「細胞骨格」の版間の差分
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Takaonakata (トーク | 投稿記録) 細編集の要約なし |
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このタンパク質がアクチンフィラメントの端につくと、重合も脱重合もしない安定なフィラメントを形成する。 | このタンパク質がアクチンフィラメントの端につくと、重合も脱重合もしない安定なフィラメントを形成する。 | ||
====微絨毛==== | ====微絨毛==== | ||
小腸上皮細胞の頂部等にある突起。この中には突起先端を+端としたアクチンフィラメントの束がある。これを束ねる架橋形成タンパク質にビリンやフィンブリンなどがあり、アクチンの束と細胞膜の間にはミオシンIが豊富である。 | |||
====移動細胞におけるラメリポディア==== | ====移動細胞におけるラメリポディア==== | ||
Arp2/3複合体は、二つのアクチン関連タンパク質 (actin-related protein) | Arp2/3複合体は、二つのアクチン関連タンパク質 (actin-related protein) Arp2とArp3を含むヘテロ七量体のタンパク質複合体であり、枝分かれしたアクチン 繊維を形成することができる。これらはさらにWASPやracにより制御されている。 | ||
====アクチンの重合によるリステリア菌の細胞内移動==== | ====アクチンの重合によるリステリア菌の細胞内移動==== | ||
この菌は侵入した細胞内で、菌の一方の端(後ろ)にActAを用いてアクチンフィラメントを重合させ, その反作用で前に進む。この時PIP2とPIP3 が必要である。 | この菌は侵入した細胞内で、菌の一方の端(後ろ)にActAを用いてアクチンフィラメントを重合させ, その反作用で前に進む。この時PIP2とPIP3 が必要である。 | ||
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===神経細胞での特徴=== | ===神経細胞での特徴=== | ||
神経細胞では細胞膜直下のほか、樹状突起の[[スパイン]]や、[[シナプス後肥厚]] 、[[ランヴィエの絞輪]]、[[成長円錐]]に多い。<br> | 神経細胞では細胞膜直下のほか、樹状突起の[[スパイン]]や、[[シナプス後肥厚]] 、[[ランヴィエの絞輪]]、[[成長円錐]]に多い。<br> | ||