713
回編集
Junko kurahashi (トーク | 投稿記録) 細 (→タンパク質としての機能) |
Junko kurahashi (トーク | 投稿記録) 細 (→分子構造) |
||
25行目: | 25行目: | ||
== 分子構造 == | == 分子構造 == | ||
[[細胞膜]]を1回貫通する[[1型膜タンパク質]]である。細胞外に4つの[[免疫グロブリン様ドメイン]]と6つの[[フィブロネクチン・タイプIIIドメイン]]を持ち、細胞内には3つの保存された領域(P1~P3モチーフ)を持つ<ref name= | [[細胞膜]]を1回貫通する[[1型膜タンパク質]]である。細胞外に4つの[[免疫グロブリン様ドメイン]]と6つの[[フィブロネクチン・タイプIIIドメイン]]を持ち、細胞内には3つの保存された領域(P1~P3モチーフ)を持つ<ref name=ref7 /><ref name=ref2 /> (図1)。[[パラログ]]である[[ネオゲニン]]([[neogenin]])はDCCと50%の相同性を示す<ref name=ref2 />。線虫のUNC-40、ショウジョウバエのFrazzledはDCCの相同遺伝子であり、同じドメイン構造を持つ<ref name=ref7 /><ref name=ref3 /> <ref name=ref4 /> 。 | ||
軸索反発作用を伝えるネトリン受容体[[UNC5]](哺乳[[動物]]では[[UNC5A]]-[[UNC5D|D]]の4種類が存在する)も[[免疫グロブリンスーパーファミリー]]に属する膜1回貫通分子であり、細胞外領域に2つの免疫グロブリン様ドメインと2つの[[トロンボスポンジン・タイプI リピート]]を持つ<ref name=ref7 /> <ref name=ref8><pubmed>9126742</pubmed></ref>。細胞内には、[[ZO-1|zona occludens 1]]に相同な [[ZU-5ドメイン]]、DCC結合(DB)ドメイン、[[deathドメイン]](DD)を持つ。 | 軸索反発作用を伝えるネトリン受容体[[UNC5]](哺乳[[動物]]では[[UNC5A]]-[[UNC5D|D]]の4種類が存在する)も[[免疫グロブリンスーパーファミリー]]に属する膜1回貫通分子であり、細胞外領域に2つの免疫グロブリン様ドメインと2つの[[トロンボスポンジン・タイプI リピート]]を持つ<ref name=ref7 /> <ref name=ref8><pubmed>9126742</pubmed></ref>。細胞内には、[[ZO-1|zona occludens 1]]に相同な [[ZU-5ドメイン]]、DCC結合(DB)ドメイン、[[deathドメイン]](DD)を持つ。 | ||
DSCAMは[[ダウン症候群]]で重複している遺伝子として同定されたが、ネトリンの受容体としても働く<ref name=ref9><pubmed>18585357</pubmed></ref>。免疫グロブリンスーパーファミリーに属する膜1回貫通分子であり、細胞外に10個の免疫グロブリン様ドメインと6つのフィブロネクチン・タイプ | DSCAMは[[ダウン症候群]]で重複している遺伝子として同定されたが、ネトリンの受容体としても働く<ref name=ref9><pubmed>18585357</pubmed></ref>。免疫グロブリンスーパーファミリーに属する膜1回貫通分子であり、細胞外に10個の免疫グロブリン様ドメインと6つのフィブロネクチン・タイプ IIIドメインを持つ(図1)。 | ||
== 機能 == | == 機能 == |