「錐体外路症状」の版間の差分

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<font size="+1">松本 英之、[http://researchmap.jp/read0056928 宇川 義一]</font><br>
<font size="+1">松本 英之、[http://researchmap.jp/read0056928 宇川 義一]</font><br>
''福島県立医科大学 医学部 医学科''<br>
''福島県立医科大学 医学部 医学科''<br>
DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2012年6月5日 原稿完成日:2013年月日<br>
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2012年6月5日 原稿完成日:2014年2月20日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/read0141446 漆谷 真](京都大学 大学院医学研究科)<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/read0141446 漆谷 真](京都大学 大学院医学研究科)<br>
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 持続的な筋収縮により異常姿勢や運動の障害を来たす病態である。小児例では[[wikipedia:ja:遺伝子|遺伝子]]変異を伴う全身性ジストニアが多いが、成人例では局所性ジストニアの場合が多い。局所ジストニアは頻度が高く、[[眼瞼痙攣]]、[[痙性斜頸]]、[[書痙]]などがある。ジストニアの特徴として、主動筋と[[拮抗筋]]が同時に収縮すること(共収縮)、姿勢異常や運動障害が一定のパターンをとること(常同性)、特定の感覚入力によって症状が改善すること(感覚トリック)、ある特定の動作のみが障害されること(動作特異性)、起床時に症状が軽いこと(早朝効果)などがある。
 持続的な筋収縮により異常姿勢や運動の障害を来たす病態である。小児例では[[wikipedia:ja:遺伝子|遺伝子]]変異を伴う全身性ジストニアが多いが、成人例では局所性ジストニアの場合が多い。局所ジストニアは頻度が高く、[[眼瞼痙攣]]、[[痙性斜頸]]、[[書痙]]などがある。ジストニアの特徴として、主動筋と[[拮抗筋]]が同時に収縮すること(共収縮)、姿勢異常や運動障害が一定のパターンをとること(常同性)、特定の感覚入力によって症状が改善すること(感覚トリック)、ある特定の動作のみが障害されること(動作特異性)、起床時に症状が軽いこと(早朝効果)などがある。
==関連項目==
*[[ジストニア]]


== 参考文献  ==
== 参考文献  ==


<references />
<references />