9,444
回編集
細編集の要約なし |
細 (→VORとカロリックテスト) |
||
100行目: | 100行目: | ||
この[[温度眼振]]は1914年に[[ノーベル生理学・医学賞]]を受賞した[[バラニー]](Robert Bàràny, 1876-1936)によって発見されて以来、末梢の[[前庭機能]]の検査の方法として臨床的に用いられている。1983年に[[wikipedia:ja:NASA|NASA]]の[[wikipedia:ja:スペースシャトル|スペースシャトル]]内で、無重力状態でも、地上と同様な温度眼振が誘発されることが実験的に示された。重力のないところでは対流は生じにくいので、それ以外のメカニズムも関与するようであるが、それについてはよくわかってはいない。前庭性眼振には、カロリックテストで誘発されるような生理的眼振と、[[wikipedia:ja:メニエル病|メニエル病]]のような前庭障害によって生じるような病的眼振がある。カロリックテストを含む[[眼振]]の検査はめまいの診断に用いられる。 | この[[温度眼振]]は1914年に[[ノーベル生理学・医学賞]]を受賞した[[バラニー]](Robert Bàràny, 1876-1936)によって発見されて以来、末梢の[[前庭機能]]の検査の方法として臨床的に用いられている。1983年に[[wikipedia:ja:NASA|NASA]]の[[wikipedia:ja:スペースシャトル|スペースシャトル]]内で、無重力状態でも、地上と同様な温度眼振が誘発されることが実験的に示された。重力のないところでは対流は生じにくいので、それ以外のメカニズムも関与するようであるが、それについてはよくわかってはいない。前庭性眼振には、カロリックテストで誘発されるような生理的眼振と、[[wikipedia:ja:メニエル病|メニエル病]]のような前庭障害によって生じるような病的眼振がある。カロリックテストを含む[[眼振]]の検査はめまいの診断に用いられる。 | ||
小脳片葉によるVORのゲイン調節機構は小脳による運動学習の実験モデルとして、詳細に研究されている。それについては日本ノードの | 小脳片葉によるVORのゲイン調節機構は小脳による運動学習の実験モデルとして、詳細に研究されている。それについては日本ノードの[https://cerebellum.neuroinf.jp/ 小脳プラットフォーム]を参照されたい。 | ||
== 関連項目 == | == 関連項目 == |