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DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2018年5月8日 原稿完成日:2018年<br> | DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2018年5月8日 原稿完成日:2018年<br> | ||
担当編集委員:[http://researchmap.jp/ichirofujita 藤田 一郎](大阪大学 大学院生命機能研究科)<br> | 担当編集委員:[http://researchmap.jp/ichirofujita 藤田 一郎](大阪大学 大学院生命機能研究科)<br> | ||
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== 背景と歴史== | == 背景と歴史== | ||
音を聞いてその発生源の方向を認知することを[[音源定位]]という。[[ヒト]]など左右に1つずつ耳を持つ[[動物]]では、両耳に届く音波のタイミングの差が音源定位の手がかりの1つとなる。これを「[[両耳間時差]]」(interaural time difference: ITD)という。2 kHz程度までの低周波音について、両耳間時差が音源定位に重要な役割を果たすことは20世紀初頭から知られていたが<ref name=thompson> '''Silvanus P. Thompson''' <br>On the function of the two ears in the perception of space <br>''The London, Edinburgh, and Dublin Philosophical Magazine and Journal of Science'' Series 5 Volume 13, Issue 83 :1882 : | 音を聞いてその発生源の方向を認知することを[[音源定位]]という。[[ヒト]]など左右に1つずつ耳を持つ[[動物]]では、両耳に届く音波のタイミングの差が音源定位の手がかりの1つとなる。これを「[[両耳間時差]]」(interaural time difference: ITD)という。2 kHz程度までの低周波音について、両耳間時差が音源定位に重要な役割を果たすことは20世紀初頭から知られていたが<ref name=thompson> '''Silvanus P. Thompson''' <br>On the function of the two ears in the perception of space <br>''The London, Edinburgh, and Dublin Philosophical Magazine and Journal of Science'' Series 5 Volume 13, Issue 83 :1882. doi: 10.1080/14786448208627205 [https://bsd.neuroinf.jp/w/images/d/d6/Thompson_1882.pdf PDF]</ref><ref name=rayleigh>'''Lord Rayleigh O.M. Pres. R.S.'''<br>On our perception of sound direction <br>''The London, Edinburgh, and Dublin Philosophical Magazine and Journal of Science'' Series 6 Volume 13, - Issue 74 :1907. doi: 10.1080/14786440709463595 [https://bsd.neuroinf.jp/w/images/4/4d/Rayleigh_1907.pdf PDF]</ref>、両耳間時差がどのような脳内機構によって検出・処理されているかは長らく不明であった。 | ||
この問題に対し、アメリカの音響心理学者[[w:Lloyd_A._Jeffress|Lloyd Jeffress]]は、1948年の論文<ref name=jeffress><pubmed> 18904764 </pubmed></ref>において「遅延線と同時性検出器による場所コード」という仮説を提示した(詳細は次節以下)。この仮説は後の理論研究の土台となり、音響心理学の実験結果を説明・再現するさまざまなモデルが作られるようになった<ref name=colburn78>'''HS Colburn, NI Durlach'''<br>Models of binaural interaction.<br>''In: Handbook of Perception'': 1978, Academic Press: New York.</ref><ref name=colburn96>'''HS Colburn'''<br>Computational Models of Binaural Processing.<br>''In: Handbook of Auditory Research, Vol 6: Auditory Computation'': 1996<br>Hawkins H.L., McMullen T.A., Popper A.N., Fay R.R. (eds). Springer, New York, NY. doi:10.1007/978-1-4612-407 0-9_8</ref>。その一方で、Jeffressが提唱したような神経回路が実際に脳内に存在するのかという問題は、Jeffressの死後になってようやく、Carrと[[wj:小西正一|Konishi]]による[[メンフクロウ]]の実験研究において肯定的に解決された<ref name=carr88><pubmed> 3186725 </pubmed></ref><ref name=carr90><pubmed> 2213141 </pubmed></ref>。 | この問題に対し、アメリカの音響心理学者[[w:Lloyd_A._Jeffress|Lloyd Jeffress]]は、1948年の論文<ref name=jeffress><pubmed> 18904764 </pubmed></ref>において「遅延線と同時性検出器による場所コード」という仮説を提示した(詳細は次節以下)。この仮説は後の理論研究の土台となり、音響心理学の実験結果を説明・再現するさまざまなモデルが作られるようになった<ref name=colburn78>'''HS Colburn, NI Durlach'''<br>Models of binaural interaction.<br>''In: Handbook of Perception'': 1978, Academic Press: New York.</ref><ref name=colburn96>'''HS Colburn'''<br>Computational Models of Binaural Processing.<br>''In: Handbook of Auditory Research, Vol 6: Auditory Computation'': 1996<br>Hawkins H.L., McMullen T.A., Popper A.N., Fay R.R. (eds). Springer, New York, NY. doi:10.1007/978-1-4612-407 0-9_8</ref>。その一方で、Jeffressが提唱したような神経回路が実際に脳内に存在するのかという問題は、Jeffressの死後になってようやく、Carrと[[wj:小西正一|Konishi]]による[[wj:メンフクロウ|メンフクロウ]]の実験研究において肯定的に解決された<ref name=carr88><pubmed> 3186725 </pubmed></ref><ref name=carr90><pubmed>2213141</pubmed></ref>。 | ||
== 両耳間時差 == | == 両耳間時差 == | ||
[[Image:Jeffress図1.png|thumb|right|750px|'''図1.Jeffressモデルの模式図'''脳内の同時性検出器は、左右の遅延線からの入力のタイミングが揃ったときに最も出力が大きくなる。左右の耳に届く音波の時間差が、遅延線を通る脳内信号の時間差と合致する位置で入力の同期が起こるので、音源の位置に応じて遅延線のどこで同期が生じるかが決まる。例えば、音源が正面にある場合(上図)と音源が右方にある場合(下図)で、同期を生じる位置が異なることになる。このようにして外界の音源の位置(赤~青のグラデーションで表示)が、出力が最大となる同時性検出器の脳内位置(赤丸~青丸)へと対応づけられる。]] | [[Image:Jeffress図1.png|thumb|right|750px|'''図1.Jeffressモデルの模式図'''<br>脳内の同時性検出器は、左右の遅延線からの入力のタイミングが揃ったときに最も出力が大きくなる。左右の耳に届く音波の時間差が、遅延線を通る脳内信号の時間差と合致する位置で入力の同期が起こるので、音源の位置に応じて遅延線のどこで同期が生じるかが決まる。例えば、音源が正面にある場合(上図)と音源が右方にある場合(下図)で、同期を生じる位置が異なることになる。このようにして外界の音源の位置(赤~青のグラデーションで表示)が、出力が最大となる同時性検出器の脳内位置(赤丸~青丸)へと対応づけられる。]] | ||
音の発生源が頭から見てどの方向にあるかによって、音が耳に届く時間が異なる。例えば音源が正面にある場合('''図1上''')には、左右の[[鼓膜]]に音が同時に届くので両耳間時差はゼロとなる。音源が頭の右方にある場合('''図1下''')は、音はまず右耳に届き、少し遅れて左耳に届く。この時間差は、主に頭の大きさ・形状と音速で決まり、ヒトの場合は最大で700マイクロ秒程度である。音響心理学の実験によると、ヒトは最小で10マイクロ秒程度の時間差を識別できることが知られている<ref name=moore>'''Brian C. J. Moore'''<br>An Introduction to the Psychology of Hearing: Sixth Edition<br>''BRILL'' :2013 | 音の発生源が頭から見てどの方向にあるかによって、音が耳に届く時間が異なる。例えば音源が正面にある場合('''図1上''')には、左右の[[鼓膜]]に音が同時に届くので両耳間時差はゼロとなる。音源が頭の右方にある場合('''図1下''')は、音はまず右耳に届き、少し遅れて左耳に届く。この時間差は、主に頭の大きさ・形状と音速で決まり、ヒトの場合は最大で700マイクロ秒程度である。音響心理学の実験によると、ヒトは最小で10マイクロ秒程度の時間差を識別できることが知られている<ref name=moore>'''Brian C. J. Moore'''<br>An Introduction to the Psychology of Hearing: Sixth Edition<br>''BRILL'' :2013. ISBN: 978-9004252424</ref>。 | ||
== モデルの構成 == | == モデルの構成 == | ||
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== Jeffressモデルの3要素 == | == Jeffressモデルの3要素 == | ||
Jeffressモデルを構成する中心的な要素として、次の3項目が挙げられる<ref name=grothe><pubmed> 20664077 </pubmed></ref><ref name=vonderschen><pubmed> 24726910 </pubmed></ref>。神経組織との対応も合わせて記す。 | Jeffressモデルを構成する中心的な要素として、次の3項目が挙げられる<ref name=grothe><pubmed>20664077</pubmed></ref><ref name=vonderschen><pubmed>24726910</pubmed></ref>。神経組織との対応も合わせて記す。 | ||
# 同時性検出(coincidence detection): 両耳からの入力の同期の度合いに応じて出力を変える検出素子が存在すること。脳内においては、左右からの[[シナプス]]入力のタイミングに応じて活動電位の発生頻度を変える神経細胞がこれに当たる。 | # 同時性検出(coincidence detection): 両耳からの入力の同期の度合いに応じて出力を変える検出素子が存在すること。脳内においては、左右からの[[シナプス]]入力のタイミングに応じて活動電位の発生頻度を変える神経細胞がこれに当たる。 | ||
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== 実験的検証 == | == 実験的検証 == | ||
[[Image:Jeffress図2.png|thumb|right|750px|'''図2.メンフクロウにおける両耳間時差検出機構の模式図''' | [[Image:Jeffress図2.png|thumb|right|750px|'''図2.メンフクロウにおける両耳間時差検出機構の模式図'''<br>'''(上)'''メンフクロウの脳幹における両耳間時差検出回路。左耳からの入力経路を橙色矢印で、右耳からの入力経路を青色矢印で示す。聴神経は同側の大細胞核へと投射し、大細胞核は左右の層状核へと投射する。'''<br>(左下)'''層状核における大細胞核の軸索投射様式。同側および対側からの軸索が遅延線をなし、層状核内の細胞に位置に応じて入力のタイミングが定まる。'''<br>(右下)'''層状核細胞の活動電位発生頻度。活動電位発生頻度が最大となる両耳間時差(右下図のA~Dのピーク位置)が、層状核内の細胞の位置(左下図のA~D)によって定まる。 | ||
]] | ]] | ||
Jeffressモデルに相当する神経回路が実際の脳内に存在するのかどうかという問題は、さまざまな動物で調べられてきた<ref=ashida10>< | Jeffressモデルに相当する神経回路が実際の脳内に存在するのかどうかという問題は、さまざまな動物で調べられてきた<ref name=ashida10><pubmed> 21646012 </pubmed></ref>。 | ||
メンフクロウ(barn owl)を用いた神経解剖学実験および神経生理学実験では、[[聴性脳幹]](auditory brainstem:脳深部に位置する[[脳幹]]のうち聴覚に関連する部分)の[[層状核]](nucleus laminaris: NL)と呼ばれる部位で、遅延線と同時性検出器による音源の場所コードが見つかった<ref=carr88><ref=carr90 | メンフクロウ(barn owl)を用いた神経解剖学実験および神経生理学実験では、[[聴性脳幹]](auditory brainstem:脳深部に位置する[[脳幹]]のうち聴覚に関連する部分)の[[層状核]](nucleus laminaris: NL)と呼ばれる部位で、遅延線と同時性検出器による音源の場所コードが見つかった<ref name=carr88/><ref name=carr90/>('''図2上''')。 | ||
メンフクロウの脳幹において、[[大細胞核]](nucleus magnocellularis: NM)と呼ばれる部位から投射された軸索を伝わる[[活動電位]]は、層状核における細胞の位置によって到達時間が体系的に変化する('''図2左下''')。層状核細胞は、左右の[[大細胞核]]からの入力の同期の度合いに応じて活動電位の発生頻度が変化する<ref name=funabiki11><pubmed> 22031870 </pubmed></ref>。この仕組みにより、両耳間時差に対応する音源の位置がフクロウ層状核の活動頻度の高い細胞の位置へと変換される<ref name=carr15><pubmed> 26224776 </pubmed></ref>('''図2右下''')。[[層状核]]の出力は[[中脳]]の[[下丘]]へと送られ、数段階の処理を経て、音源の方向の脳内表現である「聴覚空間マップ(auditory space map)」が得られる<ref name=ashida15>'''Go Ashida'''<br>Barn owl and sound localization<br>''Acoust. Sci. & Tech.'' 36, 4 :2015 :doi 10.1250/ast.36.275</ref>。 | メンフクロウの脳幹において、[[大細胞核]](nucleus magnocellularis: NM)と呼ばれる部位から投射された軸索を伝わる[[活動電位]]は、層状核における細胞の位置によって到達時間が体系的に変化する('''図2左下''')。層状核細胞は、左右の[[大細胞核]]からの入力の同期の度合いに応じて活動電位の発生頻度が変化する<ref name=funabiki11><pubmed>22031870</pubmed></ref>。この仕組みにより、両耳間時差に対応する音源の位置がフクロウ層状核の活動頻度の高い細胞の位置へと変換される<ref name=carr15><pubmed>26224776</pubmed></ref>('''図2右下''')。[[層状核]]の出力は[[中脳]]の[[下丘]]へと送られ、数段階の処理を経て、音源の方向の脳内表現である「聴覚空間マップ(auditory space map)」が得られる<ref name=knudsen78><pubmed>644324</pubmed></ref><ref name=ashida15>'''Go Ashida'''<br>Barn owl and sound localization<br>''Acoust. Sci. & Tech.'' 36, 4 :2015 [https://doi.org/10.1250/ast.36.275 DOI]</ref>。 | ||
これまでの研究では、メンフクロウのほか、[[wj:ニワトリ|ニワトリ]]<ref name=koppl08><pubmed> 18491165 </pubmed></ref>、[[wj:エミュー|エミュー]]<ref name=macleod06><pubmed> 16435285 </pubmed></ref>といった[[鳥類]]や、鳥類と近縁の[[wj:ワニ|ワニ]]<ref name=carr09><pubmed>19553438</pubmed></ref>において、Jeffressモデルと整合的な神経回路が脳幹で発見されている。Jeffressによる当初の提案<ref name=jeffress/>では、伝達経路の長さの差によって遅延の度合いが異なると想定されていたが、実際には、[[軸索]]の太さや[[ランヴィエ絞輪]]の間隔など、複数の要因によって伝達速度が精密に調整されていることが分かっている | これまでの研究では、メンフクロウのほか、[[wj:ニワトリ|ニワトリ]]<ref name=koppl08><pubmed>18491165</pubmed></ref>、[[wj:エミュー|エミュー]]<ref name=macleod06><pubmed> 16435285 </pubmed></ref>といった[[鳥類]]や、鳥類と近縁の[[wj:ワニ|ワニ]]<ref name=carr09><pubmed>19553438</pubmed></ref>において、Jeffressモデルと整合的な神経回路が脳幹で発見されている。Jeffressによる当初の提案<ref name=jeffress/>では、伝達経路の長さの差によって遅延の度合いが異なると想定されていたが、実際には、[[軸索]]の太さや[[ランヴィエ絞輪]]の間隔など、複数の要因によって伝達速度が精密に調整されていることが分かっている | ||
<ref name=seidl><pubmed> 23820043 </pubmed></ref><ref name=vonderschen><pubmed> 24726910 </pubmed></ref>。 | <ref name=seidl><pubmed>23820043</pubmed></ref><ref name=vonderschen><pubmed>24726910</pubmed></ref>。 | ||
鳥類と異なり、[[哺乳類]]での事情はやや複雑である。哺乳類の聴性脳幹では、[[上オリーブ複合体]]([[Superior_olivary_complex superior olivary complex]])に含まれる[[内側上オリーブ核]]([[medial superior olive]]: [[MSO]])において、両耳間時差に依存して活動電位の発生頻度を変える細胞が存在することが知られていた<ref name=goldberg><pubmed> 5810617 </pubmed></ref>。しかし、その土台となる神経回路がJeffressモデルの3要素を満たすかどうかは不明であった。その後、[[ネコ]]を使った内側上オリーブ核(からの電気生理記録では、同時性検出と場所コードを支持する結果が得られ<ref name=yinchan><pubmed> 2213127 </pubmed></ref>、また解剖学的には遅延線を示唆する結果が報告された<ref name=smith><pubmed>8509501</pubmed></ref><ref name=karino><pubmed> 21414923 </pubmed></ref>。 | 鳥類と異なり、[[哺乳類]]での事情はやや複雑である。哺乳類の聴性脳幹では、[[上オリーブ複合体]]([[Superior_olivary_complex |superior olivary complex]])に含まれる[[内側上オリーブ核]]([[medial superior olive]]: [[MSO]])において、両耳間時差に依存して活動電位の発生頻度を変える細胞が存在することが知られていた<ref name=goldberg><pubmed>5810617</pubmed></ref>。しかし、その土台となる神経回路がJeffressモデルの3要素を満たすかどうかは不明であった。その後、[[ネコ]]を使った内側上オリーブ核(からの電気生理記録では、同時性検出と場所コードを支持する結果が得られ<ref name=yinchan><pubmed>2213127</pubmed></ref>、また解剖学的には遅延線を示唆する結果が報告された<ref name=smith><pubmed>8509501</pubmed></ref><ref name=karino><pubmed>21414923</pubmed></ref>。 | ||
一方で、[[wj:スナネズミ|スナネズミ]] | 一方で、[[wj:スナネズミ|スナネズミ]]の神経活動を記録した電気生理学実験では、内側上オリーブ核での同時性検出は支持されたものの、場所コードは見られなかった<ref name=brand><pubmed> 12037566 </pubmed></ref><ref name=pecka><pubmed>18596166</pubmed></ref>。これらの研究では、自然な状況で経験されうる両耳間時差を超えた大きな時間差に対して、活動電位発生頻度が最大となるような内側上オリーブ核細胞が多く発見された。これはむしろ場所コードを否定する証拠として認識されている。このように、Jeffressモデルがどの程度当てはまるのか、哺乳類の種によって異なった結果が得られている。ヒトの脳内において、両耳間時差がどのような仕組みで検出・[[知覚]]されているのかについては、まだよく分かっていない。 | ||
== 名称および用語 == | == 名称および用語 == |
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