「腸管神経系」の版間の差分

編集の要約なし
編集の要約なし
編集の要約なし
45行目: 45行目:
 粘膜下神経叢は粘膜下組織に存在し、筋層間神経叢と同様に、消化管壁に環状および長軸方向に網の目構造を形成して広がる(図2、4)。しかし、その存在様式は、消化管の部位により筋層間神経叢とは異なる。すなわち、粘膜下神経叢の神経節は[[wikipedia:ja:小腸|小腸]]と[[wikipedia:ja:大腸|大腸]]にのみ認められ、[[wikipedia:ja:食道|食道]]や[[wikipedia:ja:胃|胃]]では観察されない(図1)<ref name=ref1 />。
 粘膜下神経叢は粘膜下組織に存在し、筋層間神経叢と同様に、消化管壁に環状および長軸方向に網の目構造を形成して広がる(図2、4)。しかし、その存在様式は、消化管の部位により筋層間神経叢とは異なる。すなわち、粘膜下神経叢の神経節は[[wikipedia:ja:小腸|小腸]]と[[wikipedia:ja:大腸|大腸]]にのみ認められ、[[wikipedia:ja:食道|食道]]や[[wikipedia:ja:胃|胃]]では観察されない(図1)<ref name=ref1 />。


 粘膜下神経叢の機能は、粘膜上皮における電解質や水の分泌制御および粘膜に存在する小動脈の血流制御などに関与している<ref name=ref3>。
 粘膜下神経叢の機能は、粘膜上皮における電解質や水の分泌制御および粘膜に存在する小動脈の血流制御などに関与している<ref name=ref3 />。


==構成細胞==
==構成細胞==