17,548
回編集
細 (→シナプス可塑性) |
細編集の要約なし |
||
| 1行目: | 1行目: | ||
<div align="right"> | |||
<font size="+1">[https://researchmap.jp/hiroyukisakagami 阪上 洋行]</font><br> | |||
''北里大学・医学部・解剖学''<br> | |||
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2025年4月24日 原稿完成日:2025年4月27日<br> | |||
担当編集委員:[http://researchmap.jp/wadancnp 和田 圭司](国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター) | |||
</div> | |||
英:ADP ribosylation factor<br> | |||
英略語:Arf | |||
{{box|text= ADPリボシル化因子(Arf)は、Rasスーパーファミリーに属する低分子量GTP結合タンパク質で、哺乳類ではArf1からArf6の6種類の分子(ヒトではARF2以外の5分子)が存在する。ArfはGTP結合型とGDP結合型の2つのコンフォメーションを変換させて、細胞内小胞輸送やアクチン細胞骨格の再構築を制御する分子スイッチとして機能する。神経系において、Arfは軸索、樹状突起、棘突起の形成と維持、細胞移動、シナプス小胞サイクル、シナプス可塑性などの多彩な機能に関与する。}} | {{box|text= ADPリボシル化因子(Arf)は、Rasスーパーファミリーに属する低分子量GTP結合タンパク質で、哺乳類ではArf1からArf6の6種類の分子(ヒトではARF2以外の5分子)が存在する。ArfはGTP結合型とGDP結合型の2つのコンフォメーションを変換させて、細胞内小胞輸送やアクチン細胞骨格の再構築を制御する分子スイッチとして機能する。神経系において、Arfは軸索、樹状突起、棘突起の形成と維持、細胞移動、シナプス小胞サイクル、シナプス可塑性などの多彩な機能に関与する。}} | ||