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<font size="+1">竹島多賀夫</font><br> | <font size="+1">竹島多賀夫</font><br> | ||
'' | ''医療法人寿会 富永病院 神経内科・頭痛センター''<br> | ||
DOI:<selfdoi /> | DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2015年9月23日 原稿完成日:2014年月日<br> | ||
担当編集委員:[http://researchmap.jp/read0141446 漆谷 真] | 担当編集委員:[http://researchmap.jp/read0141446 漆谷 真](京都大学 大学院医学研究科)<br> | ||
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英語名:headache、cephalalgia 独:Kopfschmerz 仏:Céphalée、mal de tête | |||
{{box|text=300-500字程度の抄録をお願い致します}} | |||
==定義== | ==定義== | ||
頭痛は頭部の一部あるいは全体の[[痛み]]の総称。後頭部と[[ | 頭痛は頭部の一部あるいは全体の[[痛み]]の総称。後頭部と[[wikipedia:ja:首|首]](後頚部)の境界、眼の奥の痛みも頭痛として扱う。頭皮の[[wikipedia:ja:外傷|外傷]]や[[wikipedia:ja:化膿|化膿]]などによる頭の表面の一部の痛みは通常は頭痛には含めない。 頭痛は、[[発熱]]や[[腹痛]]と同様に症状の名称であるが、慢性的に頭痛発作を繰り返す場合は頭痛性疾患(headache disorder)として扱う。 | ||
==メカニズムと疼痛感受部位== | ==メカニズムと疼痛感受部位== | ||
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==頭痛の分類と診断 国際頭痛分類第3版== | ==頭痛の分類と診断 国際頭痛分類第3版== | ||
頭痛の系統的分類は1962年に[[wj:アメリカ国立衛生研究所|米国衛生研究所]]のad-hoc委員会で作成された分類が、いわゆる"''ad hoc''分類"として広く認知されていた<ref name=ref1>''Headache AHCoCo'''<br>Classification of headache. <br>''Journal of the American Medical Association.''179:717-718, 1962.</ref>。1988年には[[ | 頭痛の系統的分類は1962年に[[wj:アメリカ国立衛生研究所|米国衛生研究所]]のad-hoc委員会で作成された分類が、いわゆる"''ad hoc''分類"として広く認知されていた<ref name=ref1>''Headache AHCoCo'''<br>Classification of headache. <br>''Journal of the American Medical Association.''179:717-718, 1962.</ref>。1988年には[[wikipedia:ja:国際頭痛学会|国際頭痛学会]]が頭痛分類と診断基準の初版<ref name=ref2><pubmed>3048700</pubmed></ref>を刊行し、2004年に第2版<ref name=ref3><pubmed>14979299</pubmed></ref>、2013年に第3版beta版<ref name=ref4><pubmed>23771276</pubmed></ref>が公開されている。第2版<ref name=ref5>'''日本頭痛学会・国際頭痛分類普及委員会訳'''<br>国際頭痛分類第2版 新訂増補日本語版<br>東京: ''医学書院''; 2007.</ref>、第3版beta版の日本語版<ref name=ref6>'''日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会訳'''<br>国際頭痛分類第3版beta版<br>東京: ''医学書院''; 2014.</ref>が書籍として刊行されており、[[wikipedia:ja:日本頭痛学会|日本頭痛学会]]のWebサイトで全文を閲覧できる。 | ||
[[ | [[wikipedia:ja:国際頭痛分類|国際頭痛分類]]は国際疾病分類との整合性に配慮されており、分類は階層化されている。さらに、各頭痛の[[操作的診断基準]]が記載されている。第1部 [[一次性頭痛]]、第2部 [[二次性頭痛]]、第3部:[[有痛性脳神経ニューロパチー]]、他の顔面痛およびその他の頭痛に大別され、14のグループに分類されている(表1)。ICHD-3βの頭分類は階層的に作成されており、コード番号が割り振られている。各頭痛性疾患には操作的診断基準が掲載されている。 | ||
[[一次性頭痛]]は、頭痛の原因となる他の患がなく、頭痛そのものが障害となっている神経疾患である。[[片頭痛]]、[[緊張型頭痛]]、[[三叉神経・自律神経性頭痛]]([[群発頭痛]])が代表的である。 | [[一次性頭痛]]は、頭痛の原因となる他の患がなく、頭痛そのものが障害となっている神経疾患である。[[片頭痛]]、[[緊張型頭痛]]、[[三叉神経・自律神経性頭痛]]([[群発頭痛]])が代表的である。 | ||
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|+ 表1.国際頭痛分類第3版beta版(ICHD-3β)の大項目(グループ) | |+ 表1.国際頭痛分類第3版beta版(ICHD-3β)の大項目(グループ) | ||
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| '''第1部:[[一次性頭痛]]'''<br> 1.[[片頭痛]]<br> 2.[[緊張型頭痛]]<br> 3.[[三叉神経・自律神経性頭痛]] | | '''第1部:[[一次性頭痛]]'''<br> 1.[[片頭痛]]<br> 2.[[緊張型頭痛]]<br> 3.[[三叉神経・自律神経性頭痛]](TACs)<br> 4.その他の一次性頭痛疾患 | ||
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| '''第2部:[[二次性頭痛]]''' <br> 5.頭頸部外傷・傷害による頭痛<br> 6.頭頸部血管障害による頭痛<br> 7.非血管性頭蓋内疾患による頭痛<br> 8.物質またはその離脱による頭痛<br> 9.[[ | | '''第2部:[[二次性頭痛]]''' <br> 5.頭頸部外傷・傷害による頭痛<br> 6.頭頸部血管障害による頭痛<br> 7.非血管性頭蓋内疾患による頭痛<br> 8.物質またはその離脱による頭痛<br> 9.[[wikipedia:ja感染症|感染症]]による頭痛<br> 10.[[wikipedia:ja:ホメオスターシス|ホメオスターシス]]障害による頭痛<br> 11.[[wikipedia:ja:頭蓋骨|頭蓋骨]]、[[wikipedia:ja:頸|頸]]、[[眼]]、[[wikipedia:ja:耳|耳]]、[[wikipedia:ja:鼻|鼻]]、[[wikipedia:ja:副鼻腔|副鼻腔]]、[[wikipedia:ja:歯|歯]]、[[wikipedia:ja:口|口]]あるいはその他の顔面・頸部の構成組織の障害による頭痛あるいは顔面痛<br> 12.[[精神疾患]]による頭痛 | ||
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| '''第3部:[[有痛性脳神経ニューロパチー]]、他の顔面痛およびその他の頭痛''' <br> 13.有痛性脳神経ニューロパチーおよび他の顔面痛<br> 14.その他の頭痛性疾患 | | '''第3部:[[有痛性脳神経ニューロパチー]]、他の顔面痛およびその他の頭痛''' <br> 13.有痛性脳神経ニューロパチーおよび他の顔面痛<br> 14.その他の頭痛性疾患 | ||
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|} | |} | ||
==一次性頭痛== | ==一次性頭痛== | ||
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==== 分類 ==== | ==== 分類 ==== | ||
前兆のある片頭痛と前兆のない片頭痛に大別される。ICHD- | 前兆のある片頭痛と前兆のない片頭痛に大別される。ICHD-3βでは表2に示すごとくのサブタイプ、サブフォームが規定されている。 | ||
頭痛分類における、[[前兆]](aura)は[[大脳皮質]]または[[脳幹]]の一過性局在性神経症候をさす。[[閃輝暗点]]が代表的である。[[視覚障害]]、[[感覚障害]]、[[失語性言語障害]]を典型的前兆としている。 | 頭痛分類における、[[前兆]](aura)は[[大脳皮質]]または[[脳幹]]の一過性局在性神経症候をさす。[[閃輝暗点]]が代表的である。[[視覚障害]]、[[感覚障害]]、[[失語性言語障害]]を典型的前兆としている。 | ||
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====病因と病態仮説==== | ====病因と病態仮説==== | ||
歴史的には、血管説、神経説、[[セロトニン]]学説、[[ | 歴史的には、血管説、神経説、[[セロトニン]]学説、[[wikipedia:ja:血小板|血小板]]説などが提唱されてきた。近年の神経科学的知見から、片頭痛の疼痛は、脳硬膜の三叉神経血管系の[[神経原性炎症]]とその後惹起される神経感作が主たる病態と理解されている(三叉神経血管説<ref name=ref10><pubmed>8217498</pubmed></ref>)。神経原性炎症には[[カルシトニン遺伝子関連ペプチド]]([[CGRP]])が重要な関与をしている。この他、発痛物質[[サブスタンスP]]、セロトニン、[[ヒスタミン]]なども神経原性炎症の進展に関与すると考えられている。 | ||
前兆のある片頭痛でみられる、閃輝暗点は、大脳皮質[[後頭葉]][[視覚野]] | 前兆のある片頭痛でみられる、閃輝暗点は、大脳皮質[[後頭葉]][[視覚野]]で、発生する皮質拡延性抑制がその本態であると考えられている<ref name=ref11><pubmed>11287655</pubmed></ref> <ref name=ref12>'''古和久典'''<br>片頭痛のメカニズム In: 竹島多賀夫、ed. 頭痛治療薬の考え方、使い方<br>東京: ''中外医学社''; 2015:9-16.</ref>。 | ||
[[神経原性炎症]]と皮質拡延性抑制のより上流の病態として、[[視床下部]]や脳幹の異常を片頭痛発生器(generator)として想定する仮設も提唱されている。 | [[神経原性炎症]]と皮質拡延性抑制のより上流の病態として、[[視床下部]]や脳幹の異常を片頭痛発生器(generator)として想定する仮設も提唱されている。 | ||
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#[[トリプタン]]:セロトニン作動薬: セロトニンアナログ: [[スマトリプタン]]、[[ゾルミトリプタン]]、[[エレトリプタン]]、[[リザトリプタン]]、[[ナラトリプタン]]などがある。片頭痛特異的治療薬として広く使用されている。 | #[[トリプタン]]:セロトニン作動薬: セロトニンアナログ: [[スマトリプタン]]、[[ゾルミトリプタン]]、[[エレトリプタン]]、[[リザトリプタン]]、[[ナラトリプタン]]などがある。片頭痛特異的治療薬として広く使用されている。 | ||
#[[ゲパント]]:CGRP[[拮抗薬]](本邦未承認) | #[[ゲパント]]:CGRP[[拮抗薬]](本邦未承認) | ||
# | #抗CGRP抗体、抗CGRP受容体抗体:開発中 | ||
'''予防薬''':頭痛発作頻度が高い場合、急性期治療薬で十分なQOL改善が得られない場合に使用する。[[Ca2+拮抗薬|Ca<sup>2+</sup>拮抗薬]]([[ロメリジン]]、[[ベラパミル]])、[[β遮断薬]]([[プロプラノロール]]、[[メトプロロール]])、[[抗てんかん薬]]([[バルプロ酸]]、[[トピラマート]])、[[抗うつ薬]]([[アミトリプチリン]])、[[アンジオテンシン受容体ブロッカー]] [[ARB]]([[カンデサルタン]])、[[ACE阻害剤]]([[リシノプリル]])などが使用される<ref name=ref16>'''慢性頭痛の診療ガイドライン作成委員会'''<br>II 片頭痛 3. 予防療法<br>In: 日本神経学会・日本頭痛学会編、ed. 慢性頭痛の診療ガイドライン 2013<br>東京: ''医学書院''; 2013:145-187.</ref>。漢方薬では、[[呉茱萸湯]]が有効とされている。[[ビタミンB2]] | '''予防薬''':頭痛発作頻度が高い場合、急性期治療薬で十分なQOL改善が得られない場合に使用する。[[Ca2+拮抗薬|Ca<sup>2+</sup>拮抗薬]]([[ロメリジン]]、[[ベラパミル]])、[[β遮断薬]]([[プロプラノロール]]、[[メトプロロール]])、[[抗てんかん薬]]([[バルプロ酸]]、[[トピラマート]])、[[抗うつ薬]]([[アミトリプチリン]])、[[アンジオテンシン受容体ブロッカー]] [[ARB]]([[カンデサルタン]])、[[ACE阻害剤]]([[リシノプリル]])などが使用される<ref name=ref16>'''慢性頭痛の診療ガイドライン作成委員会'''<br>II 片頭痛 3. 予防療法<br>In: 日本神経学会・日本頭痛学会編、ed. 慢性頭痛の診療ガイドライン 2013<br>東京: ''医学書院''; 2013:145-187.</ref>。漢方薬では、[[呉茱萸湯]]が有効とされている。[[ビタミンB2]]や、サプリメントのfeverfewも有用性が示されている。 | ||
非薬物療法として、[[運動療法]]や、[[認知行動療法]]、[[リラクセーション]]、[[鍼灸療法]]もおこなわれる。片頭痛の運動療法は非発作時に実施する。頭痛発作中は運動により頭痛が増悪する。 | 非薬物療法として、[[運動療法]]や、[[認知行動療法]]、[[リラクセーション]]、[[鍼灸療法]]もおこなわれる。片頭痛の運動療法は非発作時に実施する。頭痛発作中は運動により頭痛が増悪する。 | ||
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1. 1.1「前兆のない片頭痛」の診断基準C とD を満たす<br> | 1. 1.1「前兆のない片頭痛」の診断基準C とD を満たす<br> | ||
2. 1.2「前兆のある片頭痛」の診断基準B とCを満たす<br> | 2. 1.2「前兆のある片頭痛」の診断基準B とCを満たす<br> | ||
3. | 3. 発症時には片頭痛であったと患者が考えており、トリプタンあるいは麦角誘導体で改善する | ||
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| D.ほかに最適なICHD-3の診断がない | | D.ほかに最適なICHD-3の診断がない | ||
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[[群発頭痛]]は、[[眼窩]]、眼窩周囲、前頭部、側頭部の三叉神経領域の激痛と、眼充血、流涙、鼻汁漏などの自律神経症状で特徴づけられる頭痛性疾患である。頭痛発作は15分から3時間程度の持続で連日おこり、数カ月間の群発期が過ぎると自然に消退する<ref name=ref6 />。 | [[群発頭痛]]は、[[眼窩]]、眼窩周囲、前頭部、側頭部の三叉神経領域の激痛と、眼充血、流涙、鼻汁漏などの自律神経症状で特徴づけられる頭痛性疾患である。頭痛発作は15分から3時間程度の持続で連日おこり、数カ月間の群発期が過ぎると自然に消退する<ref name=ref6 />。 | ||
2004年の国際頭痛分類第2版で、発作性片側頭痛などの群発頭痛類縁疾患と合わせて三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)としてまとめられた。ICHD-3βではさらにサブタイプの追加整理がなされている(表6) | |||
==== 疫学 ==== | ==== 疫学 ==== | ||
群発頭痛の有病率は10万人あたり56~401人程度と報告されている<ref name=ref20>'''慢性頭痛の診療ガイドライン作成委員会'''<br>IV 群発頭痛 3. 群発頭痛およびその他の三叉神経・自律神経性頭痛にはどの程度の患者が存在するか.危険因子、増悪因子にはどのようなものが存在するか.<br>In: 日本神経学会・日本頭痛学会編、ed. 慢性頭痛の診療ガイドライン 2013<br>東京: ''医学書院''; 2013:221-222.</ref>。 | 群発頭痛の有病率は10万人あたり56~401人程度と報告されている<ref name=ref20>'''慢性頭痛の診療ガイドライン作成委員会'''<br>IV 群発頭痛 3. 群発頭痛およびその他の三叉神経・自律神経性頭痛にはどの程度の患者が存在するか.危険因子、増悪因子にはどのようなものが存在するか.<br>In: 日本神経学会・日本頭痛学会編、ed. 慢性頭痛の診療ガイドライン 2013<br>東京: ''医学書院''; 2013:221-222.</ref>。 | ||
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===頭頸部外傷・傷害による頭痛 === | ===頭頸部外傷・傷害による頭痛 === | ||
サブタイプには、5.1「頭部外傷による急性頭痛」、5.2「頭部外傷による持続性頭痛」、5.3「[[ | サブタイプには、5.1「頭部外傷による急性頭痛」、5.2「頭部外傷による持続性頭痛」、5.3「[[wikipedia:ja:むち打ち|むち打ち]]による急性頭痛」、5.4「むち打ちによる持続性頭痛」、5.5「開頭術による急性頭痛」、5.6「開頭術による持続性頭痛」が掲載されている。頭痛が3ヵ月を超えて続くものを持続性頭痛と定義している。 | ||
===頭頸部血管障害による頭痛 === | ===頭頸部血管障害による頭痛 === | ||
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|6.4 [[動脈炎]]による頭痛<br> | |6.4 [[動脈炎]]による頭痛<br> | ||
6.4.1 [[巨細胞性動脈炎]] | 6.4.1 [[巨細胞性動脈炎]]([[GCA]])による頭痛<br> | ||
6.4.2 [[中枢神経系原発性血管炎]](PACNS)による頭痛<br> | 6.4.2 [[中枢神経系原発性血管炎]](PACNS)による頭痛<br> | ||
6.4.3 [[中枢神経系続発性血管炎]](SACNS)による頭痛<br> | 6.4.3 [[中枢神経系続発性血管炎]](SACNS)による頭痛<br> | ||
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===非血管性頭蓋内疾患による頭痛=== | ===非血管性頭蓋内疾患による頭痛=== | ||
7.1 「頭蓋内圧亢進性頭痛」、7.2 「低[[髄液]]圧による頭痛」、7.3 「非感染性炎症疾患性頭痛」、7.4 「頭蓋内新生物による頭痛」、7.5 「髄注による頭痛」、7.6 「てんかん発作による頭痛」、7.7 | 7.1 「頭蓋内圧亢進性頭痛」、7.2 「低[[髄液]]圧による頭痛」、7.3 「非感染性炎症疾患性頭痛」、7.4 「頭蓋内新生物による頭痛」、7.5 「髄注による頭痛」、7.6 「てんかん発作による頭痛」、7.7 「キアリ奇形I 型(CM1)による頭痛」、7.8 「その他の非血管性頭蓋内疾患による頭痛」が掲載されている。[[キアリ奇形]]I 型(CM1)による頭痛は、咳嗽やヴァルサルヴァ手技により増悪することも特徴であり、4.1「一次性咳嗽性頭痛」との鑑別が重要である。 | ||
===物質またはその離脱による頭痛=== | ===物質またはその離脱による頭痛=== | ||
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|13.7 [[トロサ・ハント症候群]](Tolosa-Hunt syndrome) | |13.7 [[トロサ・ハント症候群]](Tolosa-Hunt syndrome) | ||
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|13.8 [[傍三叉神経性眼交感症候群]]([[レーダー症候群]]) 〔Paratrigeminal oculosympathetic( | |13.8 [[傍三叉神経性眼交感症候群]]([[レーダー症候群]]) 〔Paratrigeminal oculosympathetic( Raeder’s) syndrome〕 | ||
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|13.9 [[再発性有痛性眼筋麻痺性ニューロパチー]](Recurrent painful ophthalmoplegic neuropathy) | |13.9 [[再発性有痛性眼筋麻痺性ニューロパチー]](Recurrent painful ophthalmoplegic neuropathy) | ||
| 510行目: | 508行目: | ||
頭痛の存在は確実であるが、正確な頭痛の分類に必要な情報が不足している場合には「詳細不明の頭痛」としてコード化しておく。 | 頭痛の存在は確実であるが、正確な頭痛の分類に必要な情報が不足している場合には「詳細不明の頭痛」としてコード化しておく。 | ||
==参考文献== | ==参考文献== | ||
<references /> | <references /> | ||