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<font size="+1">[ | <font size="+1">[https://researchmap.jp/a_yokoseki 横関明男]</font><br> | ||
''新潟大学大学院医歯学総合研究科 臓器連関学寄附講座''<br> | ''新潟大学大学院医歯学総合研究科 臓器連関学寄附講座''<br> | ||
DOI:<selfdoi /> | <font size="+1">他田正義</font><br> | ||
担当編集委員:[http://researchmap.jp/read0141446 漆谷 真] | ''新潟市民病院 脳神経内科''<br> | ||
<font size="+1">[https://researchmap.jp/onoderao 小野寺理]</font><br> | |||
''新潟大学脳研究所 脳神経内科学分野''<br> | |||
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2021年1月29日 原稿完成日:20XX年月日<br> | |||
担当編集委員:[http://researchmap.jp/read0141446 漆谷 真](滋賀医科大学 医学部 脳神経内科)<br> | |||
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英語略:SCD | 英語略:SCD | ||
{{box|text= 脊髄小脳変性症は、小脳や脊髄の系統変性に伴う運動失調症の総称である。脊髄小脳変性症は、弧発性と遺伝性があり、遺伝性は顕性 (優性) 遺伝と潜在 (劣性) 遺伝に分類される。弧発性では、多系統萎縮症が最も頻度が高く、遺伝性は国により頻度が異なり、日本ではMachado-Joseph病 (MJD) 、spinocerebellar ataxia 6 (SCA6) 、spinocerebellar ataxia 31 (SCA31) の頻度が高い。臨床症状は、小脳および小脳への出入力に関する神経障害により、眼球運動障害、構音障害、歩行障害、体幹失調、筋トーヌス低下など様々な症状を認める。脊髄小脳変性症の治療は、失調症状の改善目的にTRH (thyrotropin releasing hormone) 製剤が使用されているが、効果は限定的であり、現在多くの薬剤で治験が実施されている。}} | {{box|text= 脊髄小脳変性症は、小脳や脊髄の系統変性に伴う運動失調症の総称である。脊髄小脳変性症は、弧発性と遺伝性があり、遺伝性は顕性 (優性) 遺伝と潜在 (劣性) 遺伝に分類される。弧発性では、多系統萎縮症が最も頻度が高く、遺伝性は国により頻度が異なり、日本ではMachado-Joseph病 (MJD) 、spinocerebellar ataxia 6 (SCA6) 、spinocerebellar ataxia 31 (SCA31) の頻度が高い。臨床症状は、小脳および小脳への出入力に関する神経障害により、眼球運動障害、構音障害、歩行障害、体幹失調、筋トーヌス低下など様々な症状を認める。脊髄小脳変性症の治療は、失調症状の改善目的にTRH (thyrotropin releasing hormone) 製剤が使用されているが、効果は限定的であり、現在多くの薬剤で治験が実施されている。}} |