「アカシジア」の版間の差分

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名古屋大学大学院医学系研究科精神医療学寄附講座
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稲田俊也
<font size="+1">[https://researchmap.jp/toshiya.inada 稲田俊也 Toshiya Inada]</font><br>
''名古屋大学大学院医学系研究科精神医療学寄附講座 Department of Psychiatry and Psychobiology Nagoya University, Graduate School of Medicine''<br>
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2023年6月19日 原稿完成日:2023年6月28日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/tadafumikato 加藤 忠史](順天堂大学大学院医学研究科 精神・行動科学/医学部精神医学講座)<br>
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英:akathisia 独:Akathisie 仏:akathisie
英:akathisia 独:Akathisie 仏:akathisie


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* Willis (1685) 座ったままでいられない苦痛な状態を医学の領域で初めて記載。
* Willis (1685) 座ったままでいられない苦痛な状態を医学の領域で初めて記載。
*Beard (1880)上記報告を神経衰弱に位置づける。
*Beard (1880)上記報告を神経衰弱に位置づける。
*Haskovec (1901)ヒステリー,神経衰弱の症状としてアカシジアの用語を初めて使用。
*Haškovec (1901)ヒステリー,神経衰弱の症状としてアカシジアの用語を初めて使用。
*Raymond & Janet (1904)  アカシジア症状を精神衰弱と関連づける。
*Raymond & Janet (1904)  アカシジア症状を精神衰弱と関連づける。
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|  || [[インターフェロン]]など
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文献<ref name=八木1991 /><ref name=堀口2010 /><ref name=稲田2011 /><ref name=稲田2017 /><ref name=稲田2019 /><ref name=堀2022 />2,3,14-16,41)をもとに作成。
文献<ref name=八木1991 /><ref name=堀口2010 /><ref name=稲田2011 /><ref name=稲田2017 /><ref name=稲田2019 /><ref name=堀2022>'''堀輝, 嶽北佳輝,高江洲義和,竹内啓善, 坪井貴嗣,冨田哲,三浦至 (2022).'''<br>アカシジア 重篤副作用疾患別対応マニュアル. pp307-330,厚生労働省,東京,2022年3月</ref>2,3,14-16,41)をもとに作成。


=== 発症頻度 ===
=== 発症頻度 ===