「行動分析学」の版間の差分

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<font size="+1">[http://researchmap.jp/yumyam 山崎 由美子]</font><br>
<font size="+1">[http://researchmap.jp/yumyam 山崎 由美子]</font><br>
''慶應義塾大学''<br>
''慶應義塾大学''<br>
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2017年1月11日 原稿完成日:2016年月日<br>
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2017年1月11日 原稿完成日:2017年2月7日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/read0048432 定藤 規弘](自然科学研究機構 生理学研究所 大脳皮質機能研究系)<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/read0048432 定藤 規弘](自然科学研究機構 生理学研究所 大脳皮質機能研究系)<br>
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 [[古典的条件づけ]]と同義であり、生体が持つ刺激と反応との無条件的な関係に基づいて、別の刺激が新しく機能を獲得する過程をさす。
 [[古典的条件づけ]]と同義であり、生体が持つ刺激と反応との無条件的な関係に基づいて、別の刺激が新しく機能を獲得する過程をさす。


 例えば、[[イヌ]]の舌に肉片 (無条件刺激)を置くと唾液[[分泌]]が生じる (無条件反応)が、[[wj:メトロノーム|メトロノーム]]の音 (中性刺激)を肉片とともに提示する (対提示)ことを繰り返すと、メトロノームだけでも[[wj:唾液|唾液]]分泌を生じさせるようになる。この現象は、元来唾液分泌に対し機能を持たなかったメトロノームが、対提示の操作によって[[条件刺激]]としての機能を有するようになった、と説明できる。レスポンデント条件づけによって[[学習]]されるのは、刺激と刺激の関係である。
 例えば、[[イヌ]]の舌に肉片 ([[無条件刺激]])を置くと唾液[[分泌]]が生じる (無条件反応)が、[[wj:メトロノーム|メトロノーム]]の音 ([[中性刺激]])を肉片とともに提示する (対提示)ことを繰り返すと、メトロノームだけでも[[wj:唾液|唾液]]分泌を生じさせるようになる。この現象は、元来唾液分泌に対し機能を持たなかったメトロノームが、対提示の操作によって[[条件刺激]]としての機能を有するようになった、と説明できる。レスポンデント条件づけによって[[学習]]されるのは、刺激と刺激の関係である。


=== オペラント条件づけ ===
=== オペラント条件づけ ===