16,040
回編集
細 (→スライス培養とは) |
|||
33行目: | 33行目: | ||
直径1〜2センチ、高さ数ミリ程度の筒状の「台」にフィルター(孔径0.22ミクロンなど)が貼られている市販品やあるいは手製のものを35ミリディッシュに置く。そして、フィルター上にスライスを載せ、培養液を多すぎぬよう(通常、スライスを浮かせあるいは沈ませぬようフィルターの高さ程度にまで)ディッシュ内に入れる。表面張力でスライスが扁平化する可能性はあるが、ガス交換の効率は後述の「ディッシュ底式」の培養よりも良く、二次元的な回路のトポロジーを維持したままで長期培養ができるとの実績が知られている。 | 直径1〜2センチ、高さ数ミリ程度の筒状の「台」にフィルター(孔径0.22ミクロンなど)が貼られている市販品やあるいは手製のものを35ミリディッシュに置く。そして、フィルター上にスライスを載せ、培養液を多すぎぬよう(通常、スライスを浮かせあるいは沈ませぬようフィルターの高さ程度にまで)ディッシュ内に入れる。表面張力でスライスが扁平化する可能性はあるが、ガス交換の効率は後述の「ディッシュ底式」の培養よりも良く、二次元的な回路のトポロジーを維持したままで長期培養ができるとの実績が知られている。 | ||
柔らかめの[[wikipedia:ja:胎生期|胎生期]]脳を扱う場合に、変形防止の目的で、後述する[[コラーゲンゲル]]によってスライスを包む、あるいはスライス作成時に脳とともに切れてくる[[wikipedia:ja:寒天|寒天]](脳を囲む)を培養時も残しておくなど、支持体の工夫もなされる。 | |||
====培養皿の底面にスライスを置く方法==== | ====培養皿の底面にスライスを置く方法==== |