「カルシウム指示薬」の版間の差分

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 fura-2、fluo-3が緑色の蛍光を発するのに対してrhod-2は蛍光波長の極大が576nmと赤色蛍光を発すると言う点でユニークである。また、fura-2、indo-1、fluo-3のカルシウムイオンの結合解離定数がそれぞれ224nM、250nM、0.4μMとカルシウムイオンに強く結合するのに対して、rhod-2はカルシウムイオンの結合解離定数は0.7μMでありカルシウムイオンとの[[結合親和性]]が低い。そのため1μMを超えるような比較的高濃度のカルシウム濃度の測定に向いている。
 fura-2、fluo-3が緑色の蛍光を発するのに対してrhod-2は蛍光波長の極大が576nmと赤色蛍光を発すると言う点でユニークである。また、fura-2、indo-1、fluo-3のカルシウムイオンの結合解離定数がそれぞれ224nM、250nM、0.4μMとカルシウムイオンに強く結合するのに対して、rhod-2はカルシウムイオンの結合解離定数は0.7μMでありカルシウムイオンとの[[結合親和性]]が低い。そのため1μMを超えるような比較的高濃度のカルシウム濃度の測定に向いている。


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¥+ 表1.波長がシフトするタイプのカルシウム指示薬
|-
| rowspan="2" | カルシウム指示薬
| colspan="2" | 極大励起波長(nm)
| colspan="2" | 極大蛍光波長(nm)
| 解離定数 Kd(nM)
| 参考文献
|-
| カルシウム有り
| カルシウム無し
| カルシウム有り
| カルシウム無し
|
|
|-
| fura-2
| 335
| 362
| 510
| 518
| 224
| <ref name=ref2 />
|-
| indo-1
| 331
| 349
| 398
| 482
| 250
| <ref name=ref2 />
|-
|}


波長がシフトするタイプのカルシウム指示薬
カルシウム指示薬 極大励起波長(nm) 極大蛍光波長(nm) 解離定数
Kd(nM) 参考文献
カルシウム有り カルシウム無し カルシウム有り カルシウム無し
fura-2 335 362 510 518 224 2
indo-1 331 349 398 482 250 2


励起・蛍光波長がほとんどシフトしないタイプのカルシウム指示薬
励起・蛍光波長がほとんどシフトしないタイプのカルシウム指示薬