16,014
回編集
細 (→神経伝達物質としての役割) |
細 (→イオンチャネル型受容体) |
||
81行目: | 81行目: | ||
===イオンチャネル型受容体=== | ===イオンチャネル型受容体=== | ||
グルタミン酸神経伝達のうち、早い成分を担っているのがイオンチャネル型グルタミン酸受容体である。脊椎動物ではカチオンチャネルである興奮性のグルタミン酸受容体のみであるが、無脊椎動物では、塩素チャネルである抑制型のグルタミン酸受容体も知られている。興奮性グルタミン酸受容体は次の3種に大きく分けられる。いずれも、大きな細胞外ドメインに3つの膜貫通領域(M1、M3、M4)とそれに挟まれた膜にループ状に埋め込まれるM2領域、細胞内ドメインからなる。 | |||
====AMPA型グルタミン酸受容体==== | |||
古くはキスカル酸型グルタミン酸受容体といわれたが、キスカル酸は代謝活性型グルタミン酸受容体も刺激する事が判ったため、より特異的なアゴニストである2-amino-3-(3-hydroxy-5-methyl-isoxazol-4-yl)propanoic acid (AMPA)からAMPA型グルタミン酸受容体といわれるようになった。GluA1-4(以前はGluR1-4と呼ばれていた)の4つのサブタイプがあり、リガンド結合領域がFLIP型、FLOP型の選択的スプラインシング、またサブタイプによっては細胞内ドメインも選択的スプラインシングを受ける。GluA2チャネル壁を構成する一つのアミノ酸が | |||
AMPA型グルタミン酸受容体は、通常の場合、膜電位によらず機能するため、 | |||
====カイニン酸型グルタミン酸受容体==== | |||
====NMDA型グルタミン酸受容体==== | |||