大脳辺縁系
ナビゲーションに移動
検索に移動
大脳辺縁系
1. 構成 2. 線維連絡 3. 機能 4. 大脳辺縁系の疾患 5. 関連項目 6. 参考文献
大脳辺縁系は、進化的に古い構造で、魚類、両生類でも存在しているが、下等な動物ほど、その占める割合は大きい。動物が高等になり、新皮質が発達するほど、脳における大脳辺縁系の占める割合は小さくなり、脳の底部や内部に押し込められるようになる。
大脳辺縁系は、大脳皮質の内側壁をなす辺縁葉とその皮質下領域から構成される。本能行動、情動、自律神経活動の調節や記憶の形成といった、生物の個体維持、種族保存のために重要な役割を果たす。進化的に古い構造で、魚類、両生類でも存在しており、下等な動物ほど、その占める割合は大きい。動物が高等になり、新皮質が発達するほど、脳における大脳辺縁系の占める割合は小さくなり、脳の底部や内部に押し込められるようになる。