「分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ8相互作用タンパク質」の版間の差分
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[[ファイル:Hirai JIP-1 Fig1.png|サムネイル|'''図. MAPK8IPファミリータンパク質のドメイン構造'''<br>MAPK8IP1(JIP1/IB1)、MAPK8IP2(JIP2/IB2)、MAPK8IP3(JIP3/JSAP1)、MAPK8IP4(JIP4/JLP/SPAG9)の一次構造を模式的に示す。各タンパク質は JNK結合ドメイン(JNK-binding domain; JBD) を有し、MAPK8IP1/2のC末端には Src homology 3(SH3)ドメインおよび phosphotyrosine-binding(PTB)ドメインが、MAPK8IP3/4には ロイシンジッパー(leucine zipper)モチーフが存在する。上の図にはこれらに加え、キネシン重鎖(kinesin heavy chain; KHC)、キネシン軽鎖(kinesin light chain; KLC)、およびダイナクチンとの結合部位が示されている。]] | |||
図. MAPK8IPファミリータンパク質のドメイン構造 | |||
MAPK8IP1(JIP1/IB1)、MAPK8IP2(JIP2/IB2)、MAPK8IP3(JIP3/JSAP1)、MAPK8IP4(JIP4/JLP/SPAG9)の一次構造を模式的に示す。各タンパク質は JNK結合ドメイン(JNK-binding domain; JBD) を有し、MAPK8IP1/2のC末端には Src homology 3(SH3)ドメインおよび phosphotyrosine-binding(PTB)ドメインが、MAPK8IP3/4には ロイシンジッパー(leucine zipper)モチーフが存在する。上の図にはこれらに加え、キネシン重鎖(kinesin heavy chain; KHC)、キネシン軽鎖(kinesin light chain; KLC)、およびダイナクチンとの結合部位が示されている。 | |||
JIP1はインスリン受容体からのシグナル伝達を制御する因子としても独立に発見されており、その発現パターンからislet brain-1 (IB1)と呼ばれている<ref name=Bonny1998><pubmed>9442013</pubmed></ref> [4]。JIP1/IB1のパラログとしてはJIP2/IB2が知られている<ref name=Yasuda1999><pubmed>10490659</pubmed></ref> [5]。また、JIP1とは構造が全く異なるJNK結合足場タンパク質としてJun N-terminal protein kinase /stress-activated protein kinase-associated protein 1 (JSAP1) <ref name=Ito1999><pubmed>10523642</pubmed></ref> [6]が同定されているが、これはJIP3[7]とも呼ばれている。JSAP1/JIP3のパラログとしてはJNK-associated leucine zipper protein (JLP)[8]/sperm-associated antigen 9 (SPAG9)[9]/JIP4[10] <ref name=Lee2002><pubmed>12391307</pubmed></ref><ref name=Jagadish2005><pubmed>16077255</pubmed></ref><ref name=Kelkar2005><pubmed>15767678</pubmed></ref>が知られている。近年ではヒトのMAPK関連遺伝子に統一的な名称が使用されるようになってきている。JNK1自体がMAPK8と呼称されるようになったのに合わせ、JIP1はMAPK8IP1 (MAPK8-interacting protein1)、JIP2はMAPK8IP2、JSAP1/JIP3はMAPK8IP3、JLP/SPAG9/JIP4はMAPK8IP4と呼ばれるようになった。一方でMAPK8IP1~4という名称がついたとしても、その結合がMAPK8特異的ということではなく、MAPK9 (JNK2)、MAPK10 (JNK3)とも結合する<ref name=Yasuda1999><pubmed>10490659</pubmed></ref><ref name=Ito1999><pubmed>10523642</pubmed></ref> [5] [6]。 | JIP1はインスリン受容体からのシグナル伝達を制御する因子としても独立に発見されており、その発現パターンからislet brain-1 (IB1)と呼ばれている<ref name=Bonny1998><pubmed>9442013</pubmed></ref> [4]。JIP1/IB1のパラログとしてはJIP2/IB2が知られている<ref name=Yasuda1999><pubmed>10490659</pubmed></ref> [5]。また、JIP1とは構造が全く異なるJNK結合足場タンパク質としてJun N-terminal protein kinase /stress-activated protein kinase-associated protein 1 (JSAP1) <ref name=Ito1999><pubmed>10523642</pubmed></ref> [6]が同定されているが、これはJIP3[7]とも呼ばれている。JSAP1/JIP3のパラログとしてはJNK-associated leucine zipper protein (JLP)[8]/sperm-associated antigen 9 (SPAG9)[9]/JIP4[10] <ref name=Lee2002><pubmed>12391307</pubmed></ref><ref name=Jagadish2005><pubmed>16077255</pubmed></ref><ref name=Kelkar2005><pubmed>15767678</pubmed></ref>が知られている。近年ではヒトのMAPK関連遺伝子に統一的な名称が使用されるようになってきている。JNK1自体がMAPK8と呼称されるようになったのに合わせ、JIP1はMAPK8IP1 (MAPK8-interacting protein1)、JIP2はMAPK8IP2、JSAP1/JIP3はMAPK8IP3、JLP/SPAG9/JIP4はMAPK8IP4と呼ばれるようになった。一方でMAPK8IP1~4という名称がついたとしても、その結合がMAPK8特異的ということではなく、MAPK9 (JNK2)、MAPK10 (JNK3)とも結合する<ref name=Yasuda1999><pubmed>10490659</pubmed></ref><ref name=Ito1999><pubmed>10523642</pubmed></ref> [5] [6]。 | ||