トーク:MAP2

話題を追加
このページに議論はありません。
2014年4月28日 (月) 14:17時点におけるKeisukesato (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

勉強させていただきました。マイナーなコメントのみですが、本文の「編集コメント」と合わせてご検討ください。

1.「構造」の項 「・・・殆どの領域は二次構造を形成しないと考えられている」ですが、確かにこのような表現をしますが、誤解をさけるために「殆どの領域は明確な二次構造を形成しないと考えられている」と変えました。

2.「発現と局在」の中で「細胞内局在」の項 「ニューロン以外にも、星状膠細胞(astrocyte)や希突起膠細胞(oligodendrocyte)、精巣、卵巣などに発現が認められている[9] [10] [11] [12]。 」とありますが、一般にMAP2はニューロンマーカーとして用いられていると思います。初学者の誤解を避けるために改訂してみました。ご確認ください。

3.「ノックアウトマウス」の項 MAP1Bの話がちょっと唐突にでてきた感じがあります。少し説明があれば良いと思いました。


--執筆者の佐藤です。査読・改訂どうもありがとうございます。

1,2に関して、改訂していただいた通りで問題ないと思います。 3に関して、MAP1Bの話が不自然にならないように以下のように改変しました。

「個体レベルでのMAP2の機能については、MAP2のノックアウトマウスが作製、解析されている。MAP2ノックアウトマウスでは脳の形態に異常は見られなかったが、海馬ニューロンの樹状突起の短縮や小脳プルキンエ細胞の樹状突起における微小管の密度の低下が観察された。ただし、このノックアウトマウスでは、失われたMAP2の機能が機能的重複を持つ他の古典的MAPsで補償されている可能性がある。これを支持する知見として、古典的MAPsの一つMAP1Bを同時にノックアウトしたMAP2MAP1Bダブルノックアウトマウスでは、出生後間もなく致死となり、脳の層構造の形成や神経突起の伸長に異常が見られるなど、MAP2やMAP1Bの単独ノックアウトマウスと比べて重篤な障害を呈したと報告されている。」

また、要旨に、機能や発現分布について以下の記述を加えました。

「MAP2自身の微小管への直接的な作用および他のタンパク質を微小管にリクルートすることによる間接的な作用により、微小管の重合状態や構造安定性を調節する機能を持つ考えられている。神経前駆細胞から分化すると発現し始め、成熟したニューロンでは軸索には殆ど存在せず樹状突起と細胞体にほぼ特異的に局在する。 」

ご確認、よろしくお願いいたします。

ページ「MAP2」に戻る。