「ステロイド」の版間の差分

編集の要約なし
編集の要約なし
編集の要約なし
8行目: 8行目:
== ステロイドホルモンの生合成 ==
== ステロイドホルモンの生合成 ==
 副腎皮質、精巣、卵巣等の器官では、コレステロールから、シトクロムP450と呼ばれる水酸化酵素の働きによってステロイドホルモンが合成される。P450は活性中心にヘムを持つ疎水性の膜タンパク質であり、小胞体膜かミトコンドリア内膜に局在するため、どの反応も両者いずれかの場所で起こる。ステロイド合成には次にあげる6種のP450が知られる。
 副腎皮質、精巣、卵巣等の器官では、コレステロールから、シトクロムP450と呼ばれる水酸化酵素の働きによってステロイドホルモンが合成される。P450は活性中心にヘムを持つ疎水性の膜タンパク質であり、小胞体膜かミトコンドリア内膜に局在するため、どの反応も両者いずれかの場所で起こる。ステロイド合成には次にあげる6種のP450が知られる。
1.scc:コレステロール側鎖切断酵素(cholesterole side chain cleavage)
1.scc:コレステロール側鎖切断酵素(cholesterole side chain cleavage)
2.3β: 3β-ヒドキシステロイド脱水素酵素・異性化酵素 (3β-hydroxysteroid dehydrogenase)
2.3β: 3β-ヒドキシステロイド脱水素酵素・異性化酵素 (3β-hydroxysteroid dehydrogenase)
75

回編集