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細 (→Brodalによる分類) |
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縦走線維が核内を通過することにより、前庭神経核の他の亜核と区別される。吻側部には大きな細胞が多く、外側核との区別が時にやや困難だが、外側核におけるよりも、細胞密度が低いことにより区別される。 | 縦走線維が核内を通過することにより、前庭神経核の他の亜核と区別される。吻側部には大きな細胞が多く、外側核との区別が時にやや困難だが、外側核におけるよりも、細胞密度が低いことにより区別される。 | ||
=== | ===その他の小亜核=== | ||
Brodalは、上記の4亜核以外に小グループ(小亜核)(x, y, z, f, g, l, m, Sv)を分類記載した<ref name=ref2>'''Brodal, A., Pompeiano, O. and Walberg, F.'''<br>The Vestibular nuclei and their connections - Anatomy and functional correlations -. <br>London, Oliver and Boyd; 1962. </ref>。この中で前庭神経からの入力を受け、前庭神経核との密な線維連絡が見られるのはgroup yのみである。これは下小脳脚の背尾側で、外側核尾側部のすぐ外側にある。group yの腹側部は前庭神経からの入力を受けるが、背側部は受けないので、背側部の細胞群は、小脳下核と呼ばれることがある<ref name=ref5>'''佐藤二美'''<br>前庭神経核とその入力. 21世紀耳鼻咽喉科領域の臨床 Clinical Textbooks of the Ear, Nose and Throat Regions 21,<br>野村恭也, 小松崎篤, 本庄巌編、中山書店, 1999, p. 42-59. </ref> <ref name=ref6>'''内野善生'''<br>めまいと平衡調節. 金原出版, 2002. </ref> <ref name=ref7>'''内野善生'''<br>日常臨床に役立つめまいと平衡障害. 金原出版, 2009. </ref>。 | Brodalは、上記の4亜核以外に小グループ(小亜核)(x, y, z, f, g, l, m, Sv)を分類記載した<ref name=ref2>'''Brodal, A., Pompeiano, O. and Walberg, F.'''<br>The Vestibular nuclei and their connections - Anatomy and functional correlations -. <br>London, Oliver and Boyd; 1962. </ref>。この中で前庭神経からの入力を受け、前庭神経核との密な線維連絡が見られるのはgroup yのみである。これは下小脳脚の背尾側で、外側核尾側部のすぐ外側にある。group yの腹側部は前庭神経からの入力を受けるが、背側部は受けないので、背側部の細胞群は、小脳下核と呼ばれることがある<ref name=ref5>'''佐藤二美'''<br>前庭神経核とその入力. 21世紀耳鼻咽喉科領域の臨床 Clinical Textbooks of the Ear, Nose and Throat Regions 21,<br>野村恭也, 小松崎篤, 本庄巌編、中山書店, 1999, p. 42-59. </ref> <ref name=ref6>'''内野善生'''<br>めまいと平衡調節. 金原出版, 2002. </ref> <ref name=ref7>'''内野善生'''<br>日常臨床に役立つめまいと平衡障害. 金原出版, 2009. </ref>。 | ||