「ゴルジ体」の版間の差分

1,076 バイト追加 、 2013年8月21日 (水)
編集の要約なし
編集の要約なし
編集の要約なし
3行目: 3行目:
同義語:[[ゴルジ装置]]  
同義語:[[ゴルジ装置]]  


[[wikipedia:ja:赤血球|赤血球]]を除くすべての[[wikipedia:ja:真核生物|真核生物]][[wikipedia:ja:細胞内小器官|細胞内小器官]]の一つ。[[wikipedia:ja:カミッロ・ゴルジ|Golgi]]によって発見された。[[wikipedia:ja:脂質二重層|脂質二重層]]の膜でかこまれた扁平な袋状の層板が数層とそれを取り巻く小胞からなる。[[分泌]]経路上の細胞内小器官で、[[wikipedia:ja:腺細胞|腺細胞]]などで発達している。 (全体の内容に関する要約を500字程度で御願い致します)。
{{box|text= [[wikipedia:ja:カミッロ・ゴルジ|Golgi]]によって発見された、膜タンパク質や分泌タンパク質の成熟と振り分けに関与する[[wikipedia:ja:細胞内小器官|細胞内小器官]]の一つ。[[wikipedia:ja:脂質二重層|脂質二重層]]の膜でかこまれた扁平な袋状の層板が数層とそれを取り巻く小胞からなる。新しくつくられた[[膜タンパク質]][[分泌タンパク質]]は、[[粗面小胞体]]から[[小胞輸送]]によってゴルジ体のシス側の層板に運ばれた後、トランス側 へと移動しながら糖鎖を付加され成熟していく。ゴルジ体のシスとトランスでは層板に含まれる[[wikipedia:ja:糖鎖付加酵素|糖鎖付加酵素]]が異なっており、新しくつくられた膜タンパク質や分泌タンパク質はゴルジ体内を移動しながら成熟していく。トランスゴルジネットワークでは輸送タンパク質の振り分け(sorting)が行われるとされている。長らく、新しく作られたタンパク質は小胞にのって層板間を移動していると考えられていたが、最近、同じ層板に乗ったままで層板ごとトランス方向に移動し、一方、糖鎖を付加する酵素の方が小胞に乗って、トランス側の層板からシス側の層板に逆輸送される事が明らかにされた。}}
 
(編集部作成。内容をご確認下さい)
==ゴルジ体とは==
==ゴルジ体とは==
 [[wikipedia:ja:赤血球|赤血球]]を除くすべての[[wikipedia:ja:真核生物|真核生物]]の[[wikipedia:ja:細胞内小器官|細胞内小器官]]の一つであり、[[wikipedia:ja:カミッロ・ゴルジ|Golgi]]によって発見された。(イントロダクションを御願い致します)
 [[wikipedia:ja:赤血球|赤血球]]を除くすべての[[wikipedia:ja:真核生物|真核生物]]の[[wikipedia:ja:細胞内小器官|細胞内小器官]]の一つであり、[[wikipedia:ja:カミッロ・ゴルジ|Golgi]]によって発見された。 神経細胞では[[wikipedia:ja:核|核]]の周囲にあることが確認されているが、樹状突起や軸索に存在するかは確立されていない。(イントロダクションを御願い致します)


==形態・細胞内分布==
==形態・細胞内分布==
22行目: 22行目:


==機能==
==機能==
===タンパク質成熟===
===タンパク質成熟と振り分け===
 新しくつくられた[[膜タンパク質]]や[[分泌タンパク質]]は、[[粗面小胞体]]([[rough ER]])から[[小胞輸送]](vesicular transport)によってゴルジ体の一側(シス側 cis-)の層板に運ばれた後、ゴルジ体内をシス側から対側(トランス側 trans-)へと移動しながら糖鎖を付加される<ref name=ref2>'''Bruce Alberts et al.''' <br> ''Molecular Biology of the Cell'' 3rd ed 1994, 5th ed 2008<br>Garland Publishing,Inc /NewYork </ref> 。ゴルジ体のシスとトランスでは層板に含まれる[[wikipedia:ja:糖鎖付加酵素|糖鎖付加酵素]]が異なっており、新しくつくられた膜タンパク質や分泌タンパク質はゴルジ体内を移動しながら成熟していく。トランスゴルジネットワークでは輸送タンパク質の振り分け(sorting)が行われるとされている。
 新しくつくられた[[膜タンパク質]]や[[分泌タンパク質]]は、[[粗面小胞体]]([[rough ER]])から[[小胞輸送]](vesicular transport)によってゴルジ体の一側(シス側 cis-)の層板に運ばれた後、ゴルジ体内をシス側から対側(トランス側 trans-)へと移動しながら糖鎖を付加される<ref name=ref2>'''Bruce Alberts et al.''' <br> ''Molecular Biology of the Cell'' 3rd ed 1994, 5th ed 2008<br>Garland Publishing,Inc /NewYork </ref> 。ゴルジ体のシスとトランスでは層板に含まれる[[wikipedia:ja:糖鎖付加酵素|糖鎖付加酵素]]が異なっており、新しくつくられた膜タンパク質や分泌タンパク質はゴルジ体内を移動しながら成熟していく。トランスゴルジネットワークでは輸送タンパク質の振り分け(sorting)が行われるとされている。