シナプス後肥厚

2012年1月1日 (日) 15:51時点におけるWikiSysop (トーク | 投稿記録)による版

英:postsynaptic density 英略称:PSD、独:postsynaptische Dichte 仏:densité post-synaptique

 シナプス後肥厚とはシナプス膜直下、細胞質側に存在する多数の蛋白質を含む複合体である。当初、電子顕微鏡によるシナプスの観察から、シナプス直下のみ電子線を通しにくい細胞膜が肥厚してみれるからこのように名付けられた。シナプス後部にのみ存在する場合、シナプスの種類によってはシナプス前部後部の両方にある場合がある。生化学的に単離する事も可能で、シナプスの構造蛋白質、調節蛋白質など数百種類に及ぶ分子を含む事が判っている。


電子顕微鏡による発見

 XXXXは、シナプスを電子顕微鏡で観察する事で、シナプスの直下の膜が他の部分に比べて電子密度が高い事を見いだした13357542。この構造をpostsynaptic density(PSD)と呼び出したのは、Akertら(1969)、Bloomら(1970)であった。

670296

9221783

生化学的な同定

構成蛋白質

分子構造のダイナミクス

参考文献


(執筆者:林 康紀、担当編集委員:)