小胞モノアミントランスポーター
2012年4月18日 (水) 11:33時点におけるYasufumisakakibara (トーク | 投稿記録)による版
英:Vesicular Monoamine Transporter、英略語:VMAT
小胞モノアミントランスポーター(以下、VMAT)は、4種類ある小胞神経伝達物質輸送体タンパク質(トランスポーター)のうちの1つであり、神経終末にあるシナプス小胞や、副腎のクロム親和性細胞の有芯小胞に存在する。細胞膜モノアミントランスポーターにより細胞質に取り込まれたモノアミン神経伝達物質を、電気化学的勾配を利用して小胞内に輸送、貯蔵する。
サブタイプ
ヒトやげっ歯類では、VMAT1とVMAT2の2種類のサブタイプが存在する。VMAT1は、主に副腎髄質のクロム親和性細胞や腸管の腸クロム親和性細胞など、さまざまな神経内分泌細胞の有芯小胞膜上に存在する。一方で、VMAT2は、主に中枢神経系や交感神経系のモノアミン作動性神経終末にあるシナプス小胞膜上に存在する。
構造
関連項目
- モノアミン
- 小胞アセチルコリントランスポーター
- 小胞グルタミン酸トランスポーター
- 小胞GABAトランスポーター
- ドーパミントランスポーター
- セロトニントランスポーター
- ノルエピネフリントランスポーター