「慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー」の版間の差分

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''<sup>a</sup>''(a)から(g)で定めた所見
''<sup>a</sup>''(a)から(g)で定めた所見


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|+ 表4. 慢性炎症性脱髄性多発神経炎診断の支持基準(EFNS/PNS診療ガイドラインから引用)[6]
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| 1. 脳脊髄液の蛋白細胞解離(白血球数<10/mm<sup>3</sup>)<br>
2. MRIでの馬尾、神経根、神経叢のガドリニウム造影効果・腫大<br>
3. 少なくとも1神経における電気生理学的な感覚神経の異常所見(下記のいずれか)<br>
  a. 感覚神経活動電位振幅の腓腹神経における正常所見、および正中神経(手根管症候群による正中神経障害を除く)または橈骨神経における異常所見<br>
  b. 伝導速度が正常下限値の80%未満(感覚神経活動電位振幅が正常下限値の80%未満である場合は70%未満)<br>
  c. 中枢神経系の疾患を伴わない体性感覚誘発電位の遅延<br>
4. 免疫治療による客観的な改善<br>
5. 神経生検の電子顕微鏡またはときほぐし線維標本での解析による明確な脱髄・再髄鞘化<br>
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|+表5. CIDP診断カテゴリー(EFNS/PNS診療ガイドラインから引用)[6]
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| '''Definite CIDP'''<br>
  臨床診断基準(表2)の1(aまたはb)と2を満たし、電気診断基準(表3)がdefinite;または、<br>
  Probable CIDP + 支持基準(表4)の少なくとも1項目を満たす;または、<br>
  Possible CIDP + 支持基準の少なくとも2項目を満たす<br>
'''Probable CIDP'''<br>
  臨床診断基準の1(aまたはb)と2を満たし、電気診断基準がprobable;または、<br>
  Possible CIDP + 支持基準の少なくとも1項目を満たす<br>
'''Possible CIDP'''<br>
  臨床診断基準の1(aまたはb)と2を満たし、電気診断基準がpossible<br>
'''合併症に関連したCIDP(definite、probable、possible)'''
|}
== 病態生理 ==
== 病態生理 ==
=== マクロファージによる脱髄 ===
=== マクロファージによる脱髄 ===