トーク:水道周囲灰白質

提供:脳科学辞典
2013年3月10日 (日) 10:20時点におけるWikiSysop (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「==編集 林から小山先生への問い合わせ==  現在、編集部で拝見し、リンク付け、改行、見出しなどの細部の修正を行わして頂...」)
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編集 林から小山先生への問い合わせ

 現在、編集部で拝見し、リンク付け、改行、見出しなどの細部の修正を行わして頂いております。元「解剖」とあった所は「構造」の下に「構成」と致しまして、その他の線維連絡などとまとめました。同義語などは、項目文頭に持っていきました。

 一つお伺いしたいのですが、「内側、外側、背側に分けられ、種によってはさらに細分される。」というのは、中脳周囲灰白質がDarkschewisch核、動眼神経副核、Edinger-Westphal核、動眼神経核、滑車神経核、背側縫線核、外背側被蓋核に分類されるという事でしょうか?それともこれらの核とは別に、中脳周囲灰白質があり、さらに細分化されるという意味なのでしょうか?

 前者の理解のもと、文章の順番を変えてみましたが、図を拝見致しますと、中脳周囲灰白質は水色の部分をさしており、以上の核は中脳周囲灰白質に隣接した構造のように思われます。

 この点、分野外の者に取っては判りづらく思われましたので、御修正お願い出来ればと思います。

 また副動眼神経核とありましたが、これは日本医学会の用語では動眼神経副核とされていますので、僭越ながら訂正させて頂きました。図の方も御変更お願い出来ればと思いますが、御担当の伊佐先生から再度修正をお願いする事もあるかもしれませんので、この段階では、このままで結構です。

 たびたびご迷惑おかけ致しますが、よろしくお願いいたします。

小山先生からのご返事

一つお伺いしたいのですが、「内側、外側、背側に分けられ、種によってはさらに細分される。」というのは、中脳周囲灰白質がDarkschewisch核、動眼神経副核、Edinger-Westphal核、動眼神経核、滑車神経核、背側縫線核、外背側被蓋核に分類されるという事でしょうか?それともこれらの核とは別に、中脳周囲灰白質があり、さらに細分化されるという意味なのでしょうか?前者の理解のもと、文章の順番を変えてみましたが、図を拝見致しますと、中脳周囲灰白質は水色の部分をさしており、以上の核は中脳周囲灰白質に隣接した構造のように思われます。この点、分野外の者に取っては判りづらく思われましたので、御修正お願い出来ればと思います。

 私も、書きながら迷っていたのですが、Darkschewisch核、動眼神経副核、Edinger-Westphal核、動眼神経核、滑車神経核、背側縫線核、外背側被蓋核は、中脳周囲灰白質に”含まれる”構造ともみなせるし、別の構造ともみなせるようです。前方のDarkschewisch核、動眼神経副核、Edinger-Westphal核・・・など、眼球の運動に関係する領域は、機能的にも独立しているので、解剖の教科書では中脳周囲灰白質と別に視蓋前域と区分されることもあるようですが、後方の外背側被蓋核等は、中脳周囲灰白質に”含まれる”細胞核なので、同等には扱い難いかも知れません。

 一応今回は、 「Darkschewisch核、動眼神経副核、Edinger-Westphal核・・・・外背側被蓋核などは、中脳周囲灰白質と別の構造」というニュアンスに、文章を修正しました。

 内側、外側、背側に分けられ、・・・・る」というのは、「Darkschewisch核、動眼神経副核、Edinger-Westphal核・・・などの細胞核以外の領域(図の水色の部分)が、内側、外側、背側などに分けられる」 ということを言いたいのですが、これで伝わっているでしょうか。

また副動眼神経核とありましたが、これは日本医学会の用語では動眼神経副核とされていますので、僭越ながら訂正させて頂きました。図の方も御変更お願い出来ればと思いますが、御担当の伊佐先生から再度修正をお願いする事もあるかもしれませんので、この段階では、このままで結構です。

 これも、解剖の教科書でも2通りあって迷っていたのですが、修正しておきます。

編集 林から小山先生への問い合わせ2

 脳科学辞典はあくまで辞典ですので、「中脳周囲灰白質」を無理にこの場で定義する必要はなく、異論があればそれをそのまま紹介して頂いて構いません。たとえば、「中脳周囲灰白質は、腹側でDarkschewisch核、動眼神経副核、Edinger-Westphal核、動眼神経核、滑車神経核の眼球運動に関係する視蓋前域に接するが、これらも中脳周囲灰白質に含めることもある。」などといった内容では如何でしょうか。出来れば、参考文献なども挙げておいて頂ければと思います。しかるべき学会などで定義付けが出来たらその時また御改訂をお願い出来ればと思います。

「内側、外側、背側に分けられ、・・・・が存在する」という文章と「その尾側にはセロトニン作動性ニューロンを豊富に含む背側縫線核が、腹外側部にはアセチルコリン作動性ニューロンの局在する外背側被蓋核が拡がる。」という文章の関連が、まだ若干判りづらく思いもいます。背側縫線核や外背側被蓋核はカラム状の機能単位の一つなのでしょうか。     この辺り、私は素人ですので、最終的には伊佐先生のご判断を仰ぐのが良いかと思います。その他の部分は、編集部レベルでは出来上がっておりますので、この点を伊佐先生にアドバイスを頂くという事で、査読に廻しても構いません。

小山先生からのご返事

背側縫線核や外背側被蓋核はカラム状の機能単位とは、別の構造です。 以下の箇所に、最小限の修正 (一方) を加えました。

・・・・カラム状の機能単位が存在する。一方、PAGの吻側には・・・・

--Yasunori Hayashi 2013年3月10日 (日) 10:20 (JST)