形成過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いて経ニューロン標識法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に[[神経終末]]の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。またこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコや[[フェレット]]でも、transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成の[[ガイダンス分子]]によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし幼弱期の網膜にパターン化された自発神経活動があること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2035024 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、その阻害が眼優位コラム形成に影響すること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17046688 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;などから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36802</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36802"/>
		<updated>2016-10-03T06:38:32Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/yhata 畠 義郎]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;鳥取大学大学院医学系研究科&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
DOI：&amp;lt;selfdoi /&amp;gt;　原稿受付日：2016年9月21日　原稿完成日：2016年月日&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
担当編集委員：[http://researchmap.jp/ichirofujita 藤田 一郎]（大阪大学 大学院生命機能研究科）&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英：ocular dominance、独：Okulardominanz、仏：dominance oculaire&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは、左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼にのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンの、それぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位性とは==&lt;br /&gt;
　2つの[[眼]]で捉えた[[視覚]]情報は脳において1つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　それぞれの[[眼球]]を出た[[視神経]]は[[視交叉]]で融合し、すぐ再び左右に分離して[[視索]]となる。この時、視神経[[軸索]]の一部は交差して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の[[網膜]]の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交差のアイデアは[[wj:アイザック・ニュートン|アイザック・ニュートン]]が最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは[[大脳皮質]][[一次視覚野]]で初めて観察される。個々のニューロンがどちらの眼により強く反応するかを[[眼優位性]]と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「[[利き目]]（dominant eye）」ではない。利き目は物を[[立体視]]するときに正面を捕らえる方の目であり、[[指さし]]法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられた後、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[哺乳類]]では、網膜によって受容された視覚情報は、[[視床]]の[[外側膝状体]]（lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。[[霊長類]]や[[ネコ]]ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[げっ歯類]]では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　個々のニューロンが左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける[[二次視覚野]]では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、[[両眼視差]]を利用した[[奥行き知覚]]が可能になる。実際、ネコや霊長類のV1の多くのニューロンが、両眼視差に選択的な反応を示す&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6065881 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 5721767 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17453018 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位コラム==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;一側眼球を失ったヒトの左視覚野を伸展標本とし、チトクロームオキシダーゼ染色で眼優位コラムを可視化してある。Ⅳ層部分のモンタージュを示す。標本中央部のストライブ構造が眼優位コラムである。Adams et al. (2007)&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot; /&amp;gt;より引用。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から[[白質]]まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;[[眼優位コラム]]&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な[[最初期遺伝子]]の発現&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8481787 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;や、皮質の[[内因性光学信号]]&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2165630 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;により計測すること、さらに[[チトクロームオキシダーゼ]]活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる（図2）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造は[[経ニューロン標識(transneuronal labeling)法]]により観察することができる。一方の眼球に放射性[[wj:アミノ酸|アミノ酸]]（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-プロリンなど）や[[小麦胚細胞凝集素]] ([[wheat germ agglutinin]])などをトレーサーとして注入すると、網膜[[神経節細胞]]に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類では、図2のチトクロームオキシダーゼ染色の結果と似たストライプ状の構造が見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態やサイズは[[動物]]種によって異なる。[[ヒト]]と[[マカクザル]]は共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえば[[リスザル]]では明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（[[方位選択性]]など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形成過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いて経ニューロン標識法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に[[神経終末]]の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。またこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコや[[フェレット]]でも、transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成の[[ガイダンス分子]]によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36799</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36799"/>
		<updated>2016-10-03T06:32:29Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/yhata 畠 義郎]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;鳥取大学大学院医学系研究科&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
DOI：&amp;lt;selfdoi /&amp;gt;　原稿受付日：2016年9月21日　原稿完成日：2016年月日&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
担当編集委員：[http://researchmap.jp/ichirofujita 藤田 一郎]（大阪大学 大学院生命機能研究科）&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英：ocular dominance、独：Okulardominanz、仏：dominance oculaire&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは、左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼にのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンの、それぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位性とは==&lt;br /&gt;
　2つの[[眼]]で捉えた[[視覚]]情報は脳において1つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　それぞれの[[眼球]]を出た[[視神経]]は[[視交叉]]で融合し、すぐ再び左右に分離して[[視索]]となる。この時、視神経[[軸索]]の一部は交差して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の[[網膜]]の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交差のアイデアは[[wj:アイザック・ニュートン|アイザック・ニュートン]]が最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは[[大脳皮質]][[一次視覚野]]で初めて観察される。個々のニューロンがどちらの眼により強く反応するかを[[眼優位性]]と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「[[利き目]]（dominant eye）」ではない。利き目は物を[[立体視]]するときに正面を捕らえる方の目であり、[[指さし]]法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられた後、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[哺乳類]]では、網膜によって受容された視覚情報は、[[視床]]の[[外側膝状体]]（lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。[[霊長類]]や[[ネコ]]ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[げっ歯類]]では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　個々のニューロンが左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける[[二次視覚野]]では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、[[両眼視差]]を利用した[[奥行き知覚]]が可能になる。実際、ネコや霊長類のV1の多くのニューロンが、両眼視差に選択的な反応を示す&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6065881 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 5721767 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17453018 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位コラム==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;一側眼球を失ったヒトの左視覚野を伸展標本とし、チトクロームオキシダーゼ染色で眼優位コラムを可視化してある。Ⅳ層部分のモンタージュを示す。標本中央部のストライブ構造が眼優位コラムである。Adams et al. (2007)&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot; /&amp;gt;より引用。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から[[白質]]まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;[[眼優位コラム]]&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な[[最初期遺伝子]]の発現&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8481787 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;や、皮質の[[内因性光学信号]]&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2165630 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;により計測すること、さらに[[チトクロームオキシダーゼ]]活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造は[[経ニューロン標識(transneuronal labeling)法]]により観察することができる。一方の眼球に放射性[[wj:アミノ酸|アミノ酸]]（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-プロリンなど）や[[小麦胚細胞凝集素]] ([[wheat germ agglutinin]])などをトレーサーとして注入すると、網膜[[神経節細胞]]に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる（図2）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態やサイズは[[動物]]種によって異なる。[[ヒト]]と[[マカクザル]]は共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえば[[リスザル]]では明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（[[方位選択性]]など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形成過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いて経ニューロン標識法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に[[神経終末]]の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。またこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコや[[フェレット]]でも、transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成の[[ガイダンス分子]]によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36798</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36798"/>
		<updated>2016-10-03T06:22:56Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/yhata 畠 義郎]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;鳥取大学大学院医学系研究科&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
DOI：&amp;lt;selfdoi /&amp;gt;　原稿受付日：2016年9月21日　原稿完成日：2016年月日&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
担当編集委員：[http://researchmap.jp/ichirofujita 藤田 一郎]（大阪大学 大学院生命機能研究科）&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英：ocular dominance、独：Okulardominanz、仏：dominance oculaire&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは、左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼にのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンの、それぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位性とは==&lt;br /&gt;
　2つの[[眼]]で捉えた[[視覚]]情報は脳において1つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　それぞれの[[眼球]]を出た[[視神経]]は[[視交叉]]で融合し、すぐ再び左右に分離して[[視索]]となる。この時、視神経[[軸索]]の一部は交差して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の[[網膜]]の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交差のアイデアは[[wj:アイザック・ニュートン|アイザック・ニュートン]]が最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは[[大脳皮質]][[一次視覚野]]で初めて観察される。個々のニューロンがどちらの眼により強く反応するかを[[眼優位性]]と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「[[利き目]]（dominant eye）」ではない。利き目は物を[[立体視]]するときに正面を捕らえる方の目であり、[[指さし]]法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられた後、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[哺乳類]]では、網膜によって受容された視覚情報は、[[視床]]の[[外側膝状体]]（lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。[[霊長類]]や[[ネコ]]ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[げっ歯類]]では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　個々のニューロンが左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける[[二次視覚野]]では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、[[両眼視差]]を利用した[[奥行き知覚]]が可能になる。実際、ネコや霊長類のV1の多くのニューロンが、両眼視差に選択的な反応を示す&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6065881 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 5721767 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17453018 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位コラム==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;一側眼球を失ったヒトの左視覚野を伸展標本とし、チトクロームオキシダーゼ染色で眼優位コラムを可視化してある。Ⅳ層部分のモンタージュを示す。標本中央部のストライブ構造が眼優位コラムである。Adams et al. (2007)&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot; /&amp;gt;より引用。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から[[白質]]まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;[[眼優位コラム]]&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な[[最初期遺伝子]]の発現や、皮質の[[内因性光学信号]]&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 2165630 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;により計測すること、さらに[[チトクロームオキシダーゼ]]活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造は[[transneuronal labeling法]]により観察することができる。一方の眼球に放射性[[wj:アミノ酸|アミノ酸]]（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-プロリンなど）や[[小麦胚細胞凝集素]] ([[wheat germ agglutinin]])などをトレーサーとして注入すると、網膜[[神経節細胞]]に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる（図2）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態やサイズは[[動物]]種によって異なる。[[ヒト]]と[[マカクザル]]は共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえば[[リスザル]]では明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（[[方位選択性]]など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形成過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に[[神経終末]]の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。またこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコや[[フェレット]]でも、transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成の[[ガイダンス分子]]によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36797</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36797"/>
		<updated>2016-10-03T06:03:33Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/yhata 畠 義郎]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;鳥取大学大学院医学系研究科&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
DOI：&amp;lt;selfdoi /&amp;gt;　原稿受付日：2016年9月21日　原稿完成日：2016年月日&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
担当編集委員：[http://researchmap.jp/ichirofujita 藤田 一郎]（大阪大学 大学院生命機能研究科）&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英：ocular dominance、独：Okulardominanz、仏：dominance oculaire&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは、左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼にのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンの、それぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位性とは==&lt;br /&gt;
　2つの[[眼]]で捉えた[[視覚]]情報は脳において1つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　それぞれの[[眼球]]を出た[[視神経]]は[[視交叉]]で融合し、すぐ再び左右に分離して[[視索]]となる。この時、視神経[[軸索]]の一部は交差して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の[[網膜]]の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交差のアイデアは[[wj:アイザック・ニュートン|アイザック・ニュートン]]が最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは[[大脳皮質]][[一次視覚野]]で初めて観察される。個々のニューロンがどちらの眼により強く反応するかを[[眼優位性]]と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「[[利き目]]（dominant eye）」ではない。利き目は物を[[立体視]]するときに正面を捕らえる方の目であり、[[指さし]]法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられた後、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[哺乳類]]では、網膜によって受容された視覚情報は、[[視床]]の[[外側膝状体]]（lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。[[霊長類]]や[[ネコ]]ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[げっ歯類]]では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　個々のニューロンが左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける[[二次視覚野]]では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、[[両眼視差]]を利用した[[奥行き知覚]]が可能になる。実際、ネコや霊長類のV1の多くのニューロンが、両眼視差に選択的な反応を示す&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6065881 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 5721767 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17453018 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位コラム==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;一側眼球を失ったヒトの左視覚野を伸展標本とし、チトクロームオキシダーゼ染色で眼優位コラムを可視化してある。Ⅳ層部分のモンタージュを示す。標本中央部のストライブ構造が眼優位コラムである。Adams et al. (2007)&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot; /&amp;gt;より引用。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から[[白質]]まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;[[眼優位コラム]]&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な[[最初期遺伝子]]の発現や、皮質の[[内因性光学信号]]により計測すること、さらに[[チトクロームオキシダーゼ]]活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造は[[transneuronal labeling法]]により観察することができる。一方の眼球に放射性[[wj:アミノ酸|アミノ酸]]（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-プロリンなど）や[[小麦胚細胞凝集素]] ([[wheat germ agglutinin]])などをトレーサーとして注入すると、網膜[[神経節細胞]]に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる（図2）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態やサイズは[[動物]]種によって異なる。[[ヒト]]と[[マカクザル]]は共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえば[[リスザル]]では明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（[[方位選択性]]など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形成過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に[[神経終末]]の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。またこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコや[[フェレット]]でも、transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成の[[ガイダンス分子]]によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36796</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36796"/>
		<updated>2016-10-03T05:56:31Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/yhata 畠 義郎]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;鳥取大学大学院医学系研究科&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
DOI：&amp;lt;selfdoi /&amp;gt;　原稿受付日：2016年9月21日　原稿完成日：2016年月日&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
担当編集委員：[http://researchmap.jp/ichirofujita 藤田 一郎]（大阪大学 大学院生命機能研究科）&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英：ocular dominance、独：Okulardominanz、仏：dominance oculaire&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは、左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼にのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンの、それぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位性とは==&lt;br /&gt;
　2つの[[眼]]で捉えた[[視覚]]情報は脳において1つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　それぞれの[[眼球]]を出た[[視神経]]は[[視交叉]]で融合し、すぐ再び左右に分離して[[視索]]となる。この時、視神経[[軸索]]の一部は交差して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の[[網膜]]の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交差のアイデアは[[wj:アイザック・ニュートン|アイザック・ニュートン]]が最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは[[大脳皮質]][[一次視覚野]]で初めて観察される。個々のニューロンがどちらの眼により強く反応するかを[[眼優位性]]と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「[[利き目]]（dominant eye）」ではない。利き目は物を[[立体視]]するときに正面を捕らえる方の目であり、[[指さし]]法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられた後、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　[[哺乳類]]では、網膜によって受容された視覚情報は、[[視床]]の[[外側膝状体]]（lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。[[霊長類]]や[[ネコ]]ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[げっ歯類]]では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　個々のニューロンが左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける[[二次視覚野]]では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、[[両眼視差]]を利用した[[奥行き知覚]]が可能になる。実際、ネコや霊長類のV1の多くのニューロンが、両眼視差に選択的な反応を示す&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6065881 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 5721767 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位コラム==&lt;br /&gt;
[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|350px|thumb|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;一側眼球を失ったヒトの左視覚野を伸展標本とし、チトクロームオキシダーゼ染色で眼優位コラムを可視化してある。Ⅳ層部分のモンタージュを示す。標本中央部のストライブ構造が眼優位コラムである。Adams et al. (2007)&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot; /&amp;gt;より引用。]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から[[白質]]まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;[[眼優位コラム]]&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な[[最初期遺伝子]]の発現や、皮質の[[内因性光学信号]]により計測すること、さらに[[チトクロームオキシダーゼ]]活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造は[[transneuronal labeling法]]により観察することができる。一方の眼球に放射性[[wj:アミノ酸|アミノ酸]]（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-プロリンなど）や[[小麦胚細胞凝集素]] ([[wheat germ agglutinin]])などをトレーサーとして注入すると、網膜[[神経節細胞]]に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる（図2）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態やサイズは[[動物]]種によって異なる。[[ヒト]]と[[マカクザル]]は共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえば[[リスザル]]では明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（[[方位選択性]]など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形成過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に[[神経終末]]の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。またこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコや[[フェレット]]でも、transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成の[[ガイダンス分子]]によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
*[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36757</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36757"/>
		<updated>2016-09-19T01:35:39Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英：ocular dominance, 独：Okulardominanz&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは、左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼にのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンの、それぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位性とは==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交差で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交差して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交差のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンがどちらの眼により強く反応するかを眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目（dominant eye）」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|400px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられた後、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類やネコではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　個々のニューロンが左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位コラム==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;眼優位コラム&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる（図2）。[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|400px|thumb|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;一側眼球を失ったヒトの左視覚野を伸展標本とし、チトクロームオキシダーゼ染色で眼優位コラムを可視化してある。Ⅳ層部分のモンタージュを示す。標本中央部のストライブ構造が眼優位コラムである。Adams et al. (2007)&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot; /&amp;gt;より引用。]]眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形成過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。またこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36756</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36756"/>
		<updated>2016-09-19T01:25:16Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは、左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼にのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンの、それぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交差で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交差して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交差のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンがどちらの眼により強く反応するかを眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目（dominant eye）」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|400px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられた後、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類やネコではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　個々のニューロンが左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==眼優位コラム==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;眼優位コラム&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる（図2）。[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|400px|thumb|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;一側眼球を失ったヒトの左視覚野を伸展標本とし、チトクロームオキシダーゼ染色で眼優位コラムを可視化してある。Ⅳ層部分のモンタージュを示す。標本中央部のストライブ構造が眼優位コラムである。Adams et al. (2007)&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot; /&amp;gt;より引用。]]眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形成過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。またこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yoshiohata_fig_1.jpg&amp;diff=36755</id>
		<title>ファイル:Yoshiohata fig 1.jpg</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yoshiohata_fig_1.jpg&amp;diff=36755"/>
		<updated>2016-09-19T01:18:47Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: Yoshiohata 「ファイル:Yoshiohata fig 1.jpg」の新しい版をアップロードしました&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36754</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36754"/>
		<updated>2016-09-19T01:13:13Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは、左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼にのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンの、それぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交差で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交差して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交差のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンがどちらの眼により強く反応するかを眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目（dominant eye）」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|400px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられ、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類やネコではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「形態学的特徴」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;眼優位コラム&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4423575 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方の眼球に放射性アミノ酸（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる（図2）。[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|400px|thumb|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;一側眼球を失ったヒトの左視覚野を伸展標本とし、チトクロームオキシダーゼ染色で眼優位コラムを可視化してある。Ⅳ層部分のモンタージュを示す。標本中央部のストライブ構造が眼優位コラムである。Adams et al. (2007)&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot; /&amp;gt;より引用。]]眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかしコラム構造がどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36753</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36753"/>
		<updated>2016-09-16T23:46:51Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンそれぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目（dominant eye）」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|400px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられ、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類やネコではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「形態学的特徴」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;眼優位コラム&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4423575 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方の眼球に放射性アミノ酸（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる（図2）。[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|400px|thumb|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;一側眼球を失ったヒトの左視覚野を伸展標本とし、チトクロームオキシダーゼ染色で眼優位コラムを可視化してある。Ⅳ層部分のモンタージュを示す。標本中央部のストライブ構造が眼優位コラムである。Adams et al. (2007)&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot; /&amp;gt;より引用。]]眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかしコラム構造がどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36752</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36752"/>
		<updated>2016-09-16T23:45:55Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンそれぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目（dominant eye）」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|400px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられ、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類やネコではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「形態学的特徴」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;眼優位コラム&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4423575 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方の眼球に放射性アミノ酸（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる（図2）。[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|400px|right|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;一側眼球を失ったヒトの左視覚野を伸展標本とし、チトクロームオキシダーゼ染色で眼優位コラムを可視化してある。Ⅳ層部分のモンタージュを示す。標本中央部のストライブ構造が眼優位コラムである。Adams et al. (2007)&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot; /&amp;gt;より引用。]]眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかしコラム構造がどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yoshiohata_fig_2.jpg&amp;diff=36751</id>
		<title>ファイル:Yoshiohata fig 2.jpg</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yoshiohata_fig_2.jpg&amp;diff=36751"/>
		<updated>2016-09-16T23:43:03Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: Yoshiohata 「ファイル:Yoshiohata fig 2.jpg」の新しい版をアップロードしました&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36750</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36750"/>
		<updated>2016-09-16T23:41:47Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンそれぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目（dominant eye）」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|400px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられ、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類やネコではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「形態学的特徴」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;眼優位コラム&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4423575 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方の眼球に放射性アミノ酸（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる（図2）。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかしコラム構造がどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yoshiohata_fig_2.jpg&amp;diff=36749</id>
		<title>ファイル:Yoshiohata fig 2.jpg</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yoshiohata_fig_2.jpg&amp;diff=36749"/>
		<updated>2016-09-16T23:40:27Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: Yoshiohata 「ファイル:Yoshiohata fig 2.jpg」の新しい版をアップロードしました&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yoshiohata_fig_2.jpg&amp;diff=36748</id>
		<title>ファイル:Yoshiohata fig 2.jpg</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yoshiohata_fig_2.jpg&amp;diff=36748"/>
		<updated>2016-09-16T23:36:23Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: Yoshiohata 「ファイル:Yoshiohata fig 2.jpg」の新しい版をアップロードしました&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yoshiohata_fig_2.jpg&amp;diff=36747</id>
		<title>ファイル:Yoshiohata fig 2.jpg</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yoshiohata_fig_2.jpg&amp;diff=36747"/>
		<updated>2016-09-16T23:32:43Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: Yoshiohata 「ファイル:Yoshiohata fig 2.jpg」の新しい版をアップロードしました&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36746</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36746"/>
		<updated>2016-09-16T06:46:27Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンそれぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目（dominant eye）」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|400px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;ネコ視覚伝導路を示す。視野の半分（実線部分）の情報は両眼で捉えられ、一側のLGNの異なる層に伝達される。LGNニューロンはV1のⅣ層に投射する。]]この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類やネコではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「形態学的特徴」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;眼優位コラム&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4423575 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方の眼球に放射性アミノ酸（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる（図2）。[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|400px|thumb|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;チトクロームオキシダーゼ染色で可視化したヒトの眼優位コラム。一側眼球を失ったヒトの左視覚野を伸展標本とし、Ⅳ層部分のモンタージュを示す。ストライブ構造が眼優位コラムであり写真左が網膜の中心窩、右が周辺部を再現する領域である。Adams et al. (2007)&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot; /&amp;gt;より改変引用。]]眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref name=&amp;quot;humanOcDom&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかしコラム構造がどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36745</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36745"/>
		<updated>2016-09-16T06:25:58Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンそれぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目（dominant eye）」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される（図1）。[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|400px|thumb|&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;]]この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類やネコではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「形態学的特徴」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;眼優位コラム&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4423575 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方の眼球に放射性アミノ酸（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる（図2）。[[ファイル:Yoshiohata_fig_2.jpg|400px|thumb|&#039;&#039;&#039;図2.ヒトの眼優位コラム&#039;&#039;&#039;]]。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかしコラム構造がどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36744</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36744"/>
		<updated>2016-09-16T06:20:09Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンそれぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目（dominant eye）」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。[[ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|250px||&#039;&#039;&#039;図1.視覚伝導路の模式図&#039;&#039;&#039;]]この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類やネコではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「形態学的特徴」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;眼優位コラム&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4423575 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方の眼球に放射性アミノ酸（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかしコラム構造がどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36743</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36743"/>
		<updated>2016-09-16T06:13:41Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンそれぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目（dominant eye）」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。&amp;lt;gallery&amp;gt;ファイル:Yoshiohata_fig_1.jpg|視覚伝導路の模式図&amp;lt;/gallery&amp;gt;&lt;br /&gt;
この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類やネコではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「形態学的特徴」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;眼優位コラム&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4423575 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方の眼球に放射性アミノ酸（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかしコラム構造がどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36742</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36742"/>
		<updated>2016-09-16T05:58:47Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼により強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このような、視覚野ニューロンそれぞれの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目（dominant eye）」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類やネコではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「形態学的特徴」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階で多くの両眼反応ニューロンが見られる。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示していても、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、&#039;&#039;&#039;眼優位コラム&#039;&#039;&#039;と呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4423575 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方の眼球に放射性アミノ酸（[&amp;lt;sup&amp;gt;3&amp;lt;/sup&amp;gt;H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかしコラム構造がどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yoshiohata_fig_2.jpg&amp;diff=36741</id>
		<title>ファイル:Yoshiohata fig 2.jpg</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yoshiohata_fig_2.jpg&amp;diff=36741"/>
		<updated>2016-09-16T05:42:17Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yoshiohata_fig_1.jpg&amp;diff=36740</id>
		<title>ファイル:Yoshiohata fig 1.jpg</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yoshiohata_fig_1.jpg&amp;diff=36740"/>
		<updated>2016-09-16T05:41:29Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36737</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36737"/>
		<updated>2016-09-15T07:38:17Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階で両眼反応性を持つニューロンがかなり見られる&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4423575 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかしコラム構造がどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
[[臨界期]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%87%A8%E7%95%8C%E6%9C%9F&amp;diff=36736</id>
		<title>臨界期</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E8%87%A8%E7%95%8C%E6%9C%9F&amp;diff=36736"/>
		<updated>2016-09-15T07:37:49Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: /* 関連項目 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/sayakasugiyama 杉山 清佳]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;新潟大学&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
DOI：&amp;lt;selfdoi /&amp;gt;　原稿受付日：2015年9月1日　原稿完成日：2015年11月3日&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
担当編集委員：[http://researchmap.jp/noriko1128 大隅 典子]（東北大学 大学院医学系研究科 附属創生応用医学研究センター [[脳神経]]科学コアセンター 発生発達神経科学分野）&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英語名：critical period　独：kritische Periode　仏：périodes critiques&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：敏感期 (sensitive period)、感受性期&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　臨界期とは、神経回路網の可塑性が一過的に高まる生後の限られた時期であり、生涯にわたる学習とは一線を画する。脳の神経回路は、生後の体験・経験により成長する。特に、視覚や聴覚などの感覚の機能や、母国語の習得に関わる神経回路は、臨界期の経験によって集中的に形成される。近年の遺伝子改変マウスを用いた研究から、臨界期のメカニズムが少しずつ明らかになってきている。視覚（眼優位性）モデルにおいては、大脳皮質の抑制性介在ニューロンの発達が臨界期の可塑性の制御に重要であることが示唆されている。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==臨界期とは==&lt;br /&gt;
　[[wikipedia:ja:コンラート・ローレンツ|Konrad Lorenz]]（1958）によって提唱された「[[刷り込み]]」の現象は、行動学からの臨界期への最初のアプローチと考えられる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;13615332&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[ニワトリ]]や[[カモ]]など早成性の鳥では、孵化の直後から目が見えており、数時間の内に近くにいる親鳥の姿を記憶する（刷り込む）。ヒヨコは鳥の形をした物に惹かれる傾向があるが、暗闇の中で飼育されるとその傾向を失う。興味深いことに、鳥類だけでなく、[[ヒト]]の新生児も顔の形に惹かれる傾向があり、数か月の内にヒトと[[サル]]の顔を区別することが出来るようになることが知られている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;12016317&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。神経科学の分野では、[[wikipedia:ja:デイヴィッド・ヒューベル|Hubel]] と[[wikipedia:ja:トルステン・ウィーセル|Wiesel]]（1963）によって示された「[[眼優位性可塑性]]（[[ocular dominance plasticity]]）」が、半世紀以上にわたり臨界期研究の良いモデルとなっている&amp;lt;ref name=ref3&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;14084161&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらに近年では、[[wikipedia:ja:英語耳|英語耳]]や[[絶対音感]]の臨界期が取り上げられ、臨界期は[[wikipedia:ja:幼児教育|幼児教育]]の分野にも影響を与えている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　昨今の神経科学分野における盛んな研究活動により、一定の期間に観察された[[神経細胞]]の[[可塑性]]に対して「臨界期」という言葉が頻繁に使われるようになっている。一方、従来からの臨界期モデルに焦点を当てると、臨界期とは次のような特徴を持つ期間であることが分かる。&lt;br /&gt;
#競合する2つ以上の入力が経験（活動）依存的に選択される。&lt;br /&gt;
#入力の選択は神経細胞の刈り込み・伸長など脳内の形態学的な変化に帰結する。&lt;br /&gt;
#始まりと終わりの時期は齢に依らず経験によって決まる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　さらに、最も重要な特徴として、「臨界期」は可塑性が一過的に亢進する生後の限られた期間であり、生涯にわたる学習などの可塑性とは一線を画することが挙げられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==例==&lt;br /&gt;
===回路形成の臨界期モデル===&lt;br /&gt;
　近年の[[動物モデル]]の解析から、[[運動系]]と[[感覚系]]（[[視覚]]、[[体性感覚]]、[[嗅覚]]、[[聴覚]]）において、生後間もない臨界期が観察されている&amp;lt;ref name=ref4&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;15217343&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[中枢神経]]と[[末梢神経]]の発生発達期には、神経細胞から伸びた過剰な[[軸索]]が神経活動に依存して競合的に刈り込まれ、一生涯の機能的回路が形成される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　例えば、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
:1. 複数の神経細胞からの[[軸索投射]]が、単一細胞からの投射に択一される系として、[[神経筋接合部]]（neuromuscular junction）や[[小脳]][[プルキンエ細胞]]への[[登上線維]]投射などが知られている&amp;lt;ref name=ref5&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;19481442&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　また&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
:2. 重なり合った[[軸索]]投射が、それぞれ分離して緻密化される系として、感覚系（視覚、体性感覚、嗅覚、聴覚）における[[投射マップ]]形成などが報告されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===回路再編の臨界期モデル===&lt;br /&gt;
[[image:臨界期.png|thumb|250px|&#039;&#039;&#039;図．マウスの視覚経路と眼優位性の臨界期&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;網膜鼻側からの軸索（青色）は視交差を通り反対側の外側膝状体に投射する。耳側からの軸索の一部（赤色）は同側に投射し、大脳視覚野の両眼視領域において両眼の情報が統合される。臨界期に片眼を閉じると、閉じた眼からの入力を担う外側膝状体細胞の軸索は退縮し、眼優位性の変化と視力の低下が引き起こされる。]]&lt;br /&gt;
　生後の早い時期に観察される臨界期は、広く張り巡らされた神経回路を神経活動によって厳選し、緻密化するための時期である。一方で、動物個体に経験の偏りが生じたとき、既存の回路を再編するための臨界期も存在する&amp;lt;ref name=ref4 /&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　例えば、歌を覚える[[鳥類]]（[[オウム]]/[[インコ]]類、[[ハチドリ]]類、[[鳴禽類]]）には、歌を覚えるための臨界期がある。鳴禽類の[[キンカチョウ]]は、孵化後20日から90日頃までに歌を学習し、臨界期に覚えた1つの歌を生涯歌い続けることが知られている。キンカチョウは歌を学習するための特別な回路を持っており、臨界期であれば回路の再編によって歌を覚えなおすことが出来る。歌の学習ができる動物種は[[ヒト]]を含め非常に稀である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ヒトの[[言語習得]]の過程も、キンカチョウの歌学習に似た「[[感覚学習]]（聞き覚え）」と「[[感覚運動学習]]（[[発声学習]]）」の段階を踏むことが示唆されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　また、[[wikipedia:ja:猛禽類|猛禽類]]の[[フクロウ]]では、視覚と聴覚から得られた標的（獲物）の位置情報を一致させるための臨界期が存在する。臨界期のフクロウにプリズムゴーグルをつけ視覚の位置情報を20度以上ずらすと、視覚と聴覚のズレを修正するように聴覚の回路が再構築される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　どちらの眼からの入力を多く受けるか（眼優位性）は、臨界期の視覚経験に依存して可塑的に変化する&amp;lt;ref name=ref3 /&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;NW DAW&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Visual Development&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;Plenum (New York)&#039;&#039;:1995&amp;lt;/ref&amp;gt; 。これを眼優位性可塑性とよぶ。眼優位性可塑性は現在までに神経生理学、神経解剖学、分子生物学などの様々な見地から解析され、臨界期のメカニズムを探求する上で良いモデルとなっている。[[マウス]]からヒトまで、両目で見た情報は[[大脳皮質]]の[[第一次視覚野]]で初めて統合され、物の立体的特徴は正確に捉えられる。[[げっ歯類]]では、[[網膜]][[神経節細胞]]からの軸索の多くは反対側の視覚野に伸び、一部が同側の視覚野に投射して両眼視領域を形成する。[[ネコ]]やヒトでは、左右の網膜からの入力は両側の視覚野に投射し、第4層において互いに分離して縞模様を作り、第2/3層において初めて統合される。幼年期（ヒトでは9歳頃まで）に偏った視覚経験を受けると（例えば、片眼に長期間眼帯をすると）、閉じられた眼からの情報よりも開いた眼からの情報を多く受け取るように、神経回路が作り変えられる。その結果、閉じられた眼の入力を中継する[[外側膝状体]]細胞の軸索（[[視床-皮質投射]]）は、視覚野において著しく萎縮し（&#039;&#039;&#039;図&#039;&#039;&#039;）、閉じられた眼の視力は弱くなる（[[弱視]]）。弱視は、就学前までの子どもの2～4%に見られる決して珍しくない疾患である。げっ歯類でも同様に、生後20 - 40日頃に眼優位性の臨界期があり、臨界期に閉じられた眼の視力は弱くなる。マウスからヒトまで、弱視を回復するためには可塑性が高い臨界期のうちに治療を施す必要があり、大人になってからの治療では回復が難しいことが知られている。治療は、良い方の眼にアイパッチを施し、さらに弱視の眼（多くは遠視である）を[[wikipedia:ja:眼鏡|眼鏡]]で矯正するという方法が一般的である。一方、子どもの精神的な負担を軽減するために、治療の時間を短くする研究も行われている。弱視の眼で見る機会を増やすよう工夫された[[wikipedia:ja:テトリス|テトリス]]ゲームを行うことで、両眼視のトレーニングを行い、効率的に治療する方法も開発され始めている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　生後の大脳視覚野には、眼優位性だけでなく、[[方位選択性]]（orientation/direction selectivity）の臨界期もある&amp;lt;ref name=ref4 /&amp;gt;。ネコの第一次視覚野においては、特定の方位の動きに強く反応する（特定の方位選択性を持つ）細胞が集まり、カラム構造を形成する。視覚野においてそれぞれのカラム構造は方位マップを形成しており、隣りあったカラムは似た方位選択性を見せる。げっ歯類では、方位選択性を持つ細胞がゴマ塩状に分布し（編集部コメント：salt-and-pepperの訳かと思いますが、判りにくいと思います）、カラム構造を形成することはない。 方位マップも観察されず、似た方位選択性を持つ細胞が視覚野に離れて存在する。方位選択性は経験に依存して形成され、その臨界期は、眼優位性より少し先行する。げっ歯類では、両眼視領域の細胞は両眼からの入力を同時に受けることが多い。そのため、両眼視領域の単一細胞の方位選択性は、臨界期の経験により両眼で統一されることが重要である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==メカニズム==&lt;br /&gt;
　臨界期は、大きく2つの時期に分けられる。1つ目は、遺伝子設計図に従い伸展した神経回路が、早期の神経活動により機能的に刈り込まれる臨界期、2つ目は、個体が独自の経験、刺激を継続的に受けることにより、既存の神経回路が再編される臨界期である。前者の神経回路の刈り込みには、回路で使用される[[神経伝達物質]]とその[[受容体]]の[[シグナル伝達]]系の役割が重要である。さらに、出生による[[セロトニン]]量の減少や、[[C1q補体ファミリー]]などの[[wikipedia:ja:免疫|免疫]]系因子が軸索の分離や刈り込みに関与することが示唆されている&amp;lt;ref name=ref5 /&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　後者の臨界期には、眼優位性可塑性の研究から、回路で使用される神経伝達物質/受容体や片眼遮蔽により活性化される因子（[[組織プラスミノーゲン活性化因子]] ([[tissue plasminogen activator]]、[[tPA]])など）に加え、[[興奮-抑制バランス]]が重要であることが分かってきている。未熟な脳では興奮性活動が相対的に強いが、抑制機能が発達して自発発火が抑えられ、視覚入力による発火が顕著になると眼優位性の臨界期が活性化される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　抑制性[[介在ニューロン]]のなかでも、[[パルブアルブミン]]陽性細胞の機能発達が臨界期を制御する鍵と考えられる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;19907494&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。臨界期の可塑性の高まりは、興奮-抑制バランスが入力に応じて柔軟に変化する時期に見られ、特に、優位な入力をより多く受け取るように抑制機能が作用する。さらに、興奮-抑制バランスが固定化されると、臨界期が終わると推測される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;23975100&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。パルブアルブミン陽性細胞の機能発達に関与する分子（[[GAD65]]、[[BDNF]]、[[Otx2]]、[[NARP]]）を欠損したマウスでは、臨界期が誘導されない&amp;lt;ref name=ref4 /&amp;gt;&amp;lt;ref name=ref9&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;18692473&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;23889936&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。また細胞形態や抑制機能の固定化に関与する分子（[[Nogo受容体]]、[[コンドロイチン硫酸プロテオグリカン]]、[[Lynx1]]）を欠損したマウスでは、臨界期が終わらないことが示唆されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt;21068299&amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　一方で、方位選択性の臨界期には、抑制性介在ニューロンの発達よりもむしろ[[興奮性シナプス]]の可塑性が重要である。GAD65やOtx2の欠損マウスでは方位選択性が正常に形成されるのに対し、GluN2A ([[NR2A]], [[GluRε1]])や[[PSD-95]]の欠損マウスでは、眼優位性可塑性の異常よりも、方位選択性の形成不全のほうが顕著に見られる&amp;lt;ref name=ref4 /&amp;gt;&amp;lt;ref name=ref9/&amp;gt;。ほぼ同時期に同じ視覚野において見られる臨界期でも、回路によって可塑性のメカニズムは異なることが示唆される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
* [[眼優位性]]&lt;br /&gt;
* [[シナプスの刈り込み]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36735</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36735"/>
		<updated>2016-09-15T07:36:41Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階で両眼反応性を持つニューロンがかなり見られる&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4423575 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかしコラム構造がどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 702379 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8774447 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11082053 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 11135259 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
臨界期&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36734</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36734"/>
		<updated>2016-09-15T07:27:34Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階で両眼反応性を持つニューロンがかなり見られる&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4423575 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかしコラム構造がどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8980725 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 7207626 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 6772696 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36733</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36733"/>
		<updated>2016-09-15T06:42:02Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階で両眼反応性を持つニューロンがかなり見られる&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4423575 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかしコラム構造がどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36732</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36732"/>
		<updated>2016-09-15T06:39:52Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階で両眼反応性を持つニューロンがかなり見られる&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色など様々な方法で眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4423575 &amp;lt;pubmed/&amp;gt;&amp;lt;ref/&amp;gt;。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 8929431 &amp;lt;pubmed/&amp;gt;&amp;lt;ref/&amp;gt;、ヒトでは700-1000μmとやや広い&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 17898211 &amp;lt;pubmed/&amp;gt;&amp;lt;ref/&amp;gt;。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12110955 &amp;lt;pubmed/&amp;gt;&amp;lt;ref/&amp;gt;。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 12536211 &amp;lt;pubmed/&amp;gt;&amp;lt;ref/&amp;gt;。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかしコラム構造がどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが、一方で神経回路の副次的な構造であり特に機能は無いとする意見もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 15937015 &amp;lt;pubmed/&amp;gt;&amp;lt;ref/&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36731</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36731"/>
		<updated>2016-09-15T05:28:20Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階で両眼反応性を持つニューロンがかなり見られる&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36730</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36730"/>
		<updated>2016-09-15T05:26:29Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階で両眼反応性を持つニューロンがかなり見られる&amp;lt;ref name=&amp;quot;catv1&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している&amp;lt;ref name=&amp;quot;catV1&amp;quot; /&amp;gt;。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36729</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36729"/>
		<updated>2016-09-15T05:24:26Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階で両眼反応性を持つニューロンがかなり見られる&amp;lt;ref name=catv1&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している&amp;lt;ref name=catV1/&amp;gt;。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36728</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36728"/>
		<updated>2016-09-15T04:51:19Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階で両眼反応性を持つニューロンがかなり見られる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3199191 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 3746399 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している（Hubel &amp;amp; Wiesel, 1963）。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36727</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36727"/>
		<updated>2016-09-15T04:46:19Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階で両眼反応性を持つニューロンがかなり見られる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近いのに対して、げっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 1112925 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt; 。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 21263036 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている（Poggio et al., 1988）。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある（Ohzawa &amp;amp; Freeman, 1986）。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している（Hubel &amp;amp; Wiesel, 1963）。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36726</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36726"/>
		<updated>2016-09-15T04:31:22Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。&amp;lt;br&amp;gt;個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンの多くは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 4966457 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階で両眼反応性を持つニューロンがかなり見られる&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近い。しかしげっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる（Bi et al., 2011）。&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている（Poggio et al., 1988）。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある（Ohzawa &amp;amp; Freeman, 1986）。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している（Hubel &amp;amp; Wiesel, 1963）。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36719</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36719"/>
		<updated>2016-09-15T01:20:12Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。&amp;lt;br&amp;gt;個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の6層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではそれぞれの眼からの入力軸索がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する。ただし左右どちらの眼にどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）&amp;lt;ref&amp;gt;&amp;lt;pubmed&amp;gt; 14449617 &amp;lt;/pubmed&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階ですでに両眼反応性を持つニューロンが見られる。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近い。しかしげっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる（Bi et al., 2011）。&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている（Poggio et al., 1988）。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある（Ohzawa &amp;amp; Freeman, 1986）。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している（Hubel &amp;amp; Wiesel, 1963）。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36718</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36718"/>
		<updated>2016-09-15T01:09:16Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。&amp;lt;br&amp;gt;個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の６層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではLGNからのそれぞれの眼の入力がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する。ただし左右どちらにどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）（ref）。&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階ですでに両眼反応性を持つニューロンが見られる。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近い。しかしげっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる（Bi et al., 2011）。&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている（Poggio et al., 1988）。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある（Ohzawa &amp;amp; Freeman, 1986）。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している（Hubel &amp;amp; Wiesel, 1963）。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36717</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36717"/>
		<updated>2016-09-15T01:08:57Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。&amp;lt;br&amp;gt;個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の６層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではLGNからのそれぞれの眼の入力がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する。ただし左右どちらにどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）（ref）。&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階ですでに両眼反応性を持つニューロンが見られる。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近い。しかしげっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる（Bi et al., 2011）。&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている（Poggio et al., 1988）。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある（Ohzawa &amp;amp; Freeman, 1986）。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している（Hubel &amp;amp; Wiesel, 1963）。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36716</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36716"/>
		<updated>2016-09-15T01:01:54Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34;309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
　両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。&amp;lt;br&amp;gt;個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&amp;lt;br /&amp;gt;眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の６層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではLGNからのそれぞれの眼の入力がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する。ただし左右どちらにどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）（ref）。&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階ですでに両眼反応性を持つニューロンが見られる。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近い。しかしげっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる（Bi et al., 2011）。&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている（Poggio et al., 1988）。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある（Ohzawa &amp;amp; Freeman, 1986）。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している（Hubel &amp;amp; Wiesel, 1963）。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36715</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36715"/>
		<updated>2016-09-15T00:59:05Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;P J SWEENEY&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm.&amp;lt;br&amp;gt;&#039;&#039;J. Neurol:&#039;&#039; 1984, 34; 309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
　両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
　　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の６層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではLGNからのそれぞれの眼の入力がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する。ただし左右どちらにどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）（ref）。&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階ですでに両眼反応性を持つニューロンが見られる。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近い。しかしげっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる（Bi et al., 2011）。&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている（Poggio et al., 1988）。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある（Ohzawa &amp;amp; Freeman, 1986）。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している（Hubel &amp;amp; Wiesel, 1963）。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
（執筆者：畠　義郎、担当編集委員：藤田一郎）&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36714</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36714"/>
		<updated>2016-09-15T00:53:01Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/yhata 畠　義郎]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;鳥取大学&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Sweeney&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm&amp;lt;br&amp;gt;J. Neurol; 1984, 34; 309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
　両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
　　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の６層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではLGNからのそれぞれの眼の入力がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する。ただし左右どちらにどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）（ref）。&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階ですでに両眼反応性を持つニューロンが見られる。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近い。しかしげっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる（Bi et al., 2011）。&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている（Poggio et al., 1988）。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある（Ohzawa &amp;amp; Freeman, 1986）。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している（Hubel &amp;amp; Wiesel, 1963）。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==関連項目==&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==参考文献==&lt;br /&gt;
&amp;lt;references/&amp;gt;&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36713</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36713"/>
		<updated>2016-09-15T00:51:08Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/yhata 畠　義郎]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;鳥取大学&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている&amp;lt;ref&amp;gt;&#039;&#039;&#039;Sweeney&#039;&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;Isaac Newton and the optic chiasm&amp;lt;br&amp;gt;J. Neurol; 1984, 34; 309&amp;lt;br&amp;gt;&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
　両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
　　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の６層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではLGNからのそれぞれの眼の入力がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する。ただし左右どちらにどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）（ref）。&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階ですでに両眼反応性を持つニューロンが見られる。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近い。しかしげっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる（Bi et al., 2011）。&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている（Poggio et al., 1988）。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある（Ohzawa &amp;amp; Freeman, 1986）。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している（Hubel &amp;amp; Wiesel, 1963）。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36712</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36712"/>
		<updated>2016-09-14T08:00:12Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/yhata 畠　義郎]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;鳥取大学&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている（Sweeney, 1984）。&lt;br /&gt;
　両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
　　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
　哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の６層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではLGNからのそれぞれの眼の入力がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する。ただし左右どちらにどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）（ref）。&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階ですでに両眼反応性を持つニューロンが見られる。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近い。しかしげっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる（Bi et al., 2011）。&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている（Poggio et al., 1988）。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある（Ohzawa &amp;amp; Freeman, 1986）。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している（Hubel &amp;amp; Wiesel, 1963）。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36711</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36711"/>
		<updated>2016-09-14T07:59:40Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/yhata 畠　義郎]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;鳥取大学&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている（Sweeney, 1984）。&lt;br /&gt;
　両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
　　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==生理学的特徴==&lt;br /&gt;
 哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の６層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではLGNからのそれぞれの眼の入力がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する。ただし左右どちらにどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）（ref）。&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階ですでに両眼反応性を持つニューロンが見られる。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近い。しかしげっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる（Bi et al., 2011）。&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている（Poggio et al., 1988）。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある（Ohzawa &amp;amp; Freeman, 1986）。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==形態学的特徴（眼優位コラム）==&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している（Hubel &amp;amp; Wiesel, 1963）。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==発達と可塑性==&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36710</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36710"/>
		<updated>2016-09-14T07:58:26Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;&amp;lt;div align=&amp;quot;right&amp;quot;&amp;gt;  &lt;br /&gt;
&amp;lt;font size=&amp;quot;+1&amp;quot;&amp;gt;[http://researchmap.jp/yhata 畠　義郎]&amp;lt;/font&amp;gt;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&#039;&#039;鳥取大学&#039;&#039;&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
&amp;lt;/div&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英語名：ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英）eye dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{box|text=　大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==背景==&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている（Sweeney, 1984）。&lt;br /&gt;
　両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
生理学的性特徴&lt;br /&gt;
 哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の６層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではLGNからのそれぞれの眼の入力がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する。ただし左右どちらにどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）（ref）。&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階ですでに両眼反応性を持つニューロンが見られる。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近い。しかしげっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる（Bi et al., 2011）。&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている（Poggio et al., 1988）。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある（Ohzawa &amp;amp; Freeman, 1986）。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
形態学的特徴（眼優位コラム）&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している（Hubel &amp;amp; Wiesel, 1963）。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
発達と可塑性&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
	<entry>
		<id>https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36709</id>
		<title>眼優位性</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E7%9C%BC%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7&amp;diff=36709"/>
		<updated>2016-09-14T07:48:10Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;Yoshiohata: &lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;英： ocular dominance&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大脳皮質視覚野のニューロンの多くは左右どちらの眼に光刺激を与えても反応する性質（両眼反応性）を示すが、どちらの眼からの入力に対してより強く応じるかは、ニューロンによって異なる。両眼に等しく反応するものから、片方の眼へのみ応じるものもある。このようなニューロンの眼に対する反応選択性を眼優位性と呼ぶ。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
背景&lt;br /&gt;
　２つの眼で捉えた視覚情報は脳において１つの統合された視覚イメージを作る。その仕組みは、古来、多くの科学者、哲学者の興味の対象であった。それぞれの眼球を出た視神経は視交叉で融合し、すぐ再び左右に分離して視索となる。この時、視神経軸索の一部は交叉して対側の脳に向かい、残りは同側に向かう。そして、左右の網膜の、視野上で対応する部分に由来する情報は、脳の同じ部位に収束する。このような部分交叉のアイデアはアイザック・ニュートンが最初に提唱したとされている（Sweeney, 1984）。&lt;br /&gt;
　両眼からの入力が収束することで両眼に反応するニューロンが生まれるが、それは大脳皮質一次視覚野で初めて観察される。個々のニューロンの両眼反応性の程度は一様ではなく、両眼に等しく反応するものから、どちらかの眼にのみ反応するものまで様々であり、その程度を眼優位性と呼ぶ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　眼優位性は「利き目」ではない。利き目は物を立体視するときに正面を捕らえる方の目であり、指さし法（両眼開放状態で目標物を指さし、次に片眼で見たときズレがない方が利き目）などで調べることができる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
生理学的性特徴&lt;br /&gt;
 哺乳類では、網膜によって受容された視覚情報は、視床の外側膝状体（Lateral geniculate nucleus、LGN）を経て大脳皮質一次視覚野（以下，V1）に伝達される。この時、網膜の耳側領域由来の視神経軸索は同側のLGNへ、一方、鼻側網膜由来のものは対側のLGNへ投射するため、一側のLGNには対側視野の情報が両方の眼から伝達される。両眼からの入力はLGN内の別々の層に伝達されるため、LGNのニューロンは左右どちらかの眼に与えた光刺激にのみ反応する。次にLGNのニューロンはV1に軸索を投射するが、大脳皮質の６層構造のうち第Ⅳ層に主に入力する。霊長類ではLGNからのそれぞれの眼の入力がⅣ層内で分離しているので（後述「眼優位コラム」参照）、Ⅳ層のニューロンは一方の眼からの情報だけを受け取り、LGNと同じく単眼性の反応を示す。しかしⅣ層から先の情報伝達では両眼の入力が個々のV1ニューロンに収束するため、Ⅱ/Ⅲ層やⅤ、Ⅵ層のニューロンは両眼に反応する。ただし左右どちらにどの程度強く反応するかはニューロンによって異なり、両眼に等しく反応するものから、どちらかにだけ反応するものまで存在する。このどちらの眼により強く反応するかという性質を眼優位性と呼び、慣習的に、７段階にグループ分けして表すことが多い（対側の眼にのみ反応するものを1、同側にのみ反応するものを7、両眼に等しく反応するものを4とする）（ref）。&lt;br /&gt;
　他の動物種でも両眼反応性はV1で初めて認められるが、ネコではⅣ層での両眼からの入力の分離が霊長類ほど明確ではなく、この段階ですでに両眼反応性を持つニューロンが見られる。げっ歯類では両眼入力の分離は認められず、Ⅳ層の段階でさらに多くの両眼反応ニューロンが見られる。また、ネコや霊長類では眼優位性の分布は両眼について対称に近い。しかしげっ歯類では対側眼に反応するニューロンが多く、眼優位性の分布は対側眼側に大きく偏っている。V1から投射を受ける二次視覚野では、両眼入力の収束はさらに進み、両眼反応を示すニューロンの割合がより多くなる（Bi et al., 2011）。&lt;br /&gt;
　視野の同一部位について両眼からの情報が収束することで、両眼視差を利用した奥行き知覚が可能になる。実際、霊長類のV1において、両眼視差に選択的な反応を示すニューロンが報告されている（Poggio et al., 1988）。ただしV1ニューロンは両眼視差を検出するものの、両眼立体視にはさらに高次の視覚野の活動が必要であることもわかっている。このようにV1では両眼入力の統合が行われるが、眼優位性と両眼入力の統合は必ずしも一致するものではない。たとえば単眼反応を示すニューロンにおいて、両眼を同時に刺激した場合には、単眼刺激では反応を示さない眼の影響が観察される例もある（Ohzawa &amp;amp; Freeman, 1986）。これは眼優位性は単眼性を示すが、両眼の入力に相互作用があるということを示している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
形態学的特徴（眼優位コラム）&lt;br /&gt;
　V1には様々な眼優位性をもつニューロンが存在するが、霊長類やネコでは、それらは皮質内においてランダムに存在するわけではなく、似たような性質の、つまりより強く反応する眼（優位眼）を同じくするニューロンが皮質表面から白質まで垂直に配列し、眼優位コラムと呼ばれる機能構造を形成している（Hubel &amp;amp; Wiesel, 1963）。この機能構造は、皮質に垂直に刺入した電極から、様々な深さで同じ眼に強く反応するニューロンが記録されることで明らかとなった。その他に、一方の眼を刺激した時に活動する皮質領域を、神経活動依存的な最初期遺伝子の発現や、皮質の内因性光学信号により計測すること、さらにチトクロームオキシダーゼ活性の組織染色などで、眼優位コラムを可視化することができる。&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの形態学的な基盤は、それぞれの眼の入力を伝えるLGNからの入力軸索が、V1内で分離していることである。その構造はTransneuronal labeling法により観察することができる。一方の眼球に放射性アミノ酸（[3H]-Prolineやwheat germ agglutininなど）をトレーサーとして注入すると、網膜神経節細胞に取り込まれたトレーサーがLGNニューロンに受け渡され、V1に投射する軸索を標識する。これにより，標識した眼からの情報が皮質上のどこに投射するかを調べることができる。この方法で一方の眼の投射領域を可視化すると、霊長類ではストライブ上の構造が見られる。眼優位コラムの形態やサイズは動物種によって異なる。ヒトとマカクザルは共にストライプ状の眼優位コラムを持つが、マカクザルでは幅が400-700μmであるのに対して、ヒトでは700-1000μmとやや広い（ref）。ネコではストライプではなくパッチ状の形態を示し、幅は数百μmである（ref）。げっ歯類ではV1の中で様々な眼優位性のニューロンが混在しており、眼優位コラムのような構造は確認されていない。また、眼優位コラムの形態やサイズは同じ種の動物でもかなり違いがあり、たとえばリスザルでは明瞭なコラム構造が見られる個体とそうでない個体、さらに同じ個体の視覚野内でコラム構造が見られる部分とそうでない部分が混在している例が報告されている（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　コラム構造は視覚野の他の性質（方位選択性など）についても見られ、さらに他の皮質領野にも存在することから、大脳皮質の基本的構造と考えられてきた。しかし眼優位コラムがどのような機能的意義を持つかについてはいまだ明らかでない。両眼視への寄与や神経回路形成の効率化などが指摘されているが（ref）、一方で神経回路形成の副産物的な構造であり特に機能は無いとする意見もある（ref）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
発達と可塑性&lt;br /&gt;
　眼優位コラムの発達過程は広く研究されてきた。例えば、様々な生後齢の仔ネコを用いてTransneuronal labeling法により眼優位コラムを調べてみると、生後2週目では視覚野内に一様に分布し、コラム状の構造は認められない。しかしその後、生後4週目頃より次第に神経終末の局在化が進み、成熟脳にみられるようなパターンとなると報告された（ref）。さらにこの時期に動物を暗所で飼育して視覚入力を奪うと眼優位コラムが明瞭でなくなること、また一方の眼を閉じて視覚遮断すると遮蔽眼のコラムが縮小することも明らかとなった（ref）。これらのことから、発達初期には両眼からの入力は分離しておらず混在しており、その後、発達するにつれて、視覚経験に依存した仕組みにより眼優位コラムが形成されると考えられた。しかし一方、サルでは、出生時にすでに明瞭なコラム構造が観察される（ref）。さらにネコやフェレットでも、Transneuronal labeling法によりコラム構造が検出されなかった幼弱な時期にも眼優位コラムが存在することが、LGN軸索の直接標識や内因性信号の光学計測により明らかとなった（ref）。以上より現在では、眼優位コラムの初期形成に視覚経験は必要でないが、その発達過程に視覚環境が影響すると考えられている。眼優位コラムの初期形成が、回路形成のガイダンス分子によるものなのか、神経活動に依存したメカニズムによるものなのか、あるいはその両方かは明らかになっていない。しかし網膜にパターン化された自発神経活動があること（ref）、その阻害が眼優位コラム形成に影響することなどから（ref）、視覚経験によらない自発神経活動がコラム形成に寄与するものと考えられている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
同義語：（英） eye dominance&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>Yoshiohata</name></author>
	</entry>
</feed>