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2013年1月10日 (木) 09:55時点における版
編集 林 査読結果(森先生版)
この度はお忙しいところ、ニューレグリンの項目を御執筆いただき、誠にありがとうございました。ご返事遅くなってしまい、申し訳ございません。非常に詳細にご記述いただき、大変勉強になりました。おかげで充実した項目になったと思います。
いくつかお願いがございます。
- 様々なアイソフォームがあるということですが、基本構造を図示していただくことは可能でしょうか。プロセッシングによって出来る活性型の構造もお示し頂けると良いかと思います。
- ニューレグリンには5型、6型があったのが、現在はニューレグリンとしては分類されていないかと思いましたが、辞典としての性質を鑑み、これらのサブタイプについても軽く触れて頂ければと思います。
- 発生期の組織分布について詳細にまとめて下さり、ありがとうございます。この表は、Nrg1 1型~3型に限られておりますが、4~6型はどうでしょうか。また、同様にNrg2-4についてもまとめて頂ければとおもいます。また、e12-18のみ触れられておりますが、生後、または成熟動物に関してのデーターは如何でしょうか。一方、受容体の発現データーはここではいらないのではと思います。ですので、表1に関しては受容体を除いてNrg2-4を加え、e12-18だけではなく、胎生期から成熟期のデーターをご呈示いただければと思います。また”/”が意味する事もご解説ください。
- また、細胞分布についてもご記述いただければと思います。例えば、シナプス前部、後部のどちらにあるのかなどは分かっているでしょうか。
- 機能のところ、文章を前後させてありますのでご確認ください。受容体を機能の一番始めところにもってきて、タンパク質、細胞レベルの機能(シグナリングについても含め)についてまず記述し、その次に組織、個体レベルでの機能について記述するよう文章を前後させてみましたが、如何でしょうか。
- ErbBに関しては、細胞内シグナル伝達機構に関してターゲットなど、もう少し詳しく御記述いただければと存じます。この点に関しても図があればと思いました。
- リガンド(生理機能に見出し名を変更)としてのニューレグリンのところで、1から27まで機能を列挙してくださっていますが、タンパク質しての活性、細胞レベルの活性、組織レベルの活性が混ざっています。また、5、9、14が重複、15、20、26も重複しております。また、22は特異性がありません。この辺りは整理する必要があるとおもいます。受容体の二量化などは受容体とシグナル伝達で触れられているのでいらないと思います。また、受容体の下流のシグナルなどは受容体とシグナル伝達の所で触れるのが良いかと思います。
- ニューレグリンシグナリングが統合失調症に関与する事に関しては、最新の異論も含め、もう少し御記述頂ければと思います。悪性腫瘍で発現増加が認められる事に関しては、「疾患との関わり」の項目にまとめてみました。
- ニューレグリン2−4についても御記述ください。
- 参考文献の引用位置もご指定頂ければと存じます。
先生にはお忙しい所ご執筆を頂き、誠に有り難うございます。以上の点、御改訂頂ければ、編集者一同大変、助かります。
よろしくお願いいたします。
--Yasunori Hayashi 2013年1月10日 (木) 09:55 (JST)