「ステロイド」の版間の差分

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 胆汁酸(bile acid)は、[[wikipedia:ja:胆汁|胆汁]]に含まれるステロイド誘導体の総称であり、ヒトでは[[コール酸]]や[[デオキシコール酸]]がその代表である。胆汁酸は、[[wikipedia:ja:肝臓|肝臓]]にて[[シトクロムP450]]の作用によるコレステロールの酸化により合成される。胆汁酸は通常、[[グリシン]]や[[wikipedia:ja:タウリン|タウリン]]と結合して、グリココール酸(C<sub>26</sub>H<sub>43</sub>NO<sub>6</sub>)、やタウロコール酸(C26H45NO7S)等の抱合体として[[wikipedia:ja:胆嚢|胆嚢]]に蓄積され、[[wikipedia:ja:ビリルビン|ビリルビン]]と共に胆汁として[[wikipedia:ja:十二指腸|十二指腸]]に排出される。胆汁酸の主な役割は、[[wikipedia:ja:脂質|脂質]]の[[wikipedia:ja:乳化|乳化]]を促進し、食物脂肪の吸収を助けることである。
 胆汁酸(bile acid)は、[[wikipedia:ja:胆汁|胆汁]]に含まれるステロイド誘導体の総称であり、ヒトでは[[コール酸]]や[[デオキシコール酸]]がその代表である。胆汁酸は、[[wikipedia:ja:肝臓|肝臓]]にて[[シトクロムP450]]の作用によるコレステロールの酸化により合成される。胆汁酸は通常、[[グリシン]]や[[wikipedia:ja:タウリン|タウリン]]と結合して、グリココール酸(C<sub>26</sub>H<sub>43</sub>NO<sub>6</sub>)、やタウロコール酸(C26H45NO7S)等の抱合体として[[wikipedia:ja:胆嚢|胆嚢]]に蓄積され、[[wikipedia:ja:ビリルビン|ビリルビン]]と共に胆汁として[[wikipedia:ja:十二指腸|十二指腸]]に排出される。胆汁酸の主な役割は、[[wikipedia:ja:脂質|脂質]]の[[wikipedia:ja:乳化|乳化]]を促進し、食物脂肪の吸収を助けることである。


==ビタミンD==
ビタミンDは、ステロイド核のB環が9-10位の間で開環した構造を持つ。ビタミンDは側鎖構造の違いから、D2(エルゴカルシフェロール)とD3(コレカルシフェロール)に分けられ、D2は植物に、D3は動物に多く含まれる。ビタミンDは、コレステロールが代謝を受けてプロビタミンD3(7-デヒドロコレステロール)となった後、皮膚上で紫外線によりステロイド核のB環が開きプレビタミンD3((6Z)-タカルシオール)となる(図4)。プレビタミンD3は更に、ビタミンD3(コレカルシフェロール)へと異性化する。ビタミンD自体は生理活性を持たないが、肝臓と腎臓にて3つのP450(ビタミンD25-水酸化酵素、ビタミンD1α-水酸化酵素、ビタミンD24-水酸化酵素)の働きにより活性型ビタミンD(1,25-ジヒドロキシコレカルシフェロール)へと変換され、ビタミンD受容体を介して核内の標的遺伝子の転写活性を制御することによって作用を発揮する[3]。標的遺伝子の1つとしてカルシウム結合タンパク質であるカルビンディンが挙げられる。ビタミンD受容体は小腸、腎臓、骨組織に存在しておりカルシウム代謝と密接な関わりを持ち、腸管におけるカルシウムの吸収や腎尿細管におけるカルシウムの再吸収を促進する。活性型ビタミンDの不足は小児ではくる病、成人では骨軟化症となる。


== 関連項目==
== 関連項目==
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