9,444
回編集
細編集の要約なし |
|||
24行目: | 24行目: | ||
== おもな神経伝達物質<ref>遠山正彌 編<br>分子脳・神経機能解剖学 3章 脳の構造と化学的神経回路 B延髄・橋・中脳 p.59-113<br>金芳堂:2004</ref> == | == おもな神経伝達物質<ref>遠山正彌 編<br>分子脳・神経機能解剖学 3章 脳の構造と化学的神経回路 B延髄・橋・中脳 p.59-113<br>金芳堂:2004</ref> == | ||
<br> | |||
{| width="691" height="454" cellspacing="1" cellpadding="1" border="1" | {| width="691" height="454" cellspacing="1" cellpadding="1" border="1" | ||
141行目: | 143行目: | ||
| | | | ||
|} | |} | ||
<sup>(1)</sup> おもに外背側被蓋核に存在 | '''表1.中脳周囲灰白質に存在するペプタイド'''<br>存在が確認されているペプタイドニューロンの細胞体、神経線維、受容体のサブタイプを示す<br> | ||
<sup>(1)</sup> おもに外背側被蓋核に存在<br> | |||
<sup>(2)</sup> おもに背側縫線核に存在 | <sup>(2)</sup> おもに背側縫線核に存在 | ||
主な興奮性伝達物質としてグルタミン酸、抑制性伝達物質としてGABA、グリシンをもつ。一酸化窒素(NO)産生ニューロンも存在し、特に背側縫線核のセロトニン作動性ニューロン、外背側被蓋核のアセチルコリン作動性ニューロンは、高いNO合成酵素活性をもつ。表1に示すように、さまざまなペプタイドを含有するニューロンと、その受容体を発現するニューロンが分布する。 | |||
== おもな機能 == | == おもな機能 == |