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--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年6月13日 (水) 00:54 (JST) | --[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年6月13日 (水) 00:54 (JST) | ||
== 編集 林 作業記録2 == | |||
柿木 隆介先生 | |||
一戸先生からOKをいただきましたので、編集部で最終確認を行っています。通常抄録は一段落程度設けておりますが、先生の手を煩わせるよりもとおもい、こちらで用意させていただきました。基本的には本文から文章を拾ったのですが、勉強不足でいくつかわからない点がございますので、御修正、御加筆をお願いできないでしょうか。 | |||
「痛みとは組織の実質的あるいは潜在的な傷害に結びつくか、このような傷害を表す言葉を使って述べられる不快な感覚、情動体験であると定義されている。末梢組織が傷害されると、サイトカインや神経ペプチドなどがXXX細胞から放出され、組織に炎症・瘢痕化を引き起こす。XXXXXX(ここから次に述べられている神経の活動にどのように結びつくのでしょうか)。針で刺されたような鋭い痛みは皮膚の高閾値機械受容器で受容され、Aδ線維を上行する。これを一次痛と呼ぶ。内臓、癌痛、歯痛などのような痛みは皮膚の(?)ポリモーダル受容器で受容されC線維を上行する。これを二次痛という。さらに脊髄視床路外側脊髄視床路と前脊髄視床路を上行し、それぞれ視床腹側基底核群と髄板内核群に終始する。前者は第1次体性感覚野(SI)に主に投射する中継点であり、皮膚、内臓、筋、関節からの識別性の感覚に関与している。後者は大脳辺縁系に投射し、情動等に関与するとされている。第1次体性感覚野に到達した後は、第2次体性感覚野(SII)と島に向かう経路と連合野(5野および7野)に向かう経路の2つが存在する。また、視床から直接、島、帯状回、扁桃体に向かう経路もあり、島には両方の経路を経由するシグナルが到達する。現在、島は痛覚認知の重要な部位であると考えられている。」 | |||
「末梢メカニズム」で述べられているサイトカインや神経ペプチド、それからその結果として引き起こされる組織変化がいかに「痛覚伝導路」でのべられている高閾値機械受容器やポリモーダル受容体の活性化につながるのかがわからなくて、難儀している次第でございます。 | |||
先生には編集の不手際により、時間ばかりお掛けしてしまい申し訳ございません。決して片手間にやっているつもりではないのですが、編集委員も編集部も研究者のボランティアですので、何卒ご容赦いただきますよう、お願いいたします。 | |||
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] ([[利用者・トーク:WikiSysop|トーク]]) 2015年4月17日 (金) 09:54 (JST) | |||
==柿木先生ご返事== | |||
林先生 | |||
サイトカインや神経ペプチドなどがXXX細胞から放出され、組織に炎症・瘢痕化を引き起こす。XXXXXX(ここから次に述べられている神経の活動にどのように結びつくのでしょうか)。 | |||
この部分は、「サイトカインや神経ペプチドなどが肥満細胞、T細胞などから放出され、組織に炎症・瘢痕化を引き起こす。熱刺激や腫れによる機械刺激、炎症性分子による化学的刺激により、痛みに関連する高閾値機械受容器やポリモーダル受容器が活性化される。受容器の活性化によって発生するシグナルは痛覚伝導路(後述)を上行する。」で良いと思います。 | |||
柿木隆介 |