「MAGUKS with Inverted domain structureファミリー」の版間の差分

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MAGIファミリー
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<font size="+1">[http://researchmap.jp/read0080134 田畑 秀典]</font><br>
''愛知県医療療育総合センター 発達障害研究所 分子病態研究部''<br>
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2025年4月17日 原稿完成日:2025年8月17日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/2rikenbsi 林 康紀](京都大学大学院医学研究科 システム神経薬理学分野)<br>
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英語名:MAGUKS with Inverted domain structure family<br>
略称:MAGIファミリー


MAGI (Membrane-Associated Guanylate Kinases with Inverted domain structure)ファミリーはMAGI1, MAGI2, MAGI3を含む分子量120~180Kの足場タンパク質であり、主に細胞間接着や膜受容体の裏打ちタンパク質として機能する。神経系ではシナプスに集積し、統合失調症等の様々な精神疾患でコピー数多型が見つかっている。
{{box|text= Membrane-Associated Guanylate Kinases with Inverted domain structure (MAGI)ファミリーはMAGI1, MAGI2, MAGI3を含む分子量120~180Kの足場タンパク質であり、主に細胞間接着や膜受容体の裏打ちタンパク質として機能する。神経系ではシナプスに集積し、統合失調症等の様々な精神疾患でコピー数多型が見つかっている。}}


== MAGIとは ==
== MAGIとは ==
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* [[アドへレンスジャンクション]]
* [[アドへレンスジャンクション]]
* [[タイトジャンクション]]
* [[タイトジャンクション]]
図の説明:
MAGI1のドメイン構造を示す。N末端側から1個のPDZドメイン、GuKドメイン、2つのWWドメイン、5つのPDZドメインが連なる。


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==