「Αシヌクレイン」の版間の差分

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<font size="+1">[https://researchmap.jp/leicaneuron1 長谷川 隆文]</font><br>
<font size="+1">[https://researchmap.jp/leicaneuron1 長谷川 隆文]</font><br>
''東北大学大学院医学系研究科 神経・感覚器病態学講座 神経内科学分野''<br>
''東北大学大学院医学系研究科 神経・感覚器病態学講座 神経内科学分野''<br>
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2020年11月12日 原稿完成日:2020年11月14日<br>
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2020年11月12日 原稿完成日:2020年11月20日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/read0141446/ 漆谷 真](滋賀医科大学 脳神経内科)<br>             
担当編集委員:[http://researchmap.jp/read0141446/ 漆谷 真](滋賀医科大学 脳神経内科)<br>             
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 なお、αシヌクレインは赤血球にも多く含まれるが、赤芽球の成熟時にその発現が増加し脱核直前に減少することから、赤芽球系細胞の分化成熟に関与すると推定されている<ref name=Araki2016><pubmed>27469540</pubmed></ref> 。
 なお、αシヌクレインは赤血球にも多く含まれるが、赤芽球の成熟時にその発現が増加し脱核直前に減少することから、赤芽球系細胞の分化成熟に関与すると推定されている<ref name=Araki2016><pubmed>27469540</pubmed></ref> 。
[[ファイル:Hasegawa alpha synuclein Fig5.png|サムネイル|'''図5. レビー小体とグリア細胞内封入体'''<br>
[[ファイル:Hasegawa alpha synuclein Fig5.png|サムネイル|'''図5. レビー小体とグリア細胞内封入体'''<br>
'''A.''' パーキンソン病中脳黒質神経細胞にみられるLewy小体。左にヘマトキシリン・エオジン染色像、右にαシヌクレイン抗体染色像を示す。(Scale bar=10 μm)<br>
'''A.''' パーキンソン病中脳黒質神経細胞にみられるLewy小体。左にヘマトキシリン・エオジン染色像、右にαシヌクレイン抗体染色像を示す。<br>
'''B.''' 多系統萎縮症患者前頭葉白質にみられるグリア細胞内封入体。文献72, 74から一部改変し引用。]]
'''B.''' 多系統萎縮症患者大脳白質にみられるグリア細胞内封入体。<br>弘前大学脳神経病理学講座 若林弘一博士よりご提供。]]


[[ファイル:Hasegawa alpha synuclein Fig6.png|サムネイル|'''図6. シヌクレイノパチーの関係図'''<br>Lewy小体を特徴とする疾患としてパーキンソン病、認知症を併発するパーキンソン病、レビー小体型認知症のほか、レム睡眠行動障害、純粋自律神経不全症などの病型が存在する。また、グリア細胞内封入体を病理学的指標とする疾患として多系統萎縮症がある。これらの疾患は完全に独立しておらず、重複してみられる場合もある。レム睡眠行動障害で発症し後にパーキンソン病と診断されるなど、経過中に病型が変化する例も少なくない。]]
[[ファイル:Hasegawa alpha synuclein Fig6.png|サムネイル|'''図6. シヌクレイノパチーの関係図'''<br>Lewy小体を特徴とする疾患としてパーキンソン病、認知症を併発するパーキンソン病、レビー小体型認知症のほか、レム睡眠行動障害、純粋自律神経不全症などの病型が存在する。また、グリア細胞内封入体を病理学的指標とする疾患として多系統萎縮症がある。これらの疾患は完全に独立しておらず、重複してみられる場合もある。レム睡眠行動障害で発症し後にパーキンソン病と診断されるなど、経過中に病型が変化する例も少なくない。]]