「多発性硬化症」の版間の差分

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''九州大学 大学院医学研究院 神経内科学''<br>
''九州大学 大学院医学研究院 神経内科学''<br>
DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2013年4月15日 原稿完成日:2013年月日<br>
DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2013年4月15日 原稿完成日:2013年月日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/ryosuketakahashi 高橋 良輔](京都大学 大学院医学研究科)<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/read0141446/ 漆谷 真](京都大学 大学院医学研究科)<br>
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== 経過と予後 ==
== 経過と予後 ==


 MSは上述のように再発寛解を繰り返しながら障害が蓄積し少こしずつ進行していく疾患である.生命予後の点からみると、MS患者は同年代の健常者と比べて約5年程度平均余命が短いといわれている。しかし近年,早期に病態修飾薬を使用開始することで、二次性進行期に移行するのが有意に遅延するなどのエビデンスが蓄積されつつあり、早期診断・早期治療開始が重要視されるようになった。それにより本症の予後の改善が期待されている。
 MSは上述のように再発寛解を繰り返しながら障害が蓄積し少しずつ進行していく疾患である.生命予後の点からみると、MS患者は同年代の健常者と比べて約5年程度平均余命が短いといわれている。しかし近年,早期に病態修飾薬を使用開始することで、二次性進行期に移行するのが有意に遅延するなどのエビデンスが蓄積されつつあり、早期診断・早期治療開始が重要視されるようになった。それにより本症の予後の改善が期待されている。


== 疫学 ==
== 疫学 ==