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=====脊髄損傷後の自然免疫の役割===== | =====脊髄損傷後の自然免疫の役割===== | ||
脊髄損傷後には、[[wikipedia:JA:好中球|好中球]]、[[wikipedia:JA:マクロファージ|マクロファージ]]などが、損傷部修復のために集積するが、これらの細胞は、組織への障害性も併せ持つ。脊髄損傷後、好中球は活性化し、[[wikipedia:JA:ミエロペルオキシダーゼ|myeloperoxidase]]や[[wikipedia:JA:エラスターゼ|elastase]]などの傷害性因子を産生する。脊髄損傷モデル動物に、これらの因子の阻害剤を投与すると、機能的な回復が認められている。マクロファージも神経細胞やグリア細胞に対する傷害性因子を産生する。一方で、これらの細胞の活性化は損傷部位の修復にも貢献する。脊髄損傷後、[[wikipedia:JA:リポポリサッカライド|リポポリサッカライド]] (LPS)を投与しマクロファージからのサイトカイン産生を誘導すると、損傷部の空洞化が抑制され、神経線維の側枝形成が促されることが報告されている。 | |||
===== 脊髄損傷後の獲得免疫の役割===== | ===== 脊髄損傷後の獲得免疫の役割===== |