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フグ毒
{| class="wikitable"
英:tetrodotoxin、英略語:TTX、独:Tetrodotoxin、仏:tétrodotoxine
!化合物!!ClinicalTrials.gov Identifier !! 年 !! 国 !! 対象疾患 !! Phase !! 結果
 フグ毒tetrodotoxin (TTX) は1960年の初めに、神経、筋肉の興奮をつかさどる電位依存性ナトリウムチャネル(Na+チャネル)を低濃度でしかも選択的に阻害することが証明されて以来、チャネルの実験に欠かせないchemical toolとして世界中で広く使われてきている。TTXがきっかけとなって他の毒物や治療薬のチャネルに対する作用機構の研究が重要視され、channelopathyは医学生物学のホットなトピックになった。現在ではTTX抵抗性Na+チャネルの存在も知られている。TTXはフグが作るのではなく、海産の細菌によって作られ、食物連鎖を経てフグの主に卵巣や肝臓に蓄えられる。フグの種類によってはほとんどTTXを持たないものもある。この様な機構を反映して、TTXはフグ以外の海産動物、例外的には陸生動物にも見出されている。TTXをもった動物はTTX に対するLD50が非常に高い。フグ中毒は主に神経、筋肉系の麻痺によるものであるが、解毒剤は見つかっておらず、人工呼吸が対症療法的に有効である。臨床へのTTXの利用もいろいろ試みられているが、まだ試験段階である。
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歴史的背景
| Taltirelin Hydrate || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04107740 NCT04107740] || 2019- || 韓国 || SCD全般 || 4 || 現在進行中
 フグには強力な毒があるということは5000年も前からエジプトその他で知られていた。特に日本ではフグは最もおいしい魚として長い間賞玩されてきた。しかしその毒のために中毒死が絶えず、薬理学的な対象として広く研究されてきたとはいえ、以前はキモグラフを使うような非常に古典的な手法によっていたので、神経毒であるこことは知られていても詳しい作用機構はわからなかった。1960年の初めにTTXの化学構造が決定され、また神経、筋肉などで興奮をつかさどるNa+チャネルを低濃度でしかも選択的に阻害することが証明されて以来、実験室でのchemical tool として世界中で広く使われ、一躍神経生理、薬理のチャンピオンとしてデビューするようになった。これをきっかけにして、いろいろな化合物がchemical tool として使われるれる様になり、またさまざまな治療薬のチャネルに対する影響の研究が盛んになり、channelopathy が重要な医学生物学の分野として発展するようになった。
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化学構造
| KPS-0373(Rovatirelin) || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01970098 NCT01970098] || 2013-2015 || 日本 || 軽度~中等度のSCD || 3 || [https://jnnp.bmj.com/content/91/3/254 部分的に有効]
 1964年に京都で開かれたFourth International Conference on the Natural Productsで3つのグループ(日本「2」、アメリカ「1」)によって発表された(C11H17N3O8, 分子量319 )。TTX分子はグアニジウム基を含み、またhemilactal結合を持っていることが特徴である。TTXは双性イオン(zwitterion)の形をとり2種類のカチオンにイオン化される。水には直接溶けず、細胞膜は通れない。しかし酸性の溶液には溶解し、比較的安定である。pH 4.8、4 の条件下での分解時定数は14ヶ月と測定されている。アルカリ性の溶液中では不安定である。
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イオンチャネルに対する作用機構
| Riluzole || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03347344?cond=Spinocerebellar+Degeneration&draw=3&rank=11 NCT03347344] || 2018-2019 || フランス || SCA2 || 3 || 不明
 TTXが神経や筋肉を麻痺させることは、特に日本では長い間薬理学者の間で知られていたが、1960年になって細胞内微小電極法をカエルの筋肉に適用した実験から、TTXがNa+チャネルを選択的に阻害して麻痺をもたらすという仮説が発表された(Narahashi et al., American Journal of Physiology, 198, 934-938, 1960)。この仮説は4年後にエビの巨大神経線維に電位固定法を適用した実験で確実に証明された(Narahashi et al., Journal of General Physiology, 47, 965-974, 1964)。当時としては毒物をchemical tool として使うということは全く考えられなかった上、また特定のチャネル特にNa+チャネルを選択的に阻害する化合物はまったく知られていなかったので、TTXは一躍ユニークなchemical tool として世界中で広く使われるようになった。
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 TTXのNa+ チャネル阻害作用はいろいろな面でユニークである。まず第一にTTXは細胞の外から当てたときにのみ有効で、細胞内に直接与えても阻害しない。大部分の非選択的Na+チャネル阻害剤は、外から有効であっても実際は膜を通過してチャネルの内側から働いていることが知られている(たとえば局所麻酔薬)。第二にTTX 分子のグアニジウム基 はNa+チャネルを通れる大きさを持っているが、他の部分は大きすぎて通れない。つまりTTX がチャネルを外から塞いで阻害する訳である。第三にTTXがチャネルを阻害しても、チャネルのゲート機構は刺激によって正常に開閉する。このようなユニークな機構を反映して、個々のNa+チャネルはTTXによってall-or-noneにまた濃度依存的に阻害される。
| Transcranial Magnetic Stimulation || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03347344 NCT01975909] || 2013-2016 || 米国 || genetically-confirmed SCA || Not Applicable || 有効性なし
 Na+チャネルは260 kDaのα サブユニットとβ1 (36 kDa) あよびβ2 (33 kDa) サブユニットから構成されている。α サブユニット が主要な部分で、それだけでもチャネルとして働くがkineticsがおそい。β サブユニットを加えるとkineticsが正常に戻る。各々のα サブユニットは4つの相同ドメイン(I-IV)を含み、各々のドメインは6つの膜貫通領域 (S1-S6)からなっている。各ドメインのS5とS6 をつなぐループにTTX が結合してNa+チャネルを阻害すると考えられている。
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Chemical toolとしての利用
| Lithium Carbonate || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00683943 NCT00683943] || 2008-2010 || 米国 || SCA1 || 1 ||
 TTXは実験室で広く利用されている。2、3の例を次に挙げる。神経や筋肉では通常Na+チャネルとK+チャネルが共存しているので、K+チャネルの由来の電流を測定するためにはNa+チャネルをTTXで完全に阻害すればよい。シナプス後電位膜のチャネル、例えばアセチルコリン受容体チャネルやグルタミン酸受容体チャネルはTTXによって阻害されないので、節前繊維の興奮をTTXでとめて受容体の働きを調べることができる。その他神経興奮や活動電位を止めて実験することが多々あるが、このような場合にはTTXが広く使われている。Na+チャネルの密度もTTX あるいは同様なNa+チャネル阻害作用のあるサキシトキシン(saxitoxin、STX)の結合によって測定された。無髄神経線維では通常1 µm2あたり100-300個のNa+チャネルが存在する。有髄神経線維のランヴィエ絞輪では跳躍伝導のために密度が高く、1 µm2あたり12000個と測定されている。
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TTX抵抗性Na+チャネル
| Intravenous Immune Globulin || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02287064 NCT02287064] || 2015-2016 || 米国 || SCA types 1, 2, 3, 6, 10, or 11 || 1 || まだ発表なし
 神経や筋肉のNa+チャネルの中には高濃度のTTXではじめて阻害されるものがある。例へば後根神経節から脳に向かって痛みを伝えるC繊維は、IC50が100 µM前後のTTX抵抗性Na+チャネルを含んでいる。痛みは非常に重要なテーマなので、TTX抵抗性Na+チャネルの研究は盛んになった。TTX抵抗性Na+ チャネルも含めて、数種類のNa+チャネルが知られている。現在では命名法が統一されて、中枢、末梢神経および骨格筋にあるTTX感受性Na+チャネル(IC50=2-10 nM) はNav 1.1、1.2、1.3、1.4、および1.7、心筋と神経を除去された骨格筋にあるTTX抵抗性Na+チャネル(IC50=2 µM) はNav1.5、中枢、末梢神経にあるTTX 抵抗性Na+チャネル(IC50=1-100 µM) はNav1.8と1.9 と呼ばれている。
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フグ毒の分布
| Oral Trehalose || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04399265 NCT04399265] || 2020ー- || マレーシア || Genetically confirmed SCA 3 || Not Applicable || 進行中
 TTXはフグに含まれていることは昔から知られていたが、現在では種々な動物(主に海産動物)に発見されている。たとえばヒモムシLineus fuscoviridis、軟体動物Charonia lampus sauliae、Nassarius (Zeuxis) siquijorensis、Niotha lineate、イモリTaricha spp.およびカエルAtelopus spp.などである。TTXはフグによって生産されるのではなく、海産の細菌Vibrio alginolyticusおよびその他のVibrio spp.によって作られ、食物連鎖を経てフグに達することが証明された。ゆえにフグをそれらの細菌のない条件下で養殖すれば、TTXを持たないフグが出来るはずである。実際にこれが可能であることが証明された。TTXは主にフグの肝臓や卵巣に含まれているが、フグの種類によっては皮膚や腸にも含まれている。これらの臓器に含まれているTTXの量はフグの種類によって非常に異なり、ほとんどTTXを持たないフグも知られている。
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 TTXを持っている動物はTTXに対して著しい抵抗性を持っている。たとえばオウギガニ、ある種の熱帯魚、および日本産サンショウウオのTTXに対するLD50はそれぞれ1000、>300、>10000 mouse unit (MU) と測定されている。1 MUは体重20 gのマウスを30分で殺すTTXの量である。TTXを持った3種類のフグでのTTX LD50 は700-750、500-550、300-500 MU であった。一方、TTXを持たない4種類のフグでは、LD50は15-18、19-20、13-15、0.9-1.3 と測定された。
| Varenicline (Chantix®) || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00992771 NCT00992771] || 2009-2012 || 米国 || SCA3 || 2 || [https://n.neurology.org/content/78/8/545.long 有効]
TTXによる中毒
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 TTX LD50はマウスでは10 ng/g、ヒトでは2 mg/human といわれている。中毒の第1期は神経筋で起こり、唇や舌の痺れ、流涎や腹痛からなる。第2期には痺れが広がり手足(extremity)の麻痺が起こる。第3期には麻痺が神経筋肉系および呼吸器系にひろがって、構音障害(dysarthria)、筋線維性攣縮、低血圧 (hypotension)、血管運動ブロック、不整脈 を伴う。第4期の末期には呼吸麻痺、極度の低血圧、痙攣、脊髄反射の消失を経て死にいたる。
| Umbilical Cord Mesenchymal Stem Cells || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03378414 NCT03378414] || 2017- || 中国 || SCA1,2,4,6 || 2 || 詳細不明
 解毒剤は知られていない。対症療法としては人工呼吸が有効である。心筋のNa+チャネルはTTXに対する感受性が低く中毒中も働いているので、人工呼吸を施せばTTXが徐々に解毒されて患者は回復に向かう。胃洗浄は有効で、アトロピンも低血圧や徐脈に対症療法的に使われる。
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 しかしTTXによる中毒死は絶えない。日本国内での(御確認下さい)中毒例/死亡例は1965年が152/88、1970年が73/33、1980年が90/15、1990年が55/1、2000年が40/0、2007年が38/2と報告されている。最近の死亡例の低下は医療技術の改良を反映している。にもかかわらず中毒例が多いのは、少量の卵巣や肝臓をたべていわゆるnumb feeling を味わおうとする人が絶えないからである。
| Troriluzole || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02960893 NCT03701399] || 2018- || 米国 || SCA1,2,3,6,7,8,10 || 2,3 || 進行中
臨床への応用
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 TTXを臨床に応用すべく、いろいろ試みられているが、まだ試験段階で臨床に使われるまでには至っていない。大部分の試みはTTXの強力かつ選択的なNa+チャネル阻害作用を利用するものである。ひとつの大きな障害は副作用、特に低血圧である。臨床への応用の数例を次に述べる。
| Sodium Phenylbutyrate || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01096095 NCT01096095] || 2010-2012 || ブラジル || SCA3 || 2 || 中止
 TTX抵抗性Na+チャネルは痛みを中枢に伝えるC繊維に分布しているので、TTX抵抗性Na+を阻害してTTX感受性Na+チャネルを阻害しない化合物が見つかれば、副作用を伴わずに痛みを抑制することが出来ると考えられる。In vitroの実験では見つかっているものもあるが、まだ臨床的には成功していない。脳梗塞に伴う虚血にも神経保護薬として試みられている。TTXが神経末端を阻害して虚血に伴うグルタミン酸の神経末端からの放出を抑制するというのがそのアイデアである。TTXに対するモノクローナル抗体の作成も試みられて、ある程度の成功が報告されている。癌に伴う痛みに対して、非常な低濃度のTTXの筋肉内注射が長い間有効であるという報告もある。
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参考文献
| Dalfampridine || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01811706 NCT01811706] || 2013-2015 || 米国 || SCA1,2,3,6 || Not Applicable || 有効性なし
Hwang, D.-F. and Noguchi, T. (2007). Tetrodoxin poisoning. Advances in Food and Nutrition Research 52, 141-236.
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Narahashi, T. (2001). Pharmacology of tetrodotoxin. Journal of Toxicology - Toxin Reviews 20, 67-84.
| CAD-1883 || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04301284 NCT04301284] || 2020- || 米国 || SCA1,2,3,6,7,10,17 || 2 || 延期(COVID-19のため
Narahashi, T. (2008). Tetrodotoxin - A brief history-. Proceedings of the Japan Academy, Series B 84, 147-154.
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Noguchi, T. and Arakawa, O. ( 2008). Tetrodotoxin – distribution and accumulation in aquatic organisms, and cases of human intoxication. Marine Drugs 6, 220-242.
| Docosahexaenoic Acid (DHA) || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03109626 NCT03109626] || 2015-2018 || イタリア || SCA38 || Not Applicable || [https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/ana.25059 有効]
Yotsu-Yamashita, M. (2001). Chemistry of puffer fish toxin. Journal of Toxicology – Toxin Reviews 20, 51-66.
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(執筆者:楢橋敏夫、編集委員:林 康紀)
| Stemchymal® || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02540655 NCT02540655] || 2015- || 台湾 || SCA2,3 || 2 || 不明
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| Intravenous Cabaletta || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02147886 NCT02147886] || 2014-2016 || イスラエル || SCA3 || 2 || 結果?
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| Coenzyme Q10 || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00957216 NCT00957216] || 2009-2018 || 米国 || 弧発性SCD || 1 || 結果?
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| BHV-4157 || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03408080 NCT03408080] || 2018- || 米国 || SCA1,2,3,6 || 3 || エントリー中止中
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| Vatiquinone || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04577352 NCT04577352] || 2020- || 米国 || Friedreich Ataxia || 2,3 || 開始前
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| CTI-1601 || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04519567 NCT04519567] || 2020- || 米国 || Friedreich Ataxia || 1 || 開始前
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| Etravirine || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04273165 NCT04273165] || 2020- || イタリア || Friedreich Ataxia || 2 || 開始前
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| RT001 || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04102501 NCT04102501] || 2019- || 米国 || Friedreich Ataxia || 3 || 進行中
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| Resveratrol || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03933163 NCT03933163] || 2019- || 米国 || Friedreich Ataxia || 2 || 進行中
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| MIN-102 || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03917225 NCT03917225] || 2019- || EU || Friedreich Ataxia || 2 || リクルート終了
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| gamma interferon || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03888664 NCT03888664]<br>[https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02797080 NCT02797080]<br>[https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02593773 NCT02593773]<br>[https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01965327 NCT01965327]||  ||  || Friedreich Ataxia || 2、3 ||
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| Nicotinamide || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03761511 NCT03761511] || 2018- || EU || Friedreich Ataxia || 2 || 進行中
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| TAK-831 || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03214588 NCT03214588] || 2017-2019 || 米国 || Friedreich Ataxia || 2 || 有効性なし
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| Rosuvastatin || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02705547 NCT02705547] || 2016-2018 || 米国 || Friedreich Ataxia || 1 || リクルート終了
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| (+)-Epicatechin || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02660112 NCT02660112] || 2016-2019 || 米国 || Friedreich Ataxia || 2 || 有効性なし
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| Methylprednisolone || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02424435 NCT02424435] || 2015-2020 || 米国 || Friedreich Ataxia || 1 || リクルート終了
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| EPI-743(alpha-tocotrienol quinone) || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01962363 NCT01962363] || 2013-2016 || 米国 || Friedreich's Ataxia with Point Mutations || 2 || [https://n.neurology.org/content/86/16_Supplement/P5.388 効果あり]
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| Omaveloxolone || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02255435 NCT02255435] || 2014- || 米国 || Friedreich Ataxia || 2 || リクルート停止
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| Acetyl-L-Carnitine || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01921868 NCT01921868] || 2013-2017 || 米国 || Friedreich Ataxia || Not Applicable || 結果未報告
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| VP 20629 || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01898884 NCT01898884] || 2013-2016 || 米国 || Friedreich Ataxia || 1 || リクルート終了
|-
| EPI-743 || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01728064 NCT01728064] || 2012-2015 || 米国 || Friedreich Ataxia || 2 || 有効性なし
|-
| Bupropion and Citalopram || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01716221 NCT01716221] || 2012-2016 || 米国 || Friedreich Ataxia || 4 || 終了
|-
| Resveratrol || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01339884 NCT01339884] || 2011-2014 || オーストラリア || Friedreich Ataxia || 1,2 || 終了
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| Idebenone || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01303406 NCT01303406] || 2011-2016 || EU || Friedreich Ataxia || 3 || 有効性なし
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| A0001(alpha-tocopherolquinone) || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01035671 NCT01035671] || 2009-2011 || 米国 || Friedreich Ataxia || 2 || [https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/mds.25058 容量依存性にFRDA評価スケール改善]
|-
| Erythropoietin || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01016366 NCT01016366] || 2009-2016 || EU || Friedreich Ataxia || 2 || 有効性なし
|-
| idebenone || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00993967 NCT00993967] || 2009-2016 || EU || Friedreich Ataxia || 3 || 認容性を副作用の確認
|-
| deferiprone || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00530127 NCT00530127] || 2007-2009 || EU || Friedreich Ataxia || 1,2 || [https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/ana.24248 非重症例で進行抑制の可能性(+)]
|-
| EGb 761 || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00824512 NCT00824512] || 209-2013 || フランス || Friedreich Ataxia || 2 || 有効性なし
|-
| pioglitazone || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00811681 NCT00811681] || 2008-2013 || フランス || Friedreich Ataxia || 3 || 終了
|-
| varenicline || [https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00803868 NCT00803868] || 2008-2010 || 米国 || Friedreich Ataxia || 2,3 || 途中で中止
|-
| Triheptanoin || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04513002 NCT04513002] || 2020- || オーストラリア || Ataxia Telangiectasia || 2 || リクルート開始前
|-
| vitamin B3 || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03962114 NCT03962114] || 2019- || オランダ || Ataxia Telangiectasia || 2 || リクルート中
|-
| N-Acetyl-L-Leucine || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03759678 NCT03759678] || 2018- || 米,英,独 || Ataxia Telangiectasia || 2 || リクルート中
|-
| Metformin,Pioglitazone || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02733679 NCT02733679] || 2016-2019 || 英国 || Ataxia Telangiectasia || 4 || 終了
|-
| Somatropin, Clonidine, L-Arginin-Hydrochloride, Estradiol valerate || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01052623 NCT01052623] || 2010-2011 || ドイツ || Ataxia Telangiectasia || 4 || 結果?
|-
| amantadine sulphate || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00950196 NCT00950196] || 2009-2011 || イスラエル || Ataxia Telangiectasia || 4 || [https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/0883073812441999 運動症状を改善]
|-
| Baclofen || [https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00640003 NCT00640003] || 2008-2011 || 米国 || Ataxia Telangiectasia || 1 || 結果?
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2021年2月17日 (水) 21:27時点における最新版

化合物 ClinicalTrials.gov Identifier 対象疾患 Phase 結果
Taltirelin Hydrate NCT04107740 2019- 韓国 SCD全般 4 現在進行中
KPS-0373(Rovatirelin) NCT01970098 2013-2015 日本 軽度~中等度のSCD 3 部分的に有効
Riluzole NCT03347344 2018-2019 フランス SCA2 3 不明
Transcranial Magnetic Stimulation NCT01975909 2013-2016 米国 genetically-confirmed SCA Not Applicable 有効性なし
Lithium Carbonate NCT00683943 2008-2010 米国 SCA1 1
Intravenous Immune Globulin NCT02287064 2015-2016 米国 SCA types 1, 2, 3, 6, 10, or 11 1 まだ発表なし
Oral Trehalose NCT04399265 2020ー- マレーシア Genetically confirmed SCA 3 Not Applicable 進行中
Varenicline (Chantix®) NCT00992771 2009-2012 米国 SCA3 2 有効
Umbilical Cord Mesenchymal Stem Cells NCT03378414 2017- 中国 SCA1,2,4,6 2 詳細不明
Troriluzole NCT03701399 2018- 米国 SCA1,2,3,6,7,8,10 2,3 進行中
Sodium Phenylbutyrate NCT01096095 2010-2012 ブラジル SCA3 2 中止
Dalfampridine NCT01811706 2013-2015 米国 SCA1,2,3,6 Not Applicable 有効性なし
CAD-1883 NCT04301284 2020- 米国 SCA1,2,3,6,7,10,17 2 延期(COVID-19のため
Docosahexaenoic Acid (DHA) NCT03109626 2015-2018 イタリア SCA38 Not Applicable 有効
Stemchymal® NCT02540655 2015- 台湾 SCA2,3 2 不明
Intravenous Cabaletta NCT02147886 2014-2016 イスラエル SCA3 2 結果?
Coenzyme Q10 NCT00957216 2009-2018 米国 弧発性SCD 1 結果?
BHV-4157 NCT03408080 2018- 米国 SCA1,2,3,6 3 エントリー中止中
Vatiquinone NCT04577352 2020- 米国 Friedreich Ataxia 2,3 開始前
CTI-1601 NCT04519567 2020- 米国 Friedreich Ataxia 1 開始前
Etravirine NCT04273165 2020- イタリア Friedreich Ataxia 2 開始前
RT001 NCT04102501 2019- 米国 Friedreich Ataxia 3 進行中
Resveratrol NCT03933163 2019- 米国 Friedreich Ataxia 2 進行中
MIN-102 NCT03917225 2019- EU Friedreich Ataxia 2 リクルート終了
gamma interferon NCT03888664
NCT02797080
NCT02593773
NCT01965327
Friedreich Ataxia 2、3
Nicotinamide NCT03761511 2018- EU Friedreich Ataxia 2 進行中
TAK-831 NCT03214588 2017-2019 米国 Friedreich Ataxia 2 有効性なし
Rosuvastatin NCT02705547 2016-2018 米国 Friedreich Ataxia 1 リクルート終了
(+)-Epicatechin NCT02660112 2016-2019 米国 Friedreich Ataxia 2 有効性なし
Methylprednisolone NCT02424435 2015-2020 米国 Friedreich Ataxia 1 リクルート終了
EPI-743(alpha-tocotrienol quinone) NCT01962363 2013-2016 米国 Friedreich's Ataxia with Point Mutations 2 効果あり
Omaveloxolone NCT02255435 2014- 米国 Friedreich Ataxia 2 リクルート停止
Acetyl-L-Carnitine NCT01921868 2013-2017 米国 Friedreich Ataxia Not Applicable 結果未報告
VP 20629 NCT01898884 2013-2016 米国 Friedreich Ataxia 1 リクルート終了
EPI-743 NCT01728064 2012-2015 米国 Friedreich Ataxia 2 有効性なし
Bupropion and Citalopram NCT01716221 2012-2016 米国 Friedreich Ataxia 4 終了
Resveratrol NCT01339884 2011-2014 オーストラリア Friedreich Ataxia 1,2 終了
Idebenone NCT01303406 2011-2016 EU Friedreich Ataxia 3 有効性なし
A0001(alpha-tocopherolquinone) NCT01035671 2009-2011 米国 Friedreich Ataxia 2 容量依存性にFRDA評価スケール改善
Erythropoietin NCT01016366 2009-2016 EU Friedreich Ataxia 2 有効性なし
idebenone NCT00993967 2009-2016 EU Friedreich Ataxia 3 認容性を副作用の確認
deferiprone NCT00530127 2007-2009 EU Friedreich Ataxia 1,2 非重症例で進行抑制の可能性(+)
EGb 761 NCT00824512 209-2013 フランス Friedreich Ataxia 2 有効性なし
pioglitazone NCT00811681 2008-2013 フランス Friedreich Ataxia 3 終了
varenicline NCT00803868 2008-2010 米国 Friedreich Ataxia 2,3 途中で中止
Triheptanoin NCT04513002 2020- オーストラリア Ataxia Telangiectasia 2 リクルート開始前
vitamin B3 NCT03962114 2019- オランダ Ataxia Telangiectasia 2 リクルート中
N-Acetyl-L-Leucine NCT03759678 2018- 米,英,独 Ataxia Telangiectasia 2 リクルート中
Metformin,Pioglitazone NCT02733679 2016-2019 英国 Ataxia Telangiectasia 4 終了
Somatropin, Clonidine, L-Arginin-Hydrochloride, Estradiol valerate NCT01052623 2010-2011 ドイツ Ataxia Telangiectasia 4 結果?
amantadine sulphate NCT00950196 2009-2011 イスラエル Ataxia Telangiectasia 4 運動症状を改善
Baclofen NCT00640003 2008-2011 米国 Ataxia Telangiectasia 1 結果?