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<div align="right"> <font size="+1">[http://researchmap.jp/kudoy/ 工藤 佳久]</font><br> ''東京薬科大学 生命科学部 名誉教授''<br> DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2013年11月2日 原稿完成日:2014年5月22日<br> 担当編集委員:[http://researchmap.jp/2rikenbsi 林 康紀](独立行政法人理化学研究所 脳科学総合研究センター)<br></div> 英語名:glial cell 独:Gliazelle 仏:cellule gliale 同義語:[[膠細胞]]、[[神経膠細胞]] {{box|text= 脳に分布する主なグリア細胞は[[アストロサイト]]、[[オリゴデンドロサイト]]および[[ミクログリア]]の三種に分類される。[[ヒト]]の脳におけるこれらグリア細胞全体の数は[[ニューロン]]の数を遙かに上回る。しかし、電気的には不活性なこれらの細胞の[[中枢神経系]]における機能は発見以来、長い間、過小評価されてきた。もちろん、アストロサイトについては、神経伝達物質の取り込み、[[シナプス]]周辺の[[イオン]]環境の維持、[[血液脳関門]]としての役割など受動的ではあるが重要な役割はすでに認められていた。また、オリゴデンドロサイトについては[[髄鞘]]の形成による[[活動電位]]の伝導速度促進、[[ミクログリア]]については損傷を受けたニューロンの除去や修復機能など多様な機能は認められていた。しかし、20世紀後半から細胞内[[カルシウム]]濃度研究法や[[二光子レーザー顕微鏡]]などの技術によりグリア細胞の新しい側面が浮き彫りにされてきた。この中には、アストロサイトが多様な[[神経伝達物質]][[受容体]]を発現し、ニューロンの活動に応答して、自らも伝達物質を遊離することによってニューロン活動を修飾すること。オリゴデンドロサイトが形成する髄鞘は神経活動に応じて拡大すること。さらに、ミクログリアがシナプスの再編成に積極的関与することなどグリア細胞が高次機能発現に関与する可能性を示す発見が多い。これらの事実はこれまでのようなニューロン中心の研究では脳機能の全貌を解き明かすことは困難であることを意味している。}}
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