9,444
回編集
細編集の要約なし |
細編集の要約なし |
||
28行目: | 28行目: | ||
=== 診断基準と鑑別診断 === | === 診断基準と鑑別診断 === | ||
{| | {| class="wikitable" style="background-color:#fdd";" | ||
|- style="background-color:#ddf" | |||
| 診断基準:パニック障害(DSM-IV-TR) | | 診断基準:パニック障害(DSM-IV-TR) | ||
|- | |- | ||
| | | | ||
A. (1)と(2)の両方を満たす | A. (1)と(2)の両方を満たす | ||
(1)予期しないパニック発作(表2、参照)が繰り返し起こる | (1)予期しないパニック発作(表2、参照)が繰り返し起こる | ||
41行目: | 41行目: | ||
続いていたこと: | 続いていたこと: | ||
(a)もっと発作が起こるのではないかという心配の継続<br> (b)発作またはその結果が持つ意味(例:コントロールを失う、心臓発作を起こす、“気が狂う”) | (a)もっと発作が起こるのではないかという心配の継続<br> (b)発作またはその結果が持つ意味(例:コントロールを失う、心臓発作を起こす、“気が狂う”) | ||
についての心配 | についての心配 | ||
49行目: | 49行目: | ||
B. 広場恐怖が存在する(→300.21 広場恐怖を伴うパニック障害) | B. 広場恐怖が存在する(→300.21 広場恐怖を伴うパニック障害) | ||
広場恐怖が存在しない(→300.01 広場恐怖を伴わないパニック障害) | 広場恐怖が存在しない(→300.01 広場恐怖を伴わないパニック障害) | ||
C. パニック発作は物質(例:乱用薬物、投薬)、または一般身体疾患(例:甲状腺機能亢進症)の | C. パニック発作は物質(例:乱用薬物、投薬)、または一般身体疾患(例:甲状腺機能亢進症)の | ||
直接的な生理学作用にようるものではない | 直接的な生理学作用にようるものではない | ||
65行目: | 65行目: | ||
<br> | <br> | ||
{| | {| class="wikitable" style="background-color:#fdd";" | ||
|- | |- style="background-color:#ddf" | ||
| 診断基準:パニック発作(DSM-IV-TR) | |||
|- | |- | ||
| | | 強い恐怖または不快を感じる、はっきり他と区別できる期間で、そのとき、以下の症状のうち4つ(またはそれ以上)が突然に発現し、10分以内にその頂点に達する。(1)動悸、心悸亢進、または心拍数の増加(2)発汗(3)身震いまたは震え(4)息切れ感または息苦しさ(5)窒息感(6)胸痛または胸部の不快感(7)嘔気または腹部の不快感(8)めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ(9)現実感消失(現実でない感じ)、または離人症状(自分自身から離れている)(10)コントロールを失うことになる、または気が狂うことに対する恐怖(11)死ぬことに対する恐怖(12)異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)(13)冷感または熱感 | ||
|} | |} | ||