トーク:Depolarization-induced suppression of inhibition

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--Yasunori Hayashi 2012年7月18日 (水) 23:52 (JST)

とてもよくまとまっており、ほとんど付け加えることはありません。楽しく読ませていただきました。いくつかマイナーなコメントと、むしろ教えて欲しいことを列挙します。

1.Depolarization-induced suppression of inhibition(日本語名はありますでしょうか?) 無いと思います。敢えて作る必要もないと思いますが、書くなら(脱分極誘導性脱抑制)でしょうか?

2.メカニズムの項。 「・・・Gi/oタンパク質共役型受容体であるCB1受容体の活性化はGi/oタンパク質を介してカルシウムチャネルを抑制する。その結果、神経伝達物質の放出が抑制される。」とありますが、カリウムチャネルの活性化などの経路もあるのではないですか?

「脱分極によるカルシウムイオン流入からどのようにしてDGが作られるのかはまだ明らかでない。」とありますが、ここに「DSI/DSEは、PLCβを欠損するマウスでも全く影響されないことが分かっており[16][17]、PLCβ以外のPLCか、または別の分子を介するものと考えられている」などの説明があった方がわかり易いかも知れません。

3.DSIの伝播の項。 「・・・エンドカンナビノイドの細胞外での拡散範囲は非常に限られている。したがって、DSIは脱分極した細胞のごく近傍の細胞にしか及ばない。例えば海馬CA1錐体細胞のDSIでは脱分極した細胞からの距離が20 μm以内であれば脱分極していない細胞でもDSIが起こる[5]。」とあります。では、DSIが起きる時には近くの興奮性入力でのDSEも起きないのでしょうか?

柚崎

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