「病識」の版間の差分

188 バイト追加 、 2021年7月1日 (木)
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=== 包括的な介入 ===
=== 包括的な介入 ===
 これまで述べてきたように、病識は多要因であり、介入も情報提供だけでは不十分と考えられる。Guoら<ref name=Guo2010><pubmed>20819983</pubmed></ref>42)は、認知行動療法、家族療法、心理教育、スキルズトレーニングの組み合わせで、通常の治療と比較して、病識や治療への態度がより大きく改善することを報告している。こうした介入は、病相期に沿って計画的に実施される必要があるだろう。
 これまで述べてきたように、病識は多要因であり、介入も情報提供だけでは不十分と考えられる。Guoら<ref name=Guo2010><pubmed>20819983</pubmed></ref>42)は、認知行動療法、家族療法、心理教育、スキルズトレーニングの組み合わせで、通常の治療と比較して、病識や治療への態度がより大きく改善することを報告している。こうした介入は、病相期に沿って計画的に実施される必要があるだろう。
==註==
 本項は、池淵恵美:統合失調症の「病識」を再考する。精神医学 63:395-414, 2021 を参照して書かれたものである。医学書院許可済み。


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==


<references/>
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