「アカシジア」の版間の差分

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 その他の薬剤としては、ビタミンB6、アマンタジン、アポモルヒネ、クロニジン、ガバペンチン、プレガバリン等の薬剤で、薬原性アカシジアに対する臨床試験が行われている<ref name=Pringsheim2018><pubmed>29685069</pubmed></ref>47)。
 その他の薬剤としては、ビタミンB6、アマンタジン、アポモルヒネ、クロニジン、ガバペンチン、プレガバリン等の薬剤で、薬原性アカシジアに対する臨床試験が行われている<ref name=Pringsheim2018><pubmed>29685069</pubmed></ref>47)。


 A型インフルエンザウィルス感染症治療薬としても用いられるアマンタジンは、神経末端からのドパミン放出促進や再取り込み阻害によって錐体外路系副作用を軽減すると考えられている<ref name=松田1991>松田源一: 抗パーキンソン薬の使い方.浅井昌弘,八木剛平監修:精神分裂病治療のストラテジー:薬物療法と精神療法の接点を求めて.国際医書出版, 東京, 1991, pp189-193. </ref>24)。抗コリン作用のない錐体外路症状治療薬で、効果の発現までに1週間程度を要し<ref name=Ananth1975><pubmed>239908</pubmed></ref>26)、その後作用は4週間持続する<ref name=Nemeroff1999>'''Nemeroff CB, Schatzberg AF (1999).'''<br>Drugs for extrapyramidal side effects. In: Recognition and Treatment of Psychiatric Disorders. A Psychopharmacology Handbook for primary care, American Psychiatric Press, Washington DC, pp145-150. </ref>27)。理論的には精神病症状を悪化させる危険性もあり注意を要する。
 A型インフルエンザウィルス感染症治療薬としても用いられるアマンタジンは、神経末端からのドパミン放出促進や再取り込み阻害によって錐体外路系副作用を軽減すると考えられている<ref name=松田1991>'''松田源一 (1991).'''<br>抗パーキンソン薬の使い方.浅井昌弘,八木剛平監修:精神分裂病治療のストラテジー:薬物療法と精神療法の接点を求めて.国際医書出版, 東京, pp189-193. </ref>24)。抗コリン作用のない錐体外路症状治療薬で、効果の発現までに1週間程度を要し<ref name=Ananth1975><pubmed>239908</pubmed></ref>26)、その後作用は4週間持続する<ref name=Nemeroff1999>'''Nemeroff CB, Schatzberg AF (1999).'''<br>Drugs for extrapyramidal side effects. In: Recognition and Treatment of Psychiatric Disorders. A Psychopharmacology Handbook for primary care, American Psychiatric Press, Washington DC, pp145-150. </ref>27)。理論的には精神病症状を悪化させる危険性もあり注意を要する。


== 関連項目 ==
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