「シンタキシン」の版間の差分

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ニューロンにおいてシンタキシン1は、主に[[シナプス前膜]]を含む細胞膜内面に局在する一方、シナプス小胞膜にも認められる。小脳皮質においては、ほとんどの[[グルタミン酸]]作動性終末と、一部の[[GABA作動性]]シナプスに局在する。その他にも、視索上核のオキシトシンニューロンでは[[軸索終末]]だけでなく細胞体や樹状突起に発現が見られるとともに、ヒヨコの[[毛様体神経節]]のカリックス型[[シナプス前部]]、[[カエル]]の運動[[神経終末]]にも存在する。アストロサイトにも発現している。
ニューロンにおいてシンタキシン1は、主に[[シナプス前膜]]を含む細胞膜内面に局在する一方、シナプス小胞膜にも認められる。小脳皮質においては、ほとんどの[[グルタミン酸]]作動性終末と、一部の[[GABA作動性]]シナプスに局在する。その他にも、視索上核のオキシトシンニューロンでは[[軸索終末]]だけでなく細胞体や樹状突起に発現が見られるとともに、ヒヨコの[[毛様体神経節]]のカリックス型[[シナプス前部]]、[[カエル]]の運動[[神経終末]]にも存在する。アストロサイトにも発現している。


== # 翻訳後修飾 ==
== 翻訳後修飾 ==
シンタキシン1は、PKC、[[CaMKII]]、カゼインキナーゼ1および2によりリン酸化される。[[PKA]]については議論が分かれている。リン酸化以外に、ニトロ化、Sニトロシル化、[[パルミトイル化]]を受け、ユビキチン-[[プロテアソーム]]経路により分解される。
シンタキシン1は、PKC、[[CaMKII]]、カゼインキナーゼ1および2によりリン酸化される。[[PKA]]については議論が分かれている。リン酸化以外に、ニトロ化、Sニトロシル化、[[パルミトイル化]]を受け、ユビキチン-[[プロテアソーム]]経路により分解される。


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