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英:metacognition、独:Meta-Anerkennung 認知を認知すること、あるいは知っていることを知っているということである。自己の認知活動(知覚、情動、記憶、思考など)を客観的に捉え評価した上で制御することをさす。またそれを行う心理的な能力をメタ認知能力という。 メタ認知は様々な形を取り、学習や問題解決においていつどのような方略を用いるかといった知識や判断も含まれる。現在では多くの教育現場で、メタ認知能力の育成は重要な課題となっている。またメタ記憶とは、自己の記憶や記憶過程に対する客観的な認知であり、メタ認知の重要な要素のひとつである。 文化研究においてメタ認知の事例が異文化間で共通してみられることは、メタ認知が人間社会における生活あるいは生存にとって普遍的に有用な能力であることを示している。こうしたメタ認知能力に関する最初の記述は、ギリシャの哲学者Aristotleの著作De AnimaとParva Naturaliaまで遡る。 = '''概要''' = メタ認知という用語はFlavell(1976)において初めて用いられた。 「メタ認知とは認知過程及びその関連事物(情報やデータなど)に関する自己認知をさす。例えば、私がAよりもBの方が学習が困難であると気づいたとしたり、あるいはCが事実であると認める前にそれについて再確認しようと思いついたとしたら、それはメタ認知を行っているということだ。」 自己の認知活動のモニタリングはメタ認知の根幹を成す。それは基本的な感覚応答から、行動目標を達成する上で複雑に組み合わされる脳内処理過程(高次認知機能)にまで及ぶ。モニタリングされた情報を意識的または無意識的に吟味することで、様々な認知活動の制御が可能となる。例えば、自分の能力と作業の困難さを照合し適切な判断を下すこと、行動目標に対し適切な課題を設定すること、状況に応じて適切な方略または道具を選ぶこと、モニタリングそのものを効率的に行うことなどである。これらの適応的な認知活動は、複雑な問題の解決にあたり、いつどのような知識に基づき行動するべきかを把握し実行する能力に支えられている。<br> === '''分類''' === メタ認知は大きく3つに分類できる。 1、メタ認知的知識(metacognitive knowledge/awareness)は、認知の働きとして自己や他者について知ることである。 2、メタ認知的調整(metacognitive regulation)は、学習の制御を補う行動を通し、認知や学習の経験を調整することである。 3、メタ認知的経験(metacognitive experiences)は、現在進行形の認知的努力に関連する経験のことである。<br> = '''機能''' = メタ認知は学習場面で用いられる思考過程を制御している思考レベルに等しい。学習課題にアプローチする方法の計画や、モニタリングした認知活動に関する理解、課題遂行状況の評価などは、メタ認知的な特徴を持つスキルといえる。 同様に、課題遂行に関する動機づけもメタ認知的スキルのひとつである。内的または外的な妨害刺激を知る能力や努力を継続する能力はメタ認知的な実行機能といえる。したがって、メタ認知は学習の成功を左右し、学生と教師の両者がメタ認知を発揮することが重要である。広範なメタ認知的スキルを発揮する学生は、試験ではより良い成績をあげ、仕事の効率も格段にあがる。そうした自律的な学習者は、適切な「道具」を用い、効率を高めるため学習の方略とスキルを修正することができる。さらにメタ認知に優れれば、、学習の障壁を事前に察知し対処したり、学習の方略とスキルを変更したりすることで目標を達成する。 メタ認知者は、自己の長所や短所、取り組んでいる課題の特性、役立つ「道具」またはスキルを把握できる。「道具」のレパートリーが広範なほど成功しやすく、もし「道具」の有用性が状況に依存ぜす一般的ならば、様々な学習状況において通じる。 メタ認知の特徴のひとつは、実行管理と方略知識である。実行管理は、計画、モニタリング、評価、思考の修正を含む。方略知識は、「何か」(事実/宣言的知識)、「いつ」や「なぜ」(条件的/文脈的知識)、「どのように」(手続き的/方法論的知識)といったことを含む。両方とも自律的な思考と学習には必要となる。<br> = '''メタ認知の発達''' = メタ認知能力と言語能力との結びつきは強く、言語能力が未発達である新生児、乳児にはメタ認知能力は備わっていないと考えられてきた。メタ認知能力の発達は、行動主体としての自己に気付くことから始まり、5,6歳頃から周囲の状況と自己の能力を考慮して起こりうる事態を予測するなど、いくつかのメタ認知的機能について成人と同様の能力が有されていることがわかった。(Flavel, 1979; Lockl & Schneider, 2006, 2007; Uehara, 2011)<br> '''他の動物におけるメタ認知能力'''<br>メタ認知はサピエンスに特有の能力で、それゆえサピエンスの定義のひとつであると考えられてきた。しかし近年、マカクザルや類人猿、イルカなどが、自己の記憶知識に対する「確信度」「確かさ」の認識を持ち合わせていること、また不確実要素についてはモニタリングを行っていることを示す知見が得られている。一方、鳥類のメタ認知能力に関する研究は結論に至っていない。2007年の研究でラットのメタ認知能力が報告されているが、さらなる分析ではラットは単にオペラント条件付けの法則に従ったとも考えられている。(Itakura,2007; Fujita, 2009)<br> = '''神経基盤''' = ああ = '''過去の研究''' = メタ認知研究の根源は、幼児が記憶方略を教示された直後には有効に実行するのにその後自発的には使用しないという現象が、メタ記憶の欠如として説明されたことに始まる。 発達心理学、教育心理学の分野では、主に子供の課題遂行能力や学習能力の向上という視点から研究が行われた。実験心理学では、モニタリング(自身の記憶に関する判断)と制御(判断を行動に結びつける)の間でのメタ認知の違いが注目された。認知神経科学では、メタ認知的なモニタリングと制御は、他の皮質領野からの入力やフィードバックを受けた前頭前野の機能と考えられている。人工知能とモデリングの分野でもメタ認知研究は行われている。<br> === 最近の研究動向 === ああ = '''関連項目''' = ああ = '''参考文献''' = Fravell, 1976; Metacognitive aspects of problem solving Fravell, 1979; Metacognition and cognitive monitoring: A new area of cognitive-developmental T. O. Nelson & L. Narens, 1994; Metacognition. Knowing about knowing Lockl & Schneider, 2006; Precursors of metamemory in young children: the role of theory of mind and metacognitive vocabulary Itakura,2007; メタ認知の系統発生と個体発生(特集:メタ認知研究のその後の展開) Lockl & Schneider, 2007; Knowledge About the Mind: Links Between Theory of Mind and Later Metamemory Dunlosky, Serra, & Baker, 2007; Handbook of applied cognition Schwartz, Bacon & Shimamura, 2008; Handbook of metamemory and memory Fujita, 2009; Metamemory in tufted capuchin monkeys (Cebus apella). Animal Cognition, 12, 575-85. Uehara, 2011; メタ記憶の発達に関する考察ー概観と展望ー
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