「グルタミン酸」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
106行目: 106行目:


===イオンチャネル型受容体===
===イオンチャネル型受容体===
{| class="wikitable" style="float:right; border: 1px solid darkgray;"
 グルタミン酸神経伝達のうち、早い成分を担っているのがイオンチャネル型グルタミン酸受容体である。脊椎動物ではカチオンチャネルである興奮性のグルタミン酸受容体のみであるが、無脊椎動物では、塩素チャネルである抑制型のグルタミン酸受容体も知られている。
 
 興奮性グルタミン酸受容体は次の3種に大きく分けられる。いずれも、大きな細胞外ドメインに3つの膜貫通領域(M1、M3、M4)とそれに挟まれた膜にループ状に埋め込まれるM2領域、細胞内ドメインからなる。テトラマーを形成される。
{| class="wikitable" style="float:left; border: 1px solid darkgray;"
|+表 グルタミン酸受容体の分類
|+表 グルタミン酸受容体の分類
| align="center"|'''タイプ''' || '''名称''' || '''作動薬'''  
| align="center"|'''タイプ''' || '''名称''' || '''作動薬'''  
123行目: 126行目:
  |-  
  |-  
|}
|}
 グルタミン酸神経伝達のうち、早い成分を担っているのがイオンチャネル型グルタミン酸受容体である。脊椎動物ではカチオンチャネルである興奮性のグルタミン酸受容体のみであるが、無脊椎動物では、塩素チャネルである抑制型のグルタミン酸受容体も知られている。


 興奮性グルタミン酸受容体は次の3種に大きく分けられる。いずれも、大きな細胞外ドメインに3つの膜貫通領域(M1、M3、M4)とそれに挟まれた膜にループ状に埋め込まれるM2領域、細胞内ドメインからなる。テトラマーを形成される。
[[ファイル:Hayashi glutamate fig2.png|thumb|right|300px| '''図3 グルタミン酸受容体競合性拮抗薬の例'''<br>CNQXはAMPA型受容体も阻害する。]]
[[ファイル:Hayashi glutamate fig2.png|thumb|right|300px| '''図3 グルタミン酸受容体競合性拮抗薬の例'''<br>CNQXはAMPA型受容体も阻害する。]]
==== AMPA型グルタミン酸受容体 ====
==== AMPA型グルタミン酸受容体 ====