16,040
回編集
細 (→タンパク質の脂質修飾) |
細 (→タンパク質の脂質修飾) |
||
4行目: | 4行目: | ||
== タンパク質の脂質修飾 == | == タンパク質の脂質修飾 == | ||
タンパク質の脂質修飾(protein lipidation)は脂質付加により細胞質タンパク質の[[Wikipedia:ja:細胞膜|細胞膜]]近傍への輸送、[[Wikipedia:ja:膜タンパク質|膜タンパク質]] | タンパク質の脂質修飾(protein lipidation)は脂質付加により細胞質タンパク質の[[Wikipedia:ja:細胞膜|細胞膜]]近傍への輸送、[[Wikipedia:ja:膜タンパク質|膜タンパク質]]の局所構造への側方輸送(側方とは?単なる輸送では如何でしょうか?)、タンパク質の構造安定化、脂質-タンパク質相互作用の向上を担う翻訳後修飾群の総称であり、[[リン酸化]]にならび細胞の秩序維持に不可欠である。脂質修飾は大きく分けて1)脂肪酸[[Wikipedia:ja:アシル化|アシル化]](fatty acylation)、2)[[Wikipedia:ja:プレニル化|プレニル化]](prenylation)、3)[[Wikipedia:ja: グリコシルホスファチジルイノシトール|グリコシルホスファチジルイノシトール]](GPI)化(glypiation)、4) [[Wikipedia:ja:コレステロール|コレステロール]]化(cholesteroylation)に分類される。脂肪酸アシル化の代表例として''N''-ミリストイル化(''N''-myristoylation)と''S''-[[パルミトイル化]](''S''-palmitoylation)があげられる。次節以降に詳述するが、''N''-ミリストイル化の多くは翻訳と同時に起こるが、広義の翻訳後修飾として分類される。脂質修飾全般に関しては<ref><pubmed>17892486</pubmed></ref>が参考になる。 | ||
== 歴史 == | == 歴史 == |