「チロシンリン酸化」の版間の差分

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英:tyrosine phosphorylation、英略語:PY、P-Tyr
英:tyrosine phosphorylation 英略語:PY、P-Tyr 独:Tyrosin Phosphorylierung


真核生物に存在するタンパク質の細胞内領域チロシン残基に起こる可逆的リン酸基付加反応。チロシンリン酸化の状態は、チロシンキナーゼ(チロシンリン酸化酵素、Protein Tyrosine Kinase、PTK)およびチロシンフォスファターゼ(チロシン脱リン酸化酵素、Protein Tyrosine Phosphatase、PTP)の活性のバランスにより制御される。高等生物の神経系において、チロシンリン酸化は、様々な神経発生や神経可塑性の過程で、タンパク質の活性や局在、タンパク質間の結合、イオンチャンネルの性質、細胞内情報伝達系等を制御することが知られている。
 [[真核生物]]に存在するタンパク質の細胞内領域チロシン残基に起こる可逆的リン酸基付加反応。チロシンリン酸化の状態は、チロシンキナーゼ(チロシンリン酸化酵素、Protein Tyrosine Kinase、PTK)およびチロシンフォスファターゼ(チロシン脱リン酸化酵素、Protein Tyrosine Phosphatase、PTP)の活性のバランスにより制御される。高等生物の神経系において、チロシンリン酸化は、様々な神経発生や神経可塑性の過程で、タンパク質の活性や局在、タンパク質間の結合、イオンチャンネルの性質、細胞内情報伝達系等を制御することが知られている。