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Na-K-2Cl共輸送体
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<div align="right"> <font size="+1">[https://researchmap.jp/486CGZ 井上 浩一]</font><br> ''名古屋市立大学医学研究科統合解剖学分野''<br> DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2023年3月1日 原稿完成日:2023年4月23日<br> 担当編集委員:[http://researchmap.jp/wadancnp 和田 圭司](国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)<br> </div> 英:Na-K-2Cl co-transporter<br> 英略語:NKCC<br> {{box|text= Na-K-2Cl共輸送体は、細胞膜上に局在し、Na<sup>+</sup>、K<sup>+</sup>と2個のCl<sup>-</sup>を同時に輸送するイオントランスポーターである。高等動物ではNKCC1 (SLC12A2)とNKCC2 (SLC12A1)の2つのサブファミリーが存在し、NKCC1はユビキタスに、NKCC2は主に腎臓の尿細管に発現する。主な働きとして、細胞内外へのイオン輸送の制御と、それによる生体・細胞内の容量制御に関与する。その他、神経細胞においては、NKCC1が細胞内Cl<sup>-</sup>濃度の調節に関与し、細胞内Cl<sup>-</sup>濃度はGABAやグリシン受容体など陰イオンチャネルを介する膜電位変化(脱分極・過分極)に影響を及ぼすため、神経機能、特に生体における脳機能・精神機能に重要な役割を果たすことが示唆されている。ヒトNKCC2は低カリウム血症などを起こすBartter症候群の原因遺伝子であることが報告されている。}}
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