編集 林 作業記録
- 表を打ち直しました。
- 内部リンク、外部リンク作成。
- 略称の定義をお願いいたします。
--Yasunori Hayashi 2012年9月8日 (土) 11:57 (JST)
編集担当・加藤忠史
- 「また、人種毎に遺伝子多型の頻度が異なるために、疾患の脆弱性に影響する多型は人種や集団により異なるためであると考えられる。」という一文は、趣旨と関係ないようですので、削除させていただきました。
- 最初の方で、中間表現型、という表現をエンドフェノタイプに変え、中間表現型という用語については、その由来に関する説明を加えました。「なお、中間表現型(intermediate phenotype) は、元来、遺伝学用語で、不完全優先遺伝において、ヘテロ接合体が示す、ホモ接合体と野生型の中間的な表現型を意味する用語である。エンドフェノタイプと重なりがある可能性はあるものの、厳密には異なる概念であるが、現在では、ほぼ同じ意味で用いられることも多い。」
- ということで、この用語をWeinbergerが作った訳ではないので、それに伴って少し変更しました。
- 表2:中間表現型の妥当性、という表は、原著が引用されていないこと、さまざまな指標を含む「認知機能」といった大きなカテゴリーに対して、まとめてエビデンスレベルを示していることなど、辞典に示すには十分とは言えないように思います。しかし,具体的なデータをまとめてこれを完成させようとすると、膨大な文献レビューが必要となり、長大な表となります。この表はなくて良いのではないでしょうか。
- 「エンドフェノタイプ(中間表現型)は、定義上あくまでもヒトにおける表現型であるが、脳神経科学研究の領域にその概念が広がることにより、新たな意味を獲得しつつある。(中略)期待される。」は、新学術領域、「マイクロエンドフェノタイプ」を念頭においた段落だと思いますが、新学術領域では、他の領域も含めて、新しい単語がしばしば創造されています。そのため、巷間で用いられているエンドフェノタイプとどう違う概念なのかは、新しい単語を創作した人たちに説明する義務があると思います。脳科学辞典は、確立した概念を解説するものだと思いますので、ここで新たに作られた概念に触れる必要はないと思いました。この段落は削除し、「また、エンドフェノタイプ概念を、ヒトで直接測定することの困難な、細胞、神経回路レベルにまで拡張できるかどうかは、今後の課題であろう。」との一文を加えました。
- 「通常の基礎研究では、一つの分野の専門家でよく」というのは、多様化する神経科学の現状にそぐわないと考えられますので、この段落を加筆修正しました。
- 「今後の課題」の後半は、統合失調症に特異的な話になってしまっていますので、加筆修正しました。
--Tkato 2012年9月12日 (水) 23:09 (JST)