「カルシウム指示薬」の版間の差分

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<font size="+1">[http://researchmap.jp/read0118103 中井 淳一]</font><br>
<font size="+1">[http://researchmap.jp/read0118103 中井 淳一]</font><br>
''埼玉大学 脳末梢科学研究センター''<br>
''埼玉大学 脳末梢科学研究センター''<br>
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2015年7月14日 原稿完成日:2015年月日<br>
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2015年7月14日 原稿完成日:2020年1月23日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/haruokasai 河西 春郎](東京大学 大学院医学系研究科)<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/haruokasai 河西 春郎](東京大学 大学院医学系研究科)<br>
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英:[[calcium]] indicator 独:[[Calcium]]-Indikator 仏:Indicateur de calcium
英:calcium indicator 独:Calcium-Indikator 仏:Indicateur de calcium


同義語:蛍光カルシウムインジケーター、蛍光カルシウム色素、カルシウム感受性色素
同義語:蛍光カルシウムインジケーター、蛍光カルシウム色素、カルシウム感受性色素
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 かつてはカルシウム指示薬を生きた[[動物]]の脳細胞に取り込ませることが難しかったが、AMエステル化したカルシウム指示薬を高濃度で脳内に投与する方法が開発され、現在では in vivoカルシウムイメージングにも利用されるようになった<ref name=ref5><pubmed>12777621</pubmed></ref>。
 かつてはカルシウム指示薬を生きた[[動物]]の脳細胞に取り込ませることが難しかったが、AMエステル化したカルシウム指示薬を高濃度で脳内に投与する方法が開発され、現在では in vivoカルシウムイメージングにも利用されるようになった<ref name=ref5><pubmed>12777621</pubmed></ref>。


===その他の方法===
 細胞質にカルシウム指示薬を導入する方法として、[[マイクロインジェクション法]]、[[パッチクランプ]]を用いる方法、[[リポソーム]]を細胞に融合させる方法、[[電気穿孔法]]などがある。これらの方法は細胞内のエステラーゼ活性が低い細胞種で利用される。
 細胞質にカルシウム指示薬を導入する方法として、[[マイクロインジェクション法]]、[[パッチクランプ]]を用いる方法、[[リポソーム]]を細胞に融合させる方法、[[電気穿孔法]]などがある。これらの方法は細胞内のエステラーゼ活性が低い細胞種で利用される。