「覚醒剤」の版間の差分

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== 作用 ==
== 作用 ==


 覚せい剤の作用として以下のものが挙げられる<ref>'''小沼杏坪'''<br>「VI章 薬物依存の基礎と臨床 覚せい剤依存の臨床」脳とこころのプライマリケア(8)依存<br>''株式会社シナジー(東京)'':2011</ref>。 <br>1.中枢神経の興奮作用: 気分爽快、自信増加、積極性増加、精力増進、疲労感減少、多弁、不眠、常同行動 <br>2.交感神経の刺激作用: 瞳孔散大、立毛感、心悸亢進、末梢血管の収縮、四肢の冷感、血圧上昇、狡猾、腱反射の亢進 <br>3.食欲減退作用 <br>4.強い渇望感を伴う依存の形成 <br>5.錯乱、幻覚、妄想などを伴う中毒性精神病の発現
 覚せい剤の作用として以下のものが挙げられる<ref>'''小沼杏坪'''<br>「VI章 薬物依存の基礎と臨床 覚せい剤依存の臨床」脳とこころのプライマリケア(8)依存<br>''株式会社シナジー(東京)'':2011</ref>。 <br>
#中枢神経の興奮作用: 気分爽快、自信増加、積極性増加、精力増進、疲労感減少、多弁、不眠、常同行動  
#交感神経の刺激作用: 瞳孔散大、立毛感、心悸亢進、末梢血管の収縮、四肢の冷感、血圧上昇、狡猾、腱反射の亢進  
#食欲減退作用
#強い渇望感を伴う依存の形成
#錯乱、幻覚、妄想などを伴う中毒性精神病の発現


 第二次覚せい剤乱用期の1983年に行われた覚せい剤中毒対策に関する専門家会議では、覚せい剤に関連した疾患として、①覚せい剤急性中毒、②覚せい剤依存症、③覚せい剤精神病をあげている。  
 第二次覚せい剤乱用期の1983年に行われた覚せい剤中毒対策に関する専門家会議では、覚せい剤に関連した疾患として、①覚せい剤急性中毒、②覚せい剤依存症、③覚せい剤精神病をあげている。